ツィゴイネルワイゼンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ツィゴイネルワイゼン

[ツィゴイネルワイゼン]
Zigeunerweisen
1980年【日】 上映時間:145分
平均点:7.58 / 10(Review 55人) (点数分布表示)
公開開始日(1980-04-01)
ドラマホラーミステリー音楽もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-03-14)【イニシャルK】さん
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監督鈴木清順
キャスト原田芳雄(男優)中砂糺
大谷直子(女優)中砂園/小稲
真喜志きさ子(女優)青地妙子
麿赤児(男優)先達
樹木希林(女優)キミ
佐々木すみ江(女優)宿の女中
山谷初男(男優)巡査
玉川伊佐男(男優)甘木医師
大楠道代(女優)青地周子
藤田敏八(男優)青地豊二郎
原作内田百閒「サラサーテの盤」(ノンクレジット)
脚本田中陽造
音楽河内紀
撮影永塚一栄
志賀葉一(撮影助手)
藤沢順一(撮影助手)
製作荒戸源次郎
美術木村威夫
照明大西美津男
その他荒木経惟(スチール)
内田絢子(記録)
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55.鎌倉妙本寺の総門と二天門の間には,ひとを正気に戻させる何かがある。ツィゴイネルワイゼンの豆まきのシーンでこのお寺が映るから言ってるのではない。

磁場,石や苔,樹木や葉,塗られたペンキ,コンビニ袋。それらを包む空気。「精神」という抽象的なものではなく,それらの物質がヒトに超好ましい影響を与える、その場所の一つが妙本寺なのだ。と,久しぶりに行って体感したのである。

そしてその「正気」とは残念ながら決して「善き現実」だけを見せるわけではない。可能なら遠ざけたい「死」や「理解が非常に難しいモノ」なども直視させ(確実に存在する!),それを鈴木清順は映画ツィゴイネルワイゼン中に結晶化したのであります。これ以上冷徹な映画は他にないだろう。何度も観たくなる。

この映画を観るのは今日でたぶん8回目だ。今回も非常に良かった。ヘルメットを被り,スポーツタイプの自転車で妙本寺に行ったのが再再再再再再再鑑賞のきっかけ。ツィゴイネルワイゼン現代版の撮影で,二天門からヘルメットをかぶって自転車で滑走する場違いで理解不能な異物として自分が参加しているような錯覚を覚えた。

清順ワールド恐るべし。10,10,10,10,10点!!
超見聞人間シネマボーイさん [DVD(邦画)] 10点(2019-01-20 23:17:48)
54.《ネタバレ》 初めての清順映画。絢爛たる映像=清順歌舞伎に酔う映画。意味は何もわからなかったが、堪能した。大谷直子がセクシー。でも、原作もあのような作品。幻想的な映画。
にけさん [映画館(邦画)] 9点(2019-01-07 12:52:10)
53.《ネタバレ》 何の予備知識なく鑑賞。
最初は、ボーっと見るともなく見る感じでしたが、
大谷直子が半裸で指パッチンして振り向いたあたりから覚醒。

何の話か、よりも、前後関連性無さそうに挿入される画の美しさに釘付けになりました。
中砂夫婦は和服で住居は日本家屋。
青池はビシっと決めたスーツ姿で洋館に住んでいる。
妻の周子はいつも昔の「モダンガール」のようなファッションで、和服の時も明るく斬新なデザインで
園や小稲の地味な着物と対照的。
洋館のインテリアや小物、周子のファッションは見てて楽しかったです。

生の証のように食事や情事のシーンがあり、その他は死を思わせる暗い画面と不安を煽るような雑音。
2軒の間にある切通しは、いかにもこの世とあの世の通り道のよう。
悲哀と滑稽さを見せ、度々挿入される盲目の門付達の話。
三角関係という不安定な人間関係。

次第に、誰がいつ死んだのかは曖昧になっていきます。
それは、ずっと死の床にある妙子だけが知っているような気がしていました。
もしかしたら、すべて妙子の夢なのではないかと。

最後は、実は死んでいるのは青池のほうだと思わせますが、この点については、もっと昔に、
できれば公開当事に見ていれば衝撃を受けただろうと思えて残念です。
この手のラストの映画やドラマをたくさん見てしまったせいです。
こちらの作品の方が早いのに。

とはいえ、いつもは物語の整合性や構成を見てしまうけど、この作品に限っては、
それよりも感じたまま受け取っておいて良いと思えたのは自分でも不思議でした。
録画すれば良かった。
もう一度見たいと思います。
nanapinoさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-06-25 22:30:00)
52.鑑賞後、感想を形容する言葉がしばらく思いつきませんでした。で、結局出てきた言葉は「わからない」です。見て不快な気分にはなりませんでしたが、見た価値があったとはとうてい思えません。なんかよくわからないけど、凄いものを見たという気持ちにもなりませんでした。優れた芸術品は、人によく理解されなかったとしても、そう思わせるパワーがあるものです。この作品は、本当に人を選ぶと思います。
川本知佳さん [DVD(邦画)] 3点(2015-02-09 00:41:40)
51.ちょっと変な話。赤く染まる骨、夫婦の会話の途中に聞こえる何かの声、娘の夢を頼りに本を返してもらいにくる女、屋根瓦にどこかから落ちてくる小石の音。はっきりとした「怪談」ではなく、ちょっと変という程度の「怪異」。この雰囲気がいい。サラサーテの呟き。あきらかに何か語っているのだが、よく聞き取れない、もしかするとよく聞き取れないように呟いているのかも知れず、自尊心がハッキリ語らせようとしないが、心の中にしまい続けているのもつらい、という想い。それが次第に嫉妬とか怨みとかに固まっていく。内にこもって骨を血で染めたり、ちぎりコンニャクの山を作ったりする。生きていると勘違いしている者の夢なのか、ストーリーは次第に曖昧になっていくのだが、画面は実に明晰なのだ。おどろおどろしさよりも、カラッとしたユーモアが漂ってくる(たとえば盲人三人の決闘シーン)。清順の世界とは、これだったんだ、あまりに明晰なゆえに掴み切れた気になれない夢魔。そして男2女1の三角形が繰り返されていく。嫉妬。外れた1が怨みを抱きながら2と並んでいる怖さ。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2012-08-23 10:01:37)
50.見世物小屋のような得体の知れない異様な気持ち悪さ、苦手です。観る人を選ぶけど好きな人はそうとう嵌るんでしょう。
長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(邦画)] 5点(2011-08-12 03:29:43)
49.鈴木清順監督の映画は今まで観たことありませんでした。各場面の繋がりは難解で、意味の分からないシーンもたくさんありますが、それがとても新鮮に感じました。意外とストーリーはしっかり出来上がっており、ただ難解な作品というだけではなかったので、予想以上に楽しめました。予備知識がある上で見ましたが、それでも衝撃的な映画でした。CSでは監督のインタビューも合わせて放送されており、「映画なんて形に捕らわれず、みんな自由に撮ればいいじゃない」と仰っていました。これはまさに監督の頭の中を映画化した作品なんだと思います。
たけたんさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-02-15 18:35:22)
48.ワケわかんないのに退屈せず、最後まで見られた。骨はたしかに美しいなと思ってしまう。人間が誰しも内包している美と死。考えると怖くなる。全く関係ないが中原中也の「骨」も思い出す。ものすごく怖い映画なので今後おいそれとは見られないが、強烈に印象に残った。それと、藤田さんが時たまハーヴェイ・カイテルに見えたのも、どうでもいいが印象的。
ジェイムズ・ギャッツさん [レーザーディスク(邦画)] 9点(2010-05-27 21:43:18)
47.青地さんが中砂家を訪ねるシーンで、暗闇の中を手探りで進んでいく場面が好きです。
全体的に雰囲気は楽しめましたが、145分はちょっと長かったかも。
TAKIさん [DVD(邦画)] 7点(2009-11-25 22:22:09)
46.《ネタバレ》 繰り返し現れる記号を元に解読してみます。①骨。骨=美と死の象徴。中砂は、赤い骨の話をした芸者小稲の美しい骨格を愛する。妻園も小稲そっくり。青地と先に死んだ方が骨を与える約束をする。中砂は死の観念に取り付かれている。②不幸。中砂に捨てられ溺れ死んだ女。盲目の門付け、肺病の夫をもつ女、弟が自殺した小稲、死の床にある青地の義妹。精神に安らぎのない中砂も不幸。③熟れる。死の一歩手前の状態。中砂はその時が最も美しいと感じる。青地の妻周子が”熟れた”花の花粉で”熟れる”と抱く。抱かれた周子は以前は食べなかった熟れた桃が好きになる。こんにゃくも、周子の舌も”熟れて”いる。桜が満開に”熟れた”下で、中砂は自殺する。最も美しいときに死にたいという美学。④三角関係。門付けの三人組。この人間関係が二転、三転する。中砂と青地と小稲。中砂と青地と園。中砂と青地と周子。周子の妹の妙子と青地と中砂。中砂の娘豊子と園と小稲。人間関係はつねに三角関係。人生の象徴であり、不幸の原因でもある。⑤トンネル。これは異界への入口。何度も繰り返し出てくる。中砂の家へは切り通しを通らないと行けない。中砂=異界といってもいいほどで、不思議なことは全て彼を通して起る。⑥幻聴。ツィゴイネルワイゼンの聞き取れない言葉が発端。生きていることの違和感、住み難さの象徴であり、死への入口でもある。最後レコードが鳴っているときの青地の言葉は聞こえなくなる。死の世界へ同化してしまったから。⑦類似性。小稲と園がそっくり。門付けの三人組と子供の門付け三人組も類似している。妙子は生死を彷徨いつつ、現実か幻覚かわからない話をする。この妙子がこの映画の世界観と類似。青地と中砂は合わせ鏡の関係。⑧交換。中砂は青地に妻を取り替えようと提案。又先に死んだ方が骨を与えようと言う。生と死、この世とあの世は交換可能。⑨食事。生の象徴で、何度も登場する。葬式など死を連想する場面には必ず食事シーンが出る。生を強調することにより、逆に死を強調している。⑩あの世。ラストの豊子の足跡は六文銭で、これは三途の川の渡し賃。死んだのは中砂ではなく、青地の方だった。逆もまた真実。何故ならこの世とあの世は交換可能だから。主題は「この世に確かなものは何もなく、生と死の区別でさえも曖昧である」ということ。そして「その曖昧さこそが生きていることの証しでもある」。
よしのぶさん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-10-13 17:56:08)(良:1票)
45.凡人の僕は、ただただ「大谷直子がかわいいなあ」と、そればかり思っているうちに見終わってしまいました。
ケンジさん [DVD(邦画)] 6点(2009-02-02 21:46:47)
44.雰囲気を楽しむ映画なんでしょうね。自分にはマッチしませんでしたが。蟹・盲目の三人・蒟蒻・目な舐め等の発想は評価に値します。
すたーちゃいるどさん [DVD(邦画)] 5点(2008-02-11 14:53:56)
43.第一に面白くない。

そしていかにもな映像センスが自分とは合わない。

更に、原田芳雄が苦手。
大楠道代も楠田枝里子の様で気持ちが悪い。

だけど、不思議と印象に残る作品だ。
この特別な印象こそが、本作が高く評価される源なのかもしれないが、その良さを十分には理解できなかった。
にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-02-05 19:03:37)
42.グロテスクなのに美しい。意味不明なのに胸に響く。下手なのに魅惑的な藤田敏八。そんな様々な矛盾が絶妙に織りなす奇跡の怪作。
丹羽飄逸さん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-08-10 21:29:22)
41.不思議だ。意味がわからないのに、2時間半があっという間だった。もう少し歳をとった時にもう一度見れば、点数は上がるかもしれない。
T橋.COMさん [DVD(邦画)] 4点(2006-07-02 23:08:25)
40.日本の芸術映画の頂点に君臨する大傑作。
リンクが張り巡らされた奥深いストーリー、効果的なカメラワーク、
鮮烈な色彩、生々しくリアリティのある音、俳優陣の個性あふれる演技、
掟破りの演出。そのすべてが超一級であり、観る者に強烈な印象を与える。
Rubyさん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-19 02:35:43)
39.僕たちが生きているこの世界は、隅から隅まで合理的に閉じてできているわけではない。だから、時々、合理的には説明できない、時間と空間を僕たちは体験することになる。そして、僕たちの中には、そうした体験が忘れてしまいたいほど嫌いな人と、逆にそこに言葉では表現できない安らぎを感じる人がいる。、、、、いうまでもなく、前者のタイプの人はこの映画は嫌いなはずであり、後者の人は大好きだと思う。、、、、、ただ安らぎを感じる人も、日常の合理的な世界に戻って来ることができるという前提でそう感じているにすぎない。すみからすみまで非合理的だったら、とっても耐えきれないに違いない。そういう点で、ツィゴイネルワイゼンは陽炎座と好対照をなしていると僕は思う。陽炎座まで行くと、合理的な世界の破壊は一線を越えていて、見ていて不安感が増してしまう。一方、ツィゴイネルの場合は、叙情的な音楽や、鎌倉の情景やらが命綱になって、こっちの世界に戻ってこれるという安心感がある。、、、、、あと、陽炎座の松田優作は、どう演じていいのか最後までしっくり来ていないように思える。そりゃ、普通の映画とは全然違うから、彼のそれまでの俳優の経験は全然通用しないわけだ。逆に、素人の藤田敏八さんの木訥でへたくそな演技の方が、この非合理的な世界の中で、どうしていいのかわからない雰囲気が出ていて、ぴったりして、しっくりくる。、、、、この映画を見てからもう随分とたつのに、ふとあのカニの「ちゃっ、ちゃっ、ちゃちゃちゃ」という音が蘇ってくる。
王の七つの森さん [DVD(邦画)] 10点(2006-02-28 14:11:23)(良:1票)
38.頭で「わかろう」とかしないで。
ただ、静かに、
この美しい毒を飲んでしまいましょう。
ゆっくりゆっくり。
tjさん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-01 07:22:18)
37.どこかの映画館で「ツィゴイネルワイゼン」と「陽炎座」の2本立てという魅力的な企画があって、清順を未見のままにしていた甲斐があった!ということで飛びついた。が、その日は上映開始からすでに眠かった。これはちょっと無理かな、と睡眠モードに入ろうとしたが、映像がすでに夢うつつ。しかも強烈な切り絵を連続したような不可解な繋ぎと意味不明な登場人物たちに吸い寄せられてしまい、夢を見ながらギリギリ覚醒しているような状態で4時間を過ごした。そのおかげで、いまだにどっちがどの映画なのかよくわからない。言ってみれば「ツィゴイネル座」なのだ。ここのレビューなどを見て何とか分離させようとしたがやっぱりダメ。花束から綺麗に花びらが散ったかと思えば山奥へ原田芳雄の夫妻を訪ねるシーンが出てくるし、まつげを舌でなめられたのは松田優作だったような気がするし・・・でも、これでいいような気がしてきた。だってセイジュンだし。事実、「ツィゴイネル座」は私にとって最強の幻想映画なわけで。
Qfwfqさん [映画館(字幕)] 9点(2005-04-07 17:03:20)(笑:2票)
36.レコードに入り込んだ声。でも、何を言っているかはいまいちわからない……実は、こういう意味のわからないものが一番怖い。助けてという声が入っていたとかなら確かに怖いけど、どこか嘘臭くなるし、なにより恐怖だけで「不安」がない。アメリカのホラー映画の恐怖はショックの要素が強く、日本のホラーはぞっとさせるような戦慄の要素が強い。リンチの映画は戦慄に近いが不条理な作りは「不安」を付けたし、恐怖という感情をさらに複雑なものにしている。清順のそれはさらに乱歩や夢野久作のような日本的な「妖しさ」がある。この、夢を見ているような足元もおぼつかない感じ。生と死、意味と無意味の中間。日常では絶対に感じることのない雰囲気にどっぷり浸かることができる。
no oneさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-01-27 06:15:08)
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【点数情報】

Review人数 55人
平均点数 7.58点
000.00%
100.00%
211.82%
335.45%
4610.91%
547.27%
647.27%
735.45%
8610.91%
91120.00%
101730.91%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 6.33点 Review3人
5 感泣評価 Review0人
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