141. ビッグ
《ネタバレ》 大人になった子供っていうのも、なんだか安っぽい設定だなぁなんて思ったりするけど、そこはやっぱりトム・ハンクス。上手い。魅力的な子供な男性(?)を上手く演じています。彼女との掛け合いも面白いところ。彼女が大人として誘ってるのに、トムは真意を理解できてない。見ていると思わず「子供に何言ってるんだよ」と彼女に突っ込みたくなるくらい。それくらい子供になりきっている。その一方で、子供のままの心から、内面が成長していく様を見られる。でもやっぱり子供心は忘れたくないものだなぁと。この年になると、あのおもちゃ箱をひっくり返したような部屋にはついていけないもん、絶対に。あと、最後に彼女が言ったように、人生は二度繰り返せないものなんだなと思います。 9点(2003-10-13 02:30:16) |
142. 恋におちたシェイクスピア
おっ!って感じだった。オスカー取ったからというだけで、たいした期待もせずに、とりあえず見ておこう程度に見た作品。案外面白いじゃん。随分と前に見たのでシーンとか言われると、それほど覚えてないけど、川渡って会いに行くところが凄く印象的。あとは劇も結構面白かったように思う。 8点(2003-10-13 02:19:33) |
143. スパイキッズ
きえぇぇぇぇ。ありえな~い。目を丸くして見てました。ターゲット子供に絞りすぎじゃない?愉快痛快じゃないけど、ぷっと笑えるところはある。CGはいかにも!って感じだし。ストーリーも無いし、くだらないけど、憎めない。でも劇場じゃ絶対見たくない。なんとも言えない映画。 4点(2003-10-13 01:51:42) |
144. 鳥(1963)
鳥が何処から現れて、何の目的で襲ってるのか分からない。偶発的なもを見せるのも表現としてはありだろうけど、ヒッチコックがそれをするのはどうも・・・最後も逃げて終わり・・・?鳥が襲ってくる映像が凄かったものの、全体的には魅力が薄い作品。 5点(2003-10-13 00:44:28) |
145. アパートの鍵貸します
世渡り上手な主人公。上司たちの不倫を助けるために自分の部屋の鍵を貸して、その見返りに昇進を得る。そんなズル賢いけど憎めないキャラをジャック・レモンが上手く演じている。憧れの人が部長の不倫相手なんて読めちゃう展開だけど、ジャックの立ち振る舞いや、テンポの良さがとても面白い。この時代の映画にしては、社会性や政治性がないのでとても気楽に見られるのも良い。 9点(2003-10-13 00:37:42)(良:1票) |
146. レッド・ドラゴン(2002)
前評判や興収の振るわなさを考えたら、羊やハンニバルからのパワーダウンは否めないかなと思っていたけど、思ったよりも全然良かった。最初のオープニングシーンが特にレクターらしくて良かったかな。表向きは紳士で、内面に狂人を秘めているところが。でも本編は全体的に大人しめ。最後にもうひと波乱あっても良かったような気もする。まあ羊へと続く序章としてはあんなものか。サスペンスはありきたりな感じはしたけど、飽きさせる内容ではなかったし及第点。それにしても登場回数は少ないものの、アンソニー・ホプキンスの存在感は凄い。 7点(2003-10-09 02:26:54) |
147. サウンド・オブ・ミュージック
良すぎてどこがどうとも言い難い。是非とも劇場で見たかったとさえ思う。ストーリー、歌、映像すべてがパーフェクト。3時間の長丁場も全然飽きさせない。ミュージカルって、なんでここで歌うんだろう?と思ってしまうような面もあったりするけど、歌のシーンも凄く自然。むしろ歌って欲しい。歌ってこそ、この映画はより映えるから。 10点(2003-10-09 01:41:12) |
148. アラバマ物語
《ネタバレ》 黒人差別を取り扱っただけに話は重い。時代が時代だからとも思うけど、陪審員制ってなんだろうと思わされた。あれだけ無実の条件がそろっているのに有罪って・・・傍聴者も裁判官も陪審員でさえ無実は分かってたんだろうに。それでも有罪にしてしまう不条理さ。しかしそれもその時代の現実だったんだろうと思うとやりきれない。話のメインはこの裁判シーンにあるが、その後ラストも印象的。この結末は晴れやかではないが、素直に受け入れられるし、納得してしまう。それはこの物語の持って行き方や、主題が良く表現出来ていたせいかもしれない。 9点(2003-09-28 02:08:57) |
149. カサブランカ
《ネタバレ》 「君の瞳に乾杯」と言った台詞や、「As Time Goes By」の曲の良さが印象に残りますね。物語も佳境になるごとに面白かった。リックの陰謀によってラズロは逮捕されてしまうのか。署長の機転で連絡の行ってしまった将校に止められてしまうのか。その辺に緊迫感があった。結局はラズロとイルザに許可証をあげると言う決断をし、自分の身が危うくなろうとも妨害を阻止したリックは男らしい。署長の寝返りも良かった。あのどっちつかずだった署長が、最後に見せた決断は、正直予想外だった。 7点(2003-09-28 01:29:09) |
150. ミート・ザ・ペアレンツ
ロバート・デ・ニーロはさすが。優しい顔しながら、ピリピリとした空気を作る父親役がはまってる。ベン・スティラーとの駆け引きもなかなか。笑いどころも結構あって楽しめた。主人公の立場がどんどん悪くなっていくのがちょっと重いけど、すべてラストで解消されるし。弟のマリファナはいつバラすんだろうと思ってたんだけど、あのバラしかたはなかなか良かった。それにしてもあれで妹の結婚式は上手く行ったんだろうか。 7点(2003-09-28 00:55:02) |
151. Mr.ディーズ
《ネタバレ》 最初はすごく退屈だった。話自体は悪くなかったけど、コメディだと思うとどうも退屈で。ネコを放り投げるシーンあたりから結構面白く見れた。執事の足フェチという小ネタを入れたのは良いけど、特に活かせてたとは思えず残念。 5点(2003-09-28 00:14:26) |
152. カッコーの巣の上で
ジャック・ニコルソンの怪演が光る。常人であり狂人であり、その見方によってどちらにも取れる見事な演技は素晴らしい。見ているうちに次第に、婦長を始めとする病院の人間の方が異常な様に見えて来る。みんな一様な治療しかしない事や、異端児は廃人にすることもいとわないような世界のどこが病院であるのか。服従と自由。様々な問題を訴えかけてくるよう。タイトルはカッコーの習性からも来てるんだろうけど、カッコーと言う言葉にある「ばかな」や「気の狂った」と言う意味もかけているんだと思う。気の狂った巣・・・それは精神病院と言う舞台において、果たして患者の事を指しているのだろうか?それとも・・・ 8点(2003-09-26 10:02:04) |
153. 007/ダイ・アナザー・デイ
氷上カーチェイスが一番の見所でしょうか。あれはなかなかの迫力でした。他、全体を見渡しても飽きる事なく見られる作品。バーチャルリアリティの世界が脈絡なく挿入されるシーンがあったけど、あれは無駄かな。突然すぎて話の腰を折られる感じ。イカロスもあんな凄い兵器なのになぜあんな使い方しか出来ないのか。宇宙から放射してる割にはスピード遅いし、向かうところ敵なしなのに国境を焼くだけなんてしょうもない使い方。もっと核心に迫った使い方ができたのでは?まあ細かいところから目を伏せれば良かったとは思うけど。 7点(2003-09-26 09:31:42) |
154. 紳士協定
作品としては悪い作品じゃないと思うけど、どうも読み取るのが難しかった。ユダヤに関しての問題が世界のあちらこちらであるのは知っていても、アメリカでも問題がある(あった?)とは知らなかったし。確かに就職できない、ホテルに入れない等の不当な扱い、さらに罵倒だったり・・・その差別を訴え、ユダヤ人差別に一石を投じた作品だとは思う。しかし、なぜそのような差別が行われるのか、その理由の掘り下げが希薄な感があった。差別がなくなるに越した事はないだろう。しかし、物事には様々な側面がある。その背景も分からないと共感もし辛い。なんだか子供の喧嘩を理由も聞かずに「喧嘩をやめなさい」と仲裁しているような感じ。それは場をいさめただけで問題の解決にはならない。そんなことでは子供は喧嘩はやめても分かり合うことはできないだろう。この作品もそんな片方の側面に"蓋をしてしまった"ような感が否めない。社会性を持った作品にしては奇麗事が過ぎたかも。ただ、当時としては問題提起にはなったんだろうし、そういう意味じゃアカデミー賞もありなのかな?まあ半世紀以上も前の作品だし、その背景を知らないとやっぱり評価は難しいかも。 5点(2003-09-23 16:55:22) |
155. グリンチ(2000)
全体的にダルい。そんな悪いわけじゃないけど、どうも物語に入り込めなかった。グリンチと言うキャラを知ってるか否かで、日本とアメリカの熱の差が明らかだったのも納得かも。あと子供の方が見て素直に楽しめそう。どうもこう見てると物語の煮え切らなさが気になって・・・後半から少し面白くなってきたものの・・・良かった点は、ジム・キャリーのぶっ飛び方と、犬のかわいさと演技かな。ジムは顔がメイクで完全に隠れて分からなくなってたけど、あのキャラができるのは彼しかないと思わせた。犬はもう満点。演技上手すぎ。 5点(2003-09-18 23:32:33) |
156. チャーリーズ・エンジェル(2000)
ところどころ笑い所があってなかなか面白い。アクションも結構カッコいい。しかし全体を通してどことなく無駄も多い感じ。そしてなにか物足りない・・・いや、悪くないんだけど・・・ 6点(2003-09-16 09:26:28) |
157. ダイ・ハード
アクションものではありがちな絶対的に強いヒーロー象ではなく、どことなく頼りなさげなところが良かった。決して敵に真正面から対抗せずに、そこからは逃げ、しかし果敢に抵抗し人質の解放にあの手この手を尽くす。その緊迫感が面白い。舞台もビルひとつに限っている。昨今ありがちなあっちのビルも爆破こっちのビルも爆破だったり、道路破壊しまくりなカーチェイスだったりしない。狭いスペースでの攻防。そしてその全てを活かしているから、ストーリーにもアクションにも無駄がない。かなり面白いアクション映画だと思う。 9点(2003-09-14 11:32:14)(良:1票) |
158. 猿の惑星
猿のメイクもなかなかだったけど、やっぱり最後のシーンがすべて。あのシーンだけは忘れられない。多くを語らずあのひとつでそのすべてを物語るところが、かえって衝撃的。これほど秀逸な結末をもった映画はそうないだろう。 8点(2003-09-14 11:12:34) |
159. ハムナプトラ2/黄金のピラミッド
1とそう大差はないけど、面白さは倍増かな。アクションが良くなってるし。スピード感もある。でもスコーピオン・・・ありえない。あれが、あそこだけが興ざめ。無理がありすぎた・・・まあ全体的には面白かったから良しということで。 7点(2003-09-12 00:07:03) |
160. ハムナプトラ/失われた砂漠の都
インディのパクリっぽいのと、タイトルが変なのであまり好きじゃなかったんだけど、意外と面白い。娯楽映画としては十分楽しめた。CGもなかなか良かったし。でも虫は・・・嫌い。タイトルはやっぱり原題の方がストーリーを表してるような気がする。まあこれはこれで分からなくはないけど。 6点(2003-09-12 00:00:31) |