海の金魚のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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海の金魚

[ウミノキンギョ]
2010年上映時間:116分
平均点:4.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-04-10)
ドラマスポーツもの青春もの
新規登録(2016-10-20)【かっぱ堰】さん
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監督雑賀俊朗(「雑賀俊郎」名義)
キャスト入来茉里(女優)長田ミオ
田中あさみ(女優)石黒キヨミ
賀来賢人(男優)伊勢ケイイチ
柄本時生(男優)南ヨウスケ
白石隼也(男優)寺岡マサル
吉瀬美智子(女優)朝井出皐
高嶋政宏(男優)石黒晋一郎
芳本美代子(女優)石黒憲子
小島よしお(男優)桑島等
撮影安田圭
照明石田健司
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1.《ネタバレ》 「チェスト!」(2008)の監督が、同じく鹿児島の海を舞台にして撮った青春映画である。前回は結構よかったが、今回は残念な結果になっている。
まず台詞が変に説明的で不自然なところがあり、また肝心のストーリーも観客が素直にわかるようにできていない。不法係留少女に関する物語はあまりにファンタジックで、「冒険」「宝探し」とかいう要素が現実世界の中で浮いて見える。一方で人殺し少女はより現実世界に寄せた形だが、これはこれで設定や展開の現実味のなさが目についてしまって共感できない。
加えてテーマ上は些細なことかも知れないが、地元の若手漁業者を最底辺のゴロツキのような扱いにするのは許されるのか。不法係留しておいて開き直った上に、咎めた漁業者のほか県当局までを悪役扱いしており、これでよく鹿児島県の推薦などもらえたものだ。また人殺し少女の父親が、実行委員としては動けないが父親としては動けるというのでは、親の情を示すというより親の権威を背景にしてルールを曲げた話にしか思われず、いったい現実社会というものをどの程度まともに意識して作ったのか疑わしい。

また一方では終始画面に赤黄青緑というような色がかかっているのが目障りで、空や海の素直な青が出ていない。あからさまに歌詞の入った歌や、悲しい場面での悲しいメロディなども過剰で苛立たしい。
そのほかご当地映画的に見た場合、桜島は何度も映るもののそれで地元らしさが出ていたのかどうかわからない。ヨットレースの扱いに関して自分としては何もいえないが、ヨットマンはともかく漁師には見せられない映画だったろう。
そういうことで映画全体としては褒められないが、不法係留少女役の若手女優はけっこう好きだ。かなり人工的な感じのするマンガのような人格をちゃんと演じていたのはご苦労様である。微乳なのでボーイッシュで活発な役に向いていると思ったがそれはよけいなことか。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 4点(2016-10-25 19:59:44)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 4.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
41100.00%
500.00%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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