アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダルのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

[アイトーニャシジョウサイダイノスキャンダル]
I, Tonya
2017年【米】
平均点:7.33 / 10(Review 21人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-05-04)
ドラマコメディスポーツもの犯罪もの実話もの
新規登録(2018-02-06)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2020-02-14)【かたゆき】さん
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監督クレイグ・ギレスピー
キャストマーゴット・ロビー(女優)トーニャ・ハーディング
セバスチャン・スタン(男優)ジェフ・ギルーリー
アリソン・ジャネイ(女優)ラヴォナ・ゴールデン
ジュリアンヌ・ニコルソン(女優)ダイアン・ローリンソン
ポール・ウォルター・ハウザー(男優)ショーン
ボビー・カナヴェイル(男優)レポーター
マッケナ・グレイス(女優)トーニャ・ハーディング(少女時代)
製作マーゴット・ロビー
製作総指揮クレイグ・ギレスピー
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12
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21.《ネタバレ》 一方の主張を中心にしているのでホントかウソか分からない犯罪ドキュメンタリーを見ている感じ。
本当だとすると女子フィギュアでは陰険な足の引っ張り合いが普通に行われていて
被害者であるトーニャもまた他の選手の足を引っ張ろうとした。
しかし暴走した実行犯が相手選手を暴行したのでトーニャの罪は大きくないという印象になる。

この後トーニャは罪を認めて懲役刑を逃れケリガンに謝罪し和解した。
いずれにしても敵が多かったのだから素行に問題があったのだろう。
あんまり同情できないし自業自得なんだろうな。
Dry-manさん [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-04 23:42:33)★《新規》★
20.《ネタバレ》 トーニャ・ハーディング、世界一お騒がせなフィギュア・スケーターの名を知ってはいても彼女の生育の荒れようは初耳なことばかりで、衝撃的な作品ではありました。
親は選べない。運がもっとも試される事象だと思うのですが、あんな鬼母のもとに生まれたのはハズレもハズレ、大外れと言わざるを得ませんな。その後の人生でDV男と何度もつかず離れずを繰り返してしまうのも典型的な暴力被害者の行動で、トーニャのプライベートは愛を乞うばかりの人生で切なくなりました。
それにしてもあの襲撃事件を起こした者たちの馬鹿さ加減には呆れを通り越して笑ってしまいます。世界のトップアスリートの周辺の人間がこんなレベルだとは。才能も努力も備わった人にふさわしい処遇のある人生であるべきだったのに。どうして。
母親役のA・ジャネイの毒親ぶりは鬼気迫るほどでオスカーも順当です。マーゴット・ロビーはスケーティングもきっとかなり上手なのでしょう。吹き替えのつなぎが分からないほどに見事な再現力です。ただやっぱり本人よりはるかに美形なので、あまり‶はすっぱ”な感じになり切れずかな、というのが個人的な感想です。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-01-28 23:10:31)
19.《ネタバレ》 あの襲撃事件もオリンピックの演技中に泣きながら片足上げて審査員になにか訴えていたのもおぼえています。お笑いのネタにもなりましたねえ。

テンポよく登場人物のキャラもバラエティ豊富で見る前の予想を軽く超えてしまう面白さ。
どう見てもマーゴット・ロビーがやってるよねと思えるシーンもあるスケートシーンが迫力あって圧巻です、カメラワークも素晴らしいと思います。
通り一遍の実録映画ではないですね、多面性があって構成もメリハリがあり退屈しません。
暴力的で粗野でどこいってもトラブルメーカーになるんじゃないかと思える人たちばっかりなんですが、不思議と嫌悪感はなくブラックコメディとして愉しみました。それだけ演出が優れているんじゃないでしょうか。
あの毒母もすごかったけど、マーゴット・ロビーの存在感と演技もかなりのものだと思いますよ、ちょっと彼女への印象が変わりました。アカデミー主演女優賞にノミネートも頷ける、助演で毒母が受賞したけど。
しかしトーニャ・ハーディング、30年近くたって映画になってまたしても話題に。スキャンダラスなことばっかりみたいな人だしスケート界からも追放されてるのに、七転び八起きというか全くヘコタレないのが凄いわ。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-11-02 21:58:40)(良:1票)
18.こういう作品はどうしても、「どこまで真相に迫っているのか」という観点で見られてしまう面があるのですが、その点、この作品は最初から「皆さんそれぞれ言い分があるでしょうけど」という立場を貫いていて、無責任と言えば無責任だけど、そこに適度にユーモアを交えることで、何となくはぐらかされちゃう。そもそも「本人へのインタビューを交えた再現ドラマ」であるかのような体裁をとっているにも関わらず、インタビュー部分も俳優が演じてるので、何でもアリ、なんですけれどね。ただ、「証言」がアチコチで食い違いつつ、時に彼らの「証言」をシンクロさせてみせる演出は、ちょっと面白い。何となくウサン臭いけど。
それにしても、アイススケートシーンが、実にお見事。ここがショボかったら、相当ウサン臭い映画になるところですが、CGも使っているのか、本当に高度な技を連発しているように見えて、迫真のシーンになってます。オリンピック本番の雰囲気と、その中で精神的に追い詰められていく彼女。靴紐云々の場面は、当時のオリンピック中継でも見た場面ではありますが、こうやって、彼女に寄り添った視点で舞台裏から連続して描かれると、やはり実際の中継映像とはずいぶん違った印象を受けることになります(で、ここで当時のことをふと思い出すのだけど、外野の騒ぎに流されてジャッジの点数までおかしくなってしまった、実に後味の悪い大会でした)。
全体的に、ややトーニャ・ハーディング寄りの描き方ながらも、何となく曖昧に終わらせようとしている部分があって、その点ではどうしても映画が弱くなってしまうのですが、それでも、肯定も否定も超えたところに、彼女の今を提示して見せるラストには、唸らされるものがあります。不運ではあったかもしれないけれど、不幸ではないんだよ、ってな感じで。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-23 17:46:45)(良:1票)
17.《ネタバレ》 『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインとトーニャが同一人物なんでしょう。
いくらアイスホッケーをしていたとはいえ、別競技ですからね。
彼女の役者魂をひしひしと感じる演技ばかりに目がいって感心しきり。

たしかに日本にいるとトーニャの悪態ばかり伝わってたから裏事情がわかってよかったけど、かわいそうなトーニャと言わんばかりの内容になっていて、他のおバカさんたちも実在の人物だというのに、これではほんとに単なるおバカさんになってしまって、も少し彼・彼女らから見た真実もお話に入れてあげてほしかった。

セリフにあるように真実なんてどうでもいいなら、もっとフィクション入れてお話を盛り上げてもよかった。でもたぶん真実は映画よりすさまじいものがあったはず。だから真実はどうでもいいんでしょうけど知りたい気はする。
wooさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-06-21 00:39:54)
16.トーニャ•ハーディングと言えばウッチャンがコントのネタにしていた記憶がある。当時8歳だった私の目にはとても滑稽で、往生際の悪い、嫌な感じの西洋人に映ったが、時を越えてひょんなことからこの作品に出会えて良かったと感じている。
トーニャは確かにかわいそうなのだが完璧な被害者でもない。語り手として信用ならないところがこの作品の絶妙なバランスを作り出していると思う。しかし、ボクシングやMMAまでやっていたとは知らなかったしたまげた。事実は小説より奇なり。マンガの様な登場人物達があのまんまリアルだったことに最後は笑えなくなる。
ハーレイクイーンのオーバーな演技が苦手で何となく避けてきたが本作の素晴らしさに見る目も変わったしテンポも良くて面白かった。
結果、伊藤みどりの偉大さを再確認。日本人はもっとリスペクトを。
Kの紅茶さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-02-27 13:06:26)
15.《ネタバレ》 トーニャ・ハーディングの描き方がうまい。主要登場人物への模倣インタビューや観客への語り掛けを絡ませながらの演出は、フィクションと伝記ものの微妙な立ち位置を示す。そして、この曖昧かつ大胆な語り口が、この映画のおもしろさとその裏に潜む社会的背景の闇深さを増大している。その一方、フィギュアシーンはどうやって撮影しているのかわからない程になめらかで関心させられるほど見事だった。
カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 7点(2020-02-20 22:03:52)
14.《ネタバレ》 通常の演技部分に加え、インタビュー(と見せかけたこれも演技)パートが加わり、さらには元々の演技部分でも演者がカメラに語りかけるメタ構成。これだけあれこれいじくれば、普通は何じゃそりゃとなるところだが、不思議に違和感がない。それは、ある登場人物の台詞でも「ここに出てくるのは馬鹿ばっかり」とあるとおり、主要キャストがことごとく馬鹿、それも突き抜けた馬鹿ばかりだからです。再三繰り返される「自分のせいではない」というフレーズが、全員の根底において見事に一貫しています。そりゃ、こういう構成でもとってキャラクターを押さえ込まなければ、どこまでも暴走して収拾がつかなくなっただろうということなのですね。
Oliasさん [DVD(字幕)] 6点(2020-01-20 00:00:19)
13.人間の愚かさを描いた面白い作品だと思いました。
才能があっても、ちょっとした綻びで人生が狂ってしまう。
どんな人間にも当てはまる教訓みたいなものを感じました。
エンディングロールで流れたトーニャ・ハーディングの実際のスケートの映像がよかったです。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-08 22:09:58)
12.スケート競技の採点は実力だけではあかんのやな
ホットチョコレートさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2019-10-03 12:47:35)
11.《ネタバレ》 アタシ、トーニャ・ハーディング。口の悪い、じゃじゃ馬フィギュアスケーターをマーゴット・ロビーが熱演。ふいにカメラ目線で視聴者に語りかけちゃうアタシ。ナンシー・ケリガン襲撃事件についてコメディ調で表現していたけれど、あんまり合っていない気がするんだ。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 6点(2019-09-22 06:09:16)
10.あったねー、そんなことが。なぜ今更なのかとも思ったが、今だから分かることもあるんだなと。物事、単純に善悪だけではかたづけられないものなんだな。それぞれに理由があって。真実がある。愛したい相手と、憎みたい誰かがいる。そんなことを思いました。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-08-18 12:58:12)
9.《ネタバレ》 トーニャと彼女を取り巻く主要キャラたち、こいつらが揃いもそろってバカばっかりという壮絶さ。この実在のバカたちの、本人たちは大まじめなのにその生きざまを淡々と並べただけでコメディになってしまうというのがある意味凄いところです。トーニャやその母親を始めとする連中の劇中の会話にロジックに基づいた要素が皆無なのには、もう呆れます。だけどインタビューを再現したパートでは、実際に言ったのかどうかは詮索しませんけどトーニャがけっこう含蓄のある発言をしているのは興味深い。どっちにしろこの映画で特に強烈なのは、アリソン・ジャネイの毒母ぶりであることは間違いない。もちろん常人には理解できないこの母親なりの計算があったのは確かだろうが、ホワイト・トラッシュなのに稼ぎをトーニャのスケート費用につぎ込んできたのは、彼女なりの愛なのかもしれない。そうやって何となく彼女を理解できたつもりでいたら、オリンピック騒動が始まってからトーニャを訪ねてきた時の行動をみせられて自分の甘さを思い知らされました。やはりこの女は怪物です。 この映画はとにかく編集が超絶技巧、オスカー編集賞にノミネートされたのは当然の結果です、ぜひ受賞して欲しかった。ボクサーに転向したトーニャがノックアウトされるスローモーションに、トリプルアクセルを決める栄光の瞬間をカットバックで被せるセンスには素直に脱帽です。80~90年代の聞き覚えのあるヒットソングをひっきりなしに流す撮り方も、ストーリーテリングに独特のリズム感を与えてくれています。 これは観て決して損はない佳作だと思います。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-08-15 00:03:17)(良:1票)
8.トーニャ・ハーディングとその関係者の証言ドキュメント仕立てで、彼女の半生と彼女を一躍時の人にした襲撃事件の裏側を描く。一つの出来事を異なった立場の人々の視点から描く「羅生門」風な組み立てにもなっているので、常に誰かの主観で物事を眺め、ドキュメンタリー風なのに時には「真相」自体が宙ぶらりんになる感覚が新鮮。基本的には、トーニャ、母、夫、コーチ、夫の友人で自称ボディガードの5人の語りが交錯していくのだが、物語が、この狭くて濃厚な「レッドネック」(白人貧困層への蔑称)の世界にどっぷりとはまっているのが面白い。アメリカではフィギュアスケートは、しばしば選手だけでなくその家族の物語として描かれる(日本でも五輪メダリストの家族の物語をやたら追いかけるのは一緒か)ので、審査員にそこを指摘された時のトーニャの困惑と母親へのアプローチ(とその失敗)のシーンは、彼女という「異物」を結局は排除してしまったスケート界やメディアへの強烈な皮肉だった。ただ、映画として夢中で見ていたのはこのあたりまでで、終盤の肝心の襲撃事件の話はどうしても主体が彼女から夫とその友人のほうへ移行してしまうので、物語の軸がぶれてしまって、個人的には少し飽きてしまった部分もあった。まあ、それもふくめて彼女が生きた「世界」だったのだろうけれど。でも、最後に彼女を訪れる母親の行動には絶句・・・・。あのシーンは、「家族」という物語を徹底的に突き放した、この作品の白眉でした。
ころりさんさん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 7点(2019-07-13 21:05:01)
7.《ネタバレ》 90年代初頭に起きた、アイススケート現役オリンピック選手によるライバル・スケーター襲撃事件。いわゆる「ナンシー・ケリガン襲撃事件」。本作はその首謀者とされ、後にアイススケート界を永久追放されることになったトーニャ・ハーディングやその関連人物たちへのインタビューを基に構成された彼女の半自伝映画だ。まあ冒頭に示される「大いに異論はあると思うが…」という言葉通り、彼女の言い分に全面的に寄り添った内容となっているのですが、本作のテーマはそこじゃないんですよね。真相はどうあれ、彼女を含め本作に登場する実在の人物たちがどいつもこいつも大バカ者でどうしようもないクズばっかりなんですよ。もう見ていて清々しいくらいのクズのオンパレード(笑)。トーニャの母親もこれがまあ強烈な自己中おばさんで娘を虐待しながら周りに悪態ばかりつくクズ。彼女の夫も酒に酔っては暴力を繰り返す典型的なDV男。誇大妄想の末、自分の器の小ささを押し隠すために出鱈目な計画を思いつく彼女の元ボディガードもどうしようもない大バカ者。そして彼女自身もまた、後先考えず感情の赴くままに行動し様々な問題を引き起こす典型的なトラブル・メーカー。まぁ貧困の問題はあっても、誰も彼も自業自得としか言いようがありません。でも、なんか嫌いになれないんですよね~、この人たち。みんな生きることに真剣で、ただひたすらエネルギッシュに自らの幸せを追い求めてる。ちょっと人生の計画性というものが、どいつもこいつも複雑骨折しているだけで(笑)。このクズっぷりは最後まで徹底されていて、事件後にトーニャが母親と和解しようと抱き着くところでもすぐに盗聴器を持ってることが判明し、またしても罵り合いの大喧嘩が始まるとこなんてもう笑っちゃいましたわ。そして、スケート界を永久追放された後もボクサーに転身ししたたかに生きていった彼女の貪欲さには、もはや呆れを通り越して逆に拍手を贈りたくなっちゃいました。生きることになんとなく疲れた時なんかにこの映画を観たら、また明日から前向きに生きられそうですね。素行不良のはねっかえり娘を演じたマーゴット・ロビーも嵌まり役でした。うん、なかなか面白かったです。7点!!
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2019-06-24 23:25:30)(良:1票)
6.当時、事件が話題になったことを憶えています。なんてひどい人間だと思いました。でも、映画鑑賞後、人間そんな単純に総括できるものではないと感じました。この映画も真実だけが描かれているわけではないようです。確かなのは、彼女がトリプルアクセルを成功させる実力者だったこと、実力に見合った人生を送れなかったことですね。
次郎丸三郎さん [DVD(吹替)] 8点(2019-02-03 22:46:05)
5.《ネタバレ》 終幕間際に「真実なんかない。全部ウソっぱちよ。みんなに各々の真実があって運命に抗えない。これが私の物語。これが真実よ」とトーニャが言うわけです。いかにも往生際の悪い犯人の言いそうなセリフで、疑惑が再燃するのですが、しかし。おおむね、これが真実なんじゃないですか。少なくとも、ワタシにとっては真実。だって、滅茶苦茶、不穏で不埒で不束で、面白いんだもの(不真面目?)。少なくとも、ワタシ、20数年前に感じた「何か変なの」ってのが、この映画で腑に落ちました。
なたねさん [DVD(字幕)] 9点(2019-01-12 22:36:56)
4.《ネタバレ》 毒気もあり、メタフィクション的笑いにも満ちている佳作。楽しめる。キャストも全て個性的。一番びっくりしたのが、母親に背にのっているオウム。役つくりと思っていたが、本人のドキュメントフィルムに同じシーンがあるのには、一番びっくり。
にけさん [映画館(字幕)] 9点(2019-01-08 14:59:39)
3.《ネタバレ》 日本人が今でも覚えている事件を映画化。映画として、とてもテンポがよく描かれていて観やすい。にしても、お母さんがきついねえ。現代ではアスリートはあらゆる面で節制に節制を重ねている印象があるが、食べたいもの食べて酒とタバコ(はどうかな?)を嗜みながら、それでも世界の頂点に立つ姿はとても人間的だし共感します。
kaaazさん [インターネット(字幕)] 8点(2018-11-24 01:09:02)
2.“トーニャ・ハーディング”が、テレビカメラ越しに、やや諦観しているような真っ直ぐな眼差しで、軽薄な「大衆」に向けて、「あなた」という呼びかけと共に、静かな怒りと諦めをぶつける。
「あなた」というのは、まさに自分自身のことだと思えた。

1994年のリレハンメル五輪のあの冬、僕は13歳からそこらだったと思うが、トーニャ・ハーディングが途中で演技を止めて、審判席に詰め寄る光景をよく覚えている。
そして、僕は確かに、彼女のその様を、「往生際の悪い女だ」と、好奇と侮蔑を携えて見ていたことも、よく覚えている。
年端もいかない“ガキ”だったとはいえ、断片的に伝え聞いていたのであろうワイドショーの情報と、衛星中継の一寸の光景だけで、そういった底意地の悪い感情を抱いてしまったことは、恥ずべきことだったと思う。
結局、何が「真実」かなんてことは分からないけれど、自分も含めた大衆の無責任さは痛感せざるを得ない。

それにしても、一流アスリートとオリンピックを巻き込んだあの一連のスキャンダル事件を、このような形で、スポーツ映画としても、一人の女性像を描き出す作品としても成立させ、見事な傑作として完成させてみせたことには驚かされた。

マーティン・スコセッシの犯罪映画のようでもあり、デヴィッド・フィンチャーの実録映画のようでもあり、最新の撮影技術を駆使した確固たるスポーツ映画でもある今作は、極めて芳醇な多様性を孕んでいて、最初から最後まで決して飽くことがない。
二十数年前のスキャンダルを知っていても、知らなくても、面白みを堪能できる作品に仕上がっていることは、虚偽と真相、フィクションとノンフィクションの境界を描く今作が、大成功を収めていることの表れだろう。

演者で特筆すべきは、やはりなんと言ってもマーゴット・ロビー。
どこまでも愚かであり、どこまでも不憫な実在の女性像を見事に表現しきっている。そして、間違いなく世界トップクラスのフィギュアスケーターだったトーニャ・ハーディングを演じるにあたってのアスリートとしてのアクションも、極めて高い説得力と共に体現していたと思う。

ラストシーン、スケート界から追放された主人公は、ボクシングのリング上で、アッパーカットを浴び宙を舞う。
その様をかつての“トリプルアクセル”と重ねて映し出すという「残酷」の後、リングに打ち付けられた彼女は再びこちらを見つめてくる。
この映画は、無責任な好奇の目に晒され続けた彼女が、それを浴びせ続けたこちら側を終始見つめ返す作品だった。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 9点(2018-11-23 23:52:48)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 7.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
514.76%
6314.29%
7838.10%
8628.57%
9314.29%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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【アカデミー賞 情報】

2017年 90回
主演女優賞マーゴット・ロビー候補(ノミネート) 
助演女優賞アリソン・ジャネイ受賞 
編集賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2017年 75回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)マーゴット・ロビー候補(ノミネート) 
助演女優賞アリソン・ジャネイ受賞 

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