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コメント数 1963
性別 男性

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1.  リュミエールと仲間たち
これは私のように古い映画きり見ている者には懐かしい名前の監督が出てきたり、また私のように田舎者にはなかなか映画館では見れないミニシアター系の監督の素顔、えっ?この監督さんってこんな人だったんだ。というような今まで知らなかったこと、新たな発見、色んなものが見えてきて面白く見られる。ただそれでも不満もある。出来ることならもっと絞って一人一人の人生を見ていたい。そんな気がして、そういう意味での不満を感じつつも映画監督とは何か?映画とは何なのか?というようなものを見せてくれるドキュメンタリー映画である。こういうフィルム映像が見れたというだけでも本当に貴重である。
[DVD(字幕)] 7点(2011-02-04 21:54:45)(良:1票)
2.  秋のソナタ
イングリッド・バーグマンの遺作にして祖国スウェーデンが作品の舞台である上に親と娘を捨ててロッシーニ監督への元へと走った彼女の人生そのもののような何だかまるでイングリッド・バーグマン自身の人生を見ているようで複雑な気持ちになる。母親にとっては娘も大切であり、愛すべき存在でありながらも自分の事で精一杯なように娘にとっても母親は愛すべき存在なのに、心では解っていてもお互い、相手の気持ちを上手く解ってあげようとは出来ないという人間の身勝手さ、そういうものを鋭い視線で描き切るこのイングマール・ベルイマン監督、監督自身が牧師の子として生まれてきただけに作品に影響を与えているような気がしてならない。7年という月日がもたらす母親と娘の本音と本音のぶつかりあい、心では愛しているはずの母親への怒りをぶつける娘とそれを受けて立つ母親との凄まじいやりとりが恐くもあり、それを正面から嘘偽りなしに正々堂々と描き切っている点でこの映画の持つ存在価値は大きい。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-10-02 09:11:53)(良:1票)
3.  不良少女モニカ
モニカの凄く挑発的な顔付き、視線から何か女の強さを感じさせられる。モニカの語る眼が強烈なほどの印象を与え、ここには人間の強さと弱さの両方が見えてきて、イングマール・ベルイマン監督はモニカ自身に自分の生い立ちを投影しているような錯覚を覚えずにはいらななくなる。観ていて楽しい映画でもなければ、むしろ、どこまでもモニカの前に翻弄され続けるハリーの姿が何とも痛く感じられてしまって、悲しくなってくる。それにしてもこの映画のモニカの挑発的な目付きと肉体、あれは女だからこそ出せるものを感じます。絶対に男には出せないものがこの映画のモニカを観ていると感じてしまいます。
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-07-06 22:11:47)
4.  野いちご 《ネタバレ》 
冒頭のあの夢のシーン、何とも恐ろしく強烈な印象を残す。映像によるインパクトの与え方に関してこの監督は上手い。主人公である老医師が最初に見る自分の死体の夢の怖さとその後、野いちごを見つけてかつての婚約者を思い出し、若い頃の自分と現在の老いた自分とを比較し、人生は辛いことの方が多いけど、年老いて初めて解る楽しさに何だか見ている側に対しての監督からの人生は素晴らしいものであるという熱いメッセージのようなものが聞えてきて考えさせられる。それにしても夢のシーンの使い方が効果的で幻想的な映像美と深みのある白黒のコントラストによる映像美はこの監督の映画のどれもに共通して言える。そして、出てくる若い女性も何とも魅力的である。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-10-26 21:59:39)
5.  第七の封印 《ネタバレ》 
人は常に「生」と「死」に向き合い、背負って生きている者だと監督が言っているような作品というのがこの映画を観ての私の感想でして、とにかく重い。そのあまりの重さの前には観ていてもけして、楽しいという感じはない。人は前向きに生きようとする人と常に何かに対して怯えながら生きている人がいるのと同じように映画においても人と同じで二種類に分けられると思う。誰が観ても理解し易い映画とそうでない映画との二つとに分けられる。ハリウッド映画が前者ならヨーロッパ映画の多くは後者であると思う。この映画は間違いなく後者である。「神」の存在だの「生」と「死」だのと宗教的なテーマが故に我々日本人には解りずらい作品である。それでも一つだけ解ることは人間はいつか必ず死ぬものである。この映画のあの死神と騎士とのチェスは死と向き合うというテーマそのものであり、人生とは何か?チェスにより一つ一つと駒を奪われるその姿は死神にとって命を奪う手段として、じわりじわりと追い詰めていき、最後に残ったキングこそ人の命そのものであると私は思う。それにしても同じ監督の「処女の泉」と同じぐらいの張り詰めた空気と美しい映像美、そして、あの死神の醸し出す不気味な雰囲気、そんな死神がチェスで負けそうになると突如として暴れだして、駒を滅茶苦茶にしようとする姿などは勝負事、特にゲームに負けるとすぐにかっぁとなって切れる今時の若者の姿とタブって見える。人間のエゴイズムと死にたくないという思いの両方を感じる何とも観終わった後にずしりとくるそんな作品でして、断っておくけど間違ってもハリウッド映画のような単純な娯楽性など求めてはならない。そういう考えでこの映画、いや、この映画に限ったことではないけど、この監督の映画はどれも観てはならないと思う。そういう考えで観ようと思ってる方は絶対に観ない方が良い。何故ならテーマがテーマだけに苦痛、退屈としか感じないからである。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-08-16 11:32:41)
6.  夏の夜は三たび微笑む 《ネタバレ》 
えっ?これ、本当にイングマール・ベルイマン監督の映画なの?何とも軽快、こんなコメディタッチのものまで撮ってるとはいやはや、知らなかった。四組のカップルの繰り広げる恋愛模様が交錯するようにして描かれながら進んで行く模様がこれまた微笑ましくて良い。あのメイドと運転手が結ばれるラストもまるで良きハリウッド映画でも見ているような感覚になり、良い気分のまま見終わることが出来るのもこの映画の良いところです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-08-15 22:25:38)
7.  処女の泉 《ネタバレ》 
私には神の信仰など深いテーマについてはよく解りません。しかし、この映画はそういう難しいことを抜きにしても人間の持っているわがままな部分、惨酷さ、何の罪もない人がただただ己の欲望、身勝手さによって強姦された挙句に殺されるという惨酷さ、そんな惨酷な部分を描くこの何とも許せない話の中にあって、娘に代わって、また神様に代わって自分の娘を殺した男達を刑に処すというその気持ちは父親としての、また人間の持っている悲しさ、それは殺されたカーリンのことを嫌っていたもう一人の女、インゲリの同姓に対しての嫉妬、眼の前で三人の男に殺される場面をただ目撃することしか出来なかった彼女も一人の人間として苦しんでいる様子が観ていてもよく解る。人間とは如何に惨酷で弱い生きものか?という問いに応えているような本当に見ていても寒気のするような内容ではあるものの、画面全体の美しさ、白と黒とのコントラストの色使いの凄さ、カーリンが教会へと向う場面で馬に乗って行く場面のあの美しい映像美、途中で出会う男達に強姦される場面もその後の殺人シーンにしても殺された後に舞う雪も何かもが本当に美しい映像美として心に残るぐらい本当にどのシーンも美しい。男達への復讐を自らの手でやりとげた父親の見せる涙にこそ人間の持っている悲しい部分が現れてもいるそんな気がしてならない。ラスト、殺されたカーリンの死体を目にして神様は何て罪なんだというようなことを祈る人達、流れ出る水の美しさにはため息が零れる。どうしようもないぐらい観ていてもやりきれない気持ちにはなるので何度も繰り返し観たいとは思いませんが、これだけ人間の矛盾した気持ち、惨酷さ、欲望などを美しく描いた映画は他には観た記憶がない。とにかく一度、観たら忘れられないぐらいの美しさが惨酷な世界と相成って描かれていていつまでも心に残りそうです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-04-20 12:07:55)(良:1票)
8.  コントラクト・キラー 《ネタバレ》 
会社をクビになった男が自殺をしようと、殺し屋に頼んで、自分を殺してもらおうしたら、ある日、1人の女性に恋をしたからやっぱり死にたくない。そしたら今度は殺し屋から逃げることになる。まあ、ありそうな話ですが、結構、面白く出来ていて悪くはない。ただ同じ監督の作品なら「浮き雲」の方が私は好きです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-15 21:53:41)
9.  マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ
ラッセ・ハルストレム監督を知るきっかけとなった作品です。スウェーデン映画はこの作品が私にとっては初めての体験でした。その美しい映像、イングマル少年の眼を通して忘れかれていた童心に返らせてくれたラッセ・ハルストレム監督のその優しさと心温まる物語に感動して何度も観ています。本当にこういう温かくて気持ちの良い映画を見せてくれたこの監督とスウェーデン映画に感謝したい気持ちでいっぱいです。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-07-07 21:58:21)
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