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プロフィール
コメント数 2028
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/m_motoya
年齢 52歳
自己紹介 1回しか見たことないんだけど、3Dはちょっと苦手
あと、ホラーはかなり苦手
それ以外ならなんでも見ますよ

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1.  キック・アス
何の予備知識もなしに見始めたので、序盤はどんなスタンスで観賞すればいいのかわからなくて戸惑った。 でも、死んでもいいんだって開き直ってからは最高に面白かった。 コメディは笑えるし、アクションの迫力も抜群で、殺戮のギミックも凝っていて斬新だった。 あと、感動で泣けるシーンもあり、切なくて泣けるシーンもある。 ここまでいろんな要素を盛り込んでるのにシナリオに一本筋が通っていて見事に展開していくのが素晴らしい。 キャラも魅力的で最高。 キック・アスはずっこけヒーローではあるけど、その理念には思わず感涙してしまったし、終盤はかっこよくさえあった。 そして、やっぱりヒット・ガールが超絶クール!! しかも、かわいい♪ 日本のアニメならここに+αしてミニスカートでパンツ見せるのだろうけど、そんな些細なことで減点したら僕の人間性が疑われそうなので、とりあえず満点にしておきますね。
[DVD(吹替)] 10点(2011-04-11 16:36:56)(良:1票)
2.  バンド・オブ・ブラザース<TVM>
第1話はよく出来たコメディで、結構笑えた。 第2話はよく出来た戦争映画で、興奮した。 僕はこれまでにいろいろな戦争映画を見てきたけど、これほどまでに興奮した作品はなかったように思う。 ほんの1時間ほどの物語の中に戦争映画の面白味が凝縮されていた。 第3話では一転して、派手な戦争の裏で名も無き兵士たちの命が失われているという事実に考えさせられた。 ここまでの約3時間を1本の映画として考えたなら、これほどまでに完成度の高い作品は他にないと思う。 さて、物語は第4話以降も続くわけだけど、もう僕はE中隊の一員として戦友たちと行動を共にすることになるわけですね。 仄かな恋もありましたし、地獄も見ました。 答えの出ない哲学的な悩みに苦しみもしました。 僕にとっての戦争に対する答えはまだ出ていないけど、これは後世に伝えて行かないといけない出来事なんだということだけは確信できました。
[DVD(吹替)] 10点(2007-07-25 06:51:25)
3.  ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
ここまで完成度の高いストップモーション・アニメーションはなかなか無いだろう。 独自の世界観を確立しつつ、キャラにも魅力があり、物語としてもきちんと昇華している。 ほぼ完璧と言って差し支えないだろう。 少し怖いような、でも、どこか滑稽で、そして、ハラハラさせられて、最後には優しい安心感を与えてくれる良質のファンタジーである。 グッズを見掛けるとついつい買ってしまうというのが唯一の難点だろうか。
[DVD(吹替)] 10点(2004-04-12 22:30:39)
4.  エレファント・マン
条件付の満点。この作品はどこに視点を置くかで大きく評価が変わる。メリックの立場で物語を追った場合、これ程までの名作は無いと思える。開放され、いくつかの困難を乗り越え、寺院の制作を成し遂げ、やがて安らぎを手に入れる。途中、人の心の優しさに触れ、思わず涙してしまった瞬間はあったが、ラストに涙はなかった。夢にまで見た安らかなるハッピーエンドである。僕は幸せでした。但し、メリック以外の視点で物語を追った場合には、それぞれ感じ方が変わってくるだろう。ある者は罪悪感を、ある者は嫌悪感を、ある者は悲しみを覚えるのだろう。あなたの瞳には何が映るのでしょうか。
10点(2004-04-01 00:42:38)
5.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲
もう何度見たかわからない。テープが擦り切れるほど見ました。SW=帝国の逆襲だと思っているくらいに好きです。3部作の真ん中で、繋ぎの作品と言われることが多いけど、帝国の逆襲無くしてスター・ウォーズは語れないと思う。やはり勧善懲悪というだけではない人間ドラマを持ち込んだことによって、シリーズ全体の評価が上がることになったのだと思える。更にスター・ウォーズを構成するすべてのエッセンスが凝縮されてると言っても過言ではないほどの内容の濃さで、シリーズ最高傑作という評価も納得の完成度である。
10点(2004-03-29 06:42:27)(良:1票)
6.  ブレードランナー
ある雨の夜、僕はテレビのニュースを眺めながら、こんなことを考えていた。人類が最初のクローン体として羊を選んだのは、きっと警鐘の意味が込められているのだろう。昨今の科学の進歩を見ているとレプリカントという存在も現実味を帯びてきて、生きるとはどういうことなのか、自我とは何なのか、様々なことを考えさせられる。この作品はそういう意味において、少し早すぎたのかも知れないが、僕たちは何れこの問題と直面することになるのだろう。クローン人間はドリーの夢を見るか?
10点(2004-03-09 14:57:58)
7.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 
今まで散々エピソード詐欺に騙され続けて来たけど、やっと本当のスター・ウォーズが始まったような気がします。 新作の公開に胸を踊らせて映画館に足を運び、こんなのスター・ウォーズじゃないとか言って落胆したことが懐かしく感じられます。 これからは本作と旧三部作を合わせて、四部作だったんだと思うことにします。 物語としては悲しい出来事の連続で、K-2の最期とかぐっと込み上げてくるものがあったけど、泣きはしなかった。 それは多くの犠牲の先に希望が感じられたからなんだと思う。 そんな積み重ねがあってのラスト10分には身震いがしました。 事前の情報で本作はエピソード3.5だと思ってましたが、実際にはエピソード3.99ですね。 これは僕の知ってるスター・ウォーズで間違いありません。
[DVD(吹替)] 9点(2017-06-09 18:20:35)(良:1票)
8.  二郎は鮨の夢を見る 《ネタバレ》 
これは想像以上に素晴らしい作品でした。 美味しいお寿司を紹介するだけのグルメ作品かと思ってたけど、人間ドラマを織り込んだ深みのある構成に感心しました。 美味しいってどういうことなんだろう?って哲学的なことを考えさせられます。 意外だったのは食材選びは業者に丸投げという点。 寿司を握るプロではあるけど、食材選びはプロの業者を信用するという姿勢は合理的。 そういった信頼関係があるから、良い食材が安定して供給されるんだなって納得しました。 その最高級の食材を丁寧に手間暇掛けて仕込むんだから美味しくなるのも当たり前ですね。 寿司ってただ握ってるだけのシンプルな料理かと思ってたけど、ここまでやるんだなぁって感動しました。 お寿司が美味しそうというレベルを超えて、美しい芸術品のようでした。
[DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2017-02-04 14:42:22)
9.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 
嘘か本当かわからないような虚虚実実の微妙な物語が展開されるのかと思いきや、ティム・バートンの本領が発揮されてがっつりファンタジー路線に突き進むので、作り話だったんだなぁって感じで観賞。 でも、それ自体が狙いだったようで、最期の話では涙が止まりませんでした。 まさか自分自身がストーリーテラーになるとは思っていなかったので、まんまと騙されました。 ユーモアに溢れる語り口が心地好いし、映像もユニークで魅力的。 散々泣かされたけど、悲しいだけじゃない結末に感動させられました。
[DVD(字幕)] 9点(2016-08-06 12:21:34)
10.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 《ネタバレ》 
まさかこの展開でハッピーエンドになるとは思いもしなかったので、衝撃的だった。 犯罪者ではあるけど、同情の余地もあるような気がして、なんとも切ない物語だなぁって思ってたら、とんでもないアメリカンドリームをぶっ込んできましたね。 このシナリオを思い付いた脚本家は天才だわ。 ちょっとした騙しのテクニックから始まって、次から次に詐欺が成功していくのも楽しかったし、FBI側の捜査も深刻になり過ぎず面白味があった。 彼が人として成長してたのかどうかはよくわからないけど、詐欺師としての成長には感心するばかり。 そのバイタリティを犯罪じゃないことに発揮すればいいのにって思ってたら、ほんとにそうなったので、思わず感動しちゃいましたよ。 後味の悪い結末を覚悟していたけど、一転して希望に満ち溢れたラストに転換したのが痛快でした。
[DVD(吹替)] 9点(2016-01-08 15:51:54)
11.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 
これは人類が知っておくべき歴史的な事実の映像化という意味では意義のある作品だと思う。 1つの戦争に影響を与えただけでなく、その後の人類に大いなる貢献をした英雄が、これほどまでに不遇な人生を送らざるを得なかったとは知りませんでした。 そういう時代だったとは言え、悲し過ぎますね。 というわけで、戦争における正義とか、人それぞれの愛の形とか、奥深いテーマをいろいろと内包した重厚感のある作品ではありますけど、そんなの関係ねぇ!ってくらいの勢いで、エニグマ解読ゲームが面白過ぎます。 最終的には解読しちゃうんでしょ?とか思いながらも、余りにも無理ゲー過ぎて、エニグマに勝てる気がしませんでした。 どうやって解読するんだろう???って興味を煽りつつ、どうせ僕ら常人には理解できないような天才的な方法なんだろうなぁって思ってたら、意外な方向性の閃きで突破してしまうというシナリオが上手いね。 この展開を考え付いた脚本家は天才だわ。 愛ゆえに戦争に負けたとか、ちょっと羨ましい敗戦理由じゃありませんか。 どこからどこまでが史実で、どこからが脚色なのかよくわからないけど、この作品は賞賛に値する名作だと思います。
[DVD(吹替)] 9点(2015-12-22 14:14:18)
12.  ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船 《ネタバレ》 
これで5作目になる超大作シリーズ。 今までは名作の域に達するにはちょっと足りない惜しい作品ばかりだったけど、5作目にして一気にブレイク! これを待ってたんです。 なんで最初からこれをやらなかったのか摩訶不思議。 ピーター・パンの物語が好きなら絶対に見るべき作品に仕上がってます。 ここから先はほぼ100%ネタバレになるので、見てない人はこんなレビュー読むより先に本編を見ることをオススメします。 まず序盤は友情物語なのかなぁって感じで始まって、スター・ウォーズ並のダークサイドに堕ちるという衝撃の展開。 しかも、ちょっと小保方さんも入ってて、ピンクの妖精の粉はありまぁす♪とか言い出しそうな時事ネタも織り交ぜてくる周到さ。 そして、登場する人間の若者。 ちょっとイケメンで、紳士的で、第一印象は悪くない。 実はいい人なの?とか、妖精と人間のラブストーリーなの?とか思ってたら、大どんでん返し来ました。 この若者がフック船長だったんですね。 まだ義手じゃないけど、ちゃんとフックも持ってます。 あと、チクタクワニも愛らしい赤ちゃんで登場して、時計を飲み込んだ経緯も明かされちゃう。 ワクワクドキドキして海賊船が飛んだ瞬間には思わず感動しちゃいましたよ。 まあ、ストーリー的には感動シーンではなかったけど、これはもうディズニーランドの新アトラクション決定ですね。 ほんとこういう前日譚をずっと待ち望んでたんです。 あと、スミーもちょっと登場するけど、フック船長とスミーの出会いの物語もあるのかなぁって想像すると、次回作が楽しみ過ぎる。 それから、シリーズ1作目からティンカー・ベルの性格に違和感があったけど、今作で考えが変わった。 妖精は歳を取らず見た目はそのままなんだろうけど、ピーター・パンの物語はまだ何十年も先の話なんですよね。 フック船長との因縁もずっと続くだろうし、性格も少しずつ変化して行くのかも。 それに仲間たちのキャラが立ってたので、それを取り纏めるティンカー・ベルは素直な良い子キャラがぴったり嵌ってた。 因みに原題のThe Pirate Fairyは直訳しちゃうと海賊妖精となっちゃって味気ない。 邦題の方が100倍ワクワクしますね。
[DVD(吹替)] 9点(2014-12-17 15:20:40)
13.  ジュリエットからの手紙 《ネタバレ》 
最近は出会ったその日にやってしまうようなラブストーリーが多いけど、これは久し振りに純粋なラブストーリーにめぐり会えた気分です。 節度を弁えた英国紳士ならではのラブストーリーといった感じでしょうか。 最初はかなり嫌な奴だったチャーリーだけど、徐々に魅力が増していくのが良かった。 車の窓を開けて、惚れてまうやろー!って叫びたくなるような状況下でよく我慢したね。 ほんとはキスすらいけないことなんだろうけど、そこは大目に見てあげよう。 一方のヴィクターも悪い男ではなくて、ちょっと料理に夢中になり過ぎたのが敗因という結末は納得の行くものだった。 でも、それは彼の魅力だし、オープンする店に料理を食べに行ってみたいと思えるほど好感度は高かったので、ソフィーにとって苦渋の決断だったことは理解できる。 まあ、捨てられるヴィクターの立場から見ると酷い話で、ちょっと理不尽過ぎるけどね。 この物語はジュリエットへの手紙が50年の時を経てジュリエットからの手紙となったところから一気に面白くなって行く。 正直、クレアとロレンツォのラブストーリーだけでも感動的でちょっと泣きそうだったのにソフィーとチャーリーのラブストーリーまで絡んでくると参ったと言うしかなかった。 同姓同名の物語に相応しいラストのオチも綺麗に纏まっていて良かったし、ソフィーはひとりだけという言葉も心に沁みた。 あと、やっぱりソフィーの書いたジュリエットからの手紙がとても素晴らしくて勇気を与えられる文章だったので、この物語全体の説得力が増したような気がする。 もちろん記事の方も素晴らしかったに違いないので、ジュリエットへの手紙が爆発的に増えちゃったのも納得である。 ジュリエットの秘書さんたちはボランティアでやってるらしいけど、記事の反響が大き過ぎて大変だろうなってちょっと心配してしまいます。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-26 15:39:47)(良:1票)
14.  アルゴ
この作戦を思い付いたメンデスは天才脚本家としか言い様がない。 英語教師作戦や自転車作戦のリアリティの無さや困難さを的確に指摘しておいて、自分はアルゴ作戦なんて途方もない提案をするというのがなんとも滑稽だったけど、準備を進めていくうちになんだかやれそうな気になってくるのが面白い。 実話で、しかも人の生死に関わる問題ということもあって、娯楽作品として楽しんだら不謹慎なんじゃないかと理性が邪魔しそうだったけど、そんな考えも吹き飛んでしまうくらいに嵌り込んでしまった。 実話なので結末はわかっているんだけど、それでもハラハラドキドキしてしまう。 映像がリアルでドキュメンタリーのような臨場感があるし、多少コミカルな演出で笑わせてもくれる。 終盤は緊迫感の連続で、一緒になって脱出してる気分にもなる。 イスラム教の禁酒に引っ掛けた伏線の張り方が上手くて、ラストは思わず涙が溢れそうになりました。 あと、エンドロールのそっくり振りにも感心してしまいましたよ。 あそこまで徹底して作り込まれていたというのが、この作品の完成度の高さを物語っていますね。
[DVD(吹替)] 9点(2013-07-07 19:50:36)
15.  ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》 
これは完全に騙された。 邦題から子供向けの冒険活劇のような作品を想像してたけど、中盤以降どんどん違う方向に進んで行くシナリオに良い意味で驚かされた。 とりあえず序盤は意味不明で、物語がどう展開して行くのかわからなかった。 映像クオリティの高さとクロエ・グレース・モレッツの魅力だけで牽引されて行く感じではあったけど、謎が少しずつ解けるに連れて物語に引き込まれていく。 壊れた機械を直していたはずなのにいつの間にか壊れた心も治していたのが印象的です。 この世界が1つの大きな機械だとしたら…の件は間違いなく名シーンで、とても大切なことを教えられたような気がします。 CG技術を駆使した映像美の中に古き良きフィルム作品の懐かしさを詰め込むというコントラストが映画への愛情の深さを際立たせて、終盤の感動的な展開を盛り上げていたと思います。 いつもなら詐欺のような邦題に苦言を呈すところですが、この作品に関しては騙してくれてありがとうと言いたいですね。 あと、公安官さんも実はいい人というような悪人の登場しない世界観も好き。
[DVD(吹替)] 9点(2012-10-30 19:33:49)
16.  ファンタジア
この作品はまず1940年製作という点に驚かされる。 圧倒的な映像クオリティの高さに感服させらます。 こんな技術力を持った国とよく戦争しようなんて思ったもんだ。 短編それぞれが素晴らしい出来で、映像と音楽が見事に調和している。 登場するキャラクターの中では、魔法使いの弟子のほうきが大好きです。
[ビデオ(吹替)] 9点(2012-08-06 10:37:07)
17.  塔の上のラプンツェル
長い髪を活用したアクションは動きが派手で見応えがあるし、特殊能力なんかも備わっていて面白い。 それでいて日常的な動作にはまったく支障がないという演出も滑稽で好きです。 あんなに長かったら不便なこともあるだろうし、濡れちゃったときなんか大惨事かと思ったけど、何事も無かったようにスルーされるのが良かった。 そういった特殊な設定に負けず劣らず、ラプンツェル自身の魅力も抜群で、とても愛らしいキャラクターに仕上がってるんじゃないでしょうか。 ストーリーは王道というか、白馬に乗った王子様じゃなくて、白馬に追われた盗賊が囚われのプリンセスを救い出すといった感じですね。 前半はコメディ要素が強いけど、終盤に向けてはラブロマンスで盛り上がって、ラストの展開は思わず泣けました。 あと、なんと言っても映像が感動的に美しいのが印象に残りました。 あれなら命懸けで冒険の旅に出てでも見る価値があると思えますね。 それから、相棒のパスカルがやたら可愛らしくて、グッズがあるなら欲しくなるレベルでした。
[DVD(吹替)] 9点(2012-07-13 10:14:55)
18.  扉をたたく人
序盤、奇妙な共同生活の始まりにワクワクさせられるのだけど、物語は次第に深刻な展開を辿る。 それでも、アフリカンビートの軽快なリズムに心が躍り、悲しみをほんの少し和らげてくれる。 特にガラス越しのセッションに希望を感じられたのが良かった。 これはハッピーエンドは望めそうにないと薄々感じ始めた頃に新たな訪問者が投入される展開も自然で好感が持てる。 ウォルターとタレクの友情物語で終わっていても感動的だったとは思うけど、このギアチェンジで終盤はなんとも切ないラブストーリーの様相を見せ始める。 これもやっぱりハッピーエンドは望めそうにないんだけど、2人の節度ある関係性はとても魅力的に感じられた。 深刻な社会問題を描いたテーマはとても重たくて、どちらが正しくてどちらが間違ってるとは言えないのかも知れないけど、扉をたたく人を招き入れる優しさがなければ、物語は始まらないんでしょうね。 それにしても、こんなにも落ち着きのある深い作品なのにジャンベの鼓動に思わず体が反応してリズムを刻んでしまうのは何故なんでしょうね。 ミトコンドリア・イヴから受け継がれたアフリカのDNAが僕にも刻み込まれてるんでしょうか。
[DVD(吹替)] 9点(2012-06-03 19:19:04)(良:1票)
19.  マネーボール 《ネタバレ》 
とりあえず脚本がアホ過ぎる。 クライマックスの20連勝の懸かった試合で、11点差を追い付かれた挙句に最後はマネーボールの象徴とも言えるハッテバーグの代打サヨナラホームランでリーグ新記録達成とかあり得ないでしょ。 この脚本を許可した野球の神様はどうかしてるとしか思えない。 選手役のキャストが本物っぽい感じでリアルだし、知ってる選手がちらほら出てくるのも嬉しい。 イチローもちょろっと出てましたね。 野球の魅力が随所に散りばめられた素晴らしい作品だと思います。 終盤はちょっと泣きそうになりましたよ。 ほんと野球にはロマンがありますね。  
[DVD(吹替)] 9点(2012-04-16 19:11:32)(良:1票)
20.  新しい人生のはじめかた 《ネタバレ》 
実に丁寧な作りの作品で、素直に感動できました。 特にシナリオ構成が素晴らしくて感心させられます。 2人の物語が交差するまでにかなりの時間を掛けていて、やっと出会いかと思ったら険悪なすれ違い。 今度こそ出会うかと思ったら、またもすれ違い。 それでも、最終的には出会うわけだけど、最初のすれ違いをその後の展開にきっちり織り込んでるところが手堅いね。 序盤でこの出会い方だったとしたら単なるナンパだけど、じっくり時間を掛けてお互いの境遇を描いておくことで、素敵な出会いだったような錯覚に陥る。 その出会いの場での不幸自慢は明らかにアンバランスで比べるまでもなく父親失格の圧勝だけど、実はそれも伏線で、あとで不幸の天秤の揺り戻しがある。 しかも、母親失格という倍返し。 僕の涙腺はもうそこでギブアップでした。 そして、終始感じていた2人の身長差への違和感。 ネームバリュー優先でキャスティングするからこんなことになっちゃうんだよって心の中で思ってたのが恥ずかしくなるようなラストシーン。 そんな身長差の違和感すらシナリオに落とし込むという丁寧さには感服です。
[DVD(吹替)] 9点(2012-02-25 13:53:42)
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