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コメント数 32
性別 女性
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1.  モーターサイクル・ダイアリーズ
在学中、バイト代を貯めまくって、海外を色々と貧乏放浪旅したのを思い出しました。私はゲバラのように志の高い人間ではないので、彼の経験と重ねるのはあまりにもお粗末過ぎますが。映画としては、特に起伏もなく、無難な感じがしました。映画ならではの視点、切り口があると面白かったと思います。でも、映画館でお金を払って観るに十分足りうるいい作品です。素直で、尊大な気持ちになれます。若さとかエネルギーを感じます。もっと、もっと、南米の大自然の雄大さを感じられるシーンが沢山あると良かったなぁ。 お洋服が汚れない、ハイヒールで過ごせるような小洒落た旅ではなく、風を感じ、大地を感じ、現地の人々の生活や息遣いを感じるような、土臭くて、汗臭くて、うだるような旅を、若いうちに一度は経験しておくといいと思います。ジム・ロジャーズの本を再読したばかりのせいもあってか、この映画を観て、「うーん、旅に出たい!」ひたすらそう思いました。   ★P.S.★「モーターサイクル南米旅行記」と「トラベリング・ウィズ・ゲバラ」を読みました。前者は翻訳のせいかわかり辛い部分が多かったですが、後者は非常に優れた旅行記に仕上がっています。ゲバラとグラナードの本を読んで思ったこと・・・映画ではグラナードが道化役に徹し過ぎです。後者を読んで頂ければわかりますが、グラナードの教養の深さ、観察眼の鋭さ、慈悲深さ、表現力の豊かさには驚かされます。それに彼は映画の中でのようにSEXオンリーの男ではありません。むしろ売春婦に対し、哀れみ抱いており、己を強く律することのできる理性ある男性です。ゲバラと並べても全く劣っていません。私はグラナードが好きになってしまいました。確かにゲバラメインの映画だけれど、もしゲバラが生きていてこの映画を観たなら、一番の親友であり、グラナードのことを一番よく知ってるゲバラも怒ったと思います。前の評価より-1点です。
[映画館(字幕)] 6点(2005-04-17 23:06:41)
2.  モンスーン・ウェディング
インド上位中流階級の結婚式を含む数日間の愛と信頼の物語。外資が入っているし、監督が現在はアメリカ在住ということもあってか純正インド映画とは趣が異なり全てが洗練されてスタイリッシュ。でも、純正のインド映画らしくないからダメだなんて否定は絶対にしたくありません。今の日本だってサムライ・チョンマゲ・ハラキリの国ではありませんからね。伝統的なインドらしさも残しつつ、グローバル化やボーダーレス化、情報化、ポップ音楽が流行り、性に対してもオープンになり、めまぐるしい発展を遂げる現代のインドをよく反映した仕上がりになっていると思います。わが子を愛するがゆえに口うるさくもなり厳しくもなる、父の苦悩。ウェディングプランナーとメイドとの恋、等等。 こういう色々な話を同時進行で進める作品って大抵どれかがおそろかになっていて、あの話はこうしたほうがいいとか、あの話は余計だったなんて感じることが多いんですが、この映画は全ての話をうまく丁寧にまとめており、誰も、どの話もおろそかにされていない。この監督のやさしいまなざし、姿勢が作品の全てに満ち満ちていたと思います。 映画を観てこんなにうっとり幸せな気分になったのは久しぶり。ラスト雨の中の婚礼シーンは一緒に踊らずにはいられなかった人が沢山いるんじゃないかと思います。私も踊っちゃいましたよ(笑)。 (DVD特典に歌踊りのシーンだけのセレクションがあると良かったな。サントラだと音楽だけだけど、やっぱり踊りと一緒に楽しみたいから。)
10点(2004-11-21 00:52:37)
3.  ミリオンダラー・ホテル
雰囲気と映像とU2を楽しむ映画で、内容はずいぶん浅い。出演しているキャラもどれも魅力がなかったな。知的障害者のピュアな恋愛というのはあまりにも陳腐(もちろん障害のある方を差別しているわけではありません)。痛いカップルのオシャレ映画といったとこでしょうか。ティム・ロスが見れたのは特した気分でした。
2点(2004-10-11 03:02:22)
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