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子供はわかってあげない

[コドモハワカッテアゲナイ]
2021年上映時間:138分
平均点:7.40 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-08-20)
ドラマコメディファミリー青春もの漫画の映画化
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監督沖田修一
キャスト上白石萌歌(女優)朔田美波
千葉雄大(男優)門司明大
古舘寛治(男優)朔田清
斉藤由貴(女優)朔田由起
豊川悦司(男優)藁谷友充
高橋源一郎(男優)善さん
品川徹(男優)
きたろう(男優)阿堀先生
浪川大輔セメント伯爵
櫻井孝宏モルタル
鈴木達央コンクリ太朗
速水奨聖徳太子様
脚本沖田修一
撮影芦澤明子
配給日活
美術安宅紀史
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5.《ネタバレ》 多用される長回しは、相米慎二みたいな「運動する身体」ではなく、むしろ「間」を含めた役者同士の掛け合いを時間ごと写し取る演劇的な表現です。この長回しの掛け合いがことごとく面白かった。何故こんなに面白いのか分からないけれど、微妙なズレが笑いを誘うのかもしれません。
タイトルは、おそらくトリュフォーを逆手に取って、子供のほうを主体にしてるわけですね。すなわち「わかる」かどうかは大人が決めるのではなく、あくまで子供が決めるべきだって話。そして、この場合の子供とは、たんに「生物学的な子」という意味であって、けっして「人格的に幼い」という意味ではない。人格的にはむしろ大人と対等だということ。
一緒に暮らしたことのない実父が新興宗教の教祖というシリアスな状況ながら、「真面目になればなるほど笑ってしまう」という少女の物怖じしない性格のせいで、何もかもがどう転んでも間抜けなコメディになっていく展開はユニークです。同時に、思春期の少女の話でありながら、萌歌の体格の良さと、ボーイッシュな容姿と、屈託なく逞しいキャラクターのせいで、男性監督の願望投影になりがちなロリコン要素をほとんど感じさせないのも清々しい。すくなくとも終盤までは恋愛要素をまったく感じさせないのも今っぽい。その意味で、萌歌の魅力と個性も存分に引き出せてると思う。
ただ、それだけに、終盤になって門司くんが小田和正みたいな音楽とともに走り出してからは、ありきたりな「思春期の少女の恋の物語」に収まってるし、その結果、ありきたりな「女子の成長と通過儀礼の物語」に見えてしまう。そのうえ「物分かりのよい子どもの物語」にもなっていて、たとえそれが原作どおりだとしても、ちょっと結末に意外性がなさすぎます。そもそも映画の中心主題は「父娘の交流」だったのだから、いきなり終盤で「恋愛の成就」になるのは唐突に感じる。途中までは9点つけようかと思いましたが、終盤の予定調和的な展開に1点減点。
まいかさん [インターネット(邦画)] 8点(2024-03-02 12:41:27)
4.《ネタバレ》 ナンか(何故か)壮絶に勘違いしてて、ちょっと重い映画なのかって思い込んで観るのを躊躇してたのですよ(+俺トリュフォーってあんまし観てねーんだケドな~とかも懸念マデしちゃってた、つーか)。が結論的にはぜんぜんフツーに超・肩の力抜いて観れるヤツだったのですよね(漫画原作なのですね)。んでまたミョ~に尺が長いのも勘違いの原因ではあるのですケド、それも単にごく非常にノンビリとした時間(=ある夏のひととき)を描き出すのが主眼ってゆう映画だからなのであって、ですね。

全体的には多分にコメディであって、かつソレもまたオーソドックスではありつつも⇒本質的な内容の面にも比較的しっかりとしたモノがチャンと在るって言える様な作品ではありますね。が、やはりシンプルな青春映画であるが故、コレも全体的にも役者さん達の「素」の魅力とゆーのがかなり重要になって来てるヤツかな…とも思うのですね。その意味では、今作はとにかく主演の上白石萌歌ちゃんの夏らしい魅力がそのクオリティの軽~く半分は占めてるかな…と思うのです。けっこう個性的なルックスだとゆーか、とてもほっぺたがぷっくらしてるのがチャーミングでソレこそ今作のホッコリした雰囲気にはまずドンピシャだと思ったのですケド、でも顔の個々のパーツ自体は(ほっぺた以外は)好く見ると相当に美的な感じとゆーか、ややエキゾチックさも醸す様なレベルで超・美人系なのですよね。であるからして、ココぞという場面における真剣な感じなんかも(コミカルシーンの感じからすれば意外なホドに)実にハイソでキレ好くイイ感じだったな…とゆーか、そこら辺も含めて非常に高度に役にハマってたな~と思わされてしまいました(優れたキャスティングだったな~と)。彼女が多少なり気になってる…という御仁には、全力でオススメしたい作品になりましたですね。
Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 7点(2024-03-02 11:47:04)
3.《ネタバレ》 割と軽い感じの青春家族ラブストーリーって感じで、夏の匂いがいい感じ。教祖の件はもう少し膨らませて面白おかしく描いてほしいところでしたが、まぁ、ゆるゆるな感じもほっこりします。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-10-11 22:23:09)
2.《ネタバレ》 台詞のニュアンスや言い回しがもう絶妙。「もじくんだけど」「はい、拍手。なあ」「そんな言葉はないんだよ」「何でもじって書くの」とか。何気ない台詞がいちいち可笑しくて。水泳部員さんのしつこい顔芸や、突然のエセ東京ラブストーリーもたまりません。親子の間に流れるぎこちない空気が次第に緩んで行く様子がとても心地よく。この数日は実父にとってかけがえのない宝物になったでしょうし(でも本当は親父顔する権利なんて無いんですけど)、娘にしても予想外に楽しい時間を過ごせたよう。だからこそ今父に対して申し訳ないし、嘘をついたことを悔いて泣けるんですよね。素直で素敵な良い娘さんです。私の中の「こんな娘が欲しい」ランキングでは小林歌穂さんと並んで萌歌さんが堂々一位にランクインしました(注)もちろん現実の愛娘(三姉妹)は殿堂入りなので除きます。そして恋物語としても最高でした。キスなし、手さえ握らぬプラトニックラブ。砂浜とプールサイドに書くあの人の名前。正座して告白って昭和かよ。でもこんなお似合いな、心から祝福できるカップルってコナンとラナ以来では。美波ちゃんに負けず、もじ君もいい男なんです。「娘が連れてきて腹が立たない彼氏」ランキングがあれば、ダントツですよ。書道家って肩書もいい。論破王とか迷惑系ユーチューバーだったら一昨日来やがれってとこですが。彼は親父さんと酒を酌み交わす意味をちゃんと理解していました。「お酒は20歳になってから」は正論ですが、20歳まで待てないこともあるのです。将来の嫁父に自分の覚悟をみせる時。そんなタイミングが訪れたなら、法律を破っていい、いや破らなくてどうするって人生の教科書にも書いてあるはずです。でも本番は今父相手なのでお間違いなく。もう本当に全部全部愛おしい物語でした。多分に冗長で、無駄なシーンが多い気がしますが、それが私たちの人生。あらすじだけでは絶対に本作の魅力は伝わらない、ファスト映画殺し作品でもあります。
『子供は分かってあげない』。そう美波ちゃんは、まだ子どもだから、本当は大人の事情なんて分かってあげなくていいんだと思います。もっと我侭に、自分の感情を素直にぶつければいいのです。でも、それが出来ないのはやはり何処か無理をしているのでしょう。緊張すると笑ってしまうのも同じ理由。でももう美波ちゃんは大丈夫じゃないかな。あんな素敵なコテメイト(そんな言葉はない)が出来たのだから。
採点は10点以外考えられません。それ程までに本作の上白石萌歌さんの魅力は神がかり的でした。さすが教祖パパの継承者であります。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2022-08-31 00:34:46)(良:1票)
1.ほんわか見れました。海辺に行ってからが、特に良かったです。ただお母さん役の人と探偵のお兄さん役の人のキャスティングがあってなかったと思いました。
紫電さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-06-18 20:30:38)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.40点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5120.00%
600.00%
7240.00%
8120.00%
900.00%
10120.00%

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