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1.  地獄に堕ちた勇者ども 《ネタバレ》 
【相関図】ヨアヒム=当主、社長。コンスタンチン=当主の甥か次男、突撃隊。ギュンター=コンスタンチンの真面目息子。ソフィ=当主の長男(戦争死)の未亡人。マルティン=ソフィの馬鹿息子。フリードリヒ=ソフィの愛人、重役。エリザベート:当主の姪の娘。ヘルベルト=エリザベートの婿、重役、反ナチ。アッシェンバッハ=当主の遠縁、親衛隊。【歴史】1933年1月=ヒトラー内閣発足。2月=国会議事堂放火事件。1934年6月=長いナイフの夜事件(突撃隊粛清)【突撃隊】1921年発足、ナチ党と党員を防衛する組織、300万人。国防軍(10万人)に代わり正規軍になることを画策し、軍・親衛隊と対立。同性愛者集団という悪評あり。【H・バーガー】幼少より女装癖あり。ヴィスコンティ監督と愛人関係。【感想】ナチ台頭という歴史に翻弄される鋼鉄財閥一族の骨肉の争いと精神的堕落が破綻無く描かれる。財閥もナチスも内部に矛盾を抱えており、両者があいまって、それが一気に噴出。ただ女装ショー、乱痴気パーティ、少女への偏愛などが必要以上に長く、以下のカットされた部分が見たかった。①当主殺害容疑で海外逃亡したヘルベルトの逃亡生活と帰宅後の顛末。②エリザベートの強制収容所での死。③フリードリヒが当主を射殺。④マルティンが少女を犯す。⑤憎しみのとりことなったギュンターの顛末。⑥夫婦はどうして死を選んだのか。◆総じて権謀術策がお粗末。逆転が無いし、皆あきらめが早すぎる。人間の醜さを描くなら、もっとどろどろした権力闘争を。フリードリヒが粛清に参加して、コンスタンチンを射殺するのは無理がある。粛清シーンは撃たれても血が出ず、誰も抵抗しないので迫力不足。◆マルティンは父親を早くに亡くし母親の愛を得られず育つ。母親は他の男に愛を与え、息子を甘やかしつつ拘束し続けた。彼は独立心を得られず、臆病で、女装趣味、幼児偏愛の性癖、遂には近親相姦に。母親への復讐が心の解放となり、独立心を持つが、それはナチスに操作されていることであり、将来の破滅を意味する。結局母親が一番罪が重いのか。◆フリードリヒに人間の弱さと、人生の天国と地獄を見た。しかし彼が当主殺害に至るまでの心の葛藤が詳細に描かれていないので、軽い人物にしか見えない。彼は自分の手を黒く染めてしまったのだが、そうする必要があったのだろうか。財閥一家崩壊の発端となる重要な事件で、この部分に時間を割いてほしかった。
[DVD(字幕)] 7点(2010-12-23 19:23:40)
2.  シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 
ここでの歌詞は詩ではなく台詞。日常会話にメロディをつけただけ。ちょっとぞんざいな印象を受けました。で、踊らないんですね。歌も吹き替えだし。オペラの手法に近いわけですね。でストーリーですが、「ギルなしでは生きられない」と言っていた16歳のジェヌ。愛する人の子供をみごもり、まずはめでたしと思っていたら、出産前に別の男と結婚するという怒涛の展開へ。なぜ!なぜ!なぜ!たった9ヶ月も待てないの。男は戦場で死にそうな目にあっているというのに。とても切ないです。「太陽と死が一緒だった」戦場の様子が描かれてないので、女性に同情が集まるのでしょうね。男は不利だ。二人の間に誤解があったわけではないのに。結局、お金のためですか…。女なら愛に生きてほしかったです。カサールはジュヌをろくに知りもしないのに「理想的な女性」などといって結婚を申し込む。妊娠を知っても「僕達の子にしよう」などと平然。どんな性格?カサールは失恋の痛手を知っているのだから、ここは援助だけして、身を引きましょう。帰還したギルの心は荒み、仕事は辞めるわ、娼婦に手を出すわで大変。でも叔母の遺産とマドレーヌの献身のおかげで立ち直る。叔母の遺産というところが安易すぎますが。で、数年後の再会へ。ここはよかったですよ。「元気だったかい?」「ええ」「子供に会う?」「いや」ほんの短いやりとりの中に、数奇な運命をたどった二人の押し隠した心情が思いやられてじーんと来ました。二人とも世間並みに家庭を持ち「不幸ではない」が、もしもあのときという思いが心を去ることはない。でもこの再会で少しはふっきれたことでしょう。余韻の残る東洋的な結末で、感心しました。どうでもいいけど気になったこと:傘店なのに傘がおどろくほど少ない。病床の老いた叔母までが歌わなくてもいいのに。最初の方で二人が歩いてなくて台車に乗って移動するシーンがあったけど、ばればれ。ギルのアパートの壁ぼろすぎ。ジュヌのアパートの壁紙はあんなにきれいないのに。あの娘は大きくなったら本当の父親に会いたくなるんでしょうね。そのときは会ってあげてください。もうひとつの「雨傘(保護者)」として。
[DVD(字幕)] 6点(2009-09-21 01:40:51)
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