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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2517
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1.  私たちの幸せな時間 《ネタバレ》 
カン・ドンウォンとイ・ナヨンという、私が韓流スターの中でも最もキレイだと思う男女スターを並べたこの映画、なんとなく顔立ちが似てる二人(目に力があるところが特に)を起用した理由というのが、映画を見てると「ああ、なるほど」と。境遇こそ違えど内に秘めた部分は似ている二人がお互いに自己の姿を重ねてゆくところがカギで、ガラス越しに二人の顔が重なるという判り易いショットが繰り返されるので、似ていてこそですね。シリアスで暗い映画です。笑いどころはほんの少し。死刑囚に面会にゆく物語ですから、結末は最初から判っているようなもの。自殺未遂を繰り返すヒロインと死刑囚とが互いに徐々に心を開き、それによって明らかになってゆく、二人がそれぞれに持つ心の中の闇、その重いこと。それゆえに一緒の時間を過ごす間のほのかなやさしさが心に沁みます。ただ、チラリと色気を出して死刑制度に反対するような政治色を織り込んでしまった点がひっかかります。その場合、死刑囚ユンスの設定はそれを問うのにとてもではありませんがフェアではありません。創作である上、物語上の真実が彼にひたすら同情を抱かせるように設定されているのですから。そういう映画の成り立ち様に少々醒めてしまったのは残念ですが、陰影を駆使した照明に落ち着いた構図のシネスコ画面、そしてなんと言ってもメイン二人の演技にすっかり魅せられました。アイドルのような存在だった二人がこれだけの深みを見せる韓国映画は今、かなり成熟してきているのかもしれません。
[試写会(字幕)] 7点(2007-04-28 00:07:15)(良:1票)
2.  悪い女(1998) 《ネタバレ》 
【珍説】他作品のネタバレ禁止なので、ちょっとレビューが難しいのですが、この映画、裏『タイタニック』なんじゃないかと。ギドク監督が『タイタニック』を見て「ソーデナイダロ!」と作り出した世界。部屋に貼ってあったディカプリオのポスターと、エンドクレジットの水の中から見上げるショットを見て、ハタ!と気付いたんですけど。この作品においては男はあくまで女の中に内包される、ちっぽけな存在でしかないのです。救い出されるのは女ではなく実は男の方だと。『タイタニック』と符合する部分、ネガになってる部分を考えてみて下さい。貴族令嬢と娼婦の違いを始めとして、んー、あとは『タイタニック』のネタバレになってしまうのでアレなのですが、色々と繋がる部分があったりするんです。ギドク監督なりのおとぎ話、といったところでしょうか。男の悲しい性ゆえに男は決して女を越える事はできないのです。
[DVD(字幕)] 7点(2006-12-20 01:45:37)(良:1票)
3.  私の頭の中の消しゴム
泣けはしなかったけれど、その分、感傷や気持ちの高ぶりに左右されずに、映画としてきっちり楽しませてもらいました。世界中のどの愛し合う二人にしたって、死んでしまったら愛した事もその思いもこの世から消えてしまうのですよね。そういった意味ではこの映画の二人に訪れる悲劇は必ずしも特別なものではないし、じゃあ愛ってなんなのよ?みたいな映画で。愛し合えた長さとか量とか幸せの度合いとかじゃなくって、確かに愛したって気持ち、それだけ。それだけで十分でないの!そんな映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2006-09-19 01:12:04)
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