41. アバター(2009)
全くピンとこない作品でした。 映画が始まる前の立体映像には感動したけど、私にとって3Dの感動はそれだけ。 劇中何度も睡魔が襲い、目を開けていることだけで拷問を受けているようでした。 重たい眼鏡かけて3時間は長すぎる。特に私は自分の眼鏡と2重にかけていたので余計に大変でした。 これだけシンプルなストーリーなら90分くらいに編集できないでしょうか? 私は「タイタニック」は大作だと思いますが、本作はシンプルなストーリーでありがなら、普遍的な「ドラマ」が全く感じられません。 私はシナリオ重視の評価しか出来ないので、こういったユニバーサルスタジオで上映されるような娯楽作品は苦手なんです。 それから宗教的な要素がどうのこうのなんて事も言うつもりはありませんが、なんだか「エイリアン2」と「もののけ姫」を足して2で割って、それを10引いたような作品にしか思えませんでした。 現在HPに「アバターに関する批判に対しての反論」という文章が大きく掲載されていますが、その内容は全く個人的な偏見が入っていて、「アバター」を批判する人間は理解力がないみたいな内容で、読んでいるだけで不愉快でなりません。 まるで裸の王様を見て、「王様は裸だ」と言った人間は馬鹿……そんなふうに捉えてしまします。 因みに新宿バルトでは退席する際、「眼鏡が汚れすぎ」という声が沢山聞こえました。同感です。 私は観客動員数の貢献にカウントされることになりますが、本作を全く評価していません。 [映画館(字幕)] 3点(2010-02-07 15:39:57)(笑:2票) (良:3票) |
42. アリスのレストラン
ヒッピー文化に興味がある私には4点だが、ヒッピーに興味があって未見の方には3点、ヒッピーに興味なしという方には2点以下と言いたい。 主人公はウッディ・ガスリーの息子のアーロ・ガスリーだが、ストーリーに起伏はなく、方向性も見えず、一つ一つのエピソードも全く面白くない。 タイトルのアリスもレストランも登場するが、主人公との接点がほとんどない。 いったい何の話なんだ? これ。 アリスと亭主の年齢、過去のいきさつ等、人間関係、全く分からないから愛が感じられない。 あの時代に生きたヒッピー達が今何をしているのか、続編が出来れば観てみたいと思う。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-09-13 07:52:25) |
43. 赤毛のアン/完全版〈TVM〉
昨年、NHKで「赤毛のアン」が頻繁にヒューチャーされていたので、とりあえず…という感じで鑑賞してみたのですが、この作品は私の今後の人生感を変えてくれるものになりそうです。冒頭からエンドロールが流れるまでの約3時間、悲しみ、笑い、喜び、そして感動…涙のフルコースを味わってしまいました。 この作品に出会えたことを神様に感謝します。 今年のマイブーム第一位は、続編を加えて、繰り返しの鑑賞、それから原作本の読破で決まりでしょう?! 因みに、アンの世話役になる二人の吹き替えが、波平とフネの声優さんだったのは違った意味で笑えました。 [DVD(吹替)] 10点(2009-07-29 05:45:03) |
44. 悪魔スヴェンガリ
《ネタバレ》 タイトル、ジャケット共に損してる感じ。悪魔といっても、子供だけが楽しむような話ではありません。こういう悪魔だったら誰の周りにも何人か必ずいます。 ヒロインの女の子は、ジャケットの横顔は顎がシャクレていますが、実際はメチャクチャ可愛いです。シャクレてなんかいません、絶対に。それからヌードまで披露しています。 このヒロインのトリコになり催眠術で洗脳するのが、気色の悪い髭のおじさんなんです。 本題はどちらかといえば「決して叶わぬ恋の話し」なんですが、戦前の作品とは思えないレベルの特撮とスリラーを味わうことができます。 「天井桟敷の人々」の雰囲気もあります。 [DVD(字幕)] 6点(2009-02-01 19:17:36) |
45. 赤毛のアン/アンの青春 完全版〈TVM〉
原作未読。2日間で3部作鑑賞。1作目に比べると、ドラマの荒さが目立ち、たとえ未読でも話が飛んでいるのがわかります。でも面白いです。4時間は決して長く感じませんでした。原作を読んでみようというきっかけを作ってくれます……この第2部までは。 ミーガン・フォローズは本当に魅力的で、彼女以外にアン役は考えられません。原作も沢山あるのですから、大河ドラマみたいに50話くらいにして完全なものを作れなかったのかと残念でなりません。 [DVD(吹替)] 9点(2009-01-19 23:57:05) |