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1.  アフター・ウェディング 《ネタバレ》 
マッツ・ミケルセン目当てで見た、この監督作2本目の鑑賞です。本編の前に、いくつかこの監督作の予告編が入っていたのですが、なんつーか、こう、どれもこれも、まあ、よくもこんだけ似たようなテーマのハナシを何本も撮る気になれますねぇ、、、と思って、本編を見る前にいささかゲンナリしてしまったのはちょっと残念な出だしでありました。でもって、本編ですが。・・・暗い。すげぇ暗い。どん底の闇に引きずり込まれそうな暗さがあります。確かに、人生は、大切な人との別れの連続です。その喪失感たるや、筆舌に尽くしがたいものです。だからといって、人生は、失うばかりのものではありません。得るものも同じくらいあるはずです。暗い映画が嫌いなわけではありませんし、喪失を描いたものが嫌いなわけでもありませんが、この監督は、自分の喪失体験をこれでもかと人に押し売りしている感じがしてしまって嫌なのです。実際のところは知りません、この監督の過去がどんななのかなんて。しかし、共感を強いるような哀しみの押し売りはいただけない。泥の中を這いまわっているだけのような日々というのは、生きていれば誰にも一度や二度はあるでしょう。でも、人生のハイライトはそこじゃないはず、と私は思ってしまうわけです。でもって、病死するヨルゲンの言動も、非常に嫌悪感を抱いてしまいました。人の人生を引っ掻き回して、悲劇のヒーロー気取りで(かどうか知りませんが)死んでいく。人はみんな死ぬんですよ、例外なく。早いか遅いかの違いだけです。それなのに、ヤコブにはヤコブの人生があったのに、何なんでしょうか、あの死に様は。そして、それをまるで咎めもしない妻。実の娘がいるからって、ヤコブが選んだからって。ま、でなきゃ映画にならない、お話にならない、と言っちゃえばそれまでですが。死に際は、よく考えねばなりませんね。考える時間があれば、ですけど。突然死を切望している自分には、いささか矛盾した感想を抱かざるを得ない作品でした。というか、実際はいつ死んでもいいように、考えているといえば考えていますけれどもね。もう、この監督の作品は見たくないなぁ、見るかもしれないけど。・・・あ、マッツ・ミケルセンは、やはりイイ役者さんですね。マッツ株、引き続き上昇中。
[DVD(字幕)] 4点(2013-07-29 23:31:16)
2.  しあわせな孤独
好きか嫌いかで言えば、嫌いだなぁ。でも、嫌悪感を抱く、とはちょっと違うというか。・・・主な人物4人の誰にも共感できるようなできないような居心地の悪さがあります。ヨアヒムが事故後、周囲に攻撃的になるのは、確かにひどい言動だけれど、これは仕方ない。だって、もう二度と自由に動けないんですよ? その絶望感たるや、想像を絶します。あの状況でそれなりの言動を求めるのは鬼でしょう。こういうのって、経験しないと分からないし、経験しても反応は百人百様ですから。そして、加害者のマリーですが、彼女の事故直後の言動(誕生会のシーン)はちょっと??だけど、ニルスがセシリと深い関係になったと知って動揺するのはトーゼンでしょう。わが夫なんだし、相手は被害者の恋人でしょう? 私が彼女でも激昂する可能性高し。被害者だからって、セシリに夫を奪う権利などあるはずもなく。セシリが彼女からもらって良いのは、賠償金だけです。そのセシリはというと、同じ女性としてはハッキリ言って嫌いなタイプですが、婚約者がああなっている状況で、優しく素敵なニルスのような男が目の前に現れれば、寄りかかっちゃうのも、まあ仕方ないか・・・、と思うし。そらそーでしょう、一人じゃ心細すぎるし、誰かのぬくもりが一番の特効薬なのです、こういう場合。でもって、ニルスですが、まー、男ってこういう生き物なんでしょうね、と思いました、激しく。男性方に失礼千万なのは承知の上で書いちゃうと、とっくに世の男性に対する期待など捨て切っておりますが、それでもこれは「男の馬鹿野郎ぶり」を改めて見せつけられて、ゲンナリしたというか、納得したというか。とはいえ、まあ、私が4人の中で一番共感できなかったのは、セシリですね。いくらイイ男でも、加害者の夫に癒しを求めて情を交わす・・・、これは私には生理的に受け付けない。第三者的に見れば仕方ないと思えても、わが身に置き換えると「気持ち悪い」わけです、何となく。世界一大切な人を傷付けた張本人の配偶者。どーなんでしょうかね、これは。ともあれ、『ロイヤル・アフェア』でセクシーだったマッツ・ミケルセンの出演作を見たいと借りた次第。彼は、ここでもやっぱりセクシーだった。彼のセクシーの所以は口元ですね、あのへの字の。ヤバいです、彼のこと、好きになっているかも! シリアスな映画にそぐわぬ能天気レビューですみません。
[DVD(字幕)] 6点(2013-07-16 22:52:06)
3.  ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 《ネタバレ》 
デンマークじゃ知らない人がいないらしい、この王室大不倫劇。いやー、大して期待していなかったけれど(そもそも製作があのトリアーだもんね)、いえいえどーして、なかなか素晴らしい作品でした。史実はどーだか知りませんが、ちょっと本をかじったところでは、ストルーエンセは相当えげつないこともやっていたらしいケド、本作では、その辺をうま~くボカして、ストルーエンセの人間的魅力を上手に描写していました。王妃と惹かれ合い、不倫地獄に嵌っていく過程がさらーっと、しかし、グッとくる描写で語られ(乗馬シーンはスゲェ官能的と思ってしまった私はヘンタイ?)、その後、ストルーエンセが失脚・処刑されるまでは過不足なく疾走して、ラストの凄惨な幕切れと相成り、見ている者を飽きさせません。上手いです、非常に。何より、キーマン3人が素晴らしい。神経衰弱の王、王に愛されないが運命を受け入れている王妃、この2人がすごく上手い。そしてストルーエンセのマッツ・ミケルセン。この人が出ている映画を見るのは多分初めてなんだけれども、決して美男じゃないと思うけど、なんなんでしょう、この色気は。これは、なんというか、抗えない魅力という感じ。この3人が、本作の質を百倍増しにしていると思います。もちろん、中近世ならではのコスプレ&美術も素敵。演出も正攻法で、時系列に話を展開しているのにちっとも冗長でなく、見事なさばき具合。変な邦題サブタイトルがついていますけど、これ、見て損はありません。ものすごく得した気分。もぉ~、これだから映画ってやめられないのよ、ホント。
[映画館(字幕)] 9点(2013-06-08 21:41:32)
4.  ドッグヴィル
鼻で笑っちゃうような観念映画。視覚的なリアリティを排除したことで、より観念ドラマを強調したかったんでしょうな。まあ、それは別にいいんだけど。この監督、気の毒な人だなー、とつくづく感じた。人を信じられないのね、基本的に。だから、信じてももらえないわけだ、きっと。人間の醜さを鋭くえぐる・・・みたいな一般評ですが、そーかなぁ? 一般世間じゃ相手にされない、ただの僻みオヤジの妄想じゃん? とことん意地悪に描いたり見せたりするんだけど、所詮、「頭の中で考えられること」の域を出ていない(レイプなんてその最たるもん)。現実に起きていることなんて、もっと凄惨だし醜悪だよ。好みの問題だけど、観念ドラマ見せられたって、「はー、そーですか」としか思えないじゃん。展開も読めちゃうし、ラストも想像通りで、つまらん。人間ってのは、理屈じゃないところで動いてしまうことがあるからドラマになるのにさ。構成的にも冗長で散漫。「どーだ、オレ様ってスゴイだろう!」って言いたいのだけは、しっかり伝わってきたよ、と監督に言ってあげたい。
[DVD(字幕)] 1点(2009-06-22 11:20:01)(良:4票)
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