28.《ネタバレ》 最近、ホラー系にこういうのが多いの~。POVにすると、無理に、映像作りをする人物を登場させなければならないので、いつかこの手法も廃れるだろう。老夫婦の行動がいまいち理解困難で、少々、シナリオに無理があるが、結構、頑張って製作した努力は認めてやろう。 ※ラップしているガキが気に食わん。俺も最初からこいつが嫌いだった・・・ |
27.《ネタバレ》 私は自他共に認めるシャマランの良い客でして、毎度彼の術中にハマります。今作もけっこうな数の「途中でネタが分かった」という声を耳にするともうびっくり。世の中聡い人って多いんだなあ。ワタシは素直なので最初っから姉弟目線で話を追います。祖母が奇行を見せ、祖父までなんかヤバイ、となってもお姉ちゃんと一緒に「お年寄りなんだからしょうがないよ」と思うのだ。地域の住人だって訪れてくれるんだから、病気の前はちゃんと社会性があったみたいだし、ホラお母さんだって「元ヒッピーの変人夫婦なのよ」って言うし。 これらの材料にすっかり手なづけられたワタシのような客は、その実態が判ったとき心底震え上がるのだった。いやーもう、怖いやらシャマランやるなーと感心するやら。 そしてまた、この頑張った姉弟の成長譚となっているのも心憎い脚本ではありませんか。二人とも去った父親の枷を振り切って前に進み始めたのですね。ちゃんと鏡を見て髪をとかす姉と、恐怖体験の克服をラップにのせて披露する弟。ちょっと他にないほど、微笑ましく感動的なエンディングに感じました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-04 23:55:41) |
26.《ネタバレ》 ブレアウィッチですか?ってくらいに映画の性質が似ている気がします。確かに途中で老夫婦は別人であるということに気付く人がほとんどだとは思いますが、気付いた後も緊張感や恐怖感は続いていきますが、ほんとに「姉の映画」を撮っていただけと言われると、なるほどなと妙に納得してしまいます。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-02-24 00:41:24) |
25.《ネタバレ》 衛星放送の吹き替え版で視聴しましたが、字幕で見た方がさらに怖かったかもしれませんな。 基本的にホラー映画は苦手ですがシャラマン監督に引かれて見た次第。しかしホラー映画と言うよりサスペンススリラーでした。 まず、すっかり騙されましたが、そこがこの監督のうまいところでしょう。 子供達がヴィデオカメラで写すまでも自然な流れを作り不自然さはありません。そのヴィデオカメラ視線が臨場感を出しており本当に怖かった。 ヒッチコック作品を思い出した。満足な一編でした。 【仁】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2018-02-03 23:59:56) |
24.《ネタバレ》 映画自体は楽しめなかったので3点。 たぶん、僕の解釈がおかしいのだと思いますが、こんなふうに受け取りました。 弟の最後のラップでのセリフ「姉が老人の映画を撮った」がすべてなのかなと。 精神のおかしい老夫婦が実際いたとすると、地元の人が姉に演技指導を受けているところや、おかしいはずの祖父役の人がカメラ位置を直したりするのは不自然かなぁと。おむつを脱ぐシーンでは絶秒の位置に自ら移動して、いい画を撮ることに協力したりも。 最後の格闘シーンの前、弟のおでこの赤みが素人メイク。老人も姉弟も本気で相手を殴るシーンがない。刺すシーンも直接は映されず、血が出るのも特殊メイク。でないと子供がそんなことの後にもカメラを持って撮り続けるのは無理では? 格闘シーンで弟は祖父役を攻撃せず冷蔵庫のドアを開閉して音を出している(カメラに格闘している雰囲気の音だけ入れるため)。 最後の母親のインタビューや弟のラップは精神異常者に殺されかかった親子とは思えない。 そんなわけで、あの老夫婦を含めてぜーんぶが「姉の映画」という結論に。でも皆さんのレビューを読んで違うのかなと思ってます。もう一度見て確認するほど気になる映画でもないので、このままの解釈でいいかな。そして忘れていくんだろうなぁ。 【レイブンのかなづち】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-10-26 20:04:04) |
23.《ネタバレ》 残念ながら全然面白くなかったです。怖くもないし、ストーリーに驚きもない。弟の潔癖症という設定やラップを歌うところも何だかイライラしました。常識的に考えて、会ったこともない祖父母に会いに行かせるのに、写真かなんかで顔ぐらい確認させるのではないでしょうか。まっ、とにかく私にはつまらない映画でした。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 2点(2017-08-27 07:20:46) |
22.《ネタバレ》 シャマラン監督ということでオチの部分はすぐ予想できるものの、現代で問題になっている認知症をミスリードとして扱う斬新な設定、恐怖や嫌悪感を煽る描写が優れているため非常に楽しめました。オムツはマジエグいっす 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-08-15 02:28:10) |
21.《ネタバレ》 まさか今更POVとは。1年に1回は出会うPOVはクリスマスか正月か。「誰その人?」系のネタは結構怖い。それより怖かったのが半ケツのババァ。 【真尋】さん [DVD(吹替)] 5点(2017-04-15 13:48:51) |
20.怖かった。そんなに凝ったストーリーではないし、先が十分読める展開でありながら、間断なく緊張を強いられた。 この監督の作品を見るのは、シックスセンスに続き、2作目。なので私にとっては、名監督だ。 【代書屋】さん [DVD(吹替)] 7点(2017-04-03 23:49:00) |
19.《ネタバレ》 (激しくネタバレしておりますので、未見の方は閲覧ご注意ください……) サスペンスに慣れた人なら真相を見破るのは難しくありません。伏線と呼ぶにはあまりに“あからさま”なフリばかり。それでもなお、本作に“観る価値”があるのは、人物造形が見事だからです。老夫婦は、ただの狂人、あるいは殺人鬼でしょうか。いいえ、違います。確かに病んでいますし、社会規範や善悪の判断がつかなくなってはいますが、悪意の人ではありません。偽爺の言から汲み取るに、孫のいる人生を羨み、カウンセラー夫婦の身分を盗んだと。限定1週間、孫のいる人生を味わうため。子供たちを殺める気などハナからありませんでした(オーブンの奥を拭いて~のシークエンスが、子供たちへの殺意が無いことの証拠です)。それに事件を隠ぺいする気力も能力も備えていません。ですから見方によっては、2人の最期は巧妙な「自殺」とも見て取れます。子供たちの殺意が自らに向くように仕向けたと。姉弟2人のトラウマ解消のプレゼント付き(もちろん結果論として)。物悲しい後味と僅かな救いが本作の魅力と解します。 【目隠シスト】さん [DVD(吹替)] 7点(2017-03-25 23:24:34) |
|
18.《ネタバレ》 物語は一本のインタビュー映像から始まる。話しているのはとある中年女性。若かりし日のダメ男との大恋愛と家出、それからの長年にわたる両親との断絶の日々を熱弁している。撮っているのは彼女の二人の子供たちだ。映画監督を夢見る思春期真っ只中の姉は何に対しても好奇心旺盛で、まだ小学生の生意気盛りの弟はラップが得意な典型的な現代っ子。ママにしばしの別れを告げ、二人の子供たちはこれから一週間ある人たちの元へと泊りがけで出かける予定になっていた。その行き先とは、最近ようやく連絡を取るようになったおじいちゃんとおばあちゃんの家。辿り着いた先で出会った、一見優し気な祖父母との生活に最初はテンションが上がりっぱなしの二人だったが、一日、二日と暮らしてゆくうちに次第に彼らの奇行が目につくようになる。夜になると裸で廊下を走り回ったり突然わけの分からないことを言い出すおばあちゃんに、お漏らししたオムツを溜め込んだりいきなり激昂して赤の他人に絡んでゆくおじいちゃん…。不安を感じながらも姉弟は残りの日々を過ごしていくのだったが――。いろんな意味でハリウッドの異端児と称されるM・ナイト・シャマランの最新作は、POVという手法を駆使して撮られたいかにも彼らしいサスペンス・スリラーでした。最初こそ、「シャマランが今さらPOV?」と疑問を感じながら観ていたんだけど、これがなかなかポイントを押さえた演出がばっちり決まっていて、途中からはけっこう惹き込まれて見入っている自分がいました。うん、なかなか面白いじゃん、これ。見所はやはりこの主人公二人を招き入れる老夫婦のあり得ないほどの不気味さでしょう。徐々に狂気を露わにさせるポイントがすごく絶妙で、当初の優し気な印象とのギャップにじんわりと冷や汗が…。「シャイニング」以来、やはり裸のババアほど怖いものはないですね(笑)。クライマックスでのジジイのオムツを顔に付けられるシーンは、今年の映画鑑賞史上最大の生理的に無理な気持ち悪さでした。ただ、POVという手法上仕方ないのかもしれませんが、少々脚本に強引さが目立つのが本作の難点。ここまで狂気を露わにした夫婦宅に最後まで泊まろうとするなんてこの姉弟、どんなけ義理堅いねん!それにお姉ちゃん、そのタイミングで地下室に行くなんて殺してくれって言ってるようなもんじゃん(笑)。と、そこらへんに不満は残るものの、最近不調の目立つシャマランの中ではけっこうよく出来ていたんじゃないでしょーか。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-02-12 23:00:00) |
17.《ネタバレ》 非日常で起こった恐怖の中で、兄弟の成長、そして他者、自分に対する赦しを描いた作品。 過去に起こった両親の離婚、母の15年前の家出という二つの大きな出来事を通して、親子三人がそれぞれ癒せない傷を背負っている事が次第に明かされていく。 姉は鏡に映る自分を見る事か出来ない。自分の存在を認める事が出来なくなってしまった。 弟は8歳の時のアメフトの試合で自分が犯したミスによって父親が出て行ってしまったと信じている。 母は両親との決別を悔いている。 物語は進み、入院中には本物の祖父母に相談をしていたのであろう、老人二人との対決を迎える。 姉は鏡の中の自分と向き合う事で老婆を倒す。 弟は前は立ち向かえなかった、敵に向かっていく事で老爺を倒す。 二人が昔の自分を超え成長を遂げた瞬間。 皮肉にもそれは間接的に祖父母の手によって、為されたのだろう。 迎えたクライマックスであの頃の家族が映る。娘は父を赦した。 父を赦した娘、偽物の祖母の独白を撮影する娘によって母は赦された。 そして弟がラップを披露する後ろで姉が髪をとかし物語は終わる。 POV形式を取る事で、この映画自体が娘の意思を表している。その言葉で語らない意思表示、メタ構造も素晴らしい。 子供からみた老人の恐怖も、ホラーとコメディが表裏一体である事も、緊張感の中でうまく表現されていた。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-01-08 19:20:33) |
16.《ネタバレ》 タブレットにダウンロードして電車の中で見てたら、「バンッ!!」てなったときに飛び上がってしまった。そのあと、ビビった自分が面白くてにやにやしてしまって、ほんと自分でも気持ち悪い奴だったと思う。映画の中のおばあちゃんとどっちが気持ち悪いかな、って思ったらまたにやにや。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-12-20 01:45:01) |
15.《ネタバレ》 『シックス・センス』の特大ホームランの反動からいまだ抜け出せておらず、新作リリースの度に観客や批評家から袋叩きにされるシャマラン。やまない批判に疲れたのか一時は雇われ監督に徹する方向性を模索したものの、『エアベンダー』と『アフターアース』が自前の企画をも超える批判を受けたことからその道も閉ざされ、製作・脚本・監督兼任というセルフ企画に出戻ってまいりました。ただし『レディ・イン・ザ・ウォーター』の15分の1、『アフターアース』の26分の1というローバジェットで製作されており、「要らん期待はなさらぬように!」とのシャマランの声が聞こえてきそうになります。 んで映画の内容ですが、これが抜群に面白く、製作規模を小さくして観客の期待値調整を図ったシャマランの戦略は吉と出たと言えます。そもそもシャマランの構成力や演出力は高いため、監督の能力がハッキリと現れる低予算映画ではその強みが十分に発揮されるのです。スリルとユーモアのバランスのとり方が絶妙であり、飛び上がりそうになるほど怖い場面の後では、全体の緊張感を壊さない程度のユーモアで観客を休ませるという緩急の付け方は名人芸の域に達しています。例えば床下のかくれんぼ。シャレにならん脅かし方で孫をドン引きさせたおばあちゃんが、「はっはっはっ、冗談よ冗談」なんて言っていつもの優しい表情に戻るのですが、後ろ姿を見ると半ケツ丸出しでまったくもって普通の状態ではないという、死ぬほど怖いんだけど笑うしかない演出は本当に見事なものでした。 もうひとつ特筆すべきは、明らかに異常なんだけど、場のメンバーが「良い祖父母と孫」を演じ続けることで辛うじて維持されている秩序がどこかで崩壊するのではないかという緩やかな恐怖が見事に演出されているという点です。かつてヒッチコックは、サプライズよりもサスペンスを重視するという旨の発言をしましたが、ヒッチコックを尊敬するシャマランもまた、異常者が暴れ回るというサプライズよりも、いつ異常者が本性を現すか分からないというサスペンスを作品の中心に置いているのです。結果、何気ない日常の光景にも緊張感が生まれ、観客は物語にグイグイと引き込まれることとなります。 一世を風靡したシャマランのどんでん返しも本作では健在です。ネタを明かされると「そりゃそうだよね」としかならないのですが、姉弟の母親と祖父母の間に普通ではないわだかまりがある様子であり、姉弟が彼らの秘密を探ろうとするという展開を入れることで、見事に真相を隠しているのです。観客をミスリードする技術についても、シャマランの腕前は鈍っていないようです。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-09-12 21:35:45) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 コワ!めちゃコワ!ドキドキがとまんない。特に、壁ガリガリとカメラのドアップ。やべー空気にドンドン飲み込まれてる自分がいる。途中、もしやとはおもったんだけど、んなこと関係なく映画の世界にドップリでした。そして涙、なんか泣ける。あのインタビュー後の動画はいかんでしょ。ずりーなー。んで、終わりは、なんかニンマリ。なぜかテンション高めでニンマリ。ほっこりしてニンマリ。これだけ映画の中で、感情が弄ばれたんも久しぶり。しかも王道ホラーで。鏡とクソからのタックルのトラウマ克服をいかした反撃もお見事。おねーちゃんがちゃんとオメカシしてるぜ!やっほー。だもんで、もちろん大満足です。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2016-08-20 01:30:00) |
13.《ネタバレ》 老人と精神病者をこんなふうに描くことには賛成できません。おもしろければ(怖ければ)なんでもあり、の姿勢は気に入りません。モキュメンタリーにすると低予算で撮影できますが、反対の声をあげにくい弱者を弄るような内容ではなく、批判を恐れずに強者を弄る内容で勝負してもらいたいと思いましました。それだけのことができる、力のある監督だと思っています。たしかに最近はヒット作もなく、苦しい状況なのかもしれませんか、この題材で利益をあげようとする姿勢は少し卑怯に思いました。 【ヒエログリフ】さん [インターネット(字幕)] 4点(2016-08-17 09:39:45) |
12.《ネタバレ》 絶対来るぞ、と思いながら、ほらー、と見続けてしまう。途中で笑うことで恐怖を緩和している自分がいたことは事実。こんな老夫婦がいたら恐ろしいが、高齢化が進む現代ではある意味これが現実になることもあるかもしれないなと。個人的には老婆とのかくれんぼが怖すぎた。 【おっちょ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-06-22 15:25:56) |
11.《ネタバレ》 シンプルながら良く出来ていて面白かったです。でも絵面が何かキチャナイのでもう1回観たいとは思わないw しかし異民族や同性愛者差別にはあれだけうるさいのに、ゾンビと精神障害者には容赦ありませんねアメリカ映画。 例えば、久々に出会い山奥のキャビンに一緒に泊まることになった友人が実は友人を殺して成りすましたガチホモだった・・て無茶苦茶怖そうなんですけど(w)逆にこういうのは抗議の嵐を受けて作れないんだろな。この辺の基準が欧米モノはよく解らない。 個人的には、最後は本物の老夫婦には生きててほしかったです。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-06-12 11:04:20) |
10.《ネタバレ》 シャマラン好きなら観て損のない出来。 「パラノーマルアクティビィ」等で流行った家庭用ビデオによる映像を取り入れており、もう今更感満載なのだが、そんなの気にせずに物語はこの手の映画でお約束の王道的展開を突き進む。 最初ははしゃいで撮っていた映像が、段々と恐怖に変わって行く演出はかなり怖い。 オチが分かったあとは、もう止めてくれと叫ばずにいられなくなるだろう。 しかし、シャマラン映画のオチはここで終わりではなかった・・・全く想像の斜め上を行くものであった。 【ここからネタバレ】 一件落着と見せかけて、エンドロールでの怒涛の展開。まさか最後に笑わせにくるとは!さすがシャマラン映画!絶好調じゃないか。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-06-10 18:03:52) (良:1票) |
9.徐々に祖父母の奇妙なところが明らかになり、そのうち奇妙を通り越して怖くなるのだが、オチは想定できるので映画としては微妙な感じ。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-06-08 23:10:55) |