1.《ネタバレ》 セシル・B・デミル監督の作品はあまり肌になじまないんで、その辺割り引いての評価です・・・。基本はとにかくアメリカ草創期を再現した「絵物語の舞台再現劇」を楽しむこと、これに尽きるとおもいます。セット撮影多いですしね・・・。どかん、どかんと情景を重ねていく描き方は、デミル映画そのものですし(昔の日本映画、特に歴史モノなんかの感覚が近い気がします)。 ネイティブの描かれ方のことで評価を下げることはあんまりしたくないんですよぉ。西部劇好きですし(^^ゞ。この辺は、西部劇自体の評価が、作品の出来不出来以前に当時の社会的な偏見等の制約で現代の視点からバイアスをかけてしまうのを避けるという意味からも個人的には評価をする際の不公平の始まりだと思っているものですから・・・。 途中、正直個人的にはだれるんですが、そこそこ飽きずに見れる映画でした。悪役のダ・シルバ、ハリポタのドラコ・マルフォイ君に似てませんか?(笑) こういう映画をみたうえで、現代のたとえば「ラスト・オブ・モヒカン」とか、「ポカホンタス」とかを見ると、西部劇自体ではなくて、その裏にあるアメリカ社会の人権意識みたいなものの変遷を垣間見れるのではないかな、という点で面白いと思います(バイアスかけないって言ってたのに・・・(^^ゞ)。