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ピアニスト

THE PIANO TEACHER
(LA PIANISTE)
2001年【仏・オーストリア】 上映時間:131分
平均点: / 10(Review 91人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリー音楽ものエロティック
[ピアニスト]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2012-03-03)【ESPERANZA】さん
レビュー最終更新日(


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監督ミヒャエル・ハネケ
キャストイザベル・ユペール(女優)
ブノワ・マジメル(男優)
アニー・ジラルド(女優)
スザンヌ・ローター(女優)
原作エルフリーデ・イェリネク
脚本ミヒャエル・ハネケ
撮影クリスティアン・ベルガー
製作総指揮イヴォン・クレン
クリスティーヌ・ゴズラン
ミヒャエル・カッツ
配給日本ヘラルド
字幕翻訳寺尾次郎
あらすじ
ウィーン音楽大学院の教授として音楽を教えるエリカ(イザベル・ユペール)は、抑圧された環境の中で育てられたために40歳を超えた今でも恋愛経験すらなく、音楽一筋で生きてきた。そんな彼女の前に美男子の男子生徒ワルターが現れエリカに好意を持つ。エリカは戸惑うが、ある日、ワルターに手紙をおくる。その手紙はSMプレイの欲求をつづった手紙だった─。ノーベル文学賞作家エルフリーデの自伝的な小説を映画化し、カンヌグランプリを受賞
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91.2017.05/30 BS鑑賞。全く理解不能。余りにアブノーマル過ぎ理解を超える。その気がある人が多いのかなあ。
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-05-30 19:50:11)
90.《ネタバレ》 シングルマザーの承認欲求のために人生の全てをピアノに注ぎ込み、それに応えることができなかったエリカはピアノ以外に外の世界を知らない。子供の頃に抑圧された欲求が歪んだ形で浮上してきたアダルトチルドレンだ。自傷行為もまた、果てしなく自己肯定感の低いことの裏返し。しかし、彼女は悲劇のヒロインとして酔っているだけだ、とハネケは容赦なく切り捨てる。理想に思えたSMプレイは、現実では甘ったるい自分の自尊心と妄想を破壊させるには十分で、依存していたワルターに否定されることによって、エリカは自分を刺し、ピアノも母親も何もかもを捨てて夜の街に消えていく。絶望して自殺したかもしれないし、現実を受け入れて新しい人生のスタートを切ったかもしれない。見栄のために子供の代理戦争に駆り立てる親は失敗したときその責任を負えるだろうか。満たされづらくなった現代の承認欲求の病理とエゴイズムを的確に貫く。何もしないくせに他人に対して、「私を満足させて」と構ってくる地点で間違っているんだよね。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 6点(2015-08-20 19:53:20)
89.《ネタバレ》 母親支配の怖ろしきこと。冒頭からいきなりモンスター・マザーが娘を蹂躙する描写からスタートし、不穏な空気がぷんぷん、ハネケ節全開だ。後悔先に立たず。観始めてしまうと、不吉な磁場に引きずられるように、この異常な話に最後まで付き合わされてしまう。
エリカは母親に精神支配されているステージ3くらいの疾患だ。反発した後で「お母さんを傷つけてしまった。申し訳ない」と幼女のように泣く。DVのせいで相手に依存症になってしまっている。そのひずみが性に向かう。経験の無さが彼女のコンプレックスだから。質の悪いポルノや覗きだけで頭でっかちになってる似非SM趣味のエリカ。M嗜好なのは母親を傷つけたいから。真のMじゃないので、ワルターに暴力を振るわれると一気に萎縮する。悦ぶどころではない。
ワルター。おそらく人生で拒否などされたことなど無いであろう容姿も育ちも申し分ない坊ちゃん。同世代のガールフレンドとはこれまで飽きるほど付き合ってきて、変り種のエリカは知的で格上の女性に思えたのだろう。だけど彼の手に負える物件じゃなかった。
エリカもワルターも互いに「私の言うとおりにして」「僕に優しくしてくれ」と要求するばかり。暴力に嫌悪を示していたワルターが、エリカの発する毒々しい気に呑まれて、手を上げ強姦におよぶ場面は映画史上グロトップ3には入るだろう。
ついには自らを切りつけるエリカ。もっと何年も前にその刃は母親に向けるべきだったのだ。あくまで彼女の心の中でだが。
その場で崩れ落ちるのでなく、外へ歩き出るラストは私にとっては不可解だ。エリカが死んだのかどうか明らかにしないとはハネケは何がしたいのか。この上エリカに生を与えるつもりなのか。
哀しい中年女を虐めているだけにもみえるこの映画。監督てのは作中の人物にとって神たる立場だろう。少しは愛をかけたっていいんじゃないのか。
ダンサー・イン・ザ・ダーク以来だこんなに点をつけづらいのは。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-13 00:39:05)
88.観客への嫌がらせの様な陰湿な映画を撮る事で定評のあるミヒャエル・ハネケ監督の2001年作。粗筋的には倒錯した性癖を持つ中年女性のピアノ講師と若い男子生徒との歪みまくったラブストーリーである訳だが、爽快な見せ場など皆無の所謂アンチカタルシスな映画なのに何かとんでもなくヤバいものを見たかの様な余韻が残る。主人公が異常な性向を持つに至った背景は劇中でそれとなく示唆されるものの過度に説明的な描写がある訳ではなく、断片的なヒントだけが羅列されて最後はほぼ投げっ放しのままで終わるという実に見事な“ハネケ節”が炸裂している。序盤は半笑いで見ていられる主人公の変態っぷりも途中から笑えなくなって終盤にかけて息が詰まりそうになるのは、誰もが内に秘める《他者と関わる上での根源的な不安感》を本作が白日の下に暴き出しているからなのかもしれない。私には「おめーらが心から誰かに理解される訳ねーだろバーカwww」という監督の高笑いが聞こえてきた様な気がした。
オルタナ野郎さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-01-12 04:57:22)
87.3回観てはじめて、これは母と娘の物語だ…と思いました。根が深いです…。
トトットさん [DVD(字幕)] 9点(2014-11-19 08:50:07)
86.《ネタバレ》 皆さんのレビュー読んでなるほどなるほど。妄想って思うとまた解釈変わりますね。でもラストでは顔に殴りアザあったしなぁ。率直な感想としては、SMや痴漢などの行為にハマる人は堅い仕事や世間体を気にする方が多いと何かで読んだり見たりしていたので、エリカもそういうパターンなのかなぁ、なんて簡単に考えてしまった。母親に依存されて可哀想な人も身近にいますので、想像も少ししやすかった。精神のバランスの振り幅が半端ない&ド変態なエリカは、間違いなくお医者さんに行った方がいいけれど、ラストが一番正気に近かったのかもな。でもこんな人達は貴方の側にもいるんですよ、なんて想像させる安定のハネケ作品でした。
movie海馬さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-10-01 02:58:26)
85.《ネタバレ》 私は音楽一筋で生きてきたわ。覚えておいて、私には感情も欲望もないの。あるとしても、必ず最後は知性が勝る――。保守的で厳格な母親と2人で暮らし、ほとんど恋愛経験もないままこれまでずっと独身を通して生きてきた、40過ぎの生真面目な音楽教師エリカ。それでも抑えきれない性欲を満足させるため、一人で個室ビデオ店でポルノを鑑賞したり、他人のカーセックスを覗き見ながら放尿したりという、誰も知らない顔を隠し持っていた。そんな空しい日々を過ごすエリカの元に、ある日、情熱的な青年ワルターがわざわざ彼女にピアノが習いたいと名乗り出るのだった。いかにも軽佻浮薄な現代の若者といった彼に最初は反発を覚えた彼女だったが、授業を進めていくうちに、突然愛の告白をされてしまう。そして、それをきっかけに、エリカの長年心の奥底に溜め込んだ暗い澱のような感情と欲望が徐々に暴走を始めてしまうのだった…。恋愛にも、セックスにも、まして男にもなれていない、そんな誇り高い中年女性エリカの愛と性欲とプライドがいびつに交錯する、いかにもミヒャエル・ハネケ監督らしい歪んだラブストーリーでした。この監督の作品は何作か観てきて、その人間の酷い悪意や欲望、理不尽な暴力を圧倒的な負のエネルギーで映像化する作風には心底うんざりさせられることもしばしばだけど、それでもその高い芸術性は認めざるをえないので、カンヌで初のグランプリを取ったという本作を今回鑑賞してみました。うん、相変わらず鬱ですね(笑)。もう最後まで絶対に人に見られたくないような人間の恥部を、これでもかこれでもかと見せ付けてくれます。愛する青年のモノを欲望のままに咥えたものの馴れていないせいで思わず吐いちゃったエリカが、怒った青年に「お前、口が臭いんだよ!」と追い出されふらふらになりながら歩いて去るシーンなんて、あまりにも鬱過ぎて見てるこっちが吐きそうです。人間なんて芸術だなんだと言いながら、一皮向けば誰しもこんなもの…、なんという絶望的でシニカルな思想に貫かれた映画なのでしょう。それでも、最後にエリカの取った行動には、微かだけど(本当に本当に微かだけどッ笑)感情よりも知性が勝った人間の高尚な姿を見たような気がします。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2014-07-15 21:27:51)
84.《ネタバレ》 本作は、妄想部分を指摘するより現実部分をあげたほうが早いと思う。
そうなると全ての辻褄が合うのです。
トイレのシーンからのワルターとの絡みはエリカ先生の妄想でしょう。あの状況でアレはないし、自宅で母親を締め出すなんていうところもまさしくって感じです。
アダルトショップ、ドラマや映画から見聞きした知識を彼女なりに組み立てたストーリーです。なので奇抜だけどとてつもなく幼い。
トイレでワルターに命令するところはエリカ自身があのように母親から育てられたとこからきてると思う。
たぶんメンタルからくるホルモンのアンバランスで生理も止まってしまっている(コレ、タダ事じゃありません、赤信号。体から出ている悲鳴です)
生理を実感したいからなんだろうけどその発想ですよ、問題は。ラストもそうだけど自傷行為にまで及んでしまっているエリカ先生。自分の存在、生きていることを確認できるのは彼女の場合「痛み」なんですね。しかしそういう自分をひたすら隠すべく鎧でガチガチ、あの無表情と腕組がソレ。
誰か早く気付いて病院に連れて行ってあげてと切に思った次第です。
芸術の才能はあっても、母親の存在と抑圧され壊れてしまった独身中年女の性癖を見せてもらったわけですが、男女関係なくこういう人は特別珍しいことでもないだろうし、だからナニ?
ただこの監督はこういう女に対して見下した感情をもっているのかな。
見守る、認めるとか優しさや愛情がみじんも感じられないのがとても気になりました。というかとても暴力的な描き方です。
妄想部分がすんなり理解できてしまい、意外性が殆どみられないところがわたしにとって大きなマイナスです。でもやはりカンヌが好きそうな映画ですね。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-22 21:08:42)
83.変態女の不完全燃焼…そのまんまです。
変態熟女が美少年に誘われて、付き合ってやる代わりに、変態行為をさせろという内容です。でも、何を思ったのか、気が変わって、やっぱりよすと言ったり。
観ているこっちは爆発できないまま終わります。
主役を演じた女優のインタビューがあれば聞いてみたいですね。「私は主人公に共感できます」なんて言ったら、こりゃ、コメディですよ、もう。
でも、不思議なんです。この映画、映像の撮り方が古い日本映画的で、小津のように、とても繊細タッチで観る者を惹きつける何かがあるんです。
「愛・アムール」みたいなジジ・ババが出てくる映画よりは、こっち観たほうがいいと思いますよ。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-02-03 05:02:49)
82.《ネタバレ》 関係においてしか存在はないのだが、関係抜きに存在している感じ、それがハネケ映像である。 関係とはこの場合「経済的な語り」あるいは「語りの経済」のことである。このことについては『隠された記憶』の項で書いた。
ひと3さん [ビデオ(字幕)] 5点(2012-09-02 08:45:11)
81.《ネタバレ》 好き嫌いは別として、凄い映画だということはまちがいないし、点数の付け方にも迷う。
(他の人はと見るとやっぱり10点から0点まで幅広く広がっている)
ピアニストが主人公だが、クラシック音楽の扱い方も半端ではない。バッハの何か知らない曲が出てきたかと思うと、シューベルトのピアノソナタイ長調(しかもいきなり第3楽章)、歌曲は冬の旅の中の「Im Dorfe」(村にて)、そしてきわめつけはシェーンベルクというようにかなり専門的。その他シューベルトのピアノトリオ第2番の第2楽章やブラームスの6重奏曲の有名な旋律も出てくるが・・・。もっと格調高く聴きたかったが、いきなりポルノ画像になるのにはぶったまげた。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-16 23:10:02)
80.このハネケ独特の渇いた映像…どうやったら撮れるんだろう。
カタログさん [DVD(吹替)] 7点(2011-12-09 16:55:36)
79.これまでハネケ作品は「ファニー・ゲーム」しか見たことがなかったので、本作は様々な意味で衝撃だった。
ハネケ独自の痛々しい描写、張りつめた緊張感。
人間の皮を上から下まで一気に剥ぎ取るような…そんな映画。

トミーおじいちゃんみたいな顔してこんなグロテスクな映画撮るなんて。人間やっぱり顔じゃ判断できませんな。
そしてイザベル・ユペールはこういう役をやらせたら天下一品ですね。
せかいのこどもさん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-11 21:01:27)
78.《ネタバレ》 エリカは感情を麻痺させる術に長けている。他人を求め拒絶されることは恐怖だ。あらかじめその恐怖の芽を摘みとることで、彼女は孤独と引きかえに心の平穏と均衡を手に入れてきた。それは彼女なりの生きる智慧だ。ポルノショップで男たちの好奇の目に曝されること、ドライブインシアターでカーセックスに耽る恋人たちを窃視すること、彼女の秘密の二つの行為はどちらも視線を媒介する。見られる時、あるいは見る時、そこに生じるのは他者との距離だ。視線という距離を測ることで彼女は他者との隔たりを認識し、安心する。母親以外を隔絶して生きる彼女はまるで羊水に浮遊する胎児だ。けれどミヒャエル・ハネケはそんなエリカのぬるま湯のような無痛の孤独に、残酷な揺さぶりをかける。彼女の鉄壁を乗り越え迫るワルター。彼のその無邪気さは、常に茫とした第三者として世界に存在していたはずのエリカに、当事者としての甘美な実感を与えてしまう。あえなく氷解してしまった感情のままにたどたどしくワルターと向き合うエリカは、雛鳥のように無防備に愛を乞う。痛ましく無様なその姿と、やがて語られる赤裸々な被虐願望。それは隠し持つ己れの醜さすら曝け出した上で赦されたいという切実な愛の告白であり、罪深い彼女にとってのある種の告解だ。だが頑なな心を開いた彼女を残忍に待ちうけるのは、愛した者に拒まれ、切り捨てられる絶望だ。健やかな笑顔を見せ、他人事のように軽やかに去っていくワルター。それら出来事のすべてが彼女の妄想であれ現実であれ、重要なのはその痛みを前にしたエリカが、麻酔も鎧も、身を護るその一切を失っているということだ。母との蜜月を断ち切り、産道を抜け、血まみれで産み落とされた彼女はもうぬるま湯に逃げ帰ることはできない。胸に突き立てたナイフは、鋭い痛みの実感を彼女に与える。その表情によぎる誤魔化しきれぬ苦悶。エリカは血を流す生身の体で再び、貫くような孤独の痛みの中を、ひたすらに歩いて行く。この不愉快な映画はまさにエリカの持つ尖鋭なその刃の切っ先だ。ハネケの見せつける本物の痛みを前に、私はその不愉快を滑稽と嗤い飛ばす。けれどそれはエリカを庇護し続けた偽りの麻酔とどこが違うのか。ハンドバッグの中に包み隠されたそのナイフを、私もまた確実に持っている。ハネケは言うだろう。ナイフを突き立てろ、そしてその痛みから目を逸らすなと。
BOWWOWさん [DVD(字幕)] 9点(2009-11-03 18:00:27)(良:1票)
77.《ネタバレ》 なるほど、手紙を渡してからのエリカ先生の変態行動は妄想だという見方もできるわけですね。観ているときは全く意識してなかったので、目から鱗が落ちました。ハネケには知性的な面を感じていましたが、女性をここまで赤裸々に描くのはどういう意図があるのでしょうか。ここまで痛いヒロインは初めて観ました。後味の悪さは私には「ファニー・ゲーム」以上でした。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-18 00:16:30)
76.好き嫌いは別として人間の本性を徹底的に滑稽に描くことにかけてはこの監督天下一品だと思います。「ファニーゲーム」も「隠された記憶」も大好きですが、今回のはちょっと苦手かな。エリカが怖すぎる。
8bitさん [DVD(吹替)] 5点(2009-04-12 17:15:53)
75.「好きなら変態でもなんでも受け入れろよな」とかなんとか、いろいろと考えを巡らせてみましたが、理屈よりも目の前に現れる嫌悪感に勝てませんでした。ラストに出たエリカの表情の変化に4点。それだけでご勘弁ください。
まつもとしんやさん [DVD(字幕)] 4点(2009-03-07 14:07:39)
74.《ネタバレ》 (おそらく)アラフォー女性の心の闇は深い・・・(おそらく)処女だったりするとなおさら。せっかくの大チャーーンスを台無しにしてしまったのは、男性経験が無いことへのコンプレックスなのか。ベクトルはぜんぜん違うけれど、東電OL殺人事件をふと思い出してしまった。一歩間違えると悪趣味なドラマになりそうな話なのに、彼女の悲しい不器用さをさらけだすように、淡々と、生々しく見せてくれました。あのラストは、青春を犠牲にしてまで打ち込み、(おそらく)ただひとつのよりどころだった「音楽」を自ら裏切ってしまったことが許せなかったのでは・・というのが私なりの解釈です。
ETNAさん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-11 00:26:23)
73.《ネタバレ》 この映画を観て、ミヒャエル・ハネケって、どんな監督!?と思ったら、あの「ファニーゲーム」の監督さんなんですね。なるほど、納得しました。(笑) ただ、この作品は単なる監督の悪趣味では終わっていないです。一見すると怪しい映画だけど、すごく奥が深い作品。今の世の中、自分の本質をさらけ出すことなんて、ほとんどありません。じゃあ実際にその本質をさらけ出した時、自分や周囲の人はどうなってしまうのか・・・。それがこの映画の一つの楽しみ方かもしれませんね。
たけたんさん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-14 11:23:25)
72.《ネタバレ》 対人距離設定不全症とでも言うのか。ヒロインは道で男にぶつかると、その触れた肩を神経質に何度も払う。でもポルノショップに堂々と入っていって、集中してくる男の視線には何ともない。覗く人でありながら、見られることには全然平気。固い殻を持っているからなのか。「私には感情がないの、あるとしても知性がまさっているの」って人。彼女がいかに孤独を完成させたか、って話だ。この題材だったらコメディにしたほうが楽だっただろうが、それをギリギリの悲劇にしたことを、この作品に関しては褒めねばならない。笑ってしまえば、変わり者で終わってしまう話だ。でも、心臓から血を流しながらウィーンの町を毅然と歩いていくラストで、彼女は、誰でも落ち込み得る罠に正面から対決した悲劇の英雄以外の何者でもなくなる。シューベルトのピアノ曲の妖しさが生きた。十二音音楽のシェーンベルクを弾けばミスタッチが分からない、ってのがおかしい。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2008-06-25 12:13:05)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 91人
平均点数 6.03点
033.30%
144.40%
222.20%
333.30%
499.89%
51314.29%
61314.29%
71920.88%
899.89%
91213.19%
1044.40%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.20点 Review5人
2 ストーリー評価 7.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 4.20点 Review5人
4 音楽評価 5.75点 Review4人
5 感泣評価 4.25点 Review4人

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