1. ルートヴィヒ(1972)
ごめんなさい。ヴィスコンティ大好きな私ですが、この作品は正直、金のかかった自己満足としか思えませんでした。美術や配役やカメラは、さすがの美しさ豪華さですが、彼の映画独特の「痛み」を、あまり感じることが出来なかった。それはルードヴィヒが、おかれた状況の中で常軌を逸していった人物ではなく、生まれつきの変人だったせいかもしれません。 6点(2003-10-22 15:52:52) |
2. 地獄に堕ちた勇者ども
最高レベルの美意識があってこその退廃。かなりグロく、いやらしく、残酷なのに、全てが美しい。この映画のハルムート・バーガーはダントツにいいです。彼は監督亡き後性格俳優をやっているようですが、魅力激減です。あの美しさは、単に彼の容姿ではなく、監督の作品ですね。でもあまりにも重すぎて、疲れます。これは娯楽じゃないです。こちらから何かを奪っていくような力のある作品です。負けます。 9点(2003-05-10 22:07:57) |
3. ネバーエンディング・ストーリー
子供の頃に見て、子供ながら「このストーリーには深みがない」と思いました。チープな映画です。ファルコンの無気味可愛らしさに3点献上。 3点(2003-05-04 17:05:36) |
4. バグダッド・カフェ
前知識なく見たので、冒頭の喧嘩シーンの激しさに、「これは前衛的映画?」と思ってしまい、最後は「あれ、もう終わり??」でした。こういう雰囲気の映画は嫌いではないのですが、「映画をみたぞ-」という充足感がなくて、ちょっぴり物足りないかんじがしました。 5点(2003-03-25 17:52:50) |