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プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
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1.  太陽(2005)
(少し長くなりました) 一番の驚きが、公開から既に2ヶ月も経過した地味な「芸術映画」を上映する劇場が、ほぼ満席になってたこと。図らずも本作が提示したのは昭和天皇に関する歴史問題ではなく、皇室はそれなりの商売になるってことじゃないでしょうか。歴史映画として英王室や米大統領を描く作品は一つのジャンルを形成してますし(人気もある)、皇室典範の改正問題が話題に上ってることですし、歴史を無視した右翼の妄言や現実感の無い左翼の戯言にも飽きがきたし、総理大臣が国会の場で堂々と憲法改正を主張する時代にもなったことだし、そろそろニュートラルにこの題材を「日本人の手で」映画化しても良い時期なんじゃないでしょうか(大ヒット間違いなし?)。で、恥ずかしながらアレクサンドル・ソクーロフ作品は初体験でしたけど、薄暗い映像、微かに響き続けるノイズやBGM等がこの監督の持ち味なんですかね(意図する所は良く解りませんが…)。クレジットでは俳優以外に日本人名を確認できなかったんですけど、脚本や演技に関してはどの程度この監督が関わってるのか気になります。余り違和感なく(むしろリスペクトさえ感じた)、そして面白く観られたので、これはロシア人単独の力ではないでしょう(「あ、そ」なんて台詞は日本人じゃなきゃ書けない)。神であり、国家元首であり、海洋生物学者であり、夫であり、父であり、そして洗練された文化人であった昭和天皇は、戦後、人間となり、国民を照らす太陽であろうとする。独裁者は排除しなくちゃなりませんが、陽いずる国から「太陽」を取り上げる訳にはいきません、7点献上。
[映画館(字幕)] 7点(2006-10-22 00:06:52)
2.  おろしや国酔夢譚
皆さんの書かれる様に、確かにちゃちっちゃぁちゃちなんですけど、その分、ロケーションで頑張ってたと思います。極寒のシベリアや、特にエルミタージュ宮殿は、ロシア(撮影当時はまだソ連だったのかな?)にまで行って撮影してきただけの甲斐はありました。日本の貧乏臭いセットでは、この迫力は描けなかったでしょう。そういった意味でも本作には余り悪い印象はありません。限りない望郷の念と商人の知恵、そして不屈の行動力で帰国を果たす大黒屋光太夫の露西亜漂流は、あらゆる意味で世界の狭まった現在からは考えられない程、過酷な冒険だった筈です、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-19 00:02:45)
3.  ロシアン・ブラザー
「兄弟」というタイトルですけど、特別、兄弟の関係や愛憎に踏み込んだ物語ではなく、何か流れ者がたまたま抗争に巻き込まれ、組織を壊滅して去っていく、みたいな展開。地味な日活アクション映画といった風情です(案の定、続編もあるらしい)。現代ロシアが描かれているというので興味本位で鑑賞してみましたが、元々ヤクザ・マフィアのジャンルが好きじゃないこともあり、個人的には今一パッとしませんでした。それにしても、本作で何が一番驚いたかって、それはセルゲイ・ボドロフJr.の声の低さ。野太いドスの利いた声は、ヴィン・ディーゼルよりも迫力があります、3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-04-05 00:07:01)
4.  パパってなに? 《ネタバレ》 
愛を求める母親と父親を求める息子が出会った一人の男。そんな擬似家族の泥棒行脚から、1950年代のソビエト連邦の暮らしぶりと少年の抱く父親像の幻想を描いていく、何かイタリアのネオ・レアリスモの香りが漂うロード・ムービー(?)。この邦題(確かに合ってないと思うけど、間違ってもいないと思う)や少年がアップになったパッケージから、感動系映画を期待されると裏切られます(因みに【WEB職人】さん、原題も英題同様「泥棒」という意味です)。泥棒はしないにしても、ウォッカを浴びるほど飲む怖い親父というのは、もしかしたらロシアでは結構一般的な父親像なのかもしれません。ラストは、全然息子だとは思ってくれてなかった男が、実の父親を消し去ってしまったことに対する報復でしょうか…、6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2005-04-05 00:06:15)
5.  アンナ・カレーニナ(1997)
愛の前では理性は無力になるのが道理。従って、盲目的な愛の物語は嫌いではないのですけど、これは根本的に違う。最初にアンナはヴロンスキーを拒む→でも愛に身を任せる→が、子供の為に諦める→しかし子供をほっぽり出して駆け落ち→やっぱり子供に会いたい…って、どっちなんだよ! ヴロンスキーはヴロンスキーで、地位も家も捨ててアンナをストーキング→醜聞も気にしない→駆け落ちに成功→でもロシアが恋しい→そして家も地位もお金も恋しい…って、お前、これじゃ人の家庭を壊しただけだろが! 二人共ブレ過ぎ。それにドック・オクは、この物語で一体何の役割を担ってたんだ? これならいない方が良かったゾ。こんなつまらん話に、これだけのロシア・ロケや豪華なセットは全くの無駄です、3点献上。
3点(2004-12-24 00:11:41)
6.  父、帰る
公式ウェブ・サイトのトップ・ページには「なんで今さら帰ってきたんだ」を始めとした疑問が羅列してありますが(これってほとんどネタバレに等しいゾ)、それらの疑問はほとんど物語には関係無いと思う。ここには父親と息子の関係性に於ける真理がある。兄にとっては逞しく、全知全能の絶対的な存在。弟にとっては疎ましく、得体の知れない存在。息子にとってはどちらも正しい父親像です。父親は、互いに涙を流して抱き合う様な腑抜けた存在であってはいけない。私は本作を非常に微笑ましく観ました。だから、この不必要な「謎」やラストの展開は残念でならない。映画に過剰な説明は不要だと思いますが、同時に思わせぶりな謎も不要。その所為で本作も、出来損ないのミステリーみたいになってしまった感じです、6点献上。
6点(2004-11-03 12:36:57)
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