パンドラの箱(1929)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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パンドラの箱(1929)

[パンドラノハコ]
The Box of Pandora
(Die Buchse der Pandora)
ビデオタイトル : G・W・パプストの パンドラの箱
1929年上映時間:133分
平均点:6.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ドラマサイレントモノクロ映画犯罪ものロマンス戯曲(舞台劇)の映画化
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監督G・W・パプスト
脚本G・W・パプスト(ノンクレジット)
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 私の観た「クリティカル・エディション」とゆーのは、1997年にドイツで修復されたプリントによるもので、その際に伴奏音楽は新たに作曲されたものということである。かなり現代的で(でありながらレトロで時代的な雰囲気も十二分に醸している)叙情豊かな音楽は相当に良質で、字幕がかなり少ないことも相まって率直な観たままの感触はオペラや音楽劇にも近いもの(=音楽の力で伝えたいモノを伝えてゆこうという意志を持つもの)に感じられた。確かに少し分かり難い作品ではあるが、その意味ではあくまで個人的にはある程度「慣れて」いる範疇の演劇的表現であったかと思う。内容的にも例えば『マノン・レスコー』などにもかなり近い様な、所謂(その時代の先進的な)ファム・ファタールを描く物語だと思われるが、今作のルイーズ・ブルックスにはそういった他作品の女性に感じる負の人間性の側面よりは、むしろ純粋で透き通ったソレの方をより強く感じ取れる様にも思われるのだ。

ルイーズ・ブルックス、世紀のハマリ役ですね。しかし、ただ悪女かと言うと少し違うとも思います。彼女は自分の感情にどこまでも素直なだけであり、そしてそう振る舞うことに揺るぎ無い自信と矜持を持ち合わせている、と感じました。その部分の彼女の表現の絶対的な土台となっているのが、類稀で実に現代的・普遍的な彼女のルックスであるかと思います。話を聞くと、実際の彼女本人もそういう自信に満ち溢れた「媚びぬ」女性だった様で、その意味でもこれ以上無いというキャスティングだったのでしょう。重ねて、今作の彼女のキャラクターには常しえに朽ち果てぬであろう普遍性とゆーのを感じます。傑作ですね。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 8点(2021-08-15 01:19:26)
2.《ネタバレ》 これもサイレント映画の到達点と云いたくなる素晴らしさだ。

聖悪併せ持ったイコンとしてのルイーズ・ブルックスはもう映画の神の計らいとしか思えない。のみならず、全編力のこもった画面の連続であり、アップカットの挿入も適切だし、こゝぞという際のトラック移動のカット(2箇所ぐらいしかない)も実に見事。ラスト近くのナイフの表現も神懸っている。
ゑぎさん [映画館(字幕)] 10点(2017-03-28 05:57:52)
1.おそらく、私が今まで観てきたサイレント映画の中でワースト。

サイレント映画は、文字を極力入れずに分かりやすい映像で見せるか、もしくは、映像だけでは分かりにくいので文字で補うかの、いずれかのパターンが多い。
しかし本作は、文字挿入が控えめであるにも関わらず、映像だけ見ていても、話の筋が分かりにくい。
あらすじは知ってはいたが、もし全くストーリーを知らなかったら、細かい部分はほとんど分からなかったに違いない。

それと、出てくる男どもが気持ち悪い奴らばかりで辟易した。
デブと汚いジジイばかり。
主演の女優も、特別キレイとは感じなかった。

話が見えにくいフラストレーションに加え、汚いおっさんばかりという世界に、ほとほと限界を感じた。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 0点(2016-04-26 23:29:46)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.00点
0133.33%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
8133.33%
900.00%
10133.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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