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コメント数 2394
性別 男性
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1.  PROMISE プロミス
(ちょっと長めに監督、心の声) 李安の野郎、地味なホームドラマばかり撮ってたのに、「臥虎藏龍」たった一本でハリウッドの巨匠の仲間入りかよ。蒋介石の落人のくせにアカデミー賞候補にまでなって、うまいことやりやがったなー。畜生、「温柔殺手」なんか引き受けるんじゃなかったぜ…。こうなったら俺も武侠映画を撮ってやる。うかうかしてたら張藝謀に美味しい所を持ってかれちまいそうだからな。そういや、奴の「十面埋伏」は香港スターと日本人を使ってたな。だったら俺は韓国人も使って、東アジアを制覇してやるぜ。そうだ、「武士」に出てた奴隷をそのままパクって使おう。名前は知らんが人気はあるらしいからな。ヒロインだって章子怡よりずっと美人の張柏芝を、更に美人に撮ってやる。ついでにダミ声も矯正してやる。それに、李や藝謀みたいに芸術振ったアクション映画も流石に飽きられてるだろうから、俺は心の師・徐克を目指すんだ。伝統ある本物の武侠映画スタイルを世界に示してやるぜ。どんなに馬鹿馬鹿しい映画になろうと、俳優を火達磨にしようと構うもんか。俺はカンヌのパルムドールを獲った陳凱歌なんだ! …3点献上。
[DVD(字幕)] 3点(2006-09-01 00:06:09)(笑:2票) (良:1票)
2.  わが家の犬は世界一
警察に押収された無許可の飼い犬を取り戻そうと東奔西走する父親を通して、現在の北京の実情をスケッチしたホームドラマ。北京では犬を飼うのに市当局へ届け出なければならず、その登録料は5千元だそうです。これは開放経済で比較的裕福になった都市部に於ける平均給与の約2ヶ月分。我が国に直せば50万円位のイメージでしょうか。こりゃおいそれと出せる金額じゃない。ま、ペット公害の蔓延する都市部では、エチケットやマナーに金を出せない貧乏人は犬を飼うなってことですね…。本作の父親は「仕事から帰っても出迎えてくれるのは犬だけだ」ということで、雑種の犬に異様な執念を見せますが、この辺は我が国でも共感するお父さんが多いんじゃないでしょうか。ほとんど「犬はかすがい」状態でした、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-01 00:05:17)
3.  春の惑い
いや~、恐ろしいほど静かな作品ですね。落ち着いたカメラワークの長回しもさることながら、文字通り「音」が聞こえてこない。いっそサイレントでも良かったんじゃないかと思える位。で、確かにこだわりの感じられる美術や衣装(+それを切り取る構図)で映像は美しいんですけど、私的にはそれだけ。【小菊】さんが書かれてる通りの、古臭い「昼メロ的ストーリー」も退屈(中国古典映画のリメイクらしいので、それも仕方ないのかも知れませんが…)。元来派手好きの私は、美しい映像ただそれだけで2時間を我慢できません(映画のタイプは全く違いますが、少し「花様年華」を連想しました)。たぶん芸術性の高い良い映画なんでしょうけど、私には良さが解りませんでした。そんなことで、その「映像」に+1点して、何とか4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-09-01 00:04:45)
4.  華の愛/遊園驚夢
中国の封建時代から近代への変わり目を、二人の女性を通して描いた歴史ドラマ。近代的な自立した女性・ランの視点で、封建制の犠牲となった女性・ジェイドの物語を綴っていく。「紅夢」でも第三婦人(だったっけ?)は元歌手でしたけど、宮澤里惠演じるジェイドも元歌手の第五夫人。宴のシーンでは雅やかな彼女の歌(もちろん吹替え)と舞を楽しめます。しかし、没落していく貴族、そしてその犠牲となった女性の悲哀がテーマだったんでしょうけど、終盤になって主人公がジェイドからランに代わってしまった様に見えるのが私には引っかかりました。全く立場が違うものの、何故か惹かれ合う二人の女性の対比という着眼点は面白かったと思いますが、その所為で、結果的に中途半端な物語になってしまった様です、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-09-01 00:02:33)
5.  至福のとき
近代化の進む現代中国を舞台にした人情話なので、「あの子を探して」や「初恋のきた道」よりも「キープ・クール」に近い雰囲気(お伽話を現実的に締め括るのも近代化の表れか)。しかし「キープ~」の「近代化」した演出手法と違い、「あの子~」等と比べても、こちらの演出はかなり抑え目。カメラは被写体から離れ、寄りのシーンも望遠を使って芝居の臨場感を演出したりしてる。「初恋~」のチャン・ツィイー程の驚きは無いにしろ、新人ドン・ジエもイーモウ作品のヒロインに相応しい美少女振り(唯、思い切り可愛いパッケージの写真と本編との印象の違いは、AV並の落差)。そして脚本の作り込み方は、むしろ「あの子~」以前の作品に近い。何だかんだ言って本作は、イーモウの集大成的作品になってると思います、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-27 00:03:34)(良:1票)
6.  キープ・クール
手持ちカメラをわざと揺らしまくって香港インディーズ風に撮り上げた、全くチャン・イーモウらしからぬ都会派コメディ映画。構図や色彩にこだわって重厚な「中国」文芸映画を作ってきた人が、思い切りフラストレーションを発散させた様な仕上がり(本人としては、余程「香港」風に撮ってみたかったんでしょう)。それにしてもカメラを動かし過ぎ。静止した人物を撮るのにも、前後左右に動くのはもちろん、斜めに傾けてみたり人物の周りをグルグル回ったり、とにかくカメラがじっとしてない。カメラマンが「どれだけカメラを動かせるのか」ということに挑戦したかの様。全編こんな調子だから、物語に関係なく、凄くせわしない印象の映画になってしまってます。私としては本作のカメラワークに「キープ・クール!」と言ってやりたい、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-27 00:01:57)
7.  菊豆/チュイトウ
テーマ的にも色彩設計的にも翌年の「紅夢」と同系の作品ですけど、洗練され過ぎてた「紅夢」より、泥臭さの残るこちらの方が私は遥かに楽しめました。封建的な因習の残る時代、鬼の様な老主人に虐げられる若妻と甥(気の強そうなコン・リーが猿ぐつわを咬まされた上、鞍を乗っけられて責め苛まれる姿には、かなりムラムラくるものがある)。しかしコン・リーがただ虐められてる筈はないと思ってたら、案の定、徐々に本性を表していく。甥をたらし込んで子供を設け、主人の体の自由が利かなくなれば、陰湿に復讐し始める。しかし、親の因果は子に報いるのです(この息子はまるでダミアン)。例によって極彩色の反物で彩られた芸術映画風ながら、これは人間のダーク・サイドばかりを描いた極上スリラーです、8点献上。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-27 00:01:21)
8.  恋の風景
香港の女流監督・黎妙雪が、「金魚のしずく」のドキュメンタリー・タッチとは打って変わったファンタジックなスタイルと、香港・中国のスター俳優を使って撮り上げたラヴ・ストーリー。亡くなった恋人の幻影を追い求めているヒロインが、新たな恋に踏み出して行くまでを描いてます。私的な見所は、回想シーンに登場する今は亡き恋人を演じたアクション・スター鄭伊健。私が観たことのある作品とは全く違う、透明感のある演技が新鮮でした。そして、人気絵本作家・幾米によるアニメーション。映画自体は非常に低体温な感じで進むので、余り好みではありませんでした、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-02-25 00:12:23)
9.  ションヤンの酒家(みせ)
初めは押し付けられた甥と主人公との触れ合いが物語の中心になるのかと思ったら、父、兄、兄嫁、酒家の店員、常連の男、そして麻薬中毒の弟と同じく、この男の子も彼女を取り巻く人間の一人でしかなかった。映画は彼女の暮らしを断片的にスケッチするだけで、いつまで経っても彼女の全体像を描かないので、掃き溜めに鶴を地で行く美人の上、芯が強そうということ以外の彼女の姿が見えてこない。開放政策の成功者と犠牲者、合理的な生き方と情に縛られる生き方等の対比が感じられるものの、そんな話でもなさそう。もしかしたら女性には、本作の中に自分にも通じる普遍性みたいなものを見出せるのかもしれませんけど(なんせ原題が「生活ショー」)、男である私には無理。そんな訳で、ションヤンの美貌に3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-02-25 00:10:46)
10.  MUSA-武士-
始まってからは移動、戦闘、移動、戦闘の繰り返し。砦に着いてからも戦闘、休憩、戦闘、休憩の繰り返し。その全てが同じテンション(うるさい位のカット割)、同じ戦法(ほとんど戦術なんか無い)、同じBGM(♪テレレレレ~ってヤツね)で進むので、派手好きな私も時間の経過と共に飽きてきます。功を焦るサラブレッドの将軍、百戦錬磨で常に沈着冷静な副官という図式も陳腐(てか、アン・ソンギに存在感あり過ぎ)。本作の大きなテーマは「望郷」の筈なのに、それが余り伝わってこないのも映画に入り込めない原因だと思う。そういうことで、エンディング・テーマ曲に-1点、4点献上。
[DVD(字幕)] 4点(2006-02-25 00:10:18)
11.  10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス
アキ・カウリスマキ作品はいつもこの人達が主演なのかと疑問を持ち、ヴィクトル・エリセの余りのさりげなさにテーマを見失いつつ、ヴェルナー・ヘルツォーク作品がリアルかフェイクか凄く気になり、ジム・ジャームッシュとクロエ・セヴィニーが同じ倦怠感を共有してることを発見し、ヴィム・ヴェンダースの真っ当な短編作品に好感を受けつつ、スパイク・リーがこれをここで発表する意図を量りかねる。そして、変容する北京へと誘う陳凱歌のファンタジーに夢を見て終わる。頭でっかちの「イデアの森」とは対照的に、こちらは物語を伝える見事なアンサンブルになってます、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-15 00:09:33)(良:2票)
12.  最後の恋、初めての恋
オーソドックスと称するのもはばかれる余りにも陳腐な設定を寄せ集めて作られた、誰にでも先が読めてしまう純愛ストーリー。話の先が読めることが悪いとは言わない、ハリウッド映画なんかそのほとんどが先の読める話ですしね。しかしハリウッドは、そんな先の読めるストーリーを徹底的に考え抜いたプロットや設定で味付けして、一流の娯楽にしようと努力してます。この映画には全くそれが無い。そもそも、この話は何の為に上海を舞台にしてるのか? 相手が中国人である必然性は何なのか? 脚本では全然その部分に踏み込んでいかない。たぶん企画段階で「夜景が綺麗だから」程度の理由で決められたんでしょう。その意味では、撮影スタッフは役目を果たしました。そんな訳で、その綺麗な夜景に+1点して5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-10 00:17:07)
13.  北京ヴァイオリン 《ネタバレ》 
現代の北京を舞台に父と息子の絆を描いた、陳凱歌らしさの全く感じられない小品。【黒蜥蜴】さんの視点には非常に納得させるものがありますが、私も有りがちな「ちょっと良い話」としか受け取れませんでした。物語上は、捨て子だったという身の上にユイ先生が同情したから師事できたんでしょうけど、この設定は余りにもストレート過ぎる。これは息子の為に父親がした作り話かなんかにして、そこからもう一つドラマを盛り上げても良かった。ところで、金持ちは太ってて貧乏人は痩せているというイメージは、凄く懐かしい感じがして何か嬉しくなりました、6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2005-07-28 00:09:44)
14.  西洋鏡/映画の夜明け
この「映画の夜明け」という副題は不要どころか、全く的を射ていない。「1905年に中国初の映画が撮影された」という史実を基に本作が描くのは映画の夜明けではなく、近代中国の夜明け。まだ日の出には時間があるものの、既に闇は白み始め、確実に夜明けの近づいていることが肌で感じられる時期の物語。京劇と活動写真の対比という、何の捻りも無い表現で時代の移り変わりを描きつつも、この映画が明確に主張するのは、時代の変化は技術革新や風景の変容によってもたらされるのではなく、人心によってもたらされるということ。封建思想で考えれば、主人公は映画の為に全てを失ってしまう。しかし新時代の思想で考えれば、彼は自由を得たのです。そして自由を得た人間は、もう元には戻れないのです、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-07-28 00:08:52)
15.  こころの湯
「西洋鏡/映画の夜明け」がタイトル通り西洋からの視点で、変化を正しいこととして捉えていたのに対し、こちらは開放経済によって変容していく北京の下町を舞台に、「温故知新」という東洋的視点で、廃れ行くもの達を愛情たっぷりに描いていく。主人公が新しい中国を体現してるなら、その父親は古い中国、そして弟が、常に時代の変化の犠牲となってきた社会的弱者を体現している。古い中国には居場所のあった弟も、新しい中国では片隅に押しやられるだけ。主人公が古きものの懐の深さを知った時、時代の変化が彼らを追い越していく。これは誰にも止められない。しかし、たぶん主人公は古き中国を内包した新しき中国人として、彼なりに努力していくことと思います。日本人の私にはそれが良く解ります、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-28 00:08:28)
16.  たまゆらの女
「たまゆら」は「玉響」と書き、「ほんの暫くの間」とか「一瞬」という意味だそうです。もう、この邦題からして良く解らないし(素直に「周漁の汽車」で良かったんじゃないか?)、「21グラム」でさえ鑑賞に全く支障の無かった私でも、この映画は【かーすけ】さん同様、時や場所や登場人物が中々把握できなかった。だから前半は意識が飛びそうになるのを必死で堪える有り様。孫周としては題材共々、西洋的な手法を取り入れてみたかったのかもしれませんが(邦題も、それでフランス映画的なのかも?)、これは脚本構成に難があり過ぎる完全な失敗作です。そういうことで、2点献上。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2005-05-09 00:39:14)
17.  きれいなおかあさん
障害を与えてしまったことと、離婚して父親を奪ってしまったことが息子への負い目となり、彼女は頑なになっている。息子は他人と違わないんだと思い込むことで、自分もまた他人と同じだと思いたいのです。彼女がありのままの息子を受け入れたことは、自分の不完全さを受け入れたこと。これでようやく、彼女も「普通のお母さん」になれたのです。良い話ではありますが、中国の近代化等のファクターを除いたら、個人的に話自体は結構月並みだと感じました。それに、レイプの真相を意味も無く最後まで引っ張ったり、やたらBGMを流したりしたのもマイナス効果です、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-05-09 00:37:32)
18.  心の香り
年老いた嘗ての京劇の名優が全てを失った時、孫に受け継がれた自分の血と確かな伝統を知り、未来に希望を見出していく物語。話の背景になるのは、近代化の中で廃れ行く伝統芸能、増加する離婚、断絶する親子、拡大する生活格差。しかし映画は、それらを声高に叫ぶ様なことはせず(ま、そんなことは端から中国政府が許さないでしょうけど…)、祖父と孫の触れ合いと、老人同士のストイックなプラトニック・ラヴを淡々と描いていく。特別な事件は何も起きないので、私的には少し退屈しましたけど、最後の最後に実力を発揮する孫の演舞はやっぱり感動的でした、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-09 00:35:49)
19.  2046
前作では大人の女の色香を、無数のチャイナドレスを着こなすマギー・チャン唯一人で担ってましたけど、今作では入れ代わり立ち代わり登場する豪華女優陣が、チャイナドレスに加えてアンドロイド・コスプレまでして表現。今度こそは女優の数だけ面白さもパワー・アップしてるかと期待もしましたが、全然楽しめなかった前作に輪をかけて今回も面白くなかった。前作で「真実を穴に埋めた」主人公も相変わらずウジウジしたまま。話にも一貫性が無く、脚本を用意しない王家衛の弱点がそのまま出てしまった様な仕上がりです。「花様年華」を観せたら、キムタクで釣ったアート系映画に慣れない一般客が離れることを恐れたんでしょうけど、それにしても、続編ということをひた隠しにしたPR展開はやっぱアンフェアです、3点献上。
3点(2005-03-16 00:08:50)
20.  始皇帝暗殺
やはり製作に日本が絡んでしまった為か、陳凱歌を監督に据えてみても、邦画大作的な中途半端さが見え隠れしてしまう仕上がり。最大の失敗は、主人公が趙姫に見えてしまう脚本だと思う。意図としては三者三様の視点から物語を組み立てたかったのだとは思いますが、彼女は歴史の証人として狂言回しに徹し、秦王と荊軻、そして如何に二人の男が合いまみえることになるのかに物語をフォーカスすれば、ずっと面白い映画になった筈。入魂のオープンセットが、後に「HERO」で日の目を見ることになったと思えば、これも無駄ではなかったということでしょうか…、4点献上。
4点(2005-03-16 00:05:31)
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