ジョジョ・ラビットのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ジョジョ・ラビット

[ジョジョラビット]
Jojo Rabbit
2019年【米】 上映時間:109分
平均点:7.97 / 10(Review 32人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-01-17)
ドラマコメディ戦争もの小説の映画化
新規登録(2019-12-25)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2022-07-24)【Olias】さん
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監督タイカ・ワイティティ
キャストトーマシン・マッケンジー(女優)エルサ
タイカ・ワイティティ(男優)アドルフ
アルフィー・アレン(男優)フィンケル
サム・ロックウェル(男優)クレンツェンドルフ大尉
スカーレット・ヨハンソン(女優)ロージー
レベル・ウィルソン(女優)
清水理沙(日本語吹き替え版)
浅野まゆみ(日本語吹き替え版)
桐本拓哉(日本語吹き替え版)
佐々木睦(日本語吹き替え版)
間宮康弘(日本語吹き替え版)
脚本タイカ・ワイティティ
音楽マイケル・ジアッキノ
製作タイカ・ワイティティ
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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12
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32.《ネタバレ》 「マイティ・ソー」シリーズを「バトルロイヤル」において異次元のレベルに高める豪腕ぶりを見せつけたワイティティ監督が、その演出力と調整力をいかんなく発揮した作品。ナチス・ドイツをコメディチックに描くという難題に挑戦しながら、すべてをぎりぎりのラインで成立させ、かつ面白く見せるという結果を達成している。主人公の少年はヒトラーに心酔しているのだが、それもどこかアホらしさを漂わせているし、笑わせる場面の挿入具合も見事で、かといってシリアスな描写も忘れてはいない。そしてそれらが一体となって完成されている。一方で、キャプテンは(ユダヤ人と同じく弾圧の対象だった)同性愛者の象徴なのだろうし、そもそも主人公自体も(これも弾圧の対象だった)障害者の象徴なのだろう。そして終わってみれば、少年の初恋、そして好きな子とのダンスこそが、戦争よりも何よりも最も重要なテーマだった、という着地点。当初は、ナチス信奉少年がユダヤ人少女とのやりとりや交流を経て変わっていって・・・というだけのありきたりな展開を想像していたのですが(それはそれであるのだが、そこに依拠しているのではなく、むしろ作品構築の上での当然の前提となっている)、制作側の意識は遙かに上を行っていました。
Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-07-24 20:31:09)(良:2票)★《新規》★
31.《ネタバレ》 なんかぼんやりした変な映画だなあと鑑賞しておりましたが、母親の死と市街戦のシーンで、物語とジョジョ自身の輪郭がはっきりする。これがしたかったのね、とようやく気づくのですが、この趣向(いきなりシリアス)はあんまり好きではない。内なるアドルフとの対決もなんか消化不良。最後のダンスで会話するかのシーンは好きです。こんなダンスができるのなら、それが疑似姉弟であろうとも、愛し合っていてはいたのだろう。お腹に蝶がいるって、ものすごい納得ワードだったんですが、オリジナルではなく、ヨーロッパじゃ一般的な比喩のよう。
なたねさん [DVD(字幕)] 6点(2022-07-11 20:04:20)
30.《ネタバレ》 冒頭、ビートルズの「抱きしめたい」から軽快に始まったので、もっとコメディ調に展開するのかと思いきや、中盤からラスト迄はシリアス展開に変わる。
母親が吊るされるシーンは唐突過ぎてわかりづらかった。それっぽいけど、後であっ!やっぱりみたいな。
少年が母親、エルサ、将校の心の交流を経て成長していく姿が描かれて、良い映画だと思うが、あと一歩かなぁ〜。
「ライフ・イズ・ビューティフル」的なものを期待した自分がいた。
とれびやんさん [インターネット(字幕)] 6点(2022-06-19 18:34:27)
29.《ネタバレ》 第二次世界大戦当時のドイツにおける現実は物凄く残酷で、耐え難い不幸な出来事が日常茶飯事で、このようなポップな作風の物になり得るはずもない。一人の危険な独裁者による洗脳や情報操作で最悪な事態に陥ったという不幸を、70年余り経過した現代になって冷静な目で見つめ直そうとした時に、それを純粋な少年の目線から見た戦争という角度から表現した時点で、この作品は私の中で大成功をおさめてしまいました。そしてそんな背景としての戦争はまさに背景に過ぎず、戦争より何よりも、この作品の最大のテーマは少年の初恋の行方だったという所。ママも言ってた。一番大事なのは愛だという事を。ポップな戦争映画で、最後は愛。こういうのって映画の持ってる底力だなって思います。また好きな映画に出会えました。
ちゃかさん [インターネット(字幕)] 10点(2022-04-01 16:06:51)(良:3票)
28.《ネタバレ》 ナチスの時代を背景に、少年の成長譚を描いているのですがこれがもう切り口斬新。外国人から見ると一般的には専制とユダヤ迫害でキツイ印象しかない第三帝国も、その国の少年にとってはヒトラー総統は超絶憧れの人物。だからユーゲントに入るのもおずおずながら希望にあふれ、彼の目を通して見る日常もまあまあ明るいのですね。空想の友達はアドルフだし。
基本明るく軽くナチをおちょくる監督のタクトはとことんふざけているのだけど、突然リアルな残酷をはさんでくる、その塩梅が絶妙です。
「ぼく間違っていたかも」と親友のヨーキーがぽつりとこぼす終盤。ドイツは敗れ街はがれきの山と化し、ジョジョ少年は心の友アドルフを追い出して一段大人へと成長するのでした。D・ボウイの「ヒーローズ」に合わせて踊るジョジョとエルサ。親衛隊から、戦争から、そして子供の時代からの脱却をこんな風に清々しく描写した監督の力量に感嘆します。
大人の役者もみな良いです。あの時代をコメディとして演じるのはとても難しいと思うのですが、ぎりぎりの線で踏みとどまるサム・ロックウェルも悲壮すぎない演技に抑えたスカヨハもとても良い。監督のアドルフは完ぺきにぶっちぎってましたが。(笑)
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2022-03-24 23:58:38)(良:1票)
27.《ネタバレ》 米製作であり、いつまでたってもイジられ続けるドイツ国。そこを現住民の方々はどう捉えられているのでしょう。少し気の毒な思いがいたします。
だが考え方によってはその見方も変わります。いくらイジられようがそれはチョビひげ総統時代のお話です。過去は過去、もう開き直るしかないのでしょうね。がんばろうドイツ。差し当たってジョジョ君に非はない。開き直って子ども目線のコメディファンタジーとして楽しみましょう。
元はどうであれ、良き方向に向かってゆくファンタジー。
この作品を機にタイカ・ワイティティ監督やスカーレット・ヨハンセン嬢の生い立ちなど知る事に興味を持ちました。その上で、スカ嬢のご出演にも相当納得が出来ました。そしてあのチョビひげ役を自らやりきってしまったタイカ・ワイティティ監督はもはやスゴイとしか言えません。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-02-15 19:22:11)(良:2票)
26.《ネタバレ》 少年の中の絶対が絶対じゃなくなり、自らの指針で行動するようになる少年の成長物語。終戦間際のドイツでの出来事。これをアメリカが制作したということに驚きを隠せない。戦争とは何か、なぜ戦争をしないといけないのかを考えさせられます。
いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-19 18:09:12)
25.《ネタバレ》 戦争の残酷さを描きながら、子供の視点を軸としたファンタジーにもっていくのがおもしろい。空想やロマンスを取り入れて、明るさと暗さをうまく織り交ぜながら、過酷な時代の中で少年が成長していく様を温かくみつめる。絶対的だと信じていた世界が少しずつ崩れていく中で、少年の心がどう変化していくのか。ラストの落とし方をどうするのがが気になったが、最高でした。
カワウソの聞耳さん [インターネット(字幕)] 9点(2021-11-06 22:08:37)
24.《ネタバレ》 面白い!
ナチにも人間味のある将校はいたわけで、それが少年兵を指導する彼だったわけだ。
最後の、ジョジョを守るための芝居は泣ける。

普通、映画等でユダヤ人の受けた史実を知っていれば、ドラマとしては、憂鬱な展開だ。
ヒットラーに憧れる少年兵の家に、ユダヤ人の少女が匿われてたわけだから。
でも戦争が終りに近づいてきてるという話の流れで、ホッと一息できる。

10歳の彼と、ユダヤ少女の交流。
そして、そこにいきなりゲシュタポが来る展開。
そこで将校の粋な、知らん顔がいい。
しかしお母さんが殺されるのは痛い展開だ。

しかし、一気にドラマは、ドイツの敗北へ。
心の友であったヒットラーは、母を殺した人間でもある。
そして彼は心の友を捨て、少女への愛へと傾く。
ドラマなら、この後、大変な苦労があるだろうと予測されるが、コメディなので、これでいいのだ。

ナチの太った女性指導者が、ラスト、機関銃をもって、突撃していくのが、スゴイ・・
才能の片鱗を見せる場面がいくつもあり、今後、スゴイ監督になっていくのでは。
トントさん [DVD(字幕)] 8点(2021-02-20 20:23:35)(良:1票)
23.10歳少年のヒトラー総統とユダヤ人への疑いの無い思い。「違うんじゃないのだろうか」疑念が確信に変わる過程での出来事に胸が締め付けられます。キャリアを考えて尻込みするような役柄を自らが演じた監督に拍手。そして子役のローマン・グリフィン・デイビス君のルックス&演技力に大拍手であります。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2021-02-05 04:05:24)(良:1票)
22.空想上のヒトラーと仲良しで、
ナチスを崇拝するドイツ少年のお話。
この少年がどう転がっていくのかが見所。

前半は割とコメディ的に進んでいくけれど、
後半になるとマジメな話になってきます。
思ったよりも良い映画でした。

監督自ら扮するヒトラーもとても良かった
愛野弾丸さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-01-03 22:11:53)
21.《ネタバレ》 忘れられない一篇になりそうです。
同性愛の象徴だったかもしれないキャプテンKの痛ましい愛情、片目だったから読み間違えていたわけではないところとラスト。。。
靴ひもがずっと伏線としてあったのもいいですね。いい仕事しています。子役さんも最高、スカーレット・ヨハンソンのお父さん役のところはこの方の更なる可能性が見えてウキウキしました。生き残ったもん勝ち!生き長らえないと・・・
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2020-11-23 20:40:08)
20.《ネタバレ》 彼の名は、ジョジョ・ベッツラー。アドルフ・ヒトラーを心の底から信奉し、現在敗色濃厚なドイツの最終的な勝利を日々神に願い、そしてユダヤ人を劣等民族だと信じて疑わない、愛国主義の見本のような10歳の少年だ。だが、ドイツ少年団のキャンプに参加した際、彼はウサギを殺せという命令を実行できず、ジョジョ・ラビット(臆病者)と言う不名誉な渾名を付けられる。そればかりか、手榴弾の扱いを誤り、大怪我を負ってしまうのだった。周りの友達が皆、戦地へと駆り出される中、彼は母親とともに自宅療養を余儀なくされる。空想の中の友達である〝アドルフ・ヒトラー〟と空しい日々を過ごすジョジョ。ところがある日、彼は自宅の屋根裏に謎の少女が密かに暮らしていることを知るのだった。「間違いない、彼女はユダヤ人だ」――。すぐにでも秘密警察に知らせようとするジョジョだったが、この件には母親が深く関わってることが分かり、彼は苦しい板挟みに陥ってしまう…。第二次大戦末期、時代の空気によってナチスの信奉者となった少年とユダヤ人少女との密かな交流をコメディタッチで綴ったヒューマン・ドラマ。アカデミー作品賞にノミネートされ、世間の評判もすこぶる良かったので今回鑑賞してみました。いや、噂に違わぬ素晴らしい出来でしたね、これ。ナチスのホロコーストと言う非常に重いテーマを扱いながらも、最後までコメディタッチの軽いノリを貫き通したのは英断だったと思います。なにより笑いのセンスがすこぶる良い。ナチスの秘密警察が人に会うたびに一から「ハイル、ヒトラー」を繰り返すとこなんて思わず笑っちゃいました。飄々とネタを披露するサム・ロックウェルもナイスな仕事ぶり。ブラックな発言を繰り返すあの太った女性なんて、もはや吉本新喜劇のノリですね。悪趣味一歩手前のぎりぎりのラインを突くこのユーモアのセンスはなかなかのものがありました。もちろんそれだけではありません。時代の空気なので仕方ありませんが、このジョジョと言う少年があまりにもナチスを信じ切っていて最初は嫌悪感爆発。でもその後、このユダヤ人の少女に徐々に心を許してゆき、次第に洗脳が解けて、やがて彼女にほのかな恋心を抱くとこなんてホント巧い。彼女のためにジョジョが書く手紙も切なすぎます。スカーレット・ヨハンソン演じる彼の母親のエピソードなんて涙無くしては見れません。惜しいのは、彼の空想上の存在である〝アドルフ〟がいまいち巧く機能していないところぐらい。笑って泣けて最後は深く考えさせられる、素晴らしい作品でありました。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 9点(2020-08-28 00:00:26)
19.高評を目にし 鑑賞..いや~ なかなかの良作でした~ コメディータッチながらも、要所要所で見せるエピソードが 秀逸です..できれば 悪ノリしすぎのコメディー部分を、もう少し抑えてほしかったかな..細かい部分ももっとリアルに(爆発シーンとか)..
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 7点(2020-08-11 12:23:27)
18.《ネタバレ》 ユーモアとシリアスを巧みに織り交ぜた、素敵な寓話的映画だった。子役たちのキュートな演技もさることながら、美人で肝っ玉なお母さんを演じたスカーレット・ヨハンソンの好演が光る。少年と母親との愛情あふれる、ユーモラスなやり取りを経た上での(だが一方で母親は息子のナチスへの熱狂ぶりを警戒しているというのがいい塩梅になっている)、後半の靴のシーンは大変衝撃的で、まさに肺腑を抉られるようだった。ぶら下がる母親の足に縋りながら、涙する少年の悲壮な表情は痛ましく、涙が出そうになった。

少年と年上の少女との交流も微笑ましい。感受性が強く、純粋ゆえに残酷でもある少年が、少女との交流でそれまでの偏見を捨て去っていく過程は印象的だ。特にゲシュタポが憎悪と偏見に溢れた少年の日記を朗読したときの、少年と少女の視線のやり取りが秀逸。ゲシュタポの醜悪な笑い声、かすかに涙ぐむ少女、少年の痛切なまなざし。少年はここにおいて、自分の行いがいかに少女を傷つけたのかを知ったはずだ。少女の身元が割れてしまうかもしれないという緊迫感ある場面だが、同時に少年の残酷な仕打ちが明らかになって、少年が反省と成長を見せるという、非常に高度な展開がここではなされている。

完成度の高い本作だが、ケチをつけるとしたら、主に二点。他の方も指摘されているが、BGMの使い方がややあざといところがある。I wanna hold your handのドイツ語ver、ラストのデイビッドボウイ(しかもベルリン三部作からの選曲)など、選曲があまりに安直過ぎるのはいかがなものか。また、重要なシーンや戦争の悲惨さを感じさせるシーンではお決まりのように映像がスローになり、マイナー調のバラードを流す演出も一本調子でどうかとは思う。ここも音楽の使い方があざといと感じた。

さらに違和感を感じたのが、ヒトラーの細かい描写だ。少年の妄想だから、どれだけ奇天烈でも荒唐無稽でもいいとは思うのだが、この時代のヒトラーは喫煙をしないはずだ(むしろ嫌煙家であり、周囲に禁煙を勧めていた)。本作は寓話的ストーリーなので、リアリティは二の次というのは理解できる。ただ、悲惨な時代を背景に、ナチスの蛮行を描いた作品であるからこそ、悪役を担う存在にも丁寧な考証に基づく描写があってもよかったのではないか。

全体的には伏線が非常に巧みに張られた映画で、ユーモラスな世界観に、過酷な時代情勢を盛り込み、伏線も素晴らしい、という傑作と呼ぶべき作品だった。
nakashiさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-07-06 10:46:59)
17.《ネタバレ》 出尽くした感のあるこの題材を使って、これだけの個性を出したのはお見事!
そして、起承転結の展開が素晴らしい。
およそ30分おきくらいでしたか、絶妙に変化が起こり、まったく飽きることはありませんでした。
特にあの「靴」のシーン・・・その前後の流れも含め名場面と言えましょう。思い出してもグッときます。

あのヒトラーは彼の頭の中で作られた存在なのでしょうが、実は本作そのものが彼の空想ではなかったか・・・
(もちろんいい意味で)カラフルな童話の絵本の世界に入り込んだ気がしました。
午の若丸さん [映画館(字幕)] 9点(2020-03-04 23:02:04)(良:1票)
16.《ネタバレ》 これは見事なる子供のロマコメ映画。

恋をまだよくしらないジョジョと、彼の家にかくまわれた、彼氏がいる年上のユダヤ女。

ジョジョが「どこに住んでるか絵を描いて」といえば、彼女はジョジョの顔を描く。

「これ僕じゃん!」って言うと「そこに住んでるのよ」と応える彼女。

ふたりの未来を予言するかのように、たしかにジョジョの脳内にはユダヤ女が住み始めるのだ。

彼が彼女を好きになっていくプロセスは、彼女に偽の彼氏からの手紙を書いて、彼女に彼氏をあきらめさせようとしたり、ユダヤ狩の男が見つけたお絵かき帳に、彼氏が八つ裂きの刑(人間大砲の球にされたり)になっている絵が書かれているところから伝わってくる。

(おなかにチョウチョひらひらは、分かりやすすぎ笑)

でも彼は、ユダヤがどう悪いのかいまいち分かってない。
とりあえず、ヒトラーがそういってるから、そうなんだ、くらいのレベル。

だって地下活動している母親が、身分を隠すために息子をヒトラーに心酔してる子にしたてあげてるだけなんだもの。



で、ジョジョの「彼女がユダヤじゃなければ隠さずに付き合えるのに・・・」というもどかしい思いは、ラストあたりで戦争終結したあとのセリフでよくわかる。

隠し扉のむこうで彼女が「どっちが勝ったの?と聞いて来た時に

「僕たちが勝った。ドイツだよ。」と答えたことで。



つまり、「彼女がドイツ人だったらいいのに」という願望だ。

とにかく、子供の脳内はシンプル。

「なんかいつも近くにいるこのねーちゃん好き。」
「彼氏がいるなら、あきらめて僕を好きになって!」
「ユダヤじゃなけえば、堂々とつきあえるのになぁ~」

そんなものである。
でも子供の恋なんでのはそもそもそんなものなので、これでOK。そして楽しく微笑ましい。

最後にドアの外に出た彼女が、彼をひっぱたいたとき

「あ、彼と一緒にパリにいくっていうのは、この家を出るためのうそだったか。」と一瞬思った。
実際そうかもしれない。
でも、そのあと「どうするのこれから?」と聞かれたあとに、彼女が体を「どうしよっかな~」と迷うように左右に動かす動作から次第に踊るようなかんじにあなるに従って

「まいった!」の一言、なんてキュートなエンディング。


母親のスカヨハが首吊りされたのは残念だったけれど、彼女が生きてたら戦後は、ユダヤ人の孤児をあずかってくれる家に連れていかれて、ふたりはもう逢えなくなっていたはず。

だからこそ、ふたりが手を取り合いパリへ行くといハッピーエンドを作るために、ふたりの恋愛成就のために、母は首吊りされなけえばならぬのであった。


首吊りされたのが顔を見ずとも観客も「母だ」と分かるあの靴。

あの靴で、どこかの階段の近くで母が語った、愛の偉大さ。
そして部屋で見せてくれた「愛のダンス」。それらが伏線となり、エンディングの二人の愛のダンスの感動が際立った。

ユダヤの血が入ったタイカ監督も、アホっぽいヒトラーを演じて、この映画でアカデミー賞脚色部門でオスカーをもらって、ヒトラーへの仕返しも充分果たせたといえよう。
フィンセントさん [映画館(字幕)] 9点(2020-02-11 17:31:26)
15.《ネタバレ》  私は、これは映画「やさしい本泥棒(原作:本泥棒)」の男女入替版かなあと思って観て、あれもアメリカ人原作でアメリカナイズされた優しいナチス・ユダヤ人迫害ものでしたが、絶妙に軽くなり過ぎず厳しい場面もありながら、ほんわか優しさにくるんだウィットに富んだ演出が挟まれて、あの本泥棒が、この監督のこのビジュアルで作成されてたら最高だったのに、と羨望を感じてしまいました(あっちも、文章とか絵本のやり取りをするのが独特だったのに、映画化されたら普通のユダヤ人差別ものになってしまい……良い話ではありましたが)。

 ほかに想起した他作品としては「ライフイズビューティフル」とか「太陽の帝国」とかがありました。主人公が子供で、戦時中の悲惨な状況が描かれるが、ファンタジックな映像があり、ロマンがある。

 監督演じるヒトラーのイマジナリーフレンドとか、スカーレットヨハンソン母親のウィットに富んだやり取りとか(父親演技が最高)、サムロックウェル演じる超奇抜な外見の大尉さんとか(秘かに優しい!)、家宅捜索に来る超長身の眼鏡の人とか、その他もろもろ皆キャラが立ちすぎるくらい立ってて、そこもとても良かったです。

 個人的に物足りなく感じたのは、結局、主人公が子供で、もっといろいろ展開があるかと思ったら意外と何もなく、主人公の家とその周辺3か所くらいの場面しかなく、いちおうユダヤ人の女の子とのウィットに富んだやり取りでちょっと心和む善い行いをしたこと以外は、社会的に波及するようなことは何も達成してないという点。

 あと、主人公が見せたユダヤ人への偏見とか支配欲も、根本的に正され改められることはないので、最後の和解する場面で本当にあんな風にきれいに和解できるかだろうか?(できなさそう?(降伏後の街の情景も平和すぎる感じだし))という点も。

 とはいうものの、良い映画でした。
simさん [映画館(字幕)] 7点(2020-02-10 01:12:29)
14.《ネタバレ》 いやぁ、まいったまいった。久しぶりの10点満点。全てが完璧。スカーレットヨハンソンの演技にもう涙腺崩壊。母親目線でみたら、辛すぎる。ダンスシーン最高でした。強くて美しいおかあさん、素敵すぎる。あともう大尉さんですよ。あなたもしかして戦場のピアニストのあの大尉?どんな状況でも、できることをやっていきたいものです。他キャストも最高。デブ友がさっきまで銃抱えていたのに、ママにハグされたいっていうセリフをいうところも最高でした。あんな小さな子に戦争なんて、あかん。良い映画をありがとうございました。エンディングのデビットボウイが最高です。
ギニュー隊長★さん [映画館(字幕)] 10点(2020-02-06 22:47:28)
13.《ネタバレ》 まあまあ良い映画という感想です。
予告編見て、コメディなのかと勘違いして見に来たら、少し違いました。予想より重い内容のお話でした。
使われている楽曲が、実際の40年代ではなく 60年代以降のポップスなのが変ですが、戦争を知らない世代の
拒絶反応を和らげる効果はありそうです。
10歳の少年の目線で描かれる戦時下の生活。レジスタンス狩りの恐怖を、他人事から身近な現実へと変化する中、
母親がユダヤ人の娘を匿っていた事で、主人公に降りかかる辛い出来事。
しかし、どうなんでしょうか? ちっとも暗い映像にはならない・・。天気のいい日ばかりだし、ゲシュタポも
殺気が感じられないし、どこか呑気な感じがする。多分、戦争は終盤で、敗戦間近の為、市内のユダ狩りどころで
は無くなってなっていたのだろう。
母親の出演シーンが少なくなって、少年が突然その死体と対面するシーンは、母親の靴しか映ってないので、勘が
悪い自分は、誰の靴にしがみついて泣いてるのか理解が遅れました・・。ユダヤ人やレジスタンスの縛り首の死体は
見せるが、母親の死体は見せない姿勢は、どうなんでしょう。もう少しヒントくれてもと思ってしまうが・・ 
少年は多感な思春期で、異性を初めて意識する年頃。そして、存在してはイケない秘密の家族との接し方は、迷走を
極めてしまい、相手を突き放したり、必死に関係の修復を図ったり。 少年あるあるのエピソード。
尊敬して崇めていたヒトラーへの思いは、身近な現実で段々と否定されていき、母親の死によってついに対極に至る。
最低の奴かと思っていた少年兵団の訓練教官は、実はイイ奴だったというのが救いでした。実際救われている。
戦争が終わり、ついに外へ出る少女。何を叫ぶでもなく、開放感をかみしめるように踊る姿で終わる物語。
これからの生活がそんなに容易なものではないのだが、つかのまの幸福感で観てる側も満たされました。
背中に爆弾付けられて突撃させられる子供も居たり、笑ってはイケないシーンが少なくないのですが、終戦後に
生き残った親友との再会シーンがイイ。「早く帰ってママにハグされたいんだ」に頬が緩みました。
いろいろと不思議な映画です。 最高かどうかはワカラナイけど、過去に例がないし魅力も多い映画でした。
グルコサミンSさん [映画館(字幕)] 8点(2020-02-05 21:35:39)
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【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 7.97点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
639.38%
7825.00%
81134.38%
9721.88%
1039.38%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review3人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 8.00点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

2019年 92回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演女優賞スカーレット・ヨハンソン候補(ノミネート) 
美術賞 候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞 候補(ノミネート) 
脚色賞タイカ・ワイティティ受賞 
編集賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2019年 77回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 

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