裂けた鉤十字/ローマの虐殺のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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裂けた鉤十字/ローマの虐殺

[サケタカギジュウジローマノギャクサツ]
(裂けた鉤十字/ローマの最も長い一日)
Massacre in Rome
(Rappresaglia)
1973年上映時間:110分
平均点:8.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
ドラマ戦争もの実話もの
新規登録(2018-05-29)【The Grey Heron】さん
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監督ジョルジ・パン・コスマトス
キャストリチャード・バートン(男優)ヘルベルト・カプラー大佐
マルチェロ・マストロヤンニ(男優)ピエトロ・アントネッリ神父
レオ・マッカーン(男優)クルト・メルツァー将軍
脚本ロバート・カッツ
音楽エンニオ・モリコーネ
撮影マルチェロ・ガッティ
プロデューサーカルロ・ポンティ
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1.《ネタバレ》 1944年3月24日に起きた『アルデァティーネの悲劇』が描かれた作品。前日に起きたイタリア抗独パルチザンによる爆弾テロ事件に怒り狂った将軍の報復としてドイツ兵犠牲者1人につき50人のイタリア人を処刑せよとの命令に、ローマのゲシュタポ長官であるカプラー大佐(実際は中佐)が戦後の戦犯問題を考慮し異議を唱えベルリンも彼の意見に賛成する。諦めきれない将軍はベルリンにかけあいヒトラーの命令という形で24時間以内に1人につき10名の処刑が決定される。320名の処刑者リストの作成にあたり、死刑囚、死刑確定者、犯罪者、それでも足りない分をユダヤ人とかき集める状態。何度も考え直して数を揃える大佐の姿に悲哀を感じてしまう。更に、将軍との確執から処刑の実行役まで押し付けられ、場所や方法の算段をすることになる。この話をききつけたアントネッリ神父が司祭長やローマ教皇に助けを求めるも静観するだけお祈りするだけの役立たず状態。遂に大佐に直談判するが、大佐は逆に「もう、後戻りは出来ない」と腹を括る。
二人の対峙に胸が詰まってしまったのに、更に更に地獄絵図のアルデァティーネ洞窟内での二人に胸が潰れそうで暫く立ち上がれなかった。このシーンが2018年鑑賞作中最もショッキングなものでした。
こんな形で職責を果たさねばならない大佐の無念さと祈りが訳が解らぬまま奪われる命を救えない神父の無念さをリチャード・バートンとマルチェロ・マストロヤンニが持ち味であるドライな演技で示してくれた秀作。二人が語りあった「軍隊の無い世界、宗教の無い世界」が理想郷なのだろうかと考えさせられました。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2018-05-29 16:42:17)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 8.00点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
81100.00%
900.00%
1000.00%

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