1. 第9地区
《ネタバレ》 自分達の事を他より優れていると思い込んでいる人々は大概にして「主観的」だ。 無知な人々も大概にして「主観的」だ。両者とも自分の容姿、考え方、習慣が正当であり「普通」だと思い込んでいる。だから異端を笑い、差別し、軽蔑し、恐怖し、排除しようとする。この作品は、白人から宇宙人に変わりつつある主人公を通して「客観的」にこの問題を見るようにできるようになる。けっして「差別はいけない。」とかそんな簡単なメッセージを投げているようには思えない。あの宇宙人たちの地球での振る舞いは酷すぎる、正直日本には来てほしくない。日本に来てあんな振る舞いで住まれたら、自分も「エビども。」と呼んで軽蔑する人間の一人になるだろう。かと言って彼らは宇宙にはもう戻れないのである。正義とか悪とかではなく、問題はそこにあり妥協点が必要なのだ。主人公は両者の「主観的」な視点の被害者なのかな?「客観的」に見れるようになったときそれは別の体になった時だったか。とても深いテーマを持った娯楽作だと思います。傑作! [映画館(字幕)] 10点(2010-04-12 20:01:57)(良:3票) |
2. シャッター アイランド
《ネタバレ》 「ラストは決して人に言わないで。」と注意する程のラストではないです。 ラストは充分想定の範囲内です。 「世にも奇妙な物語」で20分ぐらいやるので充分かと。 無駄に長いだけだと思います。 [映画館(邦画)] 2点(2010-04-09 23:24:58) |
3. バベル
《ネタバレ》 神の怒りによって破壊されたバベルの塔崩壊後、バラバラの言語を使うことを余儀なくされている人類の織りなす無数の物語の内の3話。 谷川俊太郎の「朝のリレー」を思い出した。 ”カムチャッカの若者が、きりんの夢を見ているとき、メキシコの娘は、朝もやの中でバスを待っている、ニューヨークの少女がほほえみながら寝がえりをうつときローマの少年は柱頭を染める朝陽にウインクするこの地球では、いつもどこかで朝がはじまっている。 ぼくらは朝をリレーするのだ” 海外に住むと日本への偏見がひどくやな思いを多数する、「鮨は臭い。」「東京は排気ガスで太陽が見えない。」「東京でのランチは3000円する。」あるヨーロッパ人はイスラム圏の考え方は嫌いと言った、アメリカでのヒスパニック系の人々への偏見も知っている、すべてはバベルから始まった問題なのかは知らないが、これは、この言語をバラバラにされた後の世界の小さな3つの物語。高層ビルからみた時に見える無数の明りが見える、あの明りの数だけ、それぞれのドラマはあるはずなのだ。それをもっと上から見ればこの地球上に存在する明りの数だけドラマはある。そんな他人の窓の明かりの中のドラマを垣間見れるこの映画は良作だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2010-01-14 00:01:54) |
4. 若き勇者たち
《ネタバレ》 政治、歴史抜きにしたら、映画としては、面白かったよ。 当時は冷戦真っ最中だったし、そんな緊張の中見たからかもしれないが。 8点(2004-08-22 21:53:11) |
5. パラダイム
《ネタバレ》 これ観てからな~ どっかの病院の廃墟に一人で行って、鏡見れるものなら見てみやがれ~! 俺はいかん! 8点(2004-08-22 21:50:17) |
6. フィラデルフィア・エクスペリメント(1984)
《ネタバレ》 くだらな面白い! 7点(2004-08-22 21:48:13) |
7. ボディ・バッグス<TVM>
以外に観てないんだねこれ、みんな? 以外に悪くないよ、トライワイトゾーン(ジョンカーペンター)版? 司会進行役が、笑える! 7点(2004-08-22 21:46:43) |
8. 華氏911
《ネタバレ》 初日朝一の上映で見てきました、が首都圏より60KMの我が町の映画館では、半分程度の入りでした。 「ボーリングフォーコロンバイン」と「華氏911」を定食に例え比較すると、「ボーリング.」の方は、炭水化物のご飯以外にもバリエーションに富んだ内容で食べやすく食べた後も息苦しいような満腹感までない定食、一方、「華氏.」の方は、ご飯山盛りで、おかずはちょっとだけ、みたいな食べるのに大変な定食だった、観終わったあとおなか一杯で動けなくなる様な。 確かに、2時間、ブッシュ批判で終始します。 でも、「世の中の殆どの人々は無知で何も知らず、票を入れて、その1票が、例えば、イラクの子供達を打ち抜く弾丸に変わる。」 これだけは、ブッシュどうの、を越えての事実であることは間違いない。 子供をイラクでなくした、母親が、ホワイトハウスの前で、言ったせりふ。 「私も以前は、ああいう何も知らない人間の一人だった、今、息子をなくして解った。」でも、それからじゃ遅いんだと、この作品の内容、手法、方針等いろいろ批判も有るだろうが。 この作品が、きっかけで、何人かが、「一票」「民主主義」「国民全員が常に目を光らせ、何らかの意見を持つことの重要性。」に気が付いてくれたらそれはそれで悪いことではないと思った。 9点(2004-08-21 15:20:27)(良:2票) |
9. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
《ネタバレ》 3作、合計10時間ぐらい見ました、結論から言うと、つまらなかった。。。。。 まず、勧善懲悪なのが受け付けない、仮に悪の側が勝って世界を治めたら、どうなる?と考えてみた、彼らにだって生活はあるだろうし、老後やら年金も心配になってくる、結局なんやかんや社会制度が出来てきて、それまであった世界と変わらなくなるのでは? じゃあ悪ってなんだ? ただの意見の合わない敵=悪? 世界には無数の常識が存在するけど、理解しがたい常識を持った国があるからと言って、自称正義の軍隊率いて正しに行くか? 何処かの国みたいだな~。 なんか深みの感じる映画ではなかった。 まあテーマは「欲」なのかな? 結局なんにもしてくれはしない、指輪を巡って、友を信用できなくなったり、人を殺したり、戦争したり、まあそこらのテーマはわかりましたけど、上記の理由で僕はこの点数です。 3点(2004-08-14 10:21:55) |
10. キャスト・アウェイ
最後、自由な可能性を、残して終わるってのは好きです。 6点(2004-02-14 00:39:52) |
11. グリーンマイル
キリスト教概念一杯の映画、罪がどうのとか、道は一本しかないとか。 何も死は、あの場所だけに訪れる物ではないし、そこへの道だってグリーンマイル一つじゃないと思う。 まあ言いたい事はわかりました、この映画の概念を受け入れるならば、僕らだって、彼ら死刑囚よりは多少長いグリーンマイルを歩いているかもね。 でも上記で書いたとおり、道は一本だけじゃないでしょ?到着地点だって。ッて思いました。 6点(2004-02-05 22:00:17) |
12. オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
《ネタバレ》 自分が、弱肉強食のこの宇宙の原則にいるのを忘れさせてくれるような、徹底的に無重力にさせてくれる映画。 8点(2004-01-30 21:32:29) |
13. マレーナ
片腕の旦那、アレがよろしい、男は黙って・・・。 戦争という極限状態に陥った時の人間の強さも弱さも全部抱きしめて・・・ 良い作品です。 8点(2004-01-30 21:29:42) |
14. 猿の惑星
日本人の事示唆してるだのなんだのあっても、やっぱこの映画のアイディアは素晴らしい! 10点(2004-01-30 21:16:37) |
15. バック・トゥ・ザ・フューチャー
娯楽映画の傑作! 10点(2004-01-30 21:13:48) |
16. スタンド・バイ・ミー
15年前の中学校時代に見ました。 今また見直しました。 別の作品に見えました。 あの感動はナンなのでしょう? 最高傑作! 10点(2004-01-30 21:12:21) |
17. IT/イット〈TVM〉
スティーブンキングのこの作品と、ドリームキャッチャーをだけみたら、その人のスティーブンキング評はとんでもないことになる、逆に、スタンドバイミーとかショーシャンクだけみたら、結構良い評価になるだろう、両方見た人は、「この作家精神分裂症か?」と同一人物が描いた物とは思えないだろう。 そんなスティーブンキングが好きです。 が、この作品はこの点。 1点(2004-01-30 21:08:38) |
18. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 今見終わりました、「とにかく悲惨だよ。」の言葉だったので、今までこの作品は避けてきました、ここのサイトでのあまりの反響の多さに、見てみました。 「悲惨でした・・・。」 題名の「ダンスインザダーク」(その暗闇の中でダンスを・・・。) そのまんまでした。 確かに人それぞれ境遇やなんやら有ります、でもだからと言って、落ちていく快楽に浸ることも無いと思います。 なんか人間として、ただの妄想でなく、現実の世界で、逆境を乗り越えて地球の重力圏をぶち破って宇宙まで飛んで行ってしまうような、母のスーパーパワーを描いて欲しかった。 なんかこれじゃあ不幸な自分に浸ってる演歌みたいだ。 盲目だろうがナンだろうが、降りかかる不幸に中指たててロッケンロール見せて欲しかった。 そんな感じです。 0点(2004-01-30 21:02:34) |
19. ショーシャンクの空に
この映画を世間とは隔離されて情報も何も無い山奥で見たとしたら、僕はこの点です。 偏屈で付けているのでもなく、純粋な自分の感想です。 悪くは無かったです、僕は刑務所物の映画も好きですし。 でも10点連発の意味が未だに自分の中で分析不可能です。 で、2回見直してみました、ごめんなさい、僕には届きません。 そういう意味で、世間の広さ、自分なりの感性というものを、考えさせられた作品でした。 6点(2004-01-29 22:28:44)(良:3票) |
20. 13デイズ
なんか急ごしらえ的な感じの映画だった、戦略ミサイル防衛(パトリオットとか)を、推し進めるためのプロパガンダ映画か?とか思った。 それを考えたら全てがそれに見えてしまった。 1点(2004-01-28 18:54:23) |