1. エレファント・マン
かなり久々に鑑賞。といっても何十年も前に民放の洋画劇場か何かでやっていたのだから、ストーリーも全く忘れておりほとんど初見といってもよい。 一つ思い出したことがあるのだが、まさにちょうどこの映画が作られたころ、私の小学校のクラスメートに、病気が原因で他と違う見た目の子がいたのだが、多くの子からは、ばい菌のように扱われていた。当時私なりに、いじめてはいけない、友達として接しようと努力していたのだが、正直いえば周りに流されたこともあり、なかなかうまくいかなかった・・・「努力しなければ」という不自然さ自体も思えば残酷であった。今思うと彼は本当に辛かったのだろうと悔やまれてならない。 ひるがえって本作では、皆が顔を背けるような醜い外見が、メリックの成長・覚醒とともに、ややユーモラスに感じられるようになり、そして終盤では違和感のない主人公として感情移入するように「自分が変わる」ことに驚く。 ただ私が小学生のころに、やろうと思ってできなかった、完全に自然体で友人として振る舞うこと、は、映画とリアルの違いというか、難易度はかなり高いように思う。 世の中から「異なるものへの差別」がなかなかなくならないのは、それが強い自己抑制と、教育、そして恐らく確固たる哲学が無意識レベルまで浸透するぐらいの変革が必要だからではないか。 [インターネット(字幕)] 10点(2025-06-08 23:04:57)(良:2票) |
2. M:i:III
ネタバレ 浮気者イーサンがやっと身を固めたと思ったら、こんな騒動に巻き込まれるとは。 スパイ稼業と家族はやはり相容れないもの。どっちか諦めましょう。 にしても奥さん強すぎ。もうちょっと弱かったらふたりとも死んでたよ・・・ 今作も、お決まりの宙吊り大の字ポーズ! [インターネット(字幕)] 6点(2025-06-06 23:53:31) |
3. M:I-2
ネタバレ ウイルスをばらまいてワクチンで儲ける・・・今の時代じゃちょっと作りづらいストーリー。 終盤になってなんだか鳩が出てきたな、あれ、そういえば二丁拳銃で撃ってたな、あれ、ジョン・ウー監督?と思ったらそうでした! そして上司にレクター博士。ワイヤーで降りたときに大の字でポーズを決めるのはお決まりパターン化。 スパイ大作戦は、変装で他人に成りすます、入れ替わる、というのは常套手段だが、イーサンのお面をかぶせた敵が撃たれるシーンは、観ていて何とも痛々しい。お面を外して「じゃーん、敵でした!」で、観客は「ホッとする」狙いだろうが、敵とはいえ撃たれれば痛いわけで、ホットしてしまった自分に、人間本来に宿る残酷さを後味として感じさせるあたりは、アンチテーゼなのだろうか。 ところで前作もそうだが、こういったスパイ稼業、正義感や忠誠心をテストしてエリートを選んでいるはずなのに、仲間が敵になる話って多いな・・・ [インターネット(字幕)] 6点(2025-06-05 22:30:33) |
4. ミッション:インポッシブル
ネタバレ スパイ大作戦の大ファンであったので、トム・クルーズ主演の同名映画とのことで当時映画館まで足を運んだ。 一度さらっと見るだけではなかなかわかりづらいが、イーサンが記憶と推理を頼りに真実に近づいていくところは面白い。 死んだと思ったフェルプスが出てきて、それらしい相槌をうつイーサン、しかし心の中では本当はこうだったはず、という想像上の映像が流れる。このあたりは所見では「あれ?」となってしまう。 クレアの微妙に艶めかしい描き方も、ちょっとわざとらしいが、嫌いではない。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-06-04 22:41:57) |
5. シビル・ウォー アメリカ最後の日
ネタバレ 実弾射撃の経験あるが、実際より音大きいぐらいでないか・・・びっくりするし、耳に悪い・・・でも臨場感あった。 思えばアメリカ人同士は南北戦争でも戦っていたし、日本人も明治までは内戦状態だったし、この映画は新たな視点のようで、一方でデジャヴ感を感じる。 現在の、民主主義が後退しつつある状況への警鐘としては、気味悪いぐらいに成功している。 まさに、トマス・ホッブズがいうところの、自然状態。「万人の万人に対する戦い」が、印象深いエピソードで綴られているロード・ムービーだ。誰に撃たれているかわからない狙撃。ピンクのサングラスの男の「お前はどんなアメリカ人か」との生死を分かつ問いかけ。 弱肉強食の時代に戻ったら、こうなるよね、という、皆が目を背けがちな真実を、血しぶきとともに、ある程度のグロは勘弁とばかりに痛々しく描写する(ただし、内蔵飛び散る本当の戦場から言えば甘すぎるほど甘いが)。嘔吐シーンは、監督自身の、今の時代に対する痛罵か。 ともあれ、このタイミングでこの映画が出てきたことに、多少の偶然もあろうが、驚きもし、感心もした。 [映画館(字幕)] 7点(2024-11-14 00:49:39)(良:1票) |
6. ジャッキー・ブラウン
ネタバレ 色々工夫して見事に金を奪うのがよいが、たまたま成功した感があるように思う。 コンプトンの寂れた世界観をもっと際立たせてほしかった。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-06-09 14:19:55) |
7. 地獄の黙示録
ネタバレ ベトナム戦争という背景を駆け抜けるロードムービー。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-05-19 16:21:39) |
8. ジャンゴ 繋がれざる者
ネタバレ レッド・デッド・リデンプション2を実写化したような世界観。 3時間コースでも飽きずに楽しめる。 タランティーノ監督の世界観は嫌いではないが、あまり残酷なのも苦手なので、そこは少ししんどかったかも。 ジャンゴといえば、昔見た、棺桶ひきずるほうのジャンゴとなにか関係あるのかな、と思いきや(オープニングの音楽・字幕などがオマージュ)ストーリー自体は連続性等はなさそうだ。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-19 12:18:50) |
9. シャザム!
ネタバレ あのアニメとは反対。「見た目は大人、頭脳は子供。」 でも、そもそも、年齢を重ねるたびにずっと思ってきたことだが、俺自身、いつしか大人になってしまったわkで、子供のころから中身はあまり変わっていないし、今だに「え、これが大人?」って思う。子どものころに想像していた、大人という存在の完成度というか、憧れみたいなものとは程遠い存在になってしまった。 それはさておき。 そもそものきっかけは、DC学習の一貫で視聴。 シャザムは、コミックではキャプテン「マーベル」という名前らしい。しかしマーベルといえば、別のアメコミの会社なわけでしょう。 最後にスーパーマンらしき姿が見えるし、DCとマーベルは敵なのか味方なのか。まだまだ学習は続きそうだ。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-05-19 00:28:08) |
10. ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
ネタバレ 独特の世界観がある。 ただし醜悪でグロいので見るものを選ぶ。 死亡時の赤裸々な描写や、大量のネズミの出現、アメリカ自体がスターフィッシュ計画に加わっていた、といった事実が、結局この世は一皮むけば醜悪なのだ、とのメッセージのように感じた。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-18 18:15:31) |
11. スーサイド・スクワッド
ネタバレ バットマンを殺したウィル・スミス、ハーレイ・クインなる人物など、おそらく、DCコミック系の予備知識がないと少しおいてきぼり感があるように感じた。 首に埋め込まれる爆弾のアイデアは、バトル・ロワイアル等、多くの作品で使われてきた逃亡防止の有無を言わさぬ仕掛け・・・現代社会にあって既存の枠組からなかなか自由になれない我々の閉塞感を表現しているようにも思う。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-05-18 17:58:46) |
12. クローバーフィールド/HAKAISHA
ネタバレ 長い。というか中身が薄い。 これだけの中身であれば30分でおさまるはず。 あるいは、もっといろいろ詰められるはず。 時折残っている平和なころのムービーシーンは、「現実世界に感謝せよ」ということか。 確かに、今ここで、なにか起きれば一転、非常時側の世界にならないという保証はない。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-05-10 23:03:55) |
13. ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
ネタバレ これ、続くの!? 今までで最多の登場人物と複雑な関係性を披露しちゃってくれて、次回まで待てって・・・ 最初に行ってよぉ~ [インターネット(字幕)] 0点(2024-05-06 15:03:36) |
14. ワイルド・スピード/ジェットブレイク
ネタバレ バグったB級映画として楽しく見ているので想定内ではあるが、最近、原点である「車いじり」「(路上)レース」「お姉ちゃん(のおしり)」を忘れて、地球征服を企む悪との戦いに没頭しすぎてやしませんか。 ハンのように、一旦死なせた人物を生き返らせ、そしてブライアンのように、なくなってしまった俳優を生きているかの如く扱うのは、B級ならではの(よい意味での)明るさを感じる。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-05-05 22:51:03) |
15. ワイルド・スピード/スーパーコンボ
ネタバレ うーん、これはワイルド・スピーンオフ。 たぶん、パラレルワールド設定で、バイオハザードの世界に寄せているのだろう。 その証拠として 1,ホブズの娘さんが入れ替わっている。 2,相方はミッションインポッシブルの世界から来ている。 3,更にはゲーム・オブ・スローンズの結末をなぜか先に知っている・・・ [インターネット(字幕)] 4点(2024-05-05 15:06:25) |
16. ワイルド・スピード/ICE BREAK
ネタバレ ミスター・ノーバディがいい味を出している。 何があってもユーモアを忘れず泰然自若としている。このようになりたいものだ。 ところで、リトル・ノーバディを見ていて誰かに似ている、と思っていたら、名前が「スコット・イーストウッド」。クリントさんの息子でしたか。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-05-05 12:20:46) |
17. ワイルド・スピード/SKY MISSION
ネタバレ 春のハゲ祭り。 初回から出ているハゲ。途中から加わったムキムキのハゲ。そして今回からは、よそで運び屋をやっていたハゲ。 人選がネタとしか思えんのだが・・・ [インターネット(字幕)] 5点(2024-05-05 12:10:40) |
18. ワイルド・スピード/EURO MISSION
ネタバレ モスクワからスタート。 救急車や警察車両の作り込みが甘い。 ・・・といった細かいことはあまり気にすべき映画ではないのだが・・・ [インターネット(字幕)] 4点(2024-05-05 12:06:49) |
19. ワイルド・スピード/MAX
ネタバレ なぜかこのシリーズを見ると、フィットネスしたくなるんだよね。 たるんだ自分の体に喝を入れるために、たまに見るべし。 ストーリーゆるめだがボディはしっかり仕上げてきている。 そして次回作につなげる護送車急襲でのエンディング。敵だけでなく徴収からも金を巻き上げる作戦。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-04-29 22:53:48) |
20. ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT
ネタバレ 外国から見た日本って、こんなイメージなんでしょうかね。 上履きは、教室前じゃなくて、下駄箱で履きましょう。 あと、親父さんは一体何者なのか・・・?なんでピストル持っているの? [インターネット(字幕)] 2点(2024-04-29 16:27:04) |