1.《ネタバレ》 ベルイマン作品としては異色作。
何故なら、爽やかにハッピーエンドなので。
ただし、随所に暗い影もあるにはある。
例えば、冒頭でいきなり盲目になってしまう青年。
射撃練習で、かわいい子犬が近くにいて、それに近づいたために、弾に当たってしまう。
それが災いして、盲目の人に。
これ自体はものすごい悲劇で、いかにもベルイマン。
だけど、その後が違った。
彼には、若くて美しい女性がそばにいた!
何たる羨ましいこと。
しかもその女性は、その男に献身的。
そして最後は見事に結婚・・・
と、およそベルイマンらしくない爽やかな展開。
だけど、美しい映像はベルイマンならではのもの。
少女はとても美しいし、映像美と爽やかなストーリーで、とにかく癒される。
マイナーながら、なかなかの良作だった。