201. 鳥(1963)
最後のシーン、ミッチの母親が傷ついたメラニーを抱きながら、かすかに表情の緩んだ場面が二人の和解を感じさせ、多少ラストの不完全燃焼感は弱まった。ストーリーを楽しむというより、単純に『恐怖』を楽しめた佳作。あの屋根裏部屋の場面は、彼女も「ありえない」と監督に抗議したとのこと。それにしてもキャシー、そんな時くらいラブバードは置いていけ。 7点(2003-03-10 18:03:20) |
202. アナライズ・ミー
もっと情けないR・デニーロを期待していたので、肩透かしを食らった感じがする。マフィアの抗争やFBIの捜査はあまり意味が無いので、もっと主役二人のやりとり中心にして欲しかった。 3点(2003-03-07 23:57:25) |
203. めまい(1958)
スコティがデザイナーのミッチーに「僕らは婚約していたこともあったね」といった時、彼女の表情が一瞬固まった様に見えた。絶対これは何かの伏線だ!と思っていたら、ただの深読みでミッチーは事件に全く関係無かった…。あと、あのドラ○もんのタイムマシンみたいな夢の中の映像が印象的。 7点(2003-03-07 23:35:26) |
204. 遠すぎた橋
「一方その頃…」があまりに多く、最初に見たときは何が何で誰が誰だかよく分からず、ほとんどストーリーを理解できなかった。故に今度は一時停止を繰り返しながら、メモを取って状況を整理しながら観賞してみた。それでやっと理解することが出来た。作戦が失敗するなんてゆめにも考えていなかったので、結末に驚かされた。そういう意味では新鮮な戦争映画だった。実話が元なのだから、この位面白みが無くても仕様が無いのかもしれない。ちなみに自分もあの音楽が好き。 4点(2003-03-03 00:06:52) |
205. マスカレード/甘い罠
途中からの予想だにしなかった展開に驚いた。でもその後も淡々と財産奪取計画が進んでゆくだけで、善悪の攻防戦もなくそれほど楽しめなかった。最後に黒幕を殺してしまうのもかなり強引。「このケダモノォォオ~!」にちょっと笑った。B級感漂う作品。 3点(2003-03-02 17:19:38) |
206. ウディ・アレンの重罪と軽罪
宗教的とも哲学的ともいえるものがテーマだった。難しい主題のせいか、ストーリーも重苦しく、堅苦しく感じた。ユダヤ教にもなじみが無いので自分にはいま一つピンとこなかった。 2点(2003-03-02 08:32:54) |
207. グッドモーニング,ベトナム
ベトナム人の少女役の人が良かった。内戦中のベトナムが舞台だが、割と爽やかで、ヒューマンドラマ色が強いと思う。内容もそれほど悪くない。最後に野球をやる時の、英語学校の生徒たちの生き生きとした表情が印象的。『パールハーバー』が日本人に総スカンなように、この映画もベトナム人には受けないのだろうか。 5点(2003-03-01 23:17:06) |
208. メリーに首ったけ
大いに笑った。その場だけの、多少強引な笑いのおバカ映画もときには良い。しかし知障はあまり笑いのネタにしない方が良いとは思う。またJ・キャメロンが医者というのも、無理があると思う。 6点(2003-03-01 04:10:32) |
209. マッド・シティ
始めは期待できそうな内容だったが、その後の事件の進展が遅いので、映画の中の野次馬達と同様に自分もだらけてしまった。犯人の頭も悪くてイライラした。“マスコミ批判”という明確なメッセージはあったが、深くは考えさせられなかった。アメリカ人は事件を何でもTシャツにするのが好きなのだな、と米版アベサダ事件以来再認識した。 4点(2003-03-01 03:56:22) |
210. 知りすぎていた男
主演の二人が好き。作品は少し気になる所もあったが、良く出来ていると思う。特にドリス・デイが我が子を想いながら熱唱する場面にジーンときた。誘拐と暗殺計画の二つの事件が交錯しているのが巧みだと感じた。複製屋の男は絶対に関係あると思っていたが…深読みし過ぎた。 6点(2003-03-01 03:39:41) |
211. ジュマンジ
子供の時に見た作品。改めて見て、懐かしさもプラスして楽しめた。欲を言えばハンターや動物で引っ張るより、もっとゲーム自体を続けるのが見たかった。仕掛けが色々ある『ホームアローン』系のこういう映画は未だに好き。“お子様ランチ”をたまに食べたくなる様な事と同じかもしれない。 6点(2003-03-01 03:03:59)(良:1票) |
212. 刑事ジョン・ブック/目撃者
事件そのものは割と普通。それよりも刑事ジョンのアーミッシュの村での生活や、そこでの人々との交流を描いた場面がとても良かった。哀愁と郷愁が同時に感じられるような、そんな作品だと思う。 6点(2003-03-01 02:41:13) |
213. ハリーの災難
とてもシュールな作品。埋めたり掘ったりの繰り返しで、ストーリーが割とゆっくり進むのが少しじれったかった。逆に言えば、とある村の一日の生活を見ているような感じで、とてもほのぼの・のんびりとした雰囲気が出ていて良かったと思う。 4点(2003-02-28 00:47:24) |
214. ブラック&ブルー/愛をこわさないで<TVM>
家庭内暴力を扱った作品。「夫の暴力から逃れて新天地での生活を始める…」という設定は面白そうだったのに、中途半端に終わってしまったと思う。介護する老人とか、友達のおばさんとか、何かの伏線かと思ったらほったらかしだし…。それに可愛かった息子が五年後には人相悪くなってたのがショックだった。 4点(2003-02-27 15:47:45) |
215. 名犬ウォン・トン・トン
ストーリーを楽しむというより、軽い気持ちで見て笑う作品。破壊シーン・爆破シーンがたくさんあって、コントみたいな感じもした。ほのぼのしたい時に見ると良いと思う。 3点(2003-02-26 02:01:21) |
216. 情婦
文字通りの秀作。最後の場面、眼鏡の反射光にまで細工が行き届いているのに感心しました。ナースの『待って、ブランデーを忘れましたよ』のセリフの所が特に好きです。感動させて涙を出させるような作品だけが名作ではないと、感じさせられました。関係ないですが、自動で動く椅子を見て『グレムリン』を思い出しました。 9点(2003-02-26 01:39:25) |
217. 引き裂かれたカーテン
主役の2人が好きだから楽しめた。中盤で少し退屈したが、後半の脱出劇の場面は良かった。でも、J・アンドリュースがほとんど役に立ってなかったので、彼女も少しは何かして欲しかった。あと保健室のおばはん、二人きりで話したいからってあれはないんじゃ…。 5点(2003-02-26 01:05:47) |
218. カラーズ/天使の消えた街
黒い人がたくさん出てきて誰が誰だかこんがらがった。ギャングの抗争+警察の捜査というストーリーもこんがらがった。終わり方は ①殉職?→②悲しむ主人公→③実は生きていた→④定年退職し、そっと新しいコンビを後ろから見つめる… の方が良い。 3点(2003-02-26 00:26:41) |
219. ヒッチコックの ファミリー・プロット
山田康雄&小原乃梨子の吹き替えが妙にハマっていて面白さが倍増した。ストーリーも程よく“ヒッチコック”していて楽しめた。関係ないけど、犯人役の女性の人、米倉○子に似てると思う。 6点(2003-02-24 01:53:03) |
220. ドラッグストア・カウボーイ
麻薬中毒者の日常。似たような作品の『トレインスポッティング』のほうが退廃的な雰囲気が良くでていたと思う。この作品は、麻薬常用者なのにラリっているシーンが少なかったり、更生の段階での禁断症状が描かれていなかったりと、麻薬の恐ろしさが伝わりにくい。 3点(2003-02-24 01:42:01) |