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女優(1947)

[ジョユウ]
1947年上映時間:115分
平均点:6.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1947-12-09)
ドラマモノクロ映画実話ものロマンス
新規登録(2004-09-11)【彦馬】さん
タイトル情報更新(2024-02-23)【イニシャルK】さん
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監督衣笠貞之助
キャスト山田五十鈴(女優)松井須磨子
土方与志(男優)島村抱月
赤木蘭子(女優)島村夫人・伊都子
伊豆肇(男優)水島哲夫
河野秋武(男優)須磨子の兄・小林春吉
進藤英太郎(男優)大久保博士
伊達信(男優)清住曙光
薄田研二(男優)福原圭介
石黒達也(男優)平井陽三
北沢彪(男優)春田史朗
藤間房子(女優)伊都子の母・ちか
千石規子(女優)抱月の娘・邦子
高野由美(女優)戸塚京子
永田靖(男優)高浜広雄
志村喬(男優)倉本源四郎
三島雅夫(男優)楽屋番平助
沼崎勲(男優)倉本壽一
田中筆子(女優)三味線弾き
森繁久彌(男優)
村上冬樹(男優)
榊田敬二(男優)
脚本久板栄二郎
衣笠貞之助
音楽早坂文雄
撮影中井朝一
製作松崎啓次
配給東宝
美術平川透徹
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3.終戦直後の山田五十鈴と、新劇草創期の松井須磨子とが重なった。女性解放の爆発が日本中に起こっていた当時の山田が、ちょうどこう噴火している最中だった。デモーニッシュと言ってもいいほどの、女優のバイタリティが見もの。周りの人間が実に嫌に作られている。革新的であるべき人間の集団でさえ持っている陰湿な旧弊さ。ここに新劇草創期と終戦直後が二重写しに見えてくる。抱月が死んだ後の稽古のシーンが見応えあり。彼女も周囲に劣らず嫌な女だなあと思いつつ、讃仰してしまう。列車の光がモチーフになっていた。日光の旅行を回想するシーン、画面から人物だけがすっと抜けていく効果がこんなにも美しく決まったのは、あまりない。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2012-05-11 09:50:54)
2.なんか冒頭からずっと退屈でした。
何故なのか、それは後から解りました。
理由は、溝口健二監督の『女優須磨子の恋』と同じ話だったからなんですね。
そういう点で全く話に新鮮味を感じなかったのが致命的でした。
しかし、この二作品、同じ年に配給されていたんですね。
驚きました。
当時、競作として話題にのぼったようですが。
にじばぶさん [映画館(邦画)] 4点(2008-07-06 21:13:12)
1.山田五十鈴がときめくように舞台を見つめる須磨子のファーストシーンで、須磨子の純粋で激情な性質をその表情から見出すことは容易で、カメラはその後アップと切り返しを多用し、須磨子と抱月を語っていきます。本名「小林正子」から松井須磨子が誕生するまでの30分、抱月との蜜月60分、抱月死後の須磨子の苦悩30分といったバランスをもった脚本は、「死と其の前後」の舞台シーンと病身の抱月が息を引き取るシーンをクロスカットで描いたり、「カチューシャの歌」を効果的に流すことにより、どんどんと盛り上げていき、須磨子が死へと至るシーンは真に胸を打つものがありました。ただし須磨子の死の決意を、部屋に貼られていた「死と其の前後」のポスターのアップ、「死」の字のアップで語るのは見せすぎで、溝口さんなら絶対に採用しないようなカットでした。この頃の東宝はいわゆる東宝争議後の東宝で、衣笠貞之助と蜜月であった山田五十鈴は実生活でも清貧を心がけたとかで、抱月須磨子=貞之助五十鈴と見ることもでき山田の実生活での感情が画面へ引き継がれともいえそうです。
彦馬さん 8点(2005-01-24 23:27:25)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4133.33%
500.00%
6133.33%
700.00%
8133.33%
900.00%
1000.00%

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