Menu
 > レビュワー
 > satoshi さんの口コミ一覧
satoshiさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 54
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  シャンプー
ゴルディ・ホーン出演の未見作ということで見たのですが、ゴルディ・ホーンは主演ではなかったのですね。こんなに意味不明な(難解ではない)映画もめずらしい。明るい希望につながるわけでもなく、厳しい現実に突き放すわけでもなく。かといってエロチック映画と割り切れるわけでもなく。映画制作の意図が不明です。普段は「不思議ちゃん」系で魅力を発揮するゴルディがむしろ一番まともな人格とは。
[ビデオ(字幕)] 1点(2009-06-17 10:21:33)
2.  普通じゃない
平均点が意外と低いのにびっくり。コメディのつぼは抑えたうえで、この監督らしい毒気もまぶしてあって、楽しめましたが。「ビヨンド・ザ・シー」のミュージカルシーンが良かったので、全編をミュージカルにしてしまってもよかったのでは、と思うほど。個人的には、金髪コメディエンヌの系譜は、ゴルディ・ホーン、メグ・ライアン、キャメロン・ディアスと受け継がれているんだなあということを実感しました。
[DVD(字幕)] 8点(2009-04-04 12:10:51)
3.  かもめのジョナサン
なんじゃこりゃ。製作者サイドにはきっと一片の悪意もないのでしょうが、何とも評価のしようがない失敗作ですね。何より表情のない鳥という生物を主人公に据えて実写映画にしようとした着想が間違いです。小説だったら文章を通じてイメージを膨らませることができますが、無表情のかもめにかぶせた声の演技だけでは無理があります。おそらくアニメにするよりも数倍の製作費をかけているのでしょうが、表現の効果はアニメの足元にも及びません。ただニール・ダイアモンドの歌声は染みたなあ。この映画公開のころ人気だったんですね。
[ビデオ(字幕)] 3点(2008-10-30 11:24:52)
4.  イーグル・アイ 《ネタバレ》 
キューブリックの「2001年宇宙の旅」とヒチコックの「知りすぎていた男」「暗殺者の家」を組み合わせて派手なカーバイオレンスで糊塗した駄作。2時間現実を忘れて楽しめればそれでいいという人には合うかもしれないが、映画館を出て30メートルも歩けば忘れるような、空虚な内容です。40年前なら巨大コンピュータが暴走するという着想も斬新だったでしょうが、21世紀のネットの時代に「巨大な中央コンピュータが暴走して…」、というのはどうなのか。そのアイデア自体が時代錯誤としか思えない。コンピュータを壊すとき、捜査官らが水に転落して普通に這い上がってきたけど、ありゃコンピュータ保護のための超低温の液体窒素じゃないんかい。終始アップ気味のカメラワークも不快。良ポイントは空港のベルトコンベア内のアクションぐらいかな。
[映画館(字幕)] 3点(2008-10-30 10:59:02)(良:1票)
5.  アクロス・ザ・ユニバース
既成のヒット曲をつないでミュージカルに仕立てる、という着想では劇「マンマ・ミーア」の成功が記憶に新しい。それをビートルズでやれば成功間違いなしという発想なんだろうけど、設定を誤ったと思う。「マンマ・ミーア」の場合、舞台を小漁村に設定することで普遍性が生まれ、登場人物の心情とアバの曲がうまく合っていた。しかし本作の場合、舞台は60年代の米国で、まさしくビートルズが活躍した時代。ベトナム戦争やキング牧師も登場するにもかかわらず、その時代に圧倒的な存在感を示していた現実のビートルズは映画の中に存在しないのです。何たる矛盾。加えて劇中には山海塾の舞踏もどきの白塗り集団も登場してテイモア趣味炸裂。最後は力技でさわやかな結末に持って行ったけど、支離滅裂感はぬぐえません
[映画館(字幕)] 3点(2008-09-20 12:56:02)(良:1票)
6.  群衆(1941)
キャプラの映画は好きですが、これはどうも理屈先行で作られた「頭でっかち」の映画という印象が否めません。架空の理想の人物に人々の支持が殺到し、そのギャップから一度は転落するも、最後は大衆の支持で救われる、と絵にかいたようなキャプラ的展開ですが、この映画の場合、ジョン・ドゥーに熱狂的支持が集まる理由も、最後に再び支持される理由も伝わってきません。「大衆はマスコミに扇動される」とア・プリオリに決められているような描き方ですね。当時に身を置いていれば、また違うのかもしれませんが、リアリティが感じられません。新聞社の経営者が代わったくだりの描き方や、クーパーの役を野球選手と設定して、シャドープレイで暇つぶしをしているシーンなどは味わいがあってよかったんですがねぇ。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2008-08-21 13:21:04)
7.  ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》 
いわずもながら、映画の良し悪しはプロットの良し悪しではない。それを映像や編集でいかに見せるかという点も重要。本作はその意味で監督の職人芸が堪能できる一編。一例がジュリエット(キーラ・ナイトレイ)をめぐる横恋慕のエピソード。結婚式のシーンから始まるこのエピソードで、監督は明らかに新郎の友人をゲイであるように描いている。新郎と並んだバストショット、パーティーでの憂鬱そうな表情。セリフでも「彼のこと好きなんでしょ」と質問されて否定してみたり。このミス・ディレクション(意図的な誤解への誘導)の演出によって、観客は「この男はゲイだ」と思いこまされ、それが、結婚式のビデオを見たときの感激につなげられている。見事です。にぎやかし役のローワン・アトキンソンをストーリーを転がす中に当てはめていく手腕も鮮やかでした。最後に用語の確認。オムニバス映画とは、「乗合バス」から転じた用語で、完結したストーリーを詰め込んで一本の映画にしたもの。日本映画なら森田芳光の「バカヤロー」、洋画ならタランティーノの「フォー・ルームス」。本作はいろいろなストーリーが絡み合ってはいますが、あくまでも一本のストーリーなので「オムニバス」と呼ぶのはふさわしくないでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-06-07 21:42:06)
8.  ビー・ムービー 《ネタバレ》 
冒頭に登場する蜂の巣の中がひとつの都市を形成していて、蜂蜜を大量生産している、という描写の映像は遊園地のようで楽しい。主人公が規定の進路に進むことに疑問を感じて外界に飛び出るという展開も無理がない。が、しかし、なんでそこから蜂蜜搾取を法廷に訴えるという展開になるの。大体、何で蜂と人間が会話を交わせるの。だったらほかの生き物はどうなの。荒唐無稽はアニメの特権。でも、そこには人に受け入れ可能な限度というものがある。ピクサーの「トイ・ストーリー」はおもちゃが動くという点で、蜂以上に荒唐無稽だけど、「人にしられてはならない」というルールがあり、それがストーリーの要にもなっていた。そもそも蜂を題材に持ってくる製作者の感性が理解不能。「なぜ蜂か」。この点を映画の展開の中で一切説明しないから、空虚なエピソードの積み重ねになる。大量の蜂が力をあわせて飛行機を持ち上げるラストも噴飯もの。 ドリームワークスは、アンチディズニーで、大人向けを意識するあまりに迷路に入り込んでしまったような気がします。 子供にせがまれて見ました。子供は喜んで見ていましたが、どんなに喜んでいても見せるべき映画ではなかった、と後悔しました。  
[映画館(吹替)] 1点(2008-02-27 08:36:33)
9.  ヘアスプレー(2007) 《ネタバレ》 
今夏の舞台版を見にいけなかったので、その分の期待も上乗せして見に行きました。感想は微妙。やっぱりヒロインに容貌に乗れません。最後にビッグヘアーをやめて髪型を変えたので少しは好感度は向上しましたがそれまで。映画の途中から関心は、トラボルタがいつ本領発揮の踊りを見せてくれるかに集約されていき、最後のスタジオシーンで「いよいよっ」と身を乗り出したのに、細かく腰をふるだけじゃなあ‥‥。あの肉襦袢じゃしょうがないのか。楽曲はよかったけど。自分自身のデブ拒否症の症状の重さを思い知らされました。
[映画館(字幕)] 5点(2007-11-04 17:37:18)
10.  ビッグ
ワンアイデアで作ってしまった映画ですね。にやりとさせるような伏線もなく、このアイデアでお話を作ったら、こう展開するだろうと予想される通りのストーリー。思春期を描くには無視できないはずの異性への興味から無理やり目をそらしているために、話に深みが出ないのだと思います。12、13歳なんてあんなもんじゃないでしょ。 トム・ハンクスの子ども演技もオーバーで鼻白みました。よかったのは、おもちゃ会社の社長とのピアノ競演のシーンと最後のスーザンとのやり取りぐらいかな。 CSで見ましたが、ジョッシュが自分の年齢が「30歳」とわかったのはなぜなんだろう。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2007-09-11 13:26:27)
11.  ジャケット 《ネタバレ》 
一度見に行ったところ、なんだか退屈で寝てしまい、気を取り直して再度鑑賞してきました。医者の投与する薬のせいでタイムスリップするのかと思っていたけど、劇中にもはっきりセリフで出てくるように、拘束衣を着せられると15年後に行ってしまうのですね(まあ、タイトルを見れば一目瞭然でしたが)。しかしもうこの点で理解不能です。なんで拘束衣にそんな力があるのだろう。15年後に言った場面では拘束衣が着てないけど、意識だけが15年後に行っているということなの。だとすると。そもそも15年後の肉体はどこからもってきたの。それとも肉体こみで15年後にいってしまうのか。そのあたりはうやむやにしてほしくないな。私も料金の元を取りたいので、どうにかその点を不問に付してみたもにに、この映画が何を描きたいのか全く分からない。犯罪者を実験台に使った医者の身勝手な治療を告発したいのか、タイムスリップがもたらしたロマンを描きたいのか。どっちつかず。身の置き所に悩みます。世評では、「知的な構成の映画」ということのようですが、「むしろトホホ系」でしょう。主人公の2人が夕日で包まれていくラストシーンがいいのと、最後に流れる007(確か「女王陛下の007」のテーマ曲)の新アレンジがしみじみいい曲だと思わせてくれた点がわずかなプラス評価ポイント。2回も見てしまっただけに、「時間の無駄だった」と、ちょっと腹が立ちました。  そうそうキーラ・ナイトレイを本作で初めて見ましたが、彼女の容貌や現在ハリウッドで占めている位置って、かつてのウィノナ・ライダーと重なる気がします。個人的にはウィノゥナの方が好みですが。
[映画館(字幕)] 3点(2006-06-16 05:29:52)
12.  タワーリング・インフェルノ
映画を批評する言い回しの一つに「人間が描けていない」という常套句がありますが、私にそれを痛感させてくれたのがこの映画。ポール・ニューマンとマックイーンはひたすらにかっこよく、手抜き工事の張本人はひたすら身勝手な悪役という描き方。演出はもっぱら、派手なビル火災と生きながら炎上する被災者というきわものまがいの描写に重点を置いています。同じパニック映画というくくりながら、主演のジーン・ハックマンに単なる正義漢を越えた多面性を持たせ、彼と行動を共にする被災者のキャラクターを浮き立たせた「ポセイドン・アドベンチャー」の足元にも及びません。上映時間を2時間にまとめた「ポセイドン」に対し、2時間45分も費やしながら、です。冗長なテンポは、せっかくの迫力を削いでいます。そのあたりが、「キングコング」・ギラーミンとロナルド・ニームの差でしょう。
[DVD(字幕)] 4点(2005-10-14 11:09:07)(良:1票)
13.  アニー(1982)
この映画が公開された時、大々的にキャンペーンが張られてましたね。たしか女性アイドル歌手がイメージソングを歌ってました(「風の谷のナウシカ」の時の安田成美の歌みたいなやつ)。その後名曲「トゥモロー」がこの映画の元のミュージカルの曲と知り、以前から見たかったのですが、どこのレンタル店でも日本語版のビデオばかり。やはりミュージカルは原語で見たいので、見ずにいましたが、昨今のDVD普及のお陰で、やっと英語版を鑑賞することができました。で、ここからが本題ですが、今ひとつの出来ですね。ミュージカル嫌いの人がよく「登場人物が突然歌い出して、変」と指摘しますが、この映画の中の楽曲の扱い方はまさしくその典型です。冒頭、孤児院で女の子たちが歌い踊るシーンがありますが、せっかくアクロバティックな振り付けなのに、ごちゃごちゃして爽快感に欠けます。同じ子どもが主役のミュージカル映画「オリバー」では、似たようなシーンをうまく撮ってましたが。ストーリーも予定調和の極み。なぜ大富豪が多くの孤児院の子どもの中からアニーを選ぶのか、という理由がまずわかりません。これはもうほとんど「アニーが主役だから」と開き直っているような展開です。意地悪な孤児院の女性院長もオーバーに戯画化しているために、空回りしてます。何か作り手側が「子供向け」の意味を誤解して演出している印象があります。本来子供向けだからこそ、丁寧に作るべきなのに。インド人ボディガードの超能力なんてのも噴飯ものでしょう。最後がヘリコプターによるスペクタクルとなってしまうのも意味不明。元のミュージカルは見たことがないのですが、舞台であんなスペクタクルを展開したのでしょうか? やっぱりジョン・ヒューストンは不思議な監督です。
[DVD(字幕)] 5点(2005-07-14 20:27:22)(良:1票)
14.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
濫造されるフィギュアも買わず、怪しげな着ぐるみも着ず、イベント的に熱狂するファンを冷笑している私ではありますが、これでも27年来のSWファンであります。(28年と言うのは全米公開時からの起算なので、普通の日本人なら27年来が正確ですね)。EP1、EP2でつくづく「やめておけばよかったのに」と思ってましたが、今作はそれを覆して高く評価します。ただただ世界観の整合性を合わせることと、物語を進めることだけに集中(あとSFXに凝ることも、か)した新三部作前2作に比べて、格段に良くなっています。もちろんイマジネーション優先の惑星やエイリアン、戦闘機など鼻白む要素も多いのですが、ヘイデン・クリステンセンなど俳優人のがんばりが、暗黒面への転落への軌跡にリアリティを与えています。そしてラスト。タトウィーンに浮かぶ2つの太陽の夕日に望むラーズ夫妻という絵がEP4の名シーンと重なり、この大河ドラマの完結を納得のいくものにしてくれました。この絵がスクリーンに映し出された瞬間、鼻の奥がツンとなってしまいました。それにしても今回、ルーカスはEP1、2の反省点を十分生かした感じがします。評判の悪いジャージャーの出番が少ないのは当然ながら、あの異様なパドメの日本髪風の髪型や和装の衣装もなくなりました。「9部作の全体構想がある」と言って、製作を進めてきた割には、結構フレキシブルだよね。 
[映画館(字幕)] 8点(2005-07-04 22:19:55)
15.  大統領の陰謀
ディープスロート正体判明を記念して鑑賞。確かに当時のアメリカの官僚の名前が次々と出てきて、全体の構図がわかりずらいのが最大の欠点。今の日本人にはニクソン大統領ぐらいしか著名じゃないし。しかしこの辺は、「ああ、次々と政府要人の名が暴かれていってるんだ」ぐらいの理解でよしとすることで乗り切りました。魅力はやはりレッドフォードとダスティン・ホフマンの新聞記者ぶりでしょう。「大きな仕事がしたい」とはやる若手記者を好演しています。頭の回転が速く、時にはルール違反すれすれの取材を辞さないバーンスタインと、9ヶ月前に入社して意欲はあるけど、原稿はまだ下手というウッドワードの取材過程はスリリング。よくある2人組刑事ものの変異系? 評判の悪いラストですが、これは時の権力者を追い落としたジャーナリズムの力をタイプライターで象徴し、そのたたく音を祝砲の砲声と重ね合わせることで、ペン(タイプライター)=民主主義の銃器、という暗喩を映像化しているのです。私にとっては、これ以外にはありえないほどふさわしい幕切れはないと思えるのですが。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-24 08:42:32)
16.  傷だらけの栄光
あのポール・ニューマンの出世作というのにレビューなしとは意外です。 映画は実在のプロボクサー、ロッキー・グラチアノの一代記。元ボクサーの父に虐げられ、スラム街で悪事の限りをつくした少年時代から少年院、刑務所を経て更生し、ボクサーになって、世界チャンピオンにたどり着くまでを描きます。人から愛を受けることを知らない少年が、母や妻の愛を得て栄光に輝くというのは定石どおりではあるけれど、ポール・ニューマンが武骨な男を好演しています。特にボクシングシーンは迫力があります。見どころは少年院時代。溝掘りの労役や他の収容者や看守との軋轢などが「あしたのジョー」にそっくり。個人的には、梶原一騎はこの映画の描写を下敷きにしたと確信します。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-23 19:29:24)
17.  ピクニック(1955)
まるで大映ドラマのように突っ込みどころ満載の映画。キム・ノバク(マッジ)とウィリアム・ホールデン(ハル)のダンスシーン。そこへ酔っ払ったオールドミスの先生がホールデンにダンスを迫り、拒絶されると「ジャジャジャーン」と思わせぶりなBGMがかかり、先生はホールデンに悪態をつく。何も言い返せずうつむくホールデン。なぜそこまでボロクソに言われなければならない? さらには気持ちが高ぶった先生はボーイフレンドの中年ハワードに自ら求婚。ハワードは結婚をためらう自らの気持ちを伝えることができずに周囲に押し切られるようにハネムーンへ。はっ? ラストもホールデンは穀物工場の跡取りである親友と仲たがいしてるにもかかわらずに、ノバクに「穀物工場の作業員でもいいか」なんて口説いてる。直前に親友とあれだけ派手な立ち回りを演じているにもかかわらず。なんで? そのくせ、最後に旅立つ時には「タルサのホテルで働く」だなんて。 ピクニックの描写の楽しさと、ノバクの美しさは一見に値しますが、映画としては支離滅裂という印象はぬぐいがたい。
[ビデオ(字幕)] 3点(2005-06-02 10:51:15)
18.  じゃじゃ馬ならし(1967)
「じゃじゃ馬ならし」の映画化では他にハワード・キールの「キス・ミー・ケイト」がありますが、あちらのほうが楽しく面白い。本作は、絢爛な衣装、セットやリズの美しさには目を見張りますが、構成も散漫で、魅力が感じられません。
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-28 13:49:25)
19.  イングリッシュ・ペイシェント
劇中、フレッド・アステアの映画でおなじみの「チーク・トゥ・チーク」(Irving Berlin)が登場しますが、字幕では「A・バーリン」になってた。だから、戸田奈津子って字幕がいい加減で、嫌いだよ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-26 07:12:35)
20.  奇跡の人(1962)
ヘレンとサリバンの演技力のすごさはもう言い尽くされているので、違う観点から感心した部分を1つ。ケラー家に着任して早々、へレンがサリバン先生を部屋に監禁しかぎをかけてしまう場面があります。その後もたびたび「かぎ」がキーアイテムとして登場しますが、この「かぎ」とは、言葉の無い世界に「監禁」されたヘレンを解き放つきっかけを指しているといえるでしょう。そしてその「かぎ」が「ウォーター」という言葉だったというわけです。単なる実話ものを越えた感動があるのは、こうしたキーアイテムによる効果や、ヘレンの境遇にサリバンの育った環境を重ね合わせた描写といった優れた脚本の力が大きいといえるのではないでしょうか。
7点(2005-03-05 11:11:55)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS