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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1884
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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1.  ブレッドウィナー 《ネタバレ》 
ここは、まだイスラム原理主義政権タリバンが支配するアフガニスタン。女性は常に全身を覆うブルカを着用することが義務付けられ、教育や仕事も禁止、しかも親族の男性が付き添わなければ外出もできないような不自由な生活を強いられていた。そんな中、戦争で片足を失った父と露天商を営む少女パヴァーナは、貧しいながらも慎ましく暮らしていた。だが、ある日突然、父親が些細な理由によりタリバンに逮捕され、そのまま遠く離れた強制収容所へと連行されてしまうのだった。幼い弟や病弱な母のためになんとか生活を立て直そうとするパヴァーナだったが、自分一人では買い物に行くことすらままならない。仕方なく彼女がとった方法。それは、過去に突然居なくなってしまった兄の服を着て、〝男の子〟として外出することだった――。当初は恐る恐る出歩いていたパヴァーナだったが、変装は予想以上にうまくいき、彼女と同じく男装して出歩いていた幼馴染の少女とも出会い、次第に大胆な行動を取ってゆく。だが、そうして手に入れたパヴァーナの自由な日々も戦乱の予感に搔き消されていく……。2000年代、アメリカ侵攻直前の政情不安に揺れるアフガニスタンを舞台に、過酷な運命に翻弄される少女をファンタスティックな映像とともに描くアニメーション。アカデミー賞ノミネートということで何の予備知識もないままに今回鑑賞してみました。まるでディズニーの『アラジン』のようなタッチで描かれるのは、非常に重い過酷な現実。長年続いた内戦により荒廃してしまったこの地で、理不尽な現実に押しつぶされそうになっているのは常に社会の中で弱い立場にいる人々。それでも必死に自分らしく生きる主人公がすこぶる魅力的で、そんな彼女が男の子となって手に入れた自由に胸躍らせる姿には思わず切なくなってしまいます。僕たちはこの国で普通に外出して普通にコンビニで食べ物を買い、普通に暖かい布団で眠ることが出来ているのに、どうして何の罪もない彼女がこんな過酷な日々を過ごさねばならないのか。理不尽な現実に悲しくなるばかりなのですが、彼女の語る空想の世界の物語と世界観が非常に魅力的でそれに救われます。これこそアニメという表現を最大限に活かした素晴らしい演出でしょう。主人公以外にも、同じく男装していた少女や字の読めないおじさんなど脇を固めるキャラもみな魅力的で素晴らしい。最後が幾分か腰砕けちゃったのが残念だったけど、男たちの暴力に立ち向かうにはいつの世も優れた物語が必要なのだということを改めて思い起こさせてくれる良作でありました。と、これを観ている現在、アフガニスタンではまたタリバンが実権を握ってしまいました。この先、また彼女たちのようなかわいそうな少女が沢山うまれるのかと思うと胸が締め付けられます。この現実を変えるためには、やはり本作のような優れた物語が必要なのだと僕は信じたい。彼女たちのためにも。
[インターネット(字幕)] 9点(2021-11-23 04:09:57)
2.  ブルックリン 《ネタバレ》 
1950年代のアイルランド。長年にわたる不況により碌な仕事も見つからないこの国で、年老いた母と事務員として働く姉とともに暮らす若い女性エイリシュ。閉塞感漂うこの国に嫌気が差した彼女は、心機一転、アメリカへと移り住みことを決意する。母と姉に別れを告げ、単身アメリカ行きの船へと乗り込んだエイリシュは多くのアイルランド系移民が暮らすブルックリンへとやってくるのだった。支援してくれる神父の助けもあってデパート店員という職も得た彼女、夜は簿記の資格を取るために大学へも通うことに。そんな忙しい毎日を過ごすエイリシュはある日、心優しいイタリア系移民の青年と恋に落ちる。だが、そんな充実した日々を送る彼女の元に、故郷から悲しい知らせが届くのだった――。夢を抱いて単身アメリカへとやって来た若い女性の青春の日々を瑞々しい映像で描き出すヒューマン・ドラマ。オーソドックスな題材ながら全体に漂う上品な雰囲気や美しい音楽、そして何よりシアーシャ・ローナンをはじめとする役者陣の自然な演技によってなかなか品のいい佳品に仕上がっていたと思います。主人公が身を寄せることになる寮の住人達もみな魅力的だし、世間慣れしていない彼女の不器用な恋の顛末も見ていて微笑ましい。船の中で受け取った助言を最後、成長した主人公が後輩へと受け継ぐという流れも自然でうまい。まあ連続テレビ小説みたいではあるけれど、これはこれでいいかもと見ていたのですが…。やっぱり引っかかるのは、主人公が故郷へと帰ってからの展開でしょう。すぐに帰るからとアメリカの恋人に誓ったのに、彼女は故郷で再会したかつての友人にも惹かれてゆくのです。彼への手紙も返さず友達カップルと一緒にダブルデートしたりするエイリシュ、でもアメリカに恋人がいることはひた隠しにします。え、ちょっと待ってください、これって完全に二股ですよね?なのに最後、嫌みなおばはんにそのことがバレると「忘れてたわ。ここはそういう街だった」とアメリカへ帰ることを決意するって…。いやいや、そんなんアメリカで散々待ちぼうけを食らってたあの彼氏からしたら、「俺への愛情を取り戻したから帰ってきたんちゃうんかい!!」と腹立ってしゃーないと思うんですけど(笑)。少なくとも僕ならそう思います。前半の展開は良かったけれど、後半の主人公の自己チューっぷりが気になって僕はどうもダメでした。5点。
[DVD(字幕)] 5点(2017-06-05 01:53:47)(良:1票)
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