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高橋幸二さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 25
性別 男性
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1.  パッセンジャーズ 《ネタバレ》 
「シックスなんとか」から9年、「アザーなんとか」から7年が経ち、同じネタを使い回していることへの批判の声が高い。だがそれらの作品が霊と人との交流を描いたのに対し、本作は登場人物のほぼ全員が幽霊であり、現世の人は主人公が「成仏」したあとに登場するマンションの管理人と、主人公の姉とその夫の3人だけである。 ロケのシーンでは、通行人の姿が全くないことに不自然さを覚えるが、もちろん意図的なものだ。作品を通して陰鬱な雨模様で、撮影は乾燥したハリウッドではなく、私がかつて暮らしたバンクーバーが選ばれた。バンクーバーは11月は毎日雨であり、エリックの家の周辺のシーンは、イーストサイドで撮られている。この界隈は寂れていて、実際に人を見かけることが稀だ。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-04-08 20:49:01)(良:1票)
2.  白い肌の異常な夜 《ネタバレ》 
 南部で北軍兵が負傷し、女だけの女学院に運ばれ、女たちはハンサムな男に興味津々、男は保身のため女たちの気を引こうとして、5人の女性といい関係になる。  マーサ校長はクソ真面目な人だが、兄と不適切な関係を持ち、彼の殺害に関与した疑いがある。マクビーが夜這いに来るのではと胸をときめかせるが、キャロルのベッドに行ったため、彼の脚を切断する。  ハリーは奴隷ではないのに校長に忠実で、自由になれるのに出て行かないのは、校長に密かな借りがあるのだろう。  エドウィナ先生は貞淑を絵に描いたような人で、校長に経営者にならないかと持ちかけられ喜ぶが、マクビーがキャロルと関係すると彼を突き飛ばし、Bワードで罵る。だが数日後には彼と初体験して、ともに出て行くと宣言する。  キャロルは、マクビーがエドウィナ先生とキスするのを見て嫉妬し、彼を南軍に引き渡そうとする。あとになって「今でも愛している」と言い、彼の頼みで部屋の鍵を開けるが、彼が暴君になるととたんに「脅された」と嘘を言う。  エイミーは12歳なのに、マクビーがキャロルのベッドに入ったことに嫉妬し、ペットの亀を殺されて逆上する。  一同が食堂に集まるシーンでは、脚を切断されたマクビーが探偵のように全員の心理状態を説明し、偽善を告発して溜飲を下げるが、全員を性奴隷にすると宣言したことで、全員の支持を失い、ラストの悲劇に至る。「最後の晩餐」のシーンでは、エドウィナ以外の全員が毒キノコだと知りながら、誰も教えない。  作者が言いたかったことは、女たちは女だけの世界で長い間男を知らず、男は南軍に引き渡される恐怖があり、特殊な状況ゆえに破綻してしまう悲劇だったのだろう。だが脚本が下手なせいか、本作では登場人物がその都度「なんでそうなるの」という不可解な行動を取る。マクビーもあまりにやり過ぎなので、殺されても当然にしか見えない。気持ちのすれ違いが原因で、女たちは殺人加害者へ、男は殺人被害者へという悲劇の結末に至るつもりが、喜劇にしか見えてこない。邦題では、原題にない「異常な」という言葉が挿入されているが、登場人物はみな異常にしか見えず、全く共感できないという点において珍しいカルトムービーだ。内心がいちいち音声化されるという技法も「異常」であり、ソフィア・コッポラ監督のリメイク版を除けば、類似設定の作品がほかにないという意味でも、記念碑的珍作といえよう。  マクビーが来たら雌鶏が卵を産んだのは、女性の発情を暗示している。無力で女たちに運び入れられたマクビーが、最後に無力で女たちに運び出されるシーンも、暴力的な性を発露した校長の兄の末路を暗示している。
[地上波(字幕)] 7点(2020-05-11 10:16:02)
3.  イングリッシュ・ペイシェント 《ネタバレ》 
ハナとカラバッジョの二人がカナダ人という設定は、イギリスの分国であるからなのはもちろんだが、カナダの持つ国際貢献のイメージをハナに重ねたものと思われる。主要な登場人物である二人が、フランス語を母語とするケベック人であることがさりげなく示され、国家の枠組みにとらわれないコスモポリタンとして登場していることは、元カナダ在住の小生には興味深い。■恋人キャサリンの命が危機に晒されているのに、彼がイギリス国籍でなく姓がドイツ風だという理由で必要な援助を受けられず、それどころか捕らえられ連行までされれば、裏切りたくもなるだろう。ところがキャサリンが死んだことで、裏切りは意味を失くす。自分も死のうと決意するが、飛行機が墜落したあとも死に切れず、記憶をなくした彼は皮肉にも「イギリス人の患者」と呼ばれる。■本作は「不倫を美化しているから受け容れられない」という意見が多いが、主人公らの恋を不倫に設定したのはわざとだろう。なぜなら、不倫は二人にとって夫と友人を裏切る行為であり、それが国を裏切る行為と対比されているからだ。■戦争は国家のために命を捧げる行為だが、アルマシーは不倫相手の命を救うために国家機密を売り、その結果多くの市民と軍人を戦禍に巻き込み、友人と不倫相手の夫を自殺に追い込み、その部下もスパイ容疑で拷問されるという惨事を招く。だがそれほどの犠牲を払ったにもかかわらず、キャサリンは息絶えてしまう。それが、作者が背徳者の二人に与えた報いである。■キャサリンは遺書に「いとしい人、あなたを待っている。外に出れば日差しが強すぎる」と綴った。背徳者の二人には、日の当たる世界に出るのは厳しすぎ、日陰に隠れる生活が相応だと暗示している。だがアルマシーを許したカラバッジョと、誰にでも無償の愛を注いだハナは、最後にアルマシーが見ることのなかったまぶしいばかりの朝を見た。恋人との仲を修復したカラバッジョと、その車に乗り込むハナが、全身に日の光をいっぱいに浴びる映像が大変美しく、彼らに輝かしい未来があることを強く予感させる。それから車は画面の右へ、そして飛行機は画面の左へと消えてゆく。ハナとカラバッジョには現実世界での幸福が、そして背徳者の二人には「地図のない世界」での自由が示される。対称的な両者の人生は、偶然にただ一度交差し、そして反対方向へと向かったのだ。
[地上波(字幕)] 6点(2014-07-06 10:20:30)(良:4票)
4.  サイダーハウス・ルール 《ネタバレ》 
ホーマーは、育ての親ラーチの言いつけで堕胎の手伝いをすることに疑問を抱く。医師の免許もない彼は「ぼくは医者じゃない」と言う。「自分を必要としている人がどこかにいるはずだ」と考えていた彼は、孤児院を出てリンゴ農場で働くことにした。■寄宿舎には「サイダーハウス・ルール」が貼られていたが、労務者たちは文字が読めなかった。字の読めるホーマーが声に出して読むと、そこには「酒に酔って機械を操作するな」「屋根の上で寝るな」などと書かれていた。あまりの馬鹿馬鹿しさに、Mr.ローズが言う。「これを書いたのはここに住んだことのない奴だ。俺たちのルールは俺たちで決める」。■そのMr.ローズは、娘ローズを溺愛するあまり、性的関係を持ち妊娠させていた。救いの手を差し伸べようとするホーマーに、Mr.ローズは「お前には関係ない」と言う。だがホーマーは、ローズに言う。「ぼくは医者だ」。医師の免許を持っていないことをあれほど気に病んでいた彼が、自ら医者だと名乗り出たのだ。ラーチの言いつけでではなく、彼は自分の意思で堕胎手術を決意する。■ローズもまた、父親の言いなりではなく、自分の人生を求めた。彼女は父親をナイフで刺し、家出する。そして最愛の娘を失ったMr.ローズは、そのナイフで自死を選ぶ。労務者たちはMr.ローズの遺体が搬出されるのを、屋根の上から見守る。■「ルールは当事者が決めるべきだ」という本作の強いメッセージが、「産むかどうかは女が決めることで、法律や宗教が決めることではない」というテーマを暗示しているのは明らかだ。だが本作は、堕胎問題のみならず、「自分のルールは自分で決めろ、たとえ社会のルールと合致しなくても」という普遍的な問題にまで昇華している。ラーチは、苦しむ女性のため違法な堕胎を行うだけでなく、ホーマーの経歴を偽造し、ホーマーが徴兵されないようレントゲン写真のすり替えまで行った。ルールを破ったラーチもまた、親としての愛情ゆえだったのだ。■ラーチの死によって、ホーマーは自分が必要とされている場所がどこなのかを気づかされる。彼は汽車に乗り、孤児院に帰る。汽車のシーンが何度か登場するのは、「敷かれたレールの上を行くだけの人生」を象徴しているのだろう。ホーマーはそれを拒否して巣立って行ったが、今度は自分の意志で帰って来た。孤児の彼にとって、本当はここが帰るべき家だったのだ。
[地上波(吹替)] 7点(2013-05-06 16:06:25)
5.  デジャヴ(2006)
デンゼル・ワシントンの乗るタイムマシンの中に、もしも蝿が入っていたら、激しくデジャ・ヴ感のある筋書きになっていたことだろう。
[地上波(吹替)] 8点(2012-07-21 17:36:13)(笑:1票)
6.  アイズ ワイド シャット 《ネタバレ》 
 裸の男女が見境いなく乱交するというシチュエーションに萌えるのは、社会的地位のない人かもしれない。社会的地位のある人は、誰とでもというわけにはいかないだろうし、自分を飾っている衣服(社会的地位の象徴)を全てはぎ取られることに耐えられないだろう。ビルは現に「服を脱げ」と言われたとき、従わなかった。   衣服などしょせん虚飾であり、地位も虚飾だが、たいがいの人はそれなしには耐えられないだろう。だからこそ娘に売春させながら「警察呼ぶぞ」などと芝居する親がいたり、父親の死に居合わせたビルに欲情し求愛しておきながら、婚約者が来ると何事もなかったかのように振舞ったりする。  ビルは2日間でいろいろなものを見たが、何一つとしてその本質を見ることはなかった。婚約していながら求愛する女、客引きをする娼婦、ニックの放浪生活、貸衣装屋の親父と娘、謎の仮面パーティ、そしてミスコン元女王の死。彼女たちは、それまでも確実に街に実在していてはいたが、ビルが決して見ることも存在を知ることもない、見下していた連中だった。だが実は、仮面を被った世界こそがありのままの情欲をさらけ出した世界であり、仮面のない世界こそ仮面で真実を隠した世界だったのだ。我々の見る現実などというものは、欲望や妄想に服を着せたりしたものでしかない。  水面上では別世界でも、水面下では実は患者や同級生を通じてつながっている世界である。表向きは別世界の人を装っても、服を脱ぎ捨て、欲望と妄想を露わにすれば、人は誰しも同じ世界の住人かもしれない。水面上の世界では、医師として義理で救命しアドバイスしただけなのに、水面下の世界では心から感謝されて、逆にアドバイスされ、命まで助けられる。このような奇妙な世界もまた、我々が住む街のもう一つの現実であろう。   人は何でも経験できるわけでもなければ、どこででも生きられるわけでもない。危険を避けるためには、目を大きく見開いて現実を見る必要があるが、見ても理解せず、見ても見ぬふりをすることもまた、虚飾に満ちた世界には必要なことなのかもしれない。    「あなたがたは確かに聞きはするが、決して悟らない。  確かに見てはいるが、決してわからない。  この民の心は鈍くなり、その耳は遠く、目はつぶっているからである。」  (マタイ福音書13章)
[地上波(字幕)] 7点(2012-01-04 18:05:18)
7.  ソラリス 《ネタバレ》 
 本作品は、1972年制作「惑星ソラリス」のリメイクである。旧作ではラストにどんでん返しがあるが、ソダーバーグ版では、旧作がネタばらしになっていることからこれを採用せず、旧作にはなかった、クリスが地球への帰還を断念するシーンを挿入した。私はこれを評価したい。    精神を病んだレイアは、夫に愛されていないのではないかと疑い、堕胎した。クリスはこれに憤り家を出るが、レイアは自殺してしまった。レイアには堕胎した罪の意識があり、クリスには妻を自殺させた罪の意識がある。  あの日に戻りたい、もう一度やり直したいという思いは、誰にでもあるのだろう。だがソラリスは、そんな悲痛な願いをかなえてくれた。死んだレイアを再び登場させてくれたのである。  しかしそれは、クリスの過去の記憶をソラリスが物質化したレプリカである。彼女が反応するのは、クリスの予想を反映しているに過ぎない。二人にとって未来はない。それは永遠に続く過去でしかない。レイアは自分の存在に疑問を抱き、二度目の自殺を遂げる。    地球への帰還船が離脱すると、宇宙ステーションはソラリスの大気圏へと落ちて行く。ここで宇宙ステーションが燃焼するシーンがなかったのは、残念である。クリスが叫ぶ。 「レイア! レイア!」  サミュエル・スマイルズは、「一個の人間は地球より重い」と言った。壊れてしまった愛を取り戻すためなら、生まれた星を棄て、未来を棄て、肉体さえも棄てられるのか。  ここでソラリスによって作られた少年が、クリスに手を差し伸べる。それはミケランジェロの絵画「アダムの創造」で、神がアダムに命を注ごうとするシーンに酷似している。   クリスは、ソラリスの意志により新しい命を注がれたのか。新しい世界では、指を切ってもすぐに傷が癒えてしまう。もはや以前の肉体ではない。  レイアの再生を待つクリスの前に、再びレイアが現れる。彼女はどれだけ本物のレイアなのか。クリスは生きているのか、死んでいるのか。だがもう、そんなことはどうだっていい。生まれた星を棄て、未来を棄て、肉体さえも棄てて、ただ執念だけの存在となって、それでもお互いを求めずにはいられない。壊れてしまった愛の日々をやり直すために。   たとえ狂おうとも正気になり たとえ海に沈みゆこうとまた浮上し たとえ愛する人亡くとも愛は死なず かくて死はその支配をやめる (ディラン・トーマス)
[地上波(字幕)] 10点(2009-05-25 21:45:54)(良:1票)
8.  恋はデジャ・ブ 《ネタバレ》 
過去を知ることは、未来を知ることである。  未来を知る者は、運命を支配できる。  未来を知れば、人は神にも悪魔にもなれる。   高慢な主人公フィルは、永遠に繰り返す同じ日を過ごすことによって、退屈な田舎町のあらゆる情報を知り、初めは暴飲暴食、交通違反、窃盗、個人情報を調べてナンパと、ありとあらゆる悪事を行うが、同僚のリタに軽蔑されてしまい、自殺を試みるが、何度やっても同じ日の朝に戻ってしまう。ホームレスの老人を助けるが、何度やっても2月2日に死なれる運命だけは変えられない。   人はある意味、同じ日常を生きている。季節は巡り、また冬が来て、2月2日が来る。同じ町で、同じ仕事を繰り返す。やがてフィルは、退屈な田舎町の日常に、人々のささやかな幸福があることを知る。冬の寒空の下に、人の心の温かさを知る。  何が起こるか事前に知り得る己の特殊な能力を用いて人々を助け、人々に感謝される道を選んだとき、彼はまさに神となった。人を愛し慈しむ心を知ったとき、フィルはついにリタの愛を得たのである。   彼が心から愛せる人を抱いて眠りについたとき、運命はついに時の歯車を進めた。彼が目覚めたとき、運命は愛する人を消し去らず、彼の腕の中に残していてくれたのである。  不思議な永劫回帰現象は、フィルが本当の愛を知るために神さまが与えてくれた、聖燭節の奇跡だったのだろう。
[地上波(吹替)] 9点(2008-08-04 06:35:17)(良:1票)
9.  この森で、天使はバスを降りた 《ネタバレ》 
 本作のテーマは「癒しと再生」である。森の中でジョーは「ムダな木だ」と言うが、パーシーは「こんなに美しいものはない」と言う。ところがそのムダな木が、実は金になることが後に判明する。木の皮に重要な薬理成分が含まれており、皮を剥いで再生を促せば良質の成分を得られるのである。ジョーは「これで町を再生できる」「ぼくたちにとってもいいニュースだ」と語り、パーシーに求婚する。しかしパーシーは「私はもう、子供をもつことはできないの」と告白する。  木の皮を剥ぐと、それは木にとっては傷であり、皮が再生される。ジョーはそこに町の再生を夢見て、パーシーとの新しい生活を夢見る。だがパーシーは流産のダメージにより、子を産む(命の再生)ことはできないのである。   パーシーが丘の上で歌っていたのは「ギレアデの乳香」という黒人霊歌である。  There is a balm in Gilead ギレアデに乳香あり To make the wounded whole; 傷ついた人を癒してくれる There is a balm in Gilead ギレアデに乳香あり To heal the worried soul. 悩める心を癒してくれる  If you can’t preach like Peter, たとえペテロのように語れなくても If you can’t pray like Paul, たとえパウロのように祈れなくても Just tell the love of Jesus, ただ主の愛を語り継ごう And say He died for all. 主は皆のために死んでくれたと   ギレアデとはイスラエルの乳香の産地であり、乳香とは樹皮から採れる止血材である。  パーシーの葬式のシーンで流れるオルガン曲が「ギレアデの乳香」であることは、歌詞がないだけに気づきにくい。物語の舞台にギリアドの町を選んだ理由は、乳香による傷の癒し、一命を投げ出しての贖い、魂の再生を歌ったこの黒人霊歌を強く意識したものだろう。パーシーの死と無実を知った村人たちは、オルガンを聴いていたたまれない気持ちになったはずだ。  二度と子を産むことはできないパーシーだったが、一身を以って贖うことで村人たちの心を再生させることができた。村人たちも心を入れ替え、新しい来訪者を温かく迎える。それは子連れのシングルマザー、クレアだった。パーシーがバスを降りた日は寒い雪の夜だったが、クレアがバスを降りた日は暖かい昼下がりだった。人々は子を背負った彼女の姿に、自分たちがついに見ることのなかったパーシーの幸福を見出し、心癒されるのである。
[DVD(字幕)] 8点(2008-07-30 07:03:53)
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