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西部の男

[セイブノオトコ]
The Westerner
1940年上映時間:100分
平均点:6.92 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
公開開始日(1951-01-10)
ウエスタンモノクロ映画
新規登録(2004-04-30)【スルフィスタ】さん
タイトル情報更新(2022-01-15)【イニシャルK】さん
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監督ウィリアム・ワイラー
ルイス・マイルストン(追加シーン〔ノンクレジット〕)
キャストゲイリー・クーパー(男優)コール・ハードン
ウォルター・ブレナン(男優)ロイ・ビーン
ドリス・ダヴェンポート(女優)ジェーン・エレン・マシューズ
フォレスト・タッカー(男優)ウェイド・ハーパー
ダナ・アンドリュース(男優)ホッド・ジョンソン
トム・タイラー〔1903年生〕(男優)キング・エヴァンス
チル・ウィルス(男優)
黒沢良コール・ハードン(日本語吹き替え版)
脚本ジョー・スワーリング
W・R・バーネット(ノンクレジット)
リリアン・ヘルマン(ノンクレジット)
音楽ディミトリ・ティオムキン
アルフレッド・ニューマン(ノンクレジット)
撮影グレッグ・トーランド
ルドルフ・マテ(追加シーン撮影〔ノンクレジット〕))
製作サミュエル・ゴールドウィン
配給大映洋画部
特撮アーチー・スタウト(特殊効果撮影)
美術ジェームズ・バセヴィ(美術監督)
編集ダニエル・マンデル(編集)
その他サミュエル・ゴールドウィン(プレゼンター)
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1
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12.《ネタバレ》 主人公と悪徳判事の対決モノかと思っていたら、中盤では次々に予想しない方向に流れていって、なかなか斬新でした。判事が追いかけて追いついたシーンで、何か座り位置が近いなあと思っていたら、拳銃を抜き取る仕込みに爆笑。手つきをアップにしないところが大事です。●ただ、判事が突然焼き討ちに走るのはいかにも唐突だったのですが、何かその変節を示唆する描写ってありましたっけ?●それとラスト、残念なのは、リリーの実物を見せてしまったところ。これは絶対に、もう少しで控え室というところで力尽きる、でしょう。追い打ちで「実はあの髪はニセモノだったのさ」があればなおよかったのですが、さすがにそれは意地悪すぎて浮いてしまいますかね。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-01-05 21:14:19)
11.《ネタバレ》  南北戦争後のテキサスを舞台に、農民と牛飼いの争いに巻き込まれた流れ者を描く。一見、W・ブレナンの儲け役が目立ちG・クーパーが食われたように見えるがさにあらず。クーパーが男の強さだけでなく照れや戸惑い、はにかみ等のきめ細かな仕草を見せてくれる。多少クセのある善人と言う感じで、ユーモアを交えた表情は味がある。女心を解しロイ・ビーンの心情も見抜き、対立する両者に話し合いで事態を収めようとする困難な役回りに説得力を持たせた。
 焼き討ちシーンからジェーンの再起への決意に至るシークエンスは「風と共に去りぬ」を彷彿させ、麦秋で締めくくるラストがいいね。ただし、男二人の奇妙な友情を強調するあまり、最後まであくどいロイ・ビーンに対して甘い展開が物足りない。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-01 11:42:35)
10.《ネタバレ》 基本的に勧善懲悪モノは苦手なんですが、この悪役は私の嫌なツボにハマり過ぎて、くたばってありがとうと思ってしまった。
というぐらい本と役者が上手くやっているってことなんでしょう。
火事のシーンは当時撮るの大変だったでしょうが、今見ても迫力が伝わる映像になっていたと思います。
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-07-28 19:50:16)
9.《ネタバレ》 初っ端から柵を切断するペンチ、牛を引き連れた牧童たちと農夫たちの銃撃戦、斃れる牛、理不尽な絞首刑。
コレは…ワイラーによるアクションが充実した西部劇が…始まると思ったら少し違うようだ。

酒場という裁判所、立ち会う人間も酔っ払いだらけ、オマケに葬儀屋まで待機でタチが悪い、後ろに立てば振り向きざまに拳銃突き付けられる。
弁護人、罪を着せられた流れ者とインチキ判事、女の話と一夜の酒で結ばれた奇妙な友情。
朝起きたらベッドに二人きり…ウォルター・ブレナンをお姫様抱っこまでするのだから想像するなと言う方が無理だよなアッー!
当時のゲイリー・クーパーファンはさぞかしあんなことやこんなことを考えただろう(何の話だ)。

馬を猛烈に走らせる追跡、キャメラも平行移動で丘を登ったりと凄い。グレッグ・トーランドのキャメラワークが遺憾なく発揮されている。
相変わらずワイラーは馬を撮る時だけ本気出すタイプ(褒め言葉)。トーランドが「ベン・ハー」の頃まで生きていたらなあ…惜しまれる。

抱き着いて男からは銃を奪う代わりに髪をひとふさプレゼント、友人として悪徳判事の側面に触れ、農民たちとも関係を深め互いの主張を尊重し、水と油を和解させようと努力した。

火をつけ窓の向こうで微笑む不気味な顔。コレはまだいい。無意味なズームはちょっとやりすぎ。

祭りを阿鼻叫喚に変える大火災、実行者たちの蠢き、無力さ。何食わぬ顔で嘲笑い賑わう街と焼き出された人々の対比。そうと判っても“忠告”で済ませ、受けて立ってしまうのは“友情”故か。
胸に輝く星、劇場を独り占め…あえて孤独を選び椅子を真ん中に置く寂しい後ろ姿。

幕が上がる“めぐり逢い”、一騎打ちの銃撃戦。響く空の弾丸の音、込められる弾、立ち上がった瞬間に訪れる決着、最後の頼み。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2016-12-15 04:17:33)
8.《ネタバレ》 判事としてやってることは酷過ぎるのにリリーには首ったけ、そんなロイ・ビーンのキャラが良すぎますね~。いやほんとやってることは酷過ぎる(2回目)のに嫌いになれないのはなぜだろう。最後とかもなんとかリリーに会わせてあげて!と応援したくなるレベル。ポスターを撃ったから死刑にしたとかリリーの髪をゲットするために牛を引かせるとかほんっとやってることは酷過ぎる(3回目)のに・・・。リリー一筋なのがこのじいちゃんだからってのはあるのかな。イケメンガンマンが一人の女のために・・・ってのだったらここまで応援したくはなってないような気がしますね笑
53羽の孔雀さん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-29 23:24:18)
7.《ネタバレ》 インディアンの出てくる西部劇が苦手で、やたら銃をぶっ放す米国映画が嫌いな私にとって、この映画は大変好きな映画だ。格好いいゲーリー・クーパーが地味に振る舞っているのが良いし、悪役判事のウォルター・ブレナンもどこか憎めないのが好きだ。誰にも首を振る馬もおもしろいし、神(聖書)に誓っても嘘をつくようなロイ・ビーンが、リリーの髪の毛に誓えば本当のことを言ってしまうのはもう最高。火事の中を馬車で行くシーンは思わず「風と共に去りぬ」かと思ってしまった。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-26 22:46:03)
6.う~ん・・・主役クーパー氏が自称「流れ者」って言ってる割には、なんだか粋すぎますねえ~。どっからどう見てたって、吹きまくる西部の砂塵で汚れている荒くれ男にはとても見えません。着ているお洋服にしたって、まるでニューヨークの五番街で誂えたような、お洒落度満点のタータンチェック柄の小奇麗なシャツを粋に着こなしてるし。巨匠ワイラー監督が撮った二本のウエスタンの一本ですが、「大いなる西部」(9点)ほど、血沸き肉躍るほどの展開ではなかったのが残念。むしろこの映画はクーパー氏の映画というより、ミーハーな悪徳判事ロイ・ビーンを演じた、ウエスタンでは顔なじみウォルター・ブレナン爺の為の映画だと思います。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 6点(2011-05-29 23:42:59)
5.《ネタバレ》 先にポールニューマンの「ロイビーン」を観ていたので、ゲーリークーパーもこの不死身なじいさんにやられるのかなと、冷や冷やして観てました。こっちのラストもいいですね。
トントさん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-07-24 23:02:47)
4.ゲイリー・クーパーとウォルター・ブレナン、いい役者さんですねぇ。後半はちょっと強引な感じがしたし、劇場800席買占めっておぃ!ってちょっと突っ込んでしまったけど、表向きは友情があっても裏では対決メラメラな炎が立っている二人の演技はなかなか見ものです。あんまりロイ・ビーンのことは知らないけど辞書で名前引いたら出てくる有名さんがこんな死に方なわけ・・・ないよね!?
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-30 00:13:21)
3.ゲイリー・クーパーとウォルター・ブレナンっつーだけで鑑賞意欲をそそりますが、このほのぼのとした展開をせめて味わいとも感じられなかったのが残念。と言うのも色んなもの詰め込みすぎ、登場人物もくっきり描かれてないように感じた。どうしたんだい、へヘイ、ワイラー♪と替え歌でも歌わずにおれなかった。
よし坊さん [DVD(字幕)] 4点(2007-02-04 07:37:16)
2.ありきたりの西部劇の舞台から始まって、ああガンアクションのでみせるのかなと思いきやすごく自由に展開していった。女の絡みを添え物に留めないエンターテイメント、劇場のクライマックスに最後まで楽しませてもらった。こんなに楽しめた西部劇は初めてだった、ワイラーってすごいなぁと再認識した。
スルフィスタさん 10点(2004-09-16 18:10:37)
1.やはり、ジョン・ヒューストンの『ロイ・ビーン』を観る前にコチラを観ておくとよいでしょう。オスカーを受賞したW・ブレナンのロイ・ビーン役、コレの後ではさしものP・ニューマンもきっと役作りに困ったに違いない!とイジワルな視点でヒューストン版を観るのもまた楽し。本作でロイ・ビーン役のブレナン、演技がウマイのヘタだの、そういう問題は関係なく、とにかく何だかビンボー臭い視線が実にタマラないのです。この雄弁に語る眼差しは、さしずめ「みのもんたに匹敵する」という最大級の賛辞を送るに値します(みのもんたならこの役できると思う)。さて、そうは言いつつも、主人公はあくまでゲイリー・クーパー。いやはや、乗馬がウマイ!実に姿勢がよいですね。ええと、他に褒めるところはないだろうか。ダメだ、どうしても記憶に甦るのはブレナンの視線ばかり(笑)。それはともかく、クーパー演じる主人公、私立判事ロイ・ビーン(こう書くとカッチョいい)と農民達の間に立って、何とか仲裁しようとするが、農民の家や畑が焼き討ちにあうに至り(このシーンのとってつけたようなダイナミックさ、やっぱり『風と共に去りぬ』の影響なんかもあるのでしょうかねえ??)、ついにロイに立ち向かう、ってな話。ギスギスしておらず、映画全体にユーモアがちりばめれてます。クライマックスなんかもう、はっきり言ってかなりムチャな展開。面白いです(笑)。
鱗歌さん 8点(2004-05-03 01:51:54)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 6.92点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
418.33%
518.33%
6325.00%
7216.67%
8433.33%
900.00%
1018.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

1940年 13回
助演男優賞ウォルター・ブレナン受賞 
脚本賞 候補(ノミネート)(原案賞として)
美術賞(白黒)ジェームズ・バセヴィ候補(ノミネート) 

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