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ゆきゆきて、神軍

1987年【日】 上映時間:122分
平均点: / 10(Review 81人) (点数分布表示)
戦争ものドキュメンタリーバイオレンス
[ユキユキテシングン]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2011-05-24)【イニシャルK】さん
レビュー最終更新日(


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監督原一男
助監督安岡卓治
出演奥崎謙三
撮影原一男
企画今村昌平
美術赤松陽構造(題字)
編集鍋島惇
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【クチコミ・感想】

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81.《ネタバレ》 “ドキュメンタリー映画の最高峰”“凄い映画体験”などの世評は聞いていましたが、観終わってからの感想は、もう嫌悪感しか残りませんでした。引き合いに出すのもヘンかもしれませんが、自分にはこの映画を観て『ありふれた事件』が思い出されて仕方ありませんでした。共通しているのはどちらの主人公もカメラの存在を意識し過ぎだということです。奥崎という人、元から過激というか粗暴な人物だったんでしょうけど、自分が主役として撮られているという自覚が過剰な演技に繋がってゆくという影響を間違いなく与えていると思います。途中から銃殺された兵隊の遺族に逃げられて、ニセ者を同席させ始めたのにはさすがに唖然としてしまいました。製作者たちは「虚実を超えた構成」などと自賛しているみたいですが、これはTVバラエティでやったら大問題になるヤラセ以外の何ものでもありません。監督が田原総一郎の弟子だったという経歴を知って、まあ納得しましたが。 この奥崎という男はとにかく自分の狂信以外は決して認めない、他人にも私生活があるなんてことはこれぽっちも理解していないという、もうまるっきりサイコパスだということは良く判りました。自分の私怨を晴らすために亡き戦友を利用しているだけとしか思えない。彼は終戦1年前に投降して捕虜になったみたいで、敗戦まで部隊に残った兵士たちより食料事情ははるかに恵まれていたわけです。本人に自覚はないかもしれませんが、彼の深層心理にはそれが深い負い目になっているのかもしれません。そんなキチ○イ男に群がってカネもうけのネタにする映画屋たちにも反吐が出そうです。 「これこそがドキュメンタリー映画の神髄なんだ」と説教されるぐらいなら、この世からドキュメンタリー映画なんて消えてしまった方がせいせいします。
S&Sさん [DVD(邦画)] 1点(2015-07-06 22:46:03)
80.《ネタバレ》 びっくり、とにかくびっくり。こんなドキュメント映画があったとは(驚き)・・・。。。そして内容もかなりエグい。いやーとにかくすごいとしか言いようがありません。とても点数をつけることは無理なので5点でお願いシマス
Kanameさん [DVD(字幕)] 5点(2014-10-10 22:20:22)
79.《ネタバレ》 凄まじい。恐らく邦画史上最も凄まじい部類に入るドキュメンタリーになるだろう。
過去の旧日本軍内で実際に起きた事件の真相を探っていく流れが本当に凄い。鉄拳飛び交う情報収集、行き着く先に待つ答えがいやはや。
本当に全力で右に進む映画だ。突き抜けすぎて逆に笑いがこみ上げてくるくるくらい馬鹿な“何か”がこの映画にはある。
日本人なりに「戦争とは何か」を考え抜いた一つの答えがこの作品に刻まれているのだろう。この映画は99%奥崎謙三で出来ています(嘘)
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2014-08-26 22:32:51)
78.《ネタバレ》 無知は恐ろしいですね。私はニューギニアでの戦闘が終戦直前まで続いていたことを知りませんでしたし、兵士が人肉を食っていたことも、人肉を豚肉扱いしていたことも知りませんでした。戦場はまさに地獄絵図です。
そこから行きて生還した奥崎謙三という怪物が、戦争犯罪を明らかにするという名目のもと大暴れする姿を見て、ちょっと興奮してしまいました。これは怪獣映画です。人間のエゴを目の前にした怪物が、怒りのあまり暴力に走る姿は恐怖すると共に燃えますよ。普通に生活していれば、ジジイがジジイをマウントポジションで殴りまくったり、病人のジジイを蹴っ飛ばすような光景は目にしませんから。なんだかゴジラを見ているようでしたよ。
カニばさみさん [DVD(邦画)] 8点(2014-05-14 23:37:14)
77.邦画評論家ドナルド・リチーの追悼映画祭での一本として鑑賞。企画として名を連ねる今村昌平、そのブランドに見合ったさすがのドキュメンタリー作品。

奥崎謙三という類まれなる人の言動を通して、観るものの善悪の判断基準を思いもよらないところから揺さぶってくる。一方で「価値観を押し付けて、その考えになびかない者に対して威圧的態度をとる」というのはそれこそ当時の敵国の今の姿に重なってみえてくるのが皮肉なところ。今回観客席にいたのは「白豚」側の人達。鑑賞後は意見を交わしたいような、交わしたくないような複雑な気持ちであった。マイケル・ムーアは本作を絶賛しているらしいのだが。
keiさん [映画館(邦画)] 6点(2014-03-31 09:16:03)
76.《ネタバレ》 とにかくリアルキチガイがめちゃくちゃやる映画 このキチガイは暴れていない時はまったく普通の人にしか見えないのが怖い こんな人につきまとわれたら怖いだろうな 冒頭の結婚式のシーンでそう思った この「ミスター大迷惑」がくっついて来て、さながら西部劇のショットガンマリッジのごとく、むりやり結婚式をあげさせられたみたいな恐怖を感じた 映画のテーマは戦争と人間(食べちゃった!) このテーマは衝撃的だがこの大義名分があるからこそ、この人がただのキチガイと一線を画していると言う風に見えているだけで、実際はただのキチガイの人殺しであることに何の変わりもない ただこのキチガイがあっちこっちに動くだけで見てるこちらはハラハラすることにこの監督が気づいてしまったのだろう とにかく理屈も何も有った物じゃ無いので暴れ回るところだけはかなり面白い この映画の中に内包するであろう重いテーマはむしろ何も感じず、この主人公の略歴を読んだだけでその辺のヤクザと何も変わらない事がわかる 右翼の街宣車に乗った左翼のゲバ戦士という天然記念物級のキチガイをただひたすら追った作品だ この作品は主人公がただのキチガイだということを見た人達がちゃんと認識出来れば、そのドキュメンタリーとしての点数は見た人の感性で0点でも10点でも有りだと思った 教訓、正義を盾にとったキチガイに勝てる者無し(笑)
にょろぞうさん [DVD(邦画)] 4点(2014-03-24 23:15:43)
75.《ネタバレ》 アナーキストである山崎謙三を追ったドキュメンタリー。ぶっちゃけ山崎謙三その人は疑いようも無くアレな人である。"神軍"と大きく書かれている車を乗り回し、天意を受けていると思い込み、暴力を礼賛する。彼がまともであると主張する人は少ないでしょう。
しかしドキュメンタリーが事実を映すエンターテイメントとするならば、これほど観ていて面白い対象も中々無い。とにかく氏の行動が極端で次のアクションが読めないことがサスペンスとなっている。暴力をふるう前に画面が溜めのスローモーションとなるのも上手い演出だと思います。
またこれには人それぞれに許容できるラインがあると思いますが、個人的に"絶対に妥協はしない"氏の生き様には少し憧れを感じた。別に氏のように振る舞いたいという意味では無く、その姿勢や存在感に圧倒されたと言う意味で。『時計じかけのオレンジ』のアレックスや、『ダークナイト』のジョーカー、『ウォッチメン』のロールシャッハに魅力を感じてしまう感覚と同じ。
つまり彼は現実に存在しているにも関わらず、どこかフィクショナルな存在感を持つ稀有な人間であるのだと思います。またそういう人間が私たちの住む世界に実際にいると如何に困った存在であるかと言う事実も、この映画は克明に炙り出している。
民朗さん [DVD(邦画)] 9点(2013-10-07 22:53:42)
74.《ネタバレ》 奥崎謙三という強烈な怪物をうまくカメラに収め、一本の刺激的かつ価値観に刺激を与えるドキュメンタリーにした手腕が見事。インパクトのあるイントロや、最後、急展開であっけなく(奥崎謙三氏をバックに)エンドロール、という展開も痺れた。
彼は自分自身の思う「正義」や「神」の名の下に行動を起こす。「警察は呼ばれる前に自ら呼ぶ」というスタンス、時には罵り、時には殴り、時には謝罪し、時には思いやり涙する。そして妻や知り合いに遺族の代役をしてもらってまで殴りこむ。
しかし彼の「正義」や「神」というのはただの屁理屈で、単に腹が立つから罵り、殴るだけである。「戦争が生んだ怪物」の様に描かれてはいるが、実際はただの暴漢だ。戦争がなくたって彼は腹が立った相手を殴り殺すような人物になっただろう。

奥崎謙三の行動は0点だが、一本のドキュメンタリー映画としては9点。
eurekaさん [DVD(邦画)] 9点(2011-12-11 16:23:02)
73.《ネタバレ》 他人の家にあがりこんで、挙句の果てには相手を殴っているんだからね~、すごいですよ。戦争は人間を破綻させてしまうのですね。奥さまがけなげ。奥崎氏、奥さま没後これまたいろいろな活動をされているようで…。
T橋.COMさん [DVD(邦画)] 6点(2011-08-30 21:01:03)
72.当時の前線での悲惨な戦争体験は、文献などで随分と知識を仕入れてきたが、
関係者たちの話を生の映像で見ると、さすがに大きなショックを受ける。
中盤からは、戦争責任を追及し続ける奥崎の過激なキャラが、徐々にヒートアップし暴走。
「真実を語ることが、多くの人に戦争の愚かさを知らしめる」
という一番重要なテーマが虚しく聞こえてしまう。
単なる映画作品として観るなら面白いのだが、そもそも制作者側も奥崎のキャラありきで
この映画を作ったふしがある。そういった意味合いも含め、ドキュメント映画自体の数が少なく、
出来がいいのか悪いのか評価がし難い作品なのだが、とにかくインパクトだけは凄まじく強烈だった。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-11 15:35:57)
71.やばかった。気づいた時には奥崎ワールドに連れていかれてました。人間これぐらいのパワーがないと、臭いものの蓋はこじ開けられないのでしょう。下手に出てる時の平板な喋りが不気味です。自分の言葉に興奮して、あっという間に鰐とか蛇とかに変身してしまいます。御社の精神力強化研修ツールなどにいかがでしょうか?

ねこひばちさん [DVD(邦画)] 9点(2011-07-18 19:50:21)
70.《ネタバレ》 フィルムに残されたもの自体には価値があるが、ドキュメンタリー「映画」としてはインタビューだけで成り立っていて、粗い編集で取られているだけなのは工夫不足では。
それにしても、うやむやになった戦争犯罪を追及するために暴力を正当化してしまっては元も子もないでしょ…。あと、自分の行動を神格化して天罰だとか言っている時点で狂人にしか見えない。
戦争犯罪追及のマジメなドキュメンタリーとイロモノ狂人ドキュメントの融合なので、見所がぼやける。
すべからさん [DVD(字幕)] 5点(2011-01-09 12:42:12)
69.《ネタバレ》 ドキュメントの最高峰
テーマがアレなもんで薦めにくい のではあるが
 
じじぃがじじぃにマウントとって殴りつける
総合マニアでなくてもヨダレが出る内容
 
とかゆーんでなくて、これはぜひ多く人がみてみるのが良い映画かもしれません
ドキュメンタリーの何たるか ヒトとしてのなんたるか
と時に穏やかに、かつ暴力的に考えさせられます
正直こわいです これぞドキュメンタリー
 
水野晴郎のいう『戦争はよくない』
とは一味も二味も いや 全然違う
おでんの卵さん [DVD(邦画)] 9点(2010-06-13 18:22:36)(良:1票)
68.《ネタバレ》 奥崎さん見ているとやっぱ、迷惑な人、という印象が一番先に来る。奥崎さんよりも、押しかけられた家のほうに気持ちが行っちゃう。すぐ殴るし。奥崎さんて、話し合うわけじゃなく、自分の「正義」の物差ししか持ってない人だから、そもそも対話にならない。自分の信念を開陳するだけ。吉田伍長の話をもうちょっと聞きたいな、と思っても、すぐ奥崎さんが割り込んできて、興奮して、ああヤバいな、と思ってると蹴り出す。困ったもんです。一家の小さな平和を守りたい、という押しかけられた側の家族の気持ちのほうに共感しちゃう。「大義」の前に犠牲にされていったかつての日本の家族の縮図にも見えてきて、奥崎さんってあの皇軍の神髄を保存してるんじゃないか、と思えてくる。「正義」のためにはすべて許される、という発想が、敗戦の価値観の転換を越えてもまだ生き続けている気色悪さ、そこにこの映画の一番の手応えを感じた。脇の人の方が興味深く、平気でニセ遺族を演じる奥さんなんか、この人だけで一本のドキュメンタリーを作ってほしいと思ったほど。料理店やってる元衛生兵、日本兵「は」食べなかった、と言う人。あんな凄いことを、声も低めずヒョロッと言ってしまう。あの時代と今とで切り替えがきちんと出来ている。人間の精神というものの強靭さを感じた。いろんなことを考えさせられた映画ではあるが、あきらかにカメラの存在が奥崎さんを煽っており、ドキュメンタリーの手法としては一歩踏み外してしまっていると思った。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2010-04-23 12:03:07)(良:2票)
67.《ネタバレ》 奥崎氏にとっての立派な人間とは、神の法に従って、人間が造った法律を恐れず、
刑罰を恐れず実行する人間であると氏は強く主張する。

この主張は絶対的に自分の正義を信じて疑わないまま突き進む、まさに彼そのものであり、真相究明は彼にしか出来ないと嫌でも思わされてしまう。

しかし大きな問題はその「神の法」を、奥崎氏自身が全て定めていること。
さらに彼を突き動かすパワーは異常とも言えるもので、相手への配慮など微塵も無く、
信じる正義のためなら暴力行使も厭わないという一般的には本当に危険な人物である。

戦争を題材にしたドキュメンタリーだが、あくまで奥崎謙三という濃すぎる人間を追いかけた映画で、単純でありがちな反戦プロパガンダフィルムでは全く無い。
奥崎氏の過激さはある意味魅力的で、次に何が起こるか分からない緊迫感を生み出しており、脚色せず第三者的視点から撮影しただけでも、立派にドラマが映し出されている。
これぞ正真正銘のドキュメンタリー。

そしてラストの流れで一気にこの作品が「映画」として昇華される。
ただ奥崎氏を追うだけでなく、見応えのある映画作品として仕上げているところに、この映画の凄さがある。ドキュメンタリー映画としては個人的に満点。

ただ残念だったのは、あれだけ正義をモットーとしていた奥崎氏が、結局実際関係ない元隊長の息子に発砲し重症を負わせるという結末。
これじゃ結局はブチ切れたら「神の法」も正義も関係なくなる単なるテロリストと呼ばれても仕方ない・・ 映画の出来云々ではなく、この奥崎氏のあまりに残念な結末に-1点。
おーるさん [DVD(邦画)] 9点(2010-01-29 10:22:30)
66.強烈極まりないキャラクターの奥崎謙三氏に圧倒される。氏の思想についての賛否は別として、この映画から受けるインパクトは計り知れないものである。観終った人間は、氏のこの映画を作った術中にまんまとはまってしまう。極上のドキュメンタリー映画として昇華させた原一男には感服。
円軌道の幅さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-31 01:07:10)
65.《ネタバレ》 ○なんて凶暴な人物だと思うと同時になんてエネルギッシュな人物なんだろうと思った。他のレビュワーにも書かれているが、今作は奥崎謙三のドキュメンタリーだな。○このサイトでのジャンルの中でバイオレンスに分類されているのは頷ける。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-07 22:51:01)
64.《ネタバレ》 ガチすぎてまじめなドキュメンタリーなのか、ギャクなのか境目があいまいな迫真の映像。
キレて当時の上官と取っ組み合いするところはやりきれない悲哀と第一級の笑いが同時に来る。
絵的に後ろでオタオタする家族の姿も見逃せない。
途中から遺族の人らさえついていけなくなり、妻と知り合いに遺族のふりをさせたり芸も細かいよこのおっさん。
このドキュメンタリーなにがすごいってラストの字幕。
ドキュメンタリーならでは。
いや奥崎謙三さんならではのラスト。
結婚式にこんなおっさん来てほしないなぁ・・・。
扱ってるテーマ自体はかなり重厚やし、ドキュメンタリーとしてもっとまじめな感じに演出することもできたろうに、あえてしない監督の手腕に拍手。
真実ってのは時としてとんでもない喜劇に見えてしまうのかもね。
レビューの得点分布が極端なのが興味深い。
そっと・・・チタラダさん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-25 10:42:27)(良:1票)
63.これを反戦映画と言って良いものか。何を題材にしたドキュメンタリーなのか。それは戦争でも何でもなく、奥崎謙三という人物そのものを題材にしたドキュメンタリーだろう。彼のしていることは戦争を根絶するための戦争とでも言うべきものであり、全く賛同することは出来ないが、カリスマ性というか人物そのもののいかんともしがたい魅力は有ると言わざるを得ない。確かにエクストリームなものは魅力的だが、それは所詮思想でしか有り得ないということもこの作品で同時に分かることなのである。
Balrogさん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-24 18:01:42)(良:1票)
62.これ、私刑ですよね? この奥崎という人の行為は犯罪ですし、暴力を制止せずに撮影するのも普通に罪だと思うのですが……私の感覚がおかしいのでしょうか?? 

おそらく作り手は撮影対象に手出しをしないドキュメンタリー精神みたいなもので自分達を正当化しているのでしょうが、現実に人間を傷つけるのが許されるほど、表現の自由って尊いものですか? ムーアがこの作品を好きらしいのですが、やはり目的のためなら手段を厭わない人なのでしょう、残念です。ほんとうに危険なのは左翼でもなく右翼でもなく、己の正しさを信じて疑わない傲慢さにあるのだと思います。

奥崎氏に同情する向きもあるようですが、いくら悲惨な戦争体験があったとしても、それで犯罪が正当化されるわけではありません(大量殺人者はたいてい幼児虐待の過去があるがそれで無罪にはならない)。パチンコで天皇を狙うなんてくだらないパフォーマンスでしかないし、この映画の出演後には殺人事件も起こして、出所後はなんとAVに出演している。ある意味ではとても気の毒な方ですが、こんなヤバイ人を美化しないでほしい。

実はこの作品の本質は、狂人の放つ異様なエネルギーが観る者を惹きつけているだけで、戦争映画うんぬんは付け足しに過ぎないんじゃないか、という気すらします。

あと、同じ題材の小説(古処誠二の『アンノウン』)を読んだことがあるのですが、そちらの著者は犯罪を犯していませんが、充分衝撃的で、非常に重い作品でしたよ。それどころか著者は実際の従軍経験者から感謝されていました。わざわざこんなキワモノ映像を撮る必然性はまったくなかったのです。

たとえば『バトルロワイヤル』のようなフィクション内の残虐な殺人は批判されるのに、ノンフィクションの地味な暴力が見逃されるのって、とてつもなくバカげてると思うのですよ。これは現実の暴力。盗撮映像を利用したAVが許されないのと同じ理由でありえません。基本的に0点は付けないことにしているのですが、これに関しては採点放棄の意味で0点です。表現の自由以前の問題でしょう。
no oneさん [ビデオ(邦画)] 0点(2009-07-23 14:30:16)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 81人
平均点数 7.02点
0911.11%
122.47%
200.00%
300.00%
411.23%
567.41%
667.41%
71214.81%
878.64%
92328.40%
101518.52%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 3.60点 Review5人
4 音楽評価 9.66点 Review3人
5 感泣評価 5.00点 Review2人

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