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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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21.  王様の漢方
様々な問題を抱えた日本人一行が、万里の長城の麓で漢方の秘伝に触れ、自分を取り戻していくという癒し系ムービー…、というコンセプトだとは思うんですけど、何か説得力の無い「おもいッきりテレビ」みたいな仕上がり。群像劇のつもりなんでしょうけど、個々の登場人物やエピソードにインパクトが無いし、「病」を患ってるんだか直ったんだかもはっきりせず、有耶無耶のまま劇終を迎えてしまう。ノーマン・リーダスも、何の因果で本作に出演したのか解らないし(ま、元々大した映画には出てない様ですけど…)、折角の長城ロケも、こんな中身では活かし様がありません、3点献上。
3点(2005-02-10 00:52:50)(笑:1票)
22.  香魂女/湖に生きる
中国の地方に、尚も色濃く残った封建的社会の犠牲となっていく女性の姿を描く、1993年度ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作品。胡麻油製造を営む主人公の家庭に舞い込む日本との商談話と、主人公の知的障害を持つ長男への嫁取り話で、映画は二つの矛盾を浮き彫りにする。一つは、共産国家であり改革開放政策も進んだ中国社会の封建的因習。そして一つは、かつて社会の犠牲になった女性が、新たに生み出してしまう女性の犠牲。当時の中国のGDP成長率は10%以上! しかし、まだこんな世界が残っていたとは驚きです。ホントに中国は広いですね…、6点献上。
6点(2005-02-10 00:50:18)
23.  国姓爺合戦
おっと、まだ懲りずに日中合作映画なんて作ってたのか、日活…。歴史や歌舞伎に疎い私は【広瀬真由美】さんのレヴューを読んで、ようやく鄭成功なる人物と本作のストーリー骨子が理解できました。これは忠義の物語だったんですね。ということは、映画を観てもそれが全く理解できなかったということ。ストーリーの流れや人物の心中が解らなかったので、中盤では国姓爺が反逆者なのか愛国者なのかも判然としない。だからクライマックスの、台湾遠征の高揚感や台湾奪還のカタルシスも伝わってこない。お目当ての合戦シーンの迫力にも欠けてた様な気がします、4点献上。
4点(2004-12-28 01:36:55)
24.  詩人の大冒険
頂点に君臨する者の傍若無人振りを基本とした過剰でベタベタなギャグ。「カンフーハッスル」よりもありえねー人体水墨画(?)や一子相伝の功夫技。すっかりお馴染みとなったこの馬鹿馬鹿しさと下品さは期待を裏切ることはないでしょう。しかし、私が本作で驚いたのは、チャウ・シンチーではなくコン・リーでした。当時、既に中国を代表する大女優になっていながら、この馬鹿馬鹿しさに付き合った女優魂が凄い。そして、まるでその意気に応える様に、私が観た彼女の映画の中では最も綺麗で可愛く撮られてます。本作はコン・リーの魅力を再発見する映画でもありました、6点献上。
6点(2004-12-28 01:35:25)
25.  秋菊の物語
一人の農村主婦の頑なな行動を通して、当時の中国の近代化の現状を包括的に、そしてユーモラスに描いた佳作。一般的な国民の暮らし、一人っ子政策、先富論に引き裂かれた都市と農村、そして本作の僅か三年前、天安門で市民を武力弾圧した国とは思えない程の民主的法整備等が淡々と描かれていく。秋菊自身の物語の結末は少し皮肉なものでしたが、舞台となる中国の近代化自体に賛否の視線は無く、そのまま提示されていた様に感じました(詳しくないですケド)。既に10年以上前の作品となってしまいましたが、これは中国社会の勉強にもなると思います、7点献上。
7点(2004-12-28 01:35:02)
26.  紅夢
寒色の中に暖色を灯すお馴染みの色彩設計で表現される、秩序の中の混沌。(キューブリック風の)シンメトリーとパースペクティヴを意識した構図で表現される、広漠の中の閉塞。平安な日常で繰り広げられる権謀術数、笑顔の裏にある悪意、初心な女の持っている激しい気性…。封建時代(1920年代?)の中国に生きた女達の悲しい運命を描きながら、映画は表層的に見える物とは正反対の資質を暴いていき、そこに普遍的なテーマを浮かび上がらせる。作り込まれた過飾な映像は好き嫌いが分かれそうですが、私は大変好みの映画でした。菩薩の顔をした蠍は怖い、7点献上。
7点(2004-12-28 01:34:24)
27.  ハイジャック/台湾海峡緊急指令
こいつはつまらなかったなぁ。狙い所は良いと思うんですよ、中台間の政治状況をテーマに据えたポリティカル・アクション映画という狙いは…。しかし、これは自主映画並の制作費しかなかったんじゃないでしょうか?(もしかしたらテレビ映画なのかもしれない) 政治的な部分はスチール写真にナレーションで済まし、アクション部分の派手さも緊迫感も無し。「活きる」の葛優の貧相なルックスはハイジャック犯のリーダーには見えないし、ラストに高らかと(そして長々と)歌われる勇ましい主題歌もショボ過ぎる。張藝謀も鞏俐も、何のしがらみでこれに付き合ったんでしょうか? 3点献上。
3点(2004-12-28 01:34:00)
28.  ゴジラ FINAL WARS
微妙…。確かにけなそうと思えば、いくらでもけなすことが出来る映画なのは間違いない。でも本作は【東京サンダ】さんご指摘の通り、昭和ゴジラ、更には東宝特撮映画の総集編。しかも、わざわざリメイクした上で繋いだ総集編です(「TOHO SCOPE」の入った東宝シンボルは最高のオマージュだったと思う)。そう思えば相応の作品だった様な気もします。また、パクリで言えば見た目以上に、「チャーリーズ・エンジェル:フルスロットル」と「ドラゴンボール」が一番近い雰囲気だったと思う。しかし世界規模の破壊や最終戦争(アルマゲドン)というモチーフ、そしてキース・エマーソンの音楽と、北村龍平の頭の中にあったのはゴジラやハリウッドではなく、何より「幻魔大戦」だったんじゃないでしょうか。てことで、微妙な点数5点献上。
5点(2004-12-18 03:29:20)
29.  カンフーハッスル
まず、この「カンフーハッスル」ってタイトルが良く解らない。てっきりカンフーを取り入れたダンス映画かと思ってたら、中身は原題通り「功夫」の達人達のバトルのみ。もちろん「ドラゴンボール」そのままの馬鹿馬鹿しいバトル(緻密に計算されたユエン・ウーピンの殺陣は、これまでの最高の仕上がりだと思う)にお得意のギャグも満載で、故に「ありえねー。」というキャッチ・コピーですけど、映画ではとっくの昔からあり得る内容。これまで書画や食、そしてサッカーに+功夫という題材でしたが、本作はチャウ・シンチー初の本格(?)功夫映画って感じでしょうか。それにしても、今作の主人公は影が薄すぎる(ヒロインも取って付けただけ)。いくら馬鹿映画でも、もう少し主人公が話に絡まないとクライマックスにも乗り切れません、6点献上。
6点(2004-12-15 00:20:08)
30.  ただいま
被害者家族であると同時に、加害者家族でもあるという非常に難しい設定を、確かに描ききれていないとは思いましたが、中々考えさせてくれる映画だと思います。ところで、私はあの美人の主任さんは無神経なのではなく、単にランの事情を知らなかっただけだと解釈してます。まだ若いから余り古くから着任してるとは思えないし、ランの罪状と刑期だけは業務上知っている、純粋に親切な人なのです。でなければ、この複雑な事情を抱えた人間を、最初から家族の元に送ろう等とは思わないでしょう。また、彼女がいなければランも家に帰ることはなかった筈です。だから、この主任さんこそ家族に融和をもたらした天使なのです。だから美人が演じているのです(ブスの天使じゃ絵にならないですから…)。ということで、6点献上。
6点(2004-10-22 00:09:30)
31.  草ぶきの学校
こういう映画を撮らせたら全くソツのない中国映画の中では、本作はかなり凡庸な仕上がりだと思う。その一番の原因は、細かなエピソードを積み重ねただけで、全体を通した物語に欠けていること。一人の少年の目を通した個々のエピソードは、もちろんそれぞれがノスタルジックで良い話ではありますけど、それらが細切れのままなので大きな感動には至らない。成長した少年の回想がナレーションされるという形式にも能が無さ過ぎる。これならいっそ、全体が緩やかに繋がりつつも、エピソード毎に視点を替えていくオムニバス映画という形態にすれば良かったと思う、5点献上。
5点(2004-10-22 00:04:39)
32.  古井戸
先祖代々、多数の犠牲者を出しながら井戸を掘り続けてきた山村・古井戸村。しかし1980年代初頭に至っても、村には一滴の水も出ていなかった。そんな中国の寒村で生きることの現実と、村の期待を一身に集めた井戸掘りの男の悲恋を描く、第二回東京国際映画祭グランプリ受賞作品。呉天明氏は現在活躍する多くの中国映画人を庇護・育成した大監督らしいですけど、私には余り馴染みがない。だから主演の張藝謀の方に気が行ってしまった。カラテカの矢部太郎クリソツのルックス。撮影も担当した彼の、殺風景な景色の中で紅の映える映像。村で唯一人だけ可愛いヒロインの一途な思いと衣装等は、「初恋のきた道」の原点になったのかもしれません。もちろん映画自体も骨太の、凄く観応えのある作品です、7点献上。
7点(2004-10-22 00:03:57)
33.  不射之射
上海美術電影製片厰に招かれた人形作家・川本喜八郎が、中島敦の「名人伝」を原作に中国で作り上げた人形アニメーション。老荘思想の教訓溢れる物語は、日本人の原作・監督作品とは思えないほど中国的。日本語版の橋爪功のナレーションにも味があり、淡々と、そして見事に人形達が「真の極意」とは何かを教えてくれます。これが日本人の手によるものと考えると、少し誇らしい気持ちにもなりますネ。これ、東京MXテレビで観たんですけど、MXって石原都知事の記者会見を中継するだけじゃなかったのね。う~む、これは中国アニメと共に東京MXも侮れんな、7点献上。
7点(2004-10-09 00:37:17)
34.  ナーザが海を騒がす / ナージャと竜王
ナージャというキャラクターは、中国では日本での桃太郎並にポピュラーなのだそうです。従ってこのアニメーションも中国人と言うか、中国の子供達には面白いのかもしれませんけど、それでもかなりの低年齢層向けだと思う。それにしてはこのナージャ(母親の生んだ蓮の中から孵るというのは釈迦のイメージ?)、無敵の上にかなりの傍若無人ぶり。情け容赦無く竜神の「筋」を抜いてしまうというのも、結構引いてしまう設定です。技術的にはほとんどディズニー・アニメの模倣みたいだし、京劇的演出を除くと、物語的にも個人的には面白くありませんでした。そういう訳で、3点献上。
3点(2004-10-09 00:36:31)
35.  牧笛
これは凄い! 技術には感動しないと書いたこともありましたけど、前言撤回。感動しました。この絵がどういう風に描かれ、このアニメーションがどういう技法で製作されているのか全く解りませんが、とにかく凄い。目を見張るとはこのことです。水墨画(水彩画?)が、見事に自然に動いている。人の動きはモーション・キャプチャー(アナログ風に言えばライブ・アクション)を使用したとしても、水牛が、鳥達が、水墨画でありながら実写の如く動いている。背景美術の芸術性とその表現手法の自然さもまた凄い。本作と比べれば、デジタルを駆使した水彩アニメ「ホーホケキョ となりの山田くん」なんて子供のお絵描き。中国では40年以上も前にこんな技術が完成していたんですねぇ…。流石4,000年の歴史、大陸は奥が深い、8点献上。
8点(2004-10-09 00:36:10)(良:1票)
36.  金玉満堂/決戦!炎の料理人
「食神」と比べれば、かなりオーソドックスな料理対決モノとなってますが、ストーリー自体が無茶苦茶なのは同じ。全てのエピソードが唐突に始まり、映画は強引に推し進められていきます(が、弾け具合は「食神」の比ではありません)。しかし、美人女優にブス・メイクを施して、後半一気に美女へ変身させるのは、香港では一種の流行だったんでしょうかね? 引く一歩手前のギャグにも独特のものがあります。また、満漢全席勝負の審査委員長が日本人なのは、日本マンガへのオマージュなのか、パクってばかりいることへの償いなのか…。ということで、私的には惜しくも5点献上。
5点(2004-09-14 23:14:06)
37.  紅いコーリャン
中盤までは、これは中国版「風と共に去りぬ」になるのか、といった予感がしたものの、日本軍が余りにもあっさりと物語を終わらせてしまったので相当拍子抜けしました。孫が語る自分の祖父母の物語というスタイルだったのに、何故かそれが最後まで続かないのもしっくりこない。従って本作は、構成や脚本的には大した映画じゃないと思う。本作を本作たらしめているのは、中国の圧倒的な大地と、鞏俐(何と、歯並び悪いじゃん!)の母性的な生命力と、張藝謀の過剰な色彩設計。お二人共にデヴュー作ということですけど、インパクトだけは相当なものがありました、6点献上。
6点(2004-09-14 23:13:41)
38.  LOVERS
「はかりごと」の文字を背景にした「恋人達」という邦題が表す様に、偽りの上に築かれ、やがて真実へと変わる愛が招く悲劇を描いた張藝謀の武侠大作第二弾。全編ワイヤーとCGに彩られ、対決シーンも全て演舞だった幻想的な「HERO」に比べると、今回はそれらを大分抑えて現実感を重視している様に感じました。主人公達も達人ではありますが超人ではなく(序盤のチャン・ツィイーの舞が一番超人的、そして本作一番の見せ場だと思う)、朝廷が派遣する追っ手の兵達も雑魚ではありません。ストーリー的に何ら目新しいものはありませんが、一見似た様な前作と大分テイストを変えた演出・作劇には好感が持てました(和洋中折衷の梅林茂の音楽設計が利いてると思う)。しかし私的に面白さは今一つだったので、5点献上。
5点(2004-08-07 00:43:25)
39.  活きる
ぐうたらな主人公が生きてこれたのも、ぐうたらであるが故。破産したお陰で命拾いし、主義主張が無い所為で命拾いし、良い仕事を求めなかったので命拾いする。逆に借金の形で家を得た者は死に、共産主義に傾倒した者は自己批判させられ、党で出世した者は破滅する。これは勤勉を是とする共産革命に対する最大の皮肉。そして主人公夫婦から子供を奪うのも共産革命。大躍進政策が無ければ息子は死なず、文化大革命が無ければ娘も死ななかった。町並みはその間一切変わらず、変わるのは壁に貼られるポスターだけ。共産革命と共産政権は市井に生きる人々に何ももたらさず、ただ奪うのみ。それでも主人公は最後に言う、「これからもっと良くなるさ」と。その通り。そう思うことが「活きる」秘訣なのです、8点献上。
8点(2004-07-29 11:21:57)(良:3票)
40.  HERO(2002)
真っ赤な嘘が疑念の藍に染まり、遂に真実の碧色が白日の下に晒される。確かにこの演舞と映像美は一見の価値があるのかもしれませんが、私は本作から新しさを感じることが全く出来ませんでした。この映像から真っ先に連想したのは「トラフィック」、そして(李安でも陳凱歌でもなく)王家衛。衣装・美術からは「ザ・セル」。太鼓のリズムと胡弓の音色をBGMにした達人の決闘は「グリーン・デスティニー」等と寸分と違わない。それに、衣装は変われど殺陣も全編変化無し(一番期待してた3,000の兵対2人の殺陣もサラっと流しただけ)。となれば、以前見たことのあるモノばかりがクドい位に繰り返されてる様にしか見えません。演出的には明らかに失敗作だと思います。ということで、努力の後の見える映像に+1点して5点献上。
5点(2004-02-07 14:18:39)(良:2票)
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