越後つついし親不知のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 エ行
 > 越後つついし親不知の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

越後つついし親不知

[エチゴツツイシオヤシラズ]
1964年上映時間:112分
平均点:6.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2007-09-09)【青観】さん
タイトル情報更新(2021-02-27)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督今井正
キャスト三國連太郎(男優)佐分権助
佐久間良子(女優)おしん
小沢昭一(男優)瀬神留吉
田中春男(男優)九谷育三
佐藤慶(男優)佐藤
殿山泰司(男優)伊助
石橋蓮司(男優)坊ちゃん
木村俊恵(女優)おしんの母
松本染升(男優)沖中専造
松村達雄(男優)大地主の旦那様
沢村貞子(女優)大地主の奥様
明石潮(男優)近迎えの花婿
北林谷栄(女優)留吉の老婆
東野英治郎(男優)遠藤
清川虹子(女優)おさと
五月藤江(女優)伊助の母
相生千恵子(女優)中書島の女
原作水上勉「越後つついし親不知」
脚本八木保太郎
音楽池野成
撮影中尾駿一郎
製作大川博
配給東映
美術森幹男
録音内田陽造
照明元持秀雄
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
3.《ネタバレ》 戦後の恵まれた日本しか知らない者にとって、おしんや留吉の不幸を理解するのが難しいと思う。戦後まもなくの生まれである私ですら、何か策はなかったのだろうかと思ってしまう。
おしんが権助に無理矢理犯されたこと、そして身ごもったことをなぜ正直に打ち明けられなかったのか疑問に思ってしまう。
しかし、戦前の貧しい家で育ち、父母の面影さえなかったおしんを責めることはできないのかもしれない。哀れでならない。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 6点(2011-10-03 17:49:07)
2.《ネタバレ》 水上勉という作家は人間の業、悲しさ、刹那さを描かせたらこの人の右に出る者はいないのではないかと思うぐらい本当上手い。人間として生まれてきた以上、男と女である者のそれぞれの悲しさ、刹那さを上手く描くものだとこの原作者の小説を読む度にいつも思う。そんな原作の持つやりきれない部分、気持ちというものをこの映画はストレートに描いている。何と言っても佐久間良子の美しさと小沢昭一の演技、更に三國連太郎、この三人がいずれも素晴らしい。人間の心にある欲望、悲しさが画面をそして、演技を通してどんどんと迫ってきます。好きでもない男(三國連太郎演じる権助)に無理やり倒された挙句に子供まで身ごもったおしん(佐久間良子)の女としての悲しさにまた、友達とばかり思っていた権助に騙され続けた留吉(小沢昭一)の何とも哀しいことと言ったらない。心の底から愛し、結婚したおしんの産まれてくる子が自分の子だと信じきっていたのに、自分の子ではなく、親友、権助の子であると知った留吉がおしんを泥だらけの田んぼの中に顔を押し込み、殺してしまうという悲劇、泥だらけのおしんを抱いて一人、去っていく場面で通りかかる子供達の楽しそうな歌声とは反対にあまりにも悲しくて涙が出る。自らの手でおしんを殺してしまった留吉がおしんの身体を拭く場面、服を脱がし、裸にしたおしんの胸に顔を埋めて泣く留吉の姿、小沢昭一の演技に、佐久間良子のおしんの美しい。いや、美しいなんてもんではない。美しすぎる死に顔にも涙が止まらない。何て惨酷なこの物語に観ていてやるせない気持ちにさせられる。この何ともやるせない気持ちになるものこそこの話の原作者である水上勉という作家の持ち味があるような気がしてならない。ラスト、自分を騙し続けた権助に対し、復讐しようと崖の上から落とそうとして二人揃って落ちていく場面を見て同じ水上勉原作で内田吐夢監督、そして、この作品にも出ている三國連太郎主演の「飢餓海峡」を思い浮かべずにはいられない。あちら(飢餓海峡は犯罪映画であり、社会派映画でもあり)、こっちは勿論、社会派の映画でもあるが、恋愛映画の色合いが強くて色合いは違うものの、作風は似ている。いずれにしても何ともやりきれないそんな切ない感じが映像からも伝わる力作という意味においては変わらないと思いました。
青観さん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-04-26 15:07:23)(良:1票)
1.みんなでクヨクヨする映画。貧しい風土をなんとか変えていこう、ってよりは、みんなでクヨクヨしてるんだなあ、という感慨にひたることで満ち足りてしまう国民性。菜の花畑、子守りをしているときの立ち木、など回想シーンが美しいのも邦画の特徴。今しか知らない人は信じられないかもしれないけど、佐久間良子ってすごくかわいかったの、昔。石橋蓮司がセーター着た青年で登場してきたときに、場内にざわめきが起こったことを記憶している。資料によるとこれが石橋の映画デビューらしい。同じ今井監督の「にごりえ」で子役で登場し、やはり場内にざわめきを生じさせたような記憶もうっすらとあるのだが、これはあまり自信がない。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2008-01-21 12:11:02)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6266.67%
700.00%
8133.33%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS