四月のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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四月

[シガツ]
April
(Aprili)
1961年グルジア上映時間:48分
平均点:8.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-06-19)
ドラマモノクロ映画ロマンス
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監督オタール・イオセリアーニ
脚本オタール・イオセリアーニ
配給ビターズ・エンド
編集オタール・イオセリアーニ
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【クチコミ・感想】

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3.サイレント映画のようでサイレント映画でない。無言語映画です。サイレント映画でもナレーションがあったり状況説明の字幕があったりしますが、この作品にはありません。音はしっかりとあります。ユニークで可愛らしい擬音が心の高揚を、そして不安を表現する。映像と音(言語を排除した)だけで何もかも理解させる。理解させるだけじゃなく、面白い。世界中のどの言葉を使う人にも楽しめる映画というのが重要で、「音楽は世界共通」なんていわれるけど、映画も世界共通なんだと気づかせてくれる。映画ってやっぱり凄いって気づかせてくれる。映画に言語は要らない、と言っているわけではなく、あってもいいけど無くても楽しめる、それが映画本来の醍醐味なんだと思う。この作品はあえて言語を排除することでそのことを証明している。
R&Aさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-09-21 12:38:44)
2.スカパーでイオセリアーニ監督特集があり、観たかったので嬉しい。

若いカップルの恋の行方を、セリフではなく映像で語っていきます。
それぞれの窓から見える踊り子などが、とても絵画的。
モノクロを上手く使い、若々しさと美しさにこちらも楽しくなりました。
たんぽぽさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-03-03 19:42:26)
1.《ネタバレ》 グルジアの巨匠オタール・イオセリアーニの脅威のデビュー作!…はっきり言ってこれは傑作だと思います。俳優の台詞を一切排除し、字幕もオープニングのタイトルとクレジットだけに抑えた、まさにムルナウの「最後の人」をそのまま地で行ったような作品。“音と映像が一体になってこそ、そこに初めて映画が生まれる”という監督の信条通り、サイレントのような静謐さとトーキーにある力強さを合わせ持っています。後半、主人公二人が移り込んだ無機質なアパートに次々と持ち込まれる家具類の数々、物質主義の批判とも取れるこれらの品々を見ていると、まるで無声映画に割り込んできた音声<トーキー>のようにも思えます。そして驚くべきことにこの無駄な家具が増えていくに連れて、何と主人公たちも無駄な言葉を発するようになる!モンタージュやスローモーションなど古典的な技法を用いつつ、撮影法も一見シンプルに見えて実はかなり工夫されているように感じました。実際かなり実験的な作品ではありますが、恐ろしく完成度が高く、もしかしたら彼(イオセリアーニ)の最高傑作かもしれません。兎に角僕のつまらないレビューなんかよりも早く本編を観て下さいというのが正直な本音です。
かんたーたさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-03-03 18:04:07)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 8.33点
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200.00%
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600.00%
700.00%
8266.67%
9133.33%
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