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FSSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 854
性別 男性
自己紹介 <レビュアー引退について>

他の方にとってはどうでもいい事ですが(笑)、
こちらでのレビュアーを引退させて頂きます。
理由はあまり映画自体を見なくなった事と、
結局、映画以外にもレビューを書けるAmazonが
レビュー投稿の中心になってしまった事ですね。

長い間、お世話になりました。 2021/11/27
   
<ジャンルの好みについて>

・好きなジャンルは「ホラー」「サスペンス」「ミステリー」。
・嫌いなジャンルは「ミュージカル」「恋愛」「韓国映画」「感動押し付け系」。
・どちらでもないのは「アクション」「SF」「コメディ」「時代劇」。

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1.  エスター 《ネタバレ》 
これも「エクソシスト」みたいな悪霊系かと思いきや、まさかのオチ。ただネタバレが早いので、正体が分かってからは返ってエスターの恐怖感は半減。エスター本人は静かに暮らしたいのか、新しい家族をめちゃくちゃにしたいのか、何がやりたいのかいまいち伝わらなかった。ラストも生死は不明にして、また別の施設で絵を描いている「エスターっぽい少女の後ろ姿」を映してエンドにした方が良かったのでは。エスターとマックスを演じたふたりの女の子の演技力には脱帽。
[インターネット(字幕)] 6点(2017-12-30 01:54:32)(良:3票)
2.  隠された記憶 《ネタバレ》 
DVDのインタビューで監督さん本人が解説しているように、基本的に「解釈お任せサスペンス」であり、そういう意味で評価が難しい作品。  ビデオを送ってきた人物が誰かという「謎解き」は本質ではなく、それは見る人にとって誰もが共感しやすい「自分の過去や罪にどう向き合うか」というテーマの表象なのだろう。  そのため、より見ている者が自分自身と対話しやすくするため、意図的に抑えた演出やカメラの長回しなどが多用されている。事実、見ている間、「こんな風景ってどこかで見たな」とか、「こんな状況なら自分ならこう言うのに」などと、登場人物と自分をダブらせながら見てしまった。こういう感覚は久々。  ただ、全編に亘って「ビデオの送り主は誰で、その目的は?」というミステリアスな謎掛けで引っ張っているだけに、その解釈を観客に丸投げしてしまうオチは、はっきり言って手抜き一歩手前と言わざるを得ない部分もある。そういう意味では本格ミステリーなどと比べれば、お手軽な作りと言える。  あえて解釈すれば、主人公の生家を知っている事やニワトリの首の絵などから、明らかに少年時代の出来事を知っている人物であるのは間違い無いはず。とすれば、あんな大昔の、しかも二人しか知らないはずのエピソードを知っていて、かつ、それを恨みに思っている可能性がある人物は、あの養子にしていた少年以外にいない訳で、さらに二人の「室内」でのやり取りまで隠し撮りされている以上、まったくの「第三者」が忍び込んでやっていたという可能性は、現実問題としてまずあり得ないだろう。それに加え、ラストシーンを見るに、父親に聞かされた過去の愚痴などから、彼(自殺した男)の息子が今回の行動を起こしたと解釈するのが一番妥当に思える。  まあ「解釈お任せ」という逃げ道を用意して、始めから伏線の回収を放棄している作品である以上、どうしても傑作とは言い難いが、見ている間は退屈しなかったし、それなりに考えさせられる作品として一度くらいは見ても損は無いと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2007-02-26 22:52:29)
3.  コンスタンティン 《ネタバレ》 
「悪魔と天使の対立」とか、「悪魔や妖怪を退治する闇の始末人」と言う陳腐な設定を、何の工夫も無く、そのまま使っている地点でセンスが無い。タバコと酒で身を持ち崩している、やさぐれたダークヒーローというのも、ハードボイルドの私立探偵などによくあるキャラだし、特に新鮮味は無い。むしろ完全無欠のヒーローよりも「何らかの欠点を持っている」というのはキャラ作りのお約束。  また、神や悪魔絡みのストーリーの大仰さに比べ、見せ方のスケールが小さく、結局、主人公の周囲でゴタゴタしているだけで、こじんまりとしてしまっている。時間的な制約もあるから仕方ないが、敵にも味方にも魅力的なキャラが出てこないので、相対的に主人公のキャラにも深みが出ていない。  敵対する悪魔(悪霊?)も人間の作った武器であっさり倒されたりするので、「此の世ならざる者」の迫力や恐ろしさが感じられない。相変わらず「悪魔祓い」と言えば「聖水」というのもワンパターン。  まして大天使ガブリエルや悪魔王サタンまで出しておきながらあの扱い。見た目に威厳や迫力が無いし、言う事、やる事もショボすぎ。本来あのレベルの大天使や大悪魔に人間風情が、戦闘力でも知性でも駆け引きでも、太刀打ち出来るわけないがな。あまりの霊圧で見た途端、金縛りで動けなくなるとか、反吐を吐くとか、時間を止められるとか、一睨みで武器を消滅させられるとか、色々と「格の違い」を表現する事って出来るじゃんよ~。  まあ何にしても、悪魔や魔物と戦うダークヒーローと言えば、やはり日本の漫画で「デビルマン」や「ベルセルク」などの傑作を見てしまっているから、どうしてもこの程度の作品では物足りない。戦闘シーンの迫力やセンスで言えば「バスタード」なども凄い。 
[DVD(字幕)] 3点(2007-02-20 16:14:28)
4.  ジャケット 《ネタバレ》 
これはサスペンスではなく恋愛ドラマ(全部が彼の脳内妄想という可能性もあるけど、さすがにそれではあんまりなので却下)。  とは言え、最初「妄想系サスペンス」として撮っていたものを、途中から「やっぱ恋愛タイムトラベルにしよっか」と急遽変更したような違和感は感じる(笑)。  緻密な論理やサスペンスよりも、ラブストーリーによる感動を優先したのだろうけど、ふたりがあれだけ惹かれあうのに説得力を持たせるためのドラマが無かったり、中盤までの展開や設定に無駄が多かったりと、イマイチ脚本が洗練されていない。  自分の死の真相や殺人事件の謎を探っていくのかと思いきや、2007年にタイムスリップする中盤以降は、車の故障で知り合った少女や周囲の人間を救うというボランティアに奔走。それはそれで感動もするけど、やはりこの展開には少し強引さを感じる。無粋を承知で突っ込みを入れれば、そもそもなんで2007年にだけタイムスリップするか理由が分からないし、あの彼女にピンポイントで出会うというのもご都合主義的。  それに彼にとって院長のやった治療法は非人間的ではあったものの、結果として何人もの人間を救うきっかけを彼に与えたわけで、ならばラストで「お前に永遠にまとわりついてやる~」みたいな恨み言を言うんじゃなくて、「あんたの治療もまんざら悪くないかもな」と言って死んだほうがカッコ良かったんじゃない(それだと違法な治療を正当化するみたいになるから駄目かな)?。  その他、タイトルにまでしているけど、なんでタイムスリップするのに拘束衣(ジャケット)を着なきゃならないのかとか、ラストで彼が頭を打った時に、医師たちが治療もせずに、そのまま引き出しに入れたのも意味不明。いくら彼が頼んだとしても、普通は治療するか救急車を呼ぶでしょ。  また、湾岸戦争の後遺症で記憶障害になったとか、警官殺しの容疑者にされたといった設定が無意味。それらのイベントが単に彼を精神病院に入れるための口実以外に、どれだけ必要だったのか分からない。  基本的には悪くないけど、ちょっと脚本構成が雑で、無意味な複線も多く、作品としての一貫性に欠けているのが惜しい。
[DVD(字幕)] 6点(2007-01-30 08:42:30)(良:1票)
5.  サウンド・オブ・サンダー 《ネタバレ》 
低画質バージョン(?)を借りたのかと勘違いしてしまうほどの、恐竜や未来都市のロークオリティCG。ブリキのハリボテのような未来タクシーのバッドデザイン。問題が起こるに決まっている大雑把な安全対策。矛盾やご都合主義など屁とも思っていないシナリオetc.etc...。  突っ込み大好きな自分としても、いちいち突っ込むのが面倒くさくなるB級っぷり。  しかし涅槃の境地に達しているようなB級映画ではなく、製作サイドがマジにやっちゃってるところがイタいというタイプのB級映画。   原作通りとは言え、「サウンド・オブ・サンダー」という、作品のテーマとほとんど関係の無いタイトルをそのまま付けちゃうのもなかなかのセンスレス。中途半端にカッコつけてる安っぽいネーミングがこれまたカッコ悪い。どうせなら「ジュラシック・パラドックス」とか「バック・トゥ・ザ・ジュラシック」くらいのダサ邦題にして欲しかった。   PS.あとからこの映画の制作費が8000万ドル近くも掛かっているという、本編をはるかに凌ぐ大ドンデン返しを知って、大いに驚かされつつ笑わされた。どこにそんな大金を投入してるんだ?ゼロがふたつかみっつばかり多くないか?
[DVD(吹替)] 1点(2006-10-20 18:54:48)
6.  ブラック・ドッグ 《ネタバレ》 
いかにもアメリカ映画っぽい大味な脚本で、突っ込みどころやご都合主義は多いけど、あまり気にならないのは不思議。  悪役以外、登場キャラも全員憎めないし、基本的にハッピーエンドだから気持ち良く見終われる。  ただ、ラストでレッドが早速脱走してくるというプチどんでん返しは完全に蛇足。どうやって逃げてきたんだ。と言うか逃がすなよw。  それとタイトルの「ブラックドッグ」が内容とほとんど無関係というのもお粗末。ストーリーの重要なポイントに絡ませる事は出来たはずだから、その辺に拘らない(拘れない?)監督のセンスの無さが、この作品全体を安っぽくしている要因かと思う。  まあ、さすがに二度は見れないけど、何とか暇つぶし程度にはなるレベル。
[地上波(吹替)] 4点(2006-08-29 16:59:07)
7.  スケルトン・キー 《ネタバレ》 
「憑依」とか「人格転移」というネタは、ホラーに限らず、SFでも、ミステリーでも、もちろん漫画でも、割りとあちこちで使われるものだから、オチとしての驚きや意外性はそれほど無かった。  全体的には無理なくまとまっている良作だけど、中盤までの途中経過がダラダラとしていて、ホラーとしての緊張感や恐怖感に乏しいのが欠点。ちょっとストーリー展開が「状況説明」的になり過ぎている感がある。個人的には、もう少し歯ごたえのある謎解き要素も欲しかった。  呪術の効果に説得力を持たせる上で、サスペンスやミステリーとして論理的な解釈を導入するか、オカルトとして不可知論で落とすか、という部分において葛藤がある感じで、そのため、どっちつかずで中途半端な印象になっている。  思いっきり後味の悪い終わり方も賛否両論。  傑作までには、あと一歩「何か」が足りてない。
[DVD(字幕)] 6点(2006-08-07 18:11:44)(良:1票)
8.  セルラー 《ネタバレ》 
深刻なサスペンスかと思いきや、派手なカーアクションやコメディ要素も含んだ、娯楽映画といった印象。そう言う意味では、ありがちなシチュエーションを使いながら上手くまとめられた作品ではあるけど、お手軽な反面、イマイチ緊迫感に欠けた中途半端な作品とも言える。  全体のテンポは良いが、携帯ショップでの店員の応対や、仲間の女性が警官を追い返すシーンなど、この手の映画によくある「何とかなるに決まっている、わざとらしい邪魔」の連続で、見ていてハラハラするより、イライラしてしまう。  私もラストは、携帯電話に録画してあったというだけじゃなく、最初に出ていた仲間たちにデータを送信してあるとか、携帯を使って協力してもらうような駆け引き要素が欲しかった。
[DVD(吹替)] 5点(2006-05-03 15:28:54)
9.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
他の映画や小説で、それぞれ主役を張れるようなキャラの夢の競演な訳だから、よっぽど脚本や演出がひどくない限り、ある程度の面白さが獲得できるのは、ある意味当然。  そして、この手の競演モノにおいて大事なのは、話のつじつま合わせより、「どのキャラを出演させるか」であり、さらに大事なのは「いかにキャラの持ち味を生かせるか」という点である。すべてはそこに掛かっていると言っても過言ではない。  その点で見ると、残念ながら今作は「可もなく不可も無し」といった印象しかない。  各キャラの見せ場はバランス良く用意してあるが、ストーリーのスケール感や荒唐無稽さ(良い意味での)に比べると、アクションを始め、演出全般が負けてしまっているのが惜しい。どうせ突っ込みどころ満載の娯楽映画なんだから、もっとメチャクチャにハジけたものが欲しかった。  こういう「夢の競演モノ」は、製作者が思っている以上に気合を入れ、「これ以上、作り込むのは無理!」というくらいの覚悟で作らないと中途半端なものになってしまいがち。8点以上つけられるような傑作では無いが、3点以下の駄作でもない中途半端さ。まさにここの平均点が妥当なところ。
[地上波(吹替)] 5点(2006-04-29 00:09:43)
10.  ワイルド・スピードX2
<前作未見>  まったく期待してなかったから、意外に楽しめたかな。客観的に見れば、8点以上つけられるほどの傑作じゃないけど、3点以下の駄作でもない。娯楽映画としては、ここの平均程度の及第点はあるでしょ。  まあストーリーはあって無いようなものだし、個人的に車にも興味は無いけど、無駄な寄り道(恋愛ドラマとか)をせずに「スピード感のあるカーアクションだけをメインに見せる」という作り方には好感が持てる。  ただ残念なのは、主役を始め、相棒にも悪役にもヒロインにも魅力が感じられない事と、カーアクションにおいても今ひとつハジケたものが無かった事。  もっと「闇世界のレース大会」に出場するとか、その世界で「三巨頭」と呼ばれる伝説の闇レーサーたちと戦うとか、そんなトンデモな展開が見たかったな~。   
[地上波(吹替)] 5点(2006-04-24 17:49:30)
11.  エントラップメント
まあ、ドロボーエンターティメント(?)映画としてはギリギリ及第点はあるんじゃないかなと。近年のルパン三世のテレビ映画シリーズのショボさに比べたら、こっちの方がまだマシ。  この手のドロボー映画に付き物の荒唐無稽さやご都合主義は許容範囲だし、展開のテンポの良さと、盗み出す際の適度なドキドキ感で何とかカバー出来ている。  レーザーをエロいケツで避けるというのもアリ。同じ避けるにしても、某「オーシャンズ12」みたいに、むさ苦しいオッサンのカポエラを見せられるよりは女のケツを見せられた方が良い。   ラストもちょっとしたドンデン返しに加え、変にシリアスにせず、単純にハッピーエンドで終わるというのも良し。ケツに+1点。
[地上波(吹替)] 5点(2006-04-23 16:24:09)
12.  スコーピオン・キング 《ネタバレ》 
消費型娯楽映画としてはギリギリ及第点だが、剣と魔法が織り成すヒロイックファンタジーとしては完全に落第点。  何と言っても、主役を始め、メイン登場人物に魅力が無いのが痛い。特に敵の王様と預言者の女性はカリスマ性ゼロ。まるで魅力が感じられない。  ストーリーもあまりにもありがちだし、終盤辺りのご都合主義的展開にはさすがに萎える。もう少しリアリティを考えるか、さもなければファンタジー要素をふんだんに取り入れて、そんなつまらない疑問を吹き飛ばしてくれるくらいハデにやって欲しかった。  アクションも中途半端。もともと娯楽映画として作られてるんだから、中途半端な事をやらずに、もっと剣と魔法を組み合わせた痛快アクション映画を目指して欲しかった。  ラストシーンで、あのお調子者と子供と発明家のジジイが完全に無視されてるのも哀れ。
[地上波(吹替)] 4点(2006-04-15 18:04:43)
13.  ディープ・ブルー(2003)
これは映画じゃなくて、環境ビデオ。作品の方向性は「WATARIDORI」と同じ。要するに「自然を大事に!」。そんな事は言われなくても分かってます。  ビジュアル的にも無難なだけの映像の羅列で、まったく見せ方に工夫がない。NHKスペシャルの特集番組のように、海洋生物の知られざる生態や謎を追ったものではなく、ただ単に海の生物の姿を撮影しているだけなので、ひたすら退屈。特に驚かされるような生物も出てこないし、目新しいシーンも無し。今更、普通にペンギンやカニやクジラの映像を見せられてもなあ。しかも一部CGとか使ってるみたいだし…。  ラッセンなんかが好きな人が環境ビデオとして流しっぱなしにするという目的ならお奨め出来るけど、知られざる海洋生物の生態についての考察なんかを期待すると肩透かしを食う。大仰なオーケストラをBGMとして使うのもセンスが無い。  おまけに最終的に捕鯨反対という結論で締めくくる、予想通りのネイチャーバカっぷりに呆れた。  
[DVD(字幕)] 0点(2006-02-26 17:04:35)(良:1票)
14.  スチュアート・リトル
これまた、いくらでも否定的にも肯定的にも語れる作品だが、あの一家の「家族観」はちょっと気色悪い。何故にいきなり「ネズミ」なのか?「ネズミ」じゃなきゃダメなのか?その辺の動機(?)みたいなものが希薄すぎ。  「種族を超えた愛」というご立派なテーマは分かるけど、「ネズミを家族として愛する」という精神が、どうにも絵空事的と言うか、動物にも簡単に拡大適用してしまうヒューマニズムがめちゃくちゃ薄っぺらく、かつウソ臭い。  食費や学費といった生活費がほとんど掛からないであろうネズミを養子に迎えたって、あの家族にとっては何の負担にもならないわけで、そういうのって果たして本当の愛や思いやりから出た「真の行動」と言えるのだろうか?家族としての愛情を育むことになるのだろうか?  本来ならまず人間の子供を養子にすべきなのに、金銭的な負担の無いネズミを養子にするのって、単にペットを飼う感覚と何がどう違うの?結局、無償の愛や思いやりから出た行動ではなくて、世間的な評価や自己満足が先にあるのでは?という邪な見方をしてしまうw。  また、そのネズミが小利口で、やたら物分りが良く、気持ち悪いほどに優等生的な性格なのも可愛げが無い。飼い猫とのやり取りや、オモチャの車でのカーチェイスは良かっただけに、基本的に綺麗事だけでまとめられているのが惜しい。
[地上波(吹替)] 4点(2006-02-26 16:29:57)(良:1票)
15.  0:34 レイジ 34 フン 《ネタバレ》 
私の中での「期待ハズレ」部門と「中途半端」部門の両方で見事に殿堂入り。  怪談や都市伝説を元にした妄想系サスペンスホラーを期待していたのに、最初のOPで殺人鬼っぽいヤツがチラチラ出てくるので、「あれ?まさかそっち系?」と訝しんだら案の定。  作品として、せっかくの設定を生かしきれずに中途半端になっている駄作の典型。前半はストーリー展開が読めない分、まだ見ていられるが、後半、あの下水男が姿を現してからがヒドすぎ。結局、中途半端なモンスター映画にしかなっていない。  おまけに突っ込み所の宝庫。相変わらずこの手のホラーにありがちな、「怪物を仕留められる千載一遇のチャンスを手にしたのに、ちょっとダメージを与えたら怪物を放置して逃亡→復活した怪物に襲われる」というパターンの繰り返し。何でその場で止めを刺さない?現代の目の肥えた観客を納得させる程度の「必然性」くらいは考えようよ、監督さん。特に下水処理場でのシーンには呆れ果てた。槍で背後から首筋辺りを突き刺せば終わりじゃん。あの有利な状況で、凶器ともども放置して逃げるなんて、いくらパニくってたとしてもあり得ないでしょ。そういう所を突っ込みたくないんだよ!いくらホラーとは言え、そんな前時代的な「お約束」をいつまでも踏襲しないで欲しい。ホラー以前に、映画製作において思考停止している証拠。  また、主人公であるケイトを始め、登場人物の性格描写にも一貫性が無く、どういう人間なのかほとんど描けていない。下水男も怪力だったり非力だったりと、状況でコロコロ変わるし、キャラ的な特徴も薄いので、モンスターとしての魅力にも欠けている。  ラストも思いっきり中途半端。もう一回復活してくるなと思っていたらそのまま終わりかい!「夜の地下鉄」という舞台設定だけに頼ったであろう安易な製作姿勢が、そのまま作品の質に現れているのがよく分かる駄作。 
[DVD(字幕)] 1点(2006-02-26 15:41:45)(良:1票)
16.  ボーン・スプレマシー 《ネタバレ》 
まずストーリー云々以前に、あの一秒に一回くらいのペースでコロコロ場面が転換する、落ち着きの無いカット割りに辟易。おまけに画面がブレまくるので、見ていて頭が痛くなった。これが大きなマイナス。その場の臨場感や迫力を出すためだろうけど、やり過ぎ。何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」。監督が見る側の立場を考えていないのがよく分かる。  で、肝心のストーリーはと言えば、「可もなく不可もなし」と言うしかない。ちょっとした謎解きやカーチェイス、アクションはあれど、娯楽映画として見ると、どれもこれも突出している部分は見当たらず中途半端な印象。  ストーリー展開もキャラクターの設定上、仕方ないとは言え終始逃げ回っているだけなので飽きてくる。そこそこリアリティはあるけど、娯楽作品として犠牲にされている部分も多く、色々と突っ込みたくなる所もチラホラ。黒幕にも意外性が無いし、終わり方も中途半端。  この手のジャンルとマット・デイモンが好きな人にならお奨めできるけど、そうじゃない人にとっては、はっきり言って、見ても見なくてもどっちでもいい作品。個人的にはマット・デイモンにまったく魅力を感じないので、この点数で。 
[DVD(字幕)] 3点(2006-02-26 14:58:54)
17.  パズラー<TVM> 《ネタバレ》 
これまた自分で登録しておいて、こんな評価はしたくないんですが(w、中途半端な作品です。「パズラー」という邦題とはまるっきり無関係な、ありがちサスペンス。期待していたミステリー的な謎解き要素は皆無。強盗の残した財宝を巡っての密室ミステリーを期待してはいけません。  この手の作品にしては珍しく、良くも悪くも、犯人以外は、ひとりも死者が出ない生ぬる~い内容(強盗は除く)。
[DVD(字幕)] 3点(2006-01-18 20:46:59)
18.  クライモリ(2003) 《ネタバレ》 
期待はしていなかったが、まさに予想通りのありがちな殺人鬼ホラー。  他の方のレビューにもあるように、プロットの大枠は、「13金」や「悪魔のいけにえ」辺りの焼き直しであるにも関わらず、始祖を超える要素、超えようとする意欲が何も見られない。  確かに基本的に丁寧な作りではあるが、はっきり言わせてもらえば、ホラーやミステリーといったジャンルにおいて、雰囲気作りや小道具の作り込みなどは、「やって当然」のことでしょ?もし、それすらも出来ていないとしたら、もはや評価に値しないものになっていたろう。  そして、最も致命的なのは、肝心の殺人鬼にジェイソンやレザーフェイスのような「魅力」がまるで無いこと。早い段階でさっさと正体をバラしてしまうのもマイナス。  また、最初から最後まで、あまりにもこの手のホラー映画のお約束と予定調和のパターンにハマり過ぎていて、見ていて苦笑してしまう。  せめて何かひとつでいいから、新しいアイデアや演出を入れて欲しい。こんなマニュアル通りの作り方をしている殺人鬼ホラー映画に価値は無い。
[DVD(字幕)] 3点(2005-11-25 19:51:13)
19.  ハウス・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
元々たいしたストーリー性も無く、魅力的なキャラもいない、シューティングゲームがメインである「ハウス・オブ・ザ・デッド」を映画化しようと言う発想が分からない。あえてこのゲームを素材として採用する製作衝動って何?B級ホラーを作るにしても、他に暖めているアイデアも無いのかとスタッフを問い詰めたい。ネームバリュー頼りだとしたら志が低すぎないか?  また、どうせやるならやるで、ちゃんとゾンビ映画として成立するくらい大きくストーリーを膨らませるか、それが出来ないなら、とことん「おバカ路線」で突き進むかのどっちかに徹底すべき。そのどちらにもなっていないから駄作なのよ。  いちいちアイキャッチのようにゲーム画面を挿入したりするのも場違いな演出でウザいだけ。  アクションにしても、おふざけにしても、何もかもが中途半端で、製作資金や技術力以前に、「何をメインに、どう見せるべきか」という基本的な演出センスが無い。  作品の方向性としては「ブレインデッド」を目指したかったのかも知れないが、あの作品との決定的な違いは、B級映画としてのプライドとバカ映画としての「徹底感」の無さ。  例えば教会前での銃撃戦でも、「なんでお前はロケットランチャー持っとんねん!」とか、「どこから火炎放射器出したんや!」とか、「いったい何万発撃っとんねん!」みたいに、突っ込んで楽しめるくらいに、ハチャメチャにやればいいのに、肝心なところでゾンビ映画として中途半端にリアルにしようとするから、つまらなくなっている。カンフーアクションにしても、やるならワイヤーとか使って、「マトリックス」のパロディになるくらいに派手にやらないと、アクションのショボさや中途半端さが目立つだけ。  オチにしても、「いつの間にか登場人物がゲーム内のキャラクターになっている」とか、逆に「ゲーム内のゾンビが画面から出てきて街中に溢れ出して行く」、くらいの終わり方に出来んもんかねえ、監督さん…。
[DVD(字幕)] 1点(2005-11-25 17:59:35)
20.  ミュート・ウィットネス 《ネタバレ》 
その意図的に演出された古ぼけた映像や緊迫感を煽るアップの多用などから、「サイコ」や「サスペリア」といった、古典的名作スリラーに対するリスペクトは感じるが、それゆえ残念ながら、数ある過去作品の模倣以上のものになっておらず、目新しい切り口や恐怖演出が何ひとつ見当たらなかった。  序盤の映画撮影のシーンがダラダラとしている割りに、その直後の殺人シーンへの持っていき方も唐突で違和感がある。殺人者に追われる者に聾唖者を持ってくるというのも、ちょっと露骨で単純。「真実が伝わらないもどかしさ」を演出したいなら、単に「口がきけないから」じゃなくて、もっと違う演出でアプローチすべき。  所謂マクガフィンとは言え、狙われる理由が「何だかよく分かんないけど、国家の陰謀とかヒミツを知ってしまった」と言うのも陳腐。そのためにロシアを舞台にしたと言うのもこれまた安易。  後半、撮影所に潜入する辺りからは、ほとんどコメディのような軽いノリで、前半の真剣さが損なわれている。あのオチもバレバレ。ホラーやサスペンスとしてどっちつかずな感じで中途半端。
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-06-28 19:33:36)
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