1. ブリキの太鼓
ドイツの昔の風習や習慣は良く知らないが、映画としてデフォルメした部分を 割り引くと、当時の生活を体験した事があるような錯覚を覚える。 だからこそリアルに人間の欲や利己的な感情が気持ち悪いほどに見えてくる作品。 同じ病気の人が集まるコミュニティ内の空気も画面を通して伝わってきます。 主人公は、そんな人間の汚い部分を全部許容した上でソレ以上の汚れっぷり!たくましい! そうそう、カラオケになると声が裏返ってしまう人を見ると「お前はブリキの太鼓か」と心の中でツっこんでたりもします。 [地上波(字幕)] 9点(2008-01-23 20:52:08) |