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コメント数 295
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1.  ポセイドン(2006)
オリジナル未見。B級パニック物としては良いと思うのだけど、「あのUボートのヴォルフガング・ペーターゼンがリメイク」という煽り文句からすれば、期待した重厚感には欠けていたと言わざるを得ない。もっと息が詰まるような緊迫感の中で、人間ドラマを展開させつつ進んで欲しかった。最も失望的だったのは、最後に流れたハッピーエンド感溢れる音楽。Uボートみたいに救いのないラストにしろよ、なんて言うつもりはないけれど、あれだけ悲惨な死を映し出した末のあの能天気な雰囲気は「もっとこう……あるだろう!」と思わずにはいられなかった。ただ重ねて言うけれど、それも含めてB級パニックだと頭から割り切ってみれば全然アリな映画だとは思う。
[地上波(字幕)] 6点(2015-12-09 16:37:39)
2.  マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと 《ネタバレ》 
マーリーの存在と家族の物語の間に有機的な繋がりが感じられず、途中から退屈を覚えた。「ただ犬がそこに存在してくれているだけで、人生はいくぶん豊かになる」と言いたかったのかも知れないけど、やっぱり映画であるからにはマーリーを軸としたヤマが欲しかった。自分自身、犬を見送った経験があり、最後しんみりはしたのだけど。評価としては5点なんだけれども、「泣きモノに動物と子供と老人は反則」ということもあるので、この点数で。
[地上波(字幕)] 4点(2015-09-17 12:44:44)
3.  ブルース・リー/死亡遊戯
感情的で、頑固で、いらん行動で事態を悪化させるという、苛立たしいヒロインの諸要素を余すところなく備えたヒロインにげんなり。それから、出てくる格闘家が皆やたらにタフで、一つ一つの闘いが長くて飽きる。基本的にはケンシロウじみた「俺つえー」でいってもらって、苦戦するのは大ボスだけにしてもらいたかった。それとこれは重箱の隅のようだけど、マフィアの部下が雁首揃えてひとりも銃を携帯してないのはやっぱりおかしい。その点、『燃えよドラゴン』は上手かったのにね。
[地上波(字幕)] 3点(2015-07-22 15:20:02)
4.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 
主人公機ジプシー・デンジャーの出撃シーンだけでもう参った。参りました。あの量感・質感を「キミらが見たいのはこれだろ?」とばかりに見せつけられたら、あとはもう酔っぱらい状態で2時間過ごすしかない。あのやられるときの痛そうな感じ、大して見せ場もないまま凄惨に破壊されていく脇役機たちから感じる全体の印象としては、やはり「ものすごく金を掛けたマジンガーZ」。ストーリーは何のひねりもない、怪獣が出てきてそれをやっつけるというものなので、巨大ロボットの姿に酔えない人にはお勧めできないが、私はもう満足でございました。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-04-21 23:44:47)(良:1票)
5.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
この映画のタイトルは「MUTO ムートー(友情出演:ゴジラ)」が正しい。だから、ムートーにドキドキワクワクできるかが前のめりで観られるかどうかのポイントなのかもしれない。「いつか出てくるゴジラの勇姿」への期待感に引っ張られながらという部分もあったけど、私はけっこう「おおお、ムートー強いぞ」と思いながら観られた。「どうしてこうアメリカ人の作る怪獣は造形センスが禍々しいのか」というきらいはあるけれど、電磁波が武器というのは現代兵器の弱点を突いた感じで、静寂のなか電子系統をやられた戦闘機がぼとぼと落ちてくるシーンは面白い。妙に人間くさくて、「ムートーかわいそう」と思っちゃうところなんかもあったり。最後にはおいしいところを持っていったゴジラが見得を切り、「千両役者ぁ!」の声を浴びながら花道を去っていく。「ムートーも悪かあねぇけど、やっぱりゴジラだよなぁ」とホクホク顔で小屋をあとにするわたくし。監督の術中に嵌められてますな。不満を言えば、家族の物語は不要だったし、怪獣バトルがはじまったらテンションを切らずにちゃんと見せてほしかった。怪獣映画の爽快感というものには乏しい。ゴジラが核実験により生まれたのではなく、最初から地球の放射性物質を食べていた生物であるという設定も「反核のメッセージをそんな風に矮小化するなよ」とやや気分に角が立つところもあった。ただ何だかんだ言っても「でも最後まで前のめりになって観たんだろ?」と聞かれれば「ぐぬぬ」と唸るしかない。各論で言いたいことはたくさんあるけど、総論としては面白かった。これなら文句なくゴジラ復活の足がかりにはなったし、事実モスラやキングギドラを登場させての次回作もあると聞いている。これを叩き台として、次は「ゴジラ映画」としての良作を期待している。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-04-04 22:29:55)
6.  ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》 
少年と老人の心の救済物語をやりたいのか、映画万歳!をやりたいのか、はっきりすべきだった。どっちもやりたいなら2時間では足りず、結局どっちつかずでスッカラカンという印象。月世界旅行というポイントがいきなり現れ、偏屈ジジイは伝説の映画監督だったという超展開の後は、物事が一気にご都合主義的に動き出し、結局は「自分の映画が売れなくなって拗ねたジジイが、案外ファンがまだいることを知って機嫌を直した」ってただそれだけの映画になっている。ここまでスッカラカンな感じになるのは、人物の描き方が良くないと。原作がどうなってるか知らないが、ヒューゴがジョルジュにノートを取り上げられたとき、誰だって「僕の父親の形見だ」と言やあ済むだろと思うところを頑なに口を噤んでいたシーンが象徴的で、他にも色々あるが当然取るはずの行動を取らないことに対して何の背景も描かれず、あれじゃヒューゴはただただ頭の回らないブサガキで、その他お話の都合に沿って各人物が動いているという印象で、苛々することこの上なかった。それと、本屋のじいちゃんとかロビンフッドとかオートマタになってしまう夢とか「ただ出てきただけ」の事物が多すぎる。何かあるのかと思わせておいて何もない。ああ消化不良。評判の美術も3Dメガネの薄暗い画面で色彩が殺され、さりとて2Dでもう一回見ようとも思えない出来で、ただただ消化不良。
[映画館(字幕)] 3点(2012-03-30 01:23:20)(良:2票)
7.  チーム★アメリカ ワールドポリス
アメリカは最低。北朝鮮は最低。テロリスト達は最低。訳知り顔の俳優達も最低。彼らをダシにしてこんな最低の映画を作った俺達も最低。もちろん世界がこんななのに呑気にこんな最低の映画を見ているお前達も最低。この世の全てが最低なんだから、ええじゃないか。最低を愛そう。最高の最低を謳歌して生きていこう。ええじゃないかええじゃないか……。シニシズムの極致。究極の悪ふざけ映画。
[DVD(字幕)] 7点(2007-03-17 03:30:22)
8.  夢駆ける馬ドリーマー 《ネタバレ》 
個人的にラジー賞脚色賞をやりたい。「重度の骨折から返り咲いた例」として劇中にチラッと名前が出てくるマライアズストームという馬がモデルになっているんだけども、牝馬がBCクラシックを、しかもあんな決定的な不利を挽回して勝つという脚色は、いくらなんでもやり過ぎ感がある。実際の彼女は骨折から返り咲き、G1にこそ手が届かなかったものの当時最強牝馬だったセレナズソングを破り、母となって『鉄の馬』と呼ばれたGⅠ6勝のジャイアンツコーズウェイ(これも劇中にチラッと登場)を送り出した。現実にあった二世代を費やしての復活の物語を、親子、家族の再生の物語に絡めてもそれはそれで面白かったと思うんだけどねえ……。しかし映画全体としては、似たような物語の『シービスケット』より丁寧に作ってあるように感じたので、5点献上。
[DVD(字幕)] 5点(2007-03-15 04:39:55)
9.  グッドナイト&グッドラック
「報道」とは何なのか。テレビというメディアの役割とは何なのか。それを改めて問いかける為に使われた素材が「アカ狩り」。この日本人には馴染みの薄い事件を話の中心に据えた事で、「アカ狩り」を知らない人には、この作品は随分と薄いものに映るかも知れない。この時アメリカで行われていた「アカ狩り」の様子は、「狂気のマッカーシー旋風」とも形容され、共産主義者を疑われた者が調査委員会の召喚を受けた時の様子などは、さながら魔女裁判のようだったという。しかしジョージ・クルーニーは観客がこれを「知っていること」として話を進めているので、この映画の中からそうした狂気はほとんど感じ取れない。この映画で描かれるのは、あくまでも報道の自由と信念を守るために、ブラウン管を通してスマートに戦う男の姿であって、事件を知っており、かつ「集団心理の狂気」みたいなものを見ることに辟易としている自分などは、この全編を貫くスマートさは歓迎すべきものなんだけれども、事件を全く知らない人には、「???」な映画かも知れない。「興味があるけど、アカ狩りは知らない」という人は、予備知識を入れておく事をオススメします。本来そういう映画はよろしくないんだけれども。最後に、自浄努力もしないまま健康番組の捏造で大騒ぎする日本のメディアと「騙された!」と憤慨する視聴者に、Good Night,and Good luck.
[DVD(字幕)] 8点(2007-01-31 23:58:29)(良:1票)
10.  ファイナル・デッドコースター
もともと凄惨かつ爽やかな死に様を楽しむ映画なので、デキとしてはこんな所でしょう。ちょっと手詰まり感があるけども、もし「デッドコースター」がなくてこれが2作目だったらそこそこ満足していたはず。要するにまあ、こっちが飽きちゃったんだね。
[映画館(字幕)] 5点(2007-01-29 04:24:57)
11.  ブロークバック・マウンテン 《ネタバレ》 
♂×♂という組み合わせ以外は、至極真っ当な恋愛映画。この「至極真っ当な」という所が大事だし、このポイントを外していたら、妙にグロテスクなだけの映画になっていたと思う。自分は別にゲイではない。しかし、遠路はるばるイニスに会いにやってきたのに「娘との面会日だから」と追い返されて、泣きながら帰路につくジャックや、「いつも時間が足りない、いつも」という劇中のセリフは、「そうそう、そうなんだよな。よく分かるぞその気持ち」と素直に共感する事ができる。変に「同性婚を認めよ!」みたいなアジテートをしないで、「ね。同性愛者だって普通の恋愛をしているんですよ」という語りかけで抑えた監督は偉い。ワイオミングの美しい自然で人々の嫌悪感を中和させる事も忘れなかった。アカデミー監督賞は当然か。良作でした。
[DVD(字幕)] 8点(2007-01-29 04:09:16)
12.  マスター・アンド・コマンダー
もの凄い金を掛けたドキュメンタリー「はたらく水兵さん」。この時代の軍艦とはこういう物で、海の上の生活とはこういう感じで、戦闘はこんな感じでやってたんですよ、という事を見せたい映画。だからまあ、別にガラパゴスで牧歌的に終わってくれても全然構わなかった。なかなか悪くなかったけども、青池保子のイギリス海軍物のマンガの方が100倍面白い。
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-07-28 01:08:18)
13.  チェ・ゲバラ&カストロ
まず最初に注意すべきは『ゲバラ&カストロ』ではなく、原題を見ても分かる通り、はっきりとフィデル・カストロの映画であるということ。 そして、キューバを圧制国家と名指しするアメリカが制作しているだけあり、「キューバ革命は失敗だった」という事を、殊更に強調したがる内容になっている。 チェ・ゲバラの扱いにしても、やたらと冷酷な人間として描かれ、未だ世界中で高い人気を誇る彼の印象を、悪くしよう悪くしようと努めている意図が見え見えである。 フィデル・カストロが独裁者に堕してしまった事に疑いの余地はないが、だからといって彼らの行った革命が全くの無駄であったかといえば、正しかった部分も沢山あるわけで。 少なくとも、その成否をアメリカが勝手に判断して、こうした映画を作るべきではない。 フィデルは晩節を迎え、経済も破綻し、自由経済に移行しつつあるキューバを、「それ見たことか」と見下し、嘲笑しているアメリカ人の姿が、この映画の奧には見え隠れしている。 そういった意味で、アメリカの性根の悪さを見るには格好の作品。 ちなみに、チェを演じたガエル・ガルシア・ベルナルは、この映画を評して「間違いなく、自分のキャリアで最大の汚点になるよ」と公言している。 じゃあ出るなよ、と言いたくもなるが。 
[DVD(字幕)] 5点(2005-09-08 03:28:10)(良:1票)
14.  スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
スカイ・キャプテンの基地にロボット兵団が攻めて来た時、『巨大な飛行編隊が迫っています!』とか言いながら、迎撃機が一機も空に上がっておらず、しかも地上に残ったままの数十機の戦闘機群が片っ端から破壊されるのを指をくわえて眺めている。その場で戦闘の指揮を執って然るべきスカイ・キャプテンは、敵編隊の指揮機らしきものを追いかけてどっか行ってしまう。そんな『スカイ・キャプテンと彼の率いる何とか』に世界の命運を託した各国首脳に私は涙が止まらない。
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-08-07 07:40:30)
15.  モーターサイクル・ダイアリーズ
「尊敬する人は?」と聞かれる度に、「チェ・ゲバラ」と答える自分にとっては、もう見たくて仕方なかった映画。(別に左巻きの人間ではないです) この映画は、『世間知らずの医学生エルネスト・ゲバラ』が主人公なので、巷に溢れる『ベレー帽を被り、鋭い眼差しで何かを見つめるチェ・ゲバラ』のイメージを持って見始めると、肩透かしを食らうと思う。 しかしチェ・ゲバラを、不器用でバカ正直な、一介の医学生として描いているが故に、かえって彼の天性というか、特異性が伝わってくる。 このエルネスト・ゲバラという青年は、別に徹底的に共産主義を叩き込まれたわけでもなく、近しい者が活動家だったわけでもない。ただ、現代の自分達と同じように『この世界は何かおかしいんじゃないか』と、小さな疑問を抱いている一青年だ。 その小さな疑問は、気紛れで始めた貧乏旅行で、南米各地の『弱者』と呼ばれる人々と接していくことで、次第に増大していく。 ペルーのマチュピチュ遺跡でのエルネストの表情は、個人的にこの映画での一番の見所だと思う。 アルゼンチンで「彼女に水着を買っていかなきゃ」とニヤけていた男が、マチュピチュ遺跡に腰を下ろし「銃なしで革命?不可能だ」と鋭い瞳で呟く。この両者の劇的な表情の変化には、鳥肌が立った。どんなに世の中の暗部に触れたとしても、実際に彼らのために表情を変えられる人間は、まずいない。どこまでも不器用、純粋なエルネストだからこそ、そうすることができたんだろう。 あの表情の変化が、共産主義が敗北した現在も『自由の闘士』として尊敬を集める理由や、キューバの指導者となりながら、まだ圧制や搾取に苦しむ他の国を救うために革命運動に身を投じ、志半ばで斃れた理由、その全てを物語っているように思う。 映画としては、正直2流の出来であると思う。 しかし、この映画が描く『どこにでもいる青年エルネストが、革命の戦士"チェ"・ゲバラになった』という事実は、『お前たちにも何かできるはずだ』と、自分に語りかけてきているような気がした。革命なんて大袈裟なことは言わなくても。 意味も分からず、彼の顔がプリントされたTシャツを着ている人々にも、ぜひ観て欲しい。 きっと、そのTシャツはもう着られなくなるだろうから。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-06-28 10:22:39)(良:1票)
16.  ビッグ・ウェンズデー
サーフィンはしないが、サーフィンを題材にした映画は好き。映画そのもののストーリーはパーティーあり、ベトナム戦争ありで、この時期の青春映画のパターンにすっぽり嵌っているが、これまた定番「時代に取り残されたかつての若者」を「ロングボードからショートボードに移り変わったサーフィンの波」をもって語らせた所が上手いと思った。まあ、どなたかもおっしゃられてましたが、最後の「ビッグ・ウェンズデー」が撮りたくて作った映画のような気がする。
7点(2004-11-23 19:52:08)
17.  アバウト・シュミット
何ていうかさ・・・映画に現実ばっかり持ち込まれても困っちゃうんですよね。こんなしょぼくれたオヤジの、しょぼくれた現実を連綿と見せられても・・・。これがソコソコの評価を得ているのは、ひとえにニコルソンをはじめとする俳優陣の演技によるところが大きいと思う。何か最後にカタルシスが待っていると思ってたから最後まで見れたけど、あの絵だけじゃ・・・ささやか過ぎるし。やっぱり「映画っていいもんですねぇ~」って言いたいじゃないの。
5点(2004-11-13 08:18:12)
18.  華氏911
アメリカが「世界の警察」で、米大統領が「世界大統領」なら当然、我々日本人もアメリカの真実を知らなければならないし、知らせてもらわなければならない。そういう意味でマイケル・ムーアってのは凄い貴重な人材なんだよね。ただ、今回の映画は「ボウリング~」ほど「日本人が知りたい(知るべき)事」が描かれている映画ではない。日本の政治家の汚職にも興味がない人が沢山いるのに、ブッシュ家とサウジ系オイルマネーの繋がりに興味を示す人はほとんどいないだろう(事の真偽においても)。この映画で本当に見るべき所はやはり、アメリカ社会の底辺は破壊し尽くされたイラクと何ら変わる所がなく、そこにいる人々が「自由を守る戦い」のお題目の下にイラクに赴き、戦いの意義も見出せないまま死んでいくという事実だろう。世界唯一の超大国、愛国英雄主義のアメリカが黙殺してきた事実が。ムーアが一番声高に言いたかった部分はここだろう。確かに映画全体は編集を駆使し、偏向した内容かもしれないが、この部分だけは「自由が燃える温度」を感じることが出来る。
6点(2004-10-20 21:49:12)(良:2票)
19.  フォーン・ブース
下の人も言ってるけど、読唇術を心得ている人間がひとりもいないほどNY市警は人材難なのか。なんで撃たれる恐れのある人間をあんな無防備に晒しておくのか。ツッコミ所は満載。でもまあ、やっぱりこの手の映画で一番重要なのはいかに観客に緊張感を与えるかなわけで、それには成功していると思うし、コリン・ファレルとフォレスト・ウィテカーもハマってたよ。時間も短いし、ドキドキしながら楽しめたよ。
8点(2004-10-20 21:11:47)
20.  セント・オブ・ウーマン/夢の香り
アル・パチーノの演技に7点。ストーリーには何か首を傾げてしまった。友達でもないのになぜ庇う?なぜそんなしてまで真実を隠す?犯人を正直にバラした方がよっぽど正義だと思う。で、それを擁護するパチーノにも、首を傾げてしまう。率直に言うと、最後の演壇シーンが高評価、という所に「なぜドイツ人が盲目的にヒトラーを支持したか」という理由がよく表れていると思う。大声を張り上げて、オーバーアクションで、もっともらしい事を言う(決して、もっともな事、ではない)。それで人々が感動し、熱狂する。ヒトラーと同じじゃないか。どうか気を悪くしないで下さい。他意はないです。
7点(2004-09-25 08:48:24)
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