アンダーカレントのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アンダーカレント

[アンダーカレント]
Undercurrent
2023年上映時間:143分
平均点:5.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-10-06)
ドラマミステリー漫画の映画化
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タイトル情報更新(2023-11-29)【にじばぶ】さん
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監督今泉力哉
キャスト真木よう子(女優)関口かなえ
井浦新(男優)堀隆之
リリー・フランキー(男優)山崎道夫
永山瑛太(男優)関口悟
江口のりこ(女優)菅野よう子
中村久美(女優)木島敏
内田理央(女優)藤川美奈
康すおん(男優)田島三郎
脚本澤井香織
今泉力哉
音楽細野晴臣
撮影岩永洋
配給KADOKAWA
照明岩永洋
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2.《ネタバレ》 原作に丸乗っかりの製作委員会方式で、監督以下全員が原作を理解しようとしなかった結果出来上がる典型的駄作。

分かりやすいのは、脚本と脚色について:原作のほぼコピペで時間を短縮する意図もないのに、重要な場面がカットされているところ。重油のバーナーをもらいに行く帰途、原作では林の中に主人公が水面を見つけ、車をとめて水面を見つめるうちに何かがよみがえってくる場面が描かれている。この場面が重要な伏線になっているにもかかわらず、映画ではカットされている。

冒頭に銭湯の湯船に主人公自らが頭からつかる場面。原作では上半身だけが沈み脚は残っているところが、現在の主人公のメンタリティの重要な暗示になっているにもかかわらず、映画では水に全身がもぐってしまう絵をとっている。
ビル・エヴァンス&ジム・ホールのアルバムに影響されたのかもしれぬが、ちゃんと原作を読みこんでいれば、こんな絵を撮るはずがない。

俳優陣も、自分が演じている人物の内面をまったく理解できていないまま演じるから、単にぼーっと薄暗く演じているようにしかみえない。
こんな映画ばかりみせられる我々は本当に気の毒だ。

2023/12/24追記
ビル・エヴァンス&ジム・ホールのアルバムのジャケットは、もともとトニー・フリッセルという写真家がウィーキ・ワチーというフロリダ州の都市での名物である水中ダンスのワン・シーンなのだそうです(ほかにもクラシック等でジャケットでいくつか使われているそうです)。だとすれば、ますます、原作のアンダーカレントは、本来のアンダーカレントの意味に寄り添った内容なわけで、やはり完全い体を沈めていないところがポイントであると思います。
みんな嫌いさん [映画館(邦画)] 3点(2023-10-12 20:26:20)(良:1票)
1.《ネタバレ》 原作未読です。 表題「アンダーカレント」とは、潜流という、表層部の海流と独立して海面下を流れる海流を指す。本作で言うなら、人間の心のうち、のことだろう。自分でも理解できないものを、それが他人だろうが、夫だろうが、なおさらわかるはずもないお話。だから、結論を求めずに、その展開を楽しむつもりでご鑑賞。 映画としては、メタファーに富んだ恋愛サスペンス映画、というところでしょうか。回想場面の多様がやや気になりますが、それはストーリー進行上、かなえ (真木よう子) の脳裏に一瞬だけ浮かんだ光景であり、凡庸な映画にありがちな説明不足を補うものとは異なるものでした。 その彼女が水の中に沈んでいく光景が本作を象徴します。その姿は洋服が膨張してお腹が膨らんでいるように見えて、まるで胎児を宿っているようにも見えました。これは、彼女の深層心理的な願望の現れなのかもしれませんね。 悟 (瑛太) は、彼女の元を去りました。本作中、嘘、という言葉が飛び交いますが、愛情を失ったのに、妥協や慰めで共にいること、いようとすること、それは偽りの愛だし、それこそが本当の「嘘」ではないだろうか。 ストーリーから話逸れますが、真木よう子さんの代表作は、「ゆれる」だと思ってます。本作は、消えた夫、現れた (謎の) 男、怪しげな探偵、、そんな三者三様の男にゆれる女の恋心、、といった様相で、彼女にとって久しぶりの代表作になりそうな気がしてます。 江口のりこさんとは「パッチギ!」の名コンビですね。あのお二人が (丸くなって) 十何年ぶりに再会したようにも見えて、私は密かに笑っておりました。 なお、本作にアクセントを加えていたのは、間違いなくリリーさん。その得体の知れない感じが、まさにお家芸であり、あそこでまさかのカラオケ熱唱には笑わせてもらった。歌は「裏切り者の旅」(笑) ちなみに、喫茶店 → カラオケBOX → 遊園地 → 海辺のドライブ、、って、サイレントで観たら、二人の不倫ドラマに見えるよね、これは。 その探偵に会う時は、なぜか美しく化粧していたかなえさん。女ごころは複雑ですかね。 そうそう、本作はご存じ今泉力哉監督ですが、澤井氏と脚本を共同執筆するようになってから、作風がシリアス路線に変わった気がいたします。近年では「mellow」「街の上で」が今泉監督個人による脚本ですが、この二作は笑いもあるし、個人的にはこちらの方がいいかな・・。例外的に本作で監督のこだわりが最も感じられるのが、銭湯。 靴屋、花屋、パン屋、古着屋、そして、風呂屋。 原作ありきとは言え、ロケーション設定については、「らしさ」を貫いていてうれしいところ。 会社、オフィス、、(つまり、サラリーマン、OL、社長さん、ね) こういう堅苦しいのは監督の映画では見たくないので、そこだけは、これからもよろしくお願いいたします。
タケノコさん [映画館(邦画)] 7点(2023-10-09 11:34:28)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 5.00点
000.00%
100.00%
200.00%
3150.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7150.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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