81. ポルターガイスト(1982)
怪奇現象系のホラーはこの作品のあとから亜種がたくさん出てきたように思います。グロい場面は抑え目(多分)なので、小さい子供のいる家族で楽しめるホラーではないでしょうか。終盤、家に駆けつける長女の首にちゃっかりキスマークがついてるのに笑。こんなシリアスな場面なのに…と監督の遊び心が気に入りました。 5点(2004-01-16 14:56:24) |
82. ゴースト/ニューヨークの幻
最後の別れの場面が切なくて涙しました。ともすると辛気臭くなりがちなストーリーですが、笑えるウーピーの存在が清涼剤の役目を果たしていて、作品にもメリハリが出ていると思います。主役をカップルでなく親子に変えていたら、きっともっと泣いていたと思います。 7点(2004-01-16 14:39:26) |
83. モンキー・ビジネス
特にストーリーのないドタバタコメディ劇でした。内容的には凡作ですが、ケーリーグラント目当てで見たので、彼が恥も外聞もなく暴れ回ってくれているので、個人的には充分満足できました。特に自らを短髪にしたり、インディアンごっこする姿には涙。テレビ放送時の新聞の作品解説は「若返りの薬を発明した科学者が、自分も薬を飲んで若返り、上司の秘書と恋に落ちる…」。最後の部分はどう考えても違うやろ~、とつっこんでしまいました。 5点(2004-01-16 02:04:35) |
84. マイ・フェア・レディ
アカデミー賞8部門受賞、ミュージカルの傑作、オードリーへプバーン主演。…と散々煽られて見たせいか、それほどでも…感が強かったです。3時間もの長丁場、ストーリー的に単調だったのに加え、ちょっと進んでは歌い、またちょっと進んでは歌う…スローな進行にイライラ。字幕で見たので、汚い英語・綺麗な英語の違いがいまいち分かりにくかったのも残念でした。池田昌子さんの吹き替えがあれば、そちらで見てみたかったです。 4点(2004-01-16 00:35:46) |
85. マイ・ハート、マイ・ラブ(1999)
みなさん俳優に精通しているが多いようで…。俳優に詳しくない自分にとっては、豪華キャストでも当時は誰が誰だかわからず、あまり楽しめませんでした。ストーリーは洒落てますが、可も不可も…といった感じ。ただ『マグノリア』のように空中分解しない点は良かったと思います。 4点(2004-01-16 00:11:08) |
86. 新・明日に向って撃て!
前作に特に思い入れがあるわけでもないので、あまり落差などは気になりませんでした。むしろ“野獣教師”と“波乗り野郎”がコンビなのが良かったと思います。ゆっくり旅をする二人を見ていて、どことなく微笑ましく感じたのはむしろ前作以上かもしれません。欲をいえば音楽が前作のように良ければ嬉しかったのですが…。 4点(2004-01-15 18:45:27) |
87. 荒馬と女
二人の遺作として有名ですが、正直それほど…でした。分かりにくいテーマと途中のダラダラ気味の進行が退屈に感じます。老いたゲーブルと精神不安定なモンローに加え、モンゴメリークリフトも五年後に急死…そうしたピークを越えた三人を見ているのもちょっと切なくつらいものを感じました。 3点(2004-01-15 18:32:39) |
88. 名誉と栄光のためでなく
独立運動の起きた頃のアルジェリアが舞台です。爆弾テロなどは昨今中東問題を思い起こさせます。タイトル通り、母国の「名誉と栄光」とゲリラ側にいる旧友との友情の間で揺れ動く仏軍の男達の葛藤が主題。しかしそのわりにストーリーは退屈に感じ、さらにアランドロンが軍を辞めスタスタ出て行くところで唐突に終わってしまって「ここで終わりかよ!」と思った記憶があります。 3点(2004-01-15 18:08:25) |
89. 二十日鼠と人間(1992)
文学作品の雰囲気そのままで、淡々と小説を読み進めるように楽しめました。直接的なメッセージは出てこないので、ラストを含め何が言いたかったのか分かりにくい部分もあったのですが、深いテーマのある作品であることは間違いないと思います。主演二人の熱演だけでも映画化は成功だったと思います。 7点(2004-01-15 17:49:18) |
90. ターゲット(1985)
普段はあまり会うことも無い父子(ジーンハックマンとマットディロン)。母親が出張に出たのをきっかけに、二人で久しぶりに水入らずで湖に釣りに出かける…。この冒頭を見て、面白そうなホームドラマだと期待してしまいました。しかしその後一転、スパイ映画に…。それはそれで面白かったんですが、あのままのホームドラマ的展開が見てみたかったです。 6点(2004-01-15 17:14:44) |
91. グリーンマイル
ラストの独白『…だが神よ、私にはグリーンマイルがあまりにも長く思えるのです…』がとても印象に残っています。登場人物の善悪がハッキリしすぎているのと、ファンタジー色が強い点が評価の割れる原因なのだと思います。自分にとっては泣けた場面もあり、それなりに良い話だったと思います。 7点(2004-01-14 14:45:38) |
92. L.A.コンフィデンシャル
よくよく考えてみると無茶苦茶な話ですが、そのテンポのよさで、観ていたときは楽しめました。こういう刑事モノをNHKの海外ドラマ枠でも見てみたい。 7点(2004-01-14 14:30:01) |
93. サイコ(1960)
AFI(American Film Institute)の選んだスリラー映画ベスト100の第一位だった作品。それはいいんだけど、その放送を見ていたら全部ネタバレしやがった。あれが無ければもっと楽しめたのに…。それでも面白かったですけどね。あの“ヒャンヒャンヒャンヒャン”っていう音が怖い。ドラクエの冒険の書が消えたときの音楽くらい怖い。 7点(2004-01-14 14:17:35)(笑:1票) |
94. ペイ・フォワード/可能の王国
見終えたすぐ後は、ペイフォワードごっこしたくなりますが、実行に移す勇気もなく…。面白いアイデアだと思うんですが、先生とママさんがくっつく・くっつかない、を延々やっている辺りから少し退屈になってきました。ジムカヴィーゼルが橋で女性に言うセリフがこの映画の主題らしいのですが、「他人のために何かをすることで、自分の存在を肯定できるんですよ!」ということなんでしょうか。また邦訳の“次へ渡せ”にはかなりの無理矢理感が…。もっといい訳なかったんかな~。思い切って『いいことゲーム』とか。 4点(2004-01-06 09:06:42) |
95. 生きてこそ
希望を捨てずに生きようとする彼らの姿がとにかく印象的です。ラスト、家族との再会の場面も描かずに、彼らを悲惨な目に合わせた、美しいアンデスの雪山とそこにかかる『アヴェ・マリア』…。涙が流れました。彼らの家族たちの心配している場面を描かずに、ひたすら彼らを撮り続けるので、緊張のしっぱなしでした。カトリック色が強いですが、それほど違和感は感じませんでした。 8点(2004-01-06 08:55:25) |
96. レナードの朝
涙涙涙…。患者の一人が劇中奏でるピアノの旋律が、切なさを上手く演出していてそこでまた涙…。「自分は不幸」と思っているときに見ると、「まだまだ自分なんか」という気にさせられます。数年前、日本でも同じような事例が起きたとニュースで見た記憶があるのですが、その人が今どうなっているのかが気になります…。 8点(2004-01-06 08:42:21) |
97. メッセージ・イン・ア・ボトル
内容がありきたりでも好きな作品、というのはあるのですがこれはつまらなかったです。ケビンコスナーは『ボディ・ガード』あたりから“俺を格好よく撮れ!”オーラがでている感じがして、格好いい役をやっていても一歩引いて見てしまいます。ポールじいちゃんは好き。 3点(2004-01-06 08:33:05) |
98. モリー先生との火曜日<TVM>
コメディ作品の多いジャックレモンがシリアスな役を演じているのにも驚きましたが、それ以上に『バード・ケージ』での役どころが印象に残っていたハンクアザリアの両作品のギャップがすごかったです。『老い』『死』がテーマでジーンとくる感動作ですが、インパクトが弱いというか、すぐに忘れてしまうような感じも…。原作の紹介がDVDの中でされていたので、是非読んでみたくなりました。 6点(2004-01-06 08:21:43) |
99. 理由なき反抗
ジェームスディーンを初めてこの作品で見ました。やはり格好いいし、演技も独特の迫力が出ていたと思います。どうにもならない閉塞感、思春期がよく表現できていたと思います。とても共感したのが、父親の情けない姿を見て、彼がウンザリする場面です。やはり父親にはもっとどっしりと、威厳を保っていて欲しいと常々思っているので。最後がもっとスカッと気持ちよく終わってくれれば良かったのですが。 5点(2003-12-27 18:26:43) |
100. 幸せはパリで
ジャックレモンが感傷的な恋の話を演じているのが珍しかったです。所々にクスリと笑わせてくれる場面もありますが、基本はやはりシリアスで、彼らしくなく意外でした。原題は「エイプリル・フール」ですが、音楽や雰囲気からすると、秋がピッタリの作品だと思います。ムード音楽が似合うこぢんまりとした恋愛映画です。 5点(2003-12-27 18:17:46) |