1. カポーティ
小説「冷血」は未読、トルーマン・カポーティについては「ゲイで人格破綻者」という知識のみで観たが、職業柄(性格も)多くの人にとって共感しづらい人物であろう主人公を見事に掘り下げ、演じ、その苦悩を提示してみせたフィリップ・シーモア・ホフマンは、やはりアカデミーに値したのではないかと思う。ただし作品自体は、彼の演技に救われた部分が多分にあったように感じた。 [映画館(字幕)] 6点(2010-05-08 17:47:46) |
2. ガール・ネクスト・ドア
よくある青春ものの設定を変えただけという感じ。やたらとバタバタしていて、せっかくの可愛いヒロインも上手く使えていない印象を受けた。 [DVD(字幕)] 5点(2005-05-21 10:31:42) |
3. 華氏911
ブッシュ批判の部分で、大幅に評価が落ちた感じ。この作品で最も評価すべきはアフガニスタンやイラクの犠牲者の映像を躊躇いなく流し、観客に見せ付けた事だったと思う。ロックを聞きながら薄ら笑いを浮かべ、戦車に乗ってイラク人を射殺していく米兵の映像は、フィクションの作品の中の出来事であってほしかった。あの映像がドキュメンタリー映画が描き出した一人の「人間」の行為であった事に、平和ボケした私は非常に非常に大きなショックを受けた。 6点(2004-09-25 10:17:23) |
4. 彼と彼女の第2章
「恋人たちの予感」よりもよかった。「ラブ」も「コメディ」もしっかりと作りこまれていて、100分間引き込まれます。友人たちが二人のこれまでを語っていく構成も、面白くていいですね。 8点(2003-09-14 19:26:55) |
5. 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
4人、特にガブリエル・バーンは役の見せ方が上手いです。プラス、これまで毛嫌いしていたディカプリオの2役の演じ分けが結構スムーズで、役者としてちょっと見直しました。 7点(2002-11-26 14:30:51) |
6. カジュアリティーズ
問題に対する焦点の当て方が明確で、その分ストレートに伝わってくる作品でした。音楽がいいなぁ~と思って観てましたが、モリコーネなんですね、、、さすが。 7点(2002-11-25 13:58:14) |
7. カリートの道
ラストは少し強引な感があったけど、カリートという人物を描ききるには、ああいう終わり方しかなかったのかも知れない。一つ一つの台詞を通して切ない主人公を演じきるパチーノ、それを独特のカメラワークで描ききるデ・パルマの力量に、魅せられました。 8点(2002-03-03 12:29:15) |
8. カッコーの巣の上で
素晴らしき風刺。 アメリカ人より日本人のほうが、「管理」を安易に受け入れやすい分、この映画から学ぶものが多い気がします。 予想外のラストは、とにかく衝撃でした! 7点(2001-08-06 16:02:09) |
9. カラー・オブ・ハート
久しぶりに出会った傑作。 監督・美術・トビーが実に上手く作り上げてる映画。色の変化だけじゃなく、カメラワークも、古い映画そのものを見てるようなものから、新しい感覚のものまで上手く織り交ぜて構成されてるなーっと感じました。ほんとにいい映画に出会えて幸せでした。 -1点は「ショーシャンク」にそっくりなシーンを見つけたので。惜しい! 9点(2001-06-29 23:15:00) |
10. ガタカ
ユマ・サーマン目当てで見たけど、ジュード・ロウを発見できて二重の幸せ。映画的にも良作。 8点(2001-04-03 15:29:05) |
11. 顔のない天使
意外にコメントが少ないんですね。私はメルの作品の中ではかなり好きな部類です。 8点(2001-02-19 16:18:50) |