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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1884
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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1.  ちいさな独裁者 《ネタバレ》 
1945年4月、敗色濃厚なドイツのとある地方都市。部隊から脱走してきた一兵士ヘロルトは、打ち捨てられた軍用車からとあるもの発見する。それは、「ナチス将校の軍服」――。周りに誰も居ないことを確認し、密かに袖を通すヘロルト。僅かに丈が合わないものの、身なりを小綺麗に整えると、もはや何処からどう見てもナチスの将校にしか見えなかった。持ち前の口の巧さから、彼は行く先々で〝部下〟を見つけては自らの支配下に置いてゆくのだった。偶然も重なり、正体がバレるぎりぎりのところで踏みとどまったヘロルトはやがて、ナチスの脱走兵収容所へと辿り着く。そこで更なる部下を得た彼は、権力の味に酔いしれ、次第に狂気の独裁者へと変貌してゆく……。大戦末期のドイツを舞台に、そんな軍服と口先だけを頼りにのし上がっていった脱走兵を描いたヒューマン・ドラマ。ナチスの部隊から逃げ出した主人公が、ナチスのお偉いさんを口八丁手八丁で丸め込み、どんどんと偉くなってゆくという、いわば戦争版わらしべ長者みたいな寓話的なお話なのですが、これが実話だというのですから驚きです。何処まで脚色されているのか分かりませんが、これがなかなかよく出来ている。最初こそ、この主人公に感情移入して観続けていたら、徐々におかしなことになりはじめ、やがて自らが助かるために90人もの捕虜を無残にも処刑するという残虐行為に手を染めるところに至ってはもはやドン引きです。でも、そこまでの過程にものすごく説得力があるんです。人間、権力の味をしめるとここまで変貌してしまうのか。対するナチスの高官たちも官僚的な権力闘争に明け暮れ、もはや何が正しいのかすら分からなくなってる始末。カリスマ的な独裁者と非人間的な官僚機構、多くのユダヤ人を死に追いやったであろうそのシステムの最もシンプルなものがここにはある。監督のシニカルな目が光る、この恐るべきブラック・ユーモアには思わず戦慄させらてしまいます。惜しいのは、後半の主人公たちの乱痴気騒ぎが幾分かくどいこと。ここらへんをもう少し削れば、より完成度の高い作品に仕上がっていたんじゃないでしょうか。とはいえ、なかなか見応えのある戦争ドラマの秀作であったと思います。エンドロールで流れる、主人公たちが現代の欧州で大暴れする映像なんて、現代にまで連なる愚かな現実を象徴している。ますます混迷を深めるこの現代において、真に観るべき映画の一つと言っていい。
[DVD(字幕)] 7点(2020-09-14 03:11:46)(良:1票)
2.  チャイルドコール 呼声 《ネタバレ》 
夫の激しい暴力から逃れ、支援者らの協力のもと、小さなアパートへと越してきた親子アナとアンデシュ。新たな地で生活を立て直そうとする彼女たちだったが、異常なほど心配性のアナは、もう8歳になる息子のためにチャイルドコールを購入するのだった。ところがある夜、そんな無線機に息子とは違う子供の虐待される悲痛な叫び声が混線してしまう。当然のように困惑するアナ。そしてそのことがきっかけで、ようやく手に入れた彼女と愛する息子との安穏な生活は次第に壊れ始めてゆくのだった。忍び寄る夫の影、いつの間にか息子の身体に出来ていたあざ、何度も失われるアナの記憶、そして虐待していたと思しき隣人の怪しい行動…。冒頭から、そんな謎に満ちたストーリーと画面に横溢する常に何かとてつもなく嫌なことが起こりそうな不穏な雰囲気とでなかなか惹き込まれましたね、これ。こういう謎が謎を呼ぶミステリアスでダークな作品、もろ自分の好みっす。登場人物誰もがみんな怪しい悪意を隠し持っていそうな感じとか、けっこうじっとりとした怖さでゾクっときちゃいました。これでオチがしっかりしていれば傑作になるぞ!とワクワクしながら観ていたのですが、残念ながら最後に明かされるこのオチはさすがに強引過ぎますって(真相は実はお母さんの〇〇だった。でもだとしたら、これとあれの辻褄が合わんと思ったら、実は子供は△△だったのだって、おい!笑)。と、オチがちょっぴり残念賞でしたけれど、この全編を覆う不穏な空気と鑑賞後の(良い意味で)後味の悪~い余韻とかは充分堪能できました。大マケして7点っす。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-04 20:01:22)
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