1. 軽蔑(1963)
ゴダール自身がカリーナとの家庭生活を投影したという本作。 若くても渋いミシェル・ピッコリ。相変わらず美しい画面を作るクタール。 でもそれ以上に、とにかくバルドー演じる妻・カミーユの美しさに脱帽… バルドーのPVでも見ているような。 ただ、もっとラストが強くてもいいかな…という印象。 [DVD(字幕)] 7点(2011-01-16 13:46:07) |
2. 地球に落ちて来た男
あーもう。カルト。カルト。カルト。 古臭い映像。妙に長いラブシーン。意味不明。 「赤い影」然り。「ニコラス・ローグ=古い。ラブシーン長い。」というマイナスな印象をどうしても持ってしまうのでございます… [DVD(字幕)] 1点(2011-01-16 13:38:35) |
3. ストレンジャー・ザン・パラダイス
いいなあ。ジャームッシュ。 いいなあ。エスター・バリント。 一見退屈そうに見える映画ですが、あっという間に終わってしまいました。 とにかくこのいつまでも味わっていたい絶妙な「間」が生み出すテンポと空気感に魅かれます。 [DVD(字幕)] 8点(2011-01-16 13:30:55) |
4. ダンサー・イン・ザ・ダーク
トリアー監督。「流石」と言ったらよいのか「クズが」と言ったらよいのか… とにかく救いのない物語。 ミュージカル(妄想)パートと現実パートの分け方が非常に上手く、感心した。 そしてD・モースが良かった。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-12 11:05:46) |
5. タクシードライバー(1976)
ニュー・シネマの中で一番好きかもしれない。 デニーロ演じるキチガイ帰還兵がとにかくカッコイイ。 そして奇妙。世界も、人間も。誰がヒーローで誰が悪なのか。 トラビスはヒーローのようで、アンチヒーローでもある。不思議な矛盾。 それらの答えはラストのシビル・シェパードの視線に集約されているような気がした。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-12 10:34:44) |
6. ガルシアの首
銃・バイオレンス・男・男・男・ペキンパー・ペキンパー・ペキンパー・ペキンパー。 そんな映画。 [DVD(字幕)] 7点(2010-12-11 21:55:47) |
7. マジック
ネタバレ 久々に「怖い」映画を見た。 滑稽さが逆に不気味な腹話術人形「ファッツ」に自分の意識を侵食されていく主人公。 残忍な「ファッツ」と弱い主人公を一人二役で演じ分けた若かりしアンソニー・ホプキンスの怪演の見事さに驚愕しました。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-11 21:44:11) |
8. グロリア(1980)
こんなにベタベタなラストなのに、この晴れやかな気分はなんなのだろうか。 [DVD(字幕)] 7点(2010-12-11 21:32:16) |
9. バッファロー'66
ネタバレ 「何か起こりそう」だけど、結局なにも起こらずハッピーエンドにおさまるある意味「平和」な映画。 ヴィンセント・ギャロの斬新な演出と映像はとても面白いし、主人公のダメ男っぷりもこれまた面白い。 この映画をカッコイイとは思わない。しかしなんだかよくわからない絶妙な余韻を残す。暖かいような、冷たいような。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-11 21:28:04) |
10. 第9地区
大雑把に言うと様々なショートストーリーのぎゅうぎゅう詰めのような感覚。 しかし、それが不自然でないのが不思議。やっぱり監督の力量ですね。 ニール・ブロムカンプ監督、今後を期待したい監督の一人です。 [DVD(字幕)] 7点(2010-12-11 21:11:07) |
11. カリギュラ
最低。 俳優陣の役者魂に+1点。 [DVD(字幕)] 1点(2010-12-11 20:45:10) |
12. 2001年宇宙の旅
やっとこの映画を念願のスクリーンで見ることができました。 そして「アラビアのロレンス」に引き続きまた泣いた(笑) 先進的・モダンなセット、完璧といっても過言ではないくらい素晴らしい構図・映像。 内容は分からずとも、ビジュアルだけでも満点をつけたくなるような素晴らしさ。 やはりSF映画の最高峰という栄冠を与えるのにふさわしい永遠の名作なのでした。 ていうかもう2001年過ぎたんだし、もう「2051年宇宙の旅」でもいいのではないかと(笑) [映画館(字幕)] 10点(2010-12-11 20:22:53) |
13. 風と共に去りぬ
1939年という時代に、カラーフィルムを使ってここまでの超大作を作り上げたことには感服するが、作品としては「壮大なラブストーリー」止まり。やはりどこか陳腐さが目立つのでした。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-11 20:17:10) |
14. 雨に唄えば
もうなんだか、ミュージカル映画でここまで感動するとは思わなかった。 何故か自分が全く知るはずもない あの時代 のアメリカへのノスタルジーが沸々と込み上げてくるのを感じました。 雨が降ってると「singin' in the rain」を口ずさみたくなりますね。 [DVD(字幕)] 7点(2010-12-11 20:13:01) |
15. イージー・ライダー
先日亡くなったデニス・ホッパー監督・出演。 世間から疎外された二人の男を描くロード・ムービー。 ドラッグ、暴力、セックス。 今までの「古き良き」アメリカ映画ではタブーだと言われていた点をふんだんに取り入れているところは「やっぱりニューシネマだなー」という感じ。 しかし、現代に見た自分がこの映画からくみ取った事とこの映画に初めて出会った世代が感じたであろう衝撃とは大きなギャップが生じているはず。 それを思うと、公開当初に見ることの意味が少しずつ見えてくるのである。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-11 20:06:31) |
16. 鳥(1963)
さすがヒッチコック。 彼の作品の中でもっとも恐怖を感じた作品です。 特にあの主人公の後に鳥が少しづつ増えていく場面。 「ヒッチコックだなー」と思いながらその恐怖を描く美しさに改めて彼の偉大さを感じました。 ただ、今見ると正直映像技術が陳腐で萎える。 公開当初に見たかった映画の一つです。 [DVD(字幕)] 7点(2010-12-11 19:45:48) |
17. レベッカ(1940)
個人的に40年代ヒッチコック作品の中では比較的好きな方。 とにかく可愛らしく、それでいて上品なジョーン・フォンティーンの美しさに参ってしまった。 そして一切登場しない人物をここまで恐ろしく、いかにも存在するかのように見せてしまう巧みな演出に感服。 ただ、全体的にテンポが悪いのが難点。-1点。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-11 19:27:21) |