1. 幸福な食卓
《ネタバレ》 この子は強い。主人公に降りかかるさまざまな困難。それを 知性、品格、ユーモア、そして冷静さで乗り越えていく。このヒステリック な世の中で、徐々に削り取られた素直さを探し出して、見せてくれた映画でした。唐突な事故は少々ベタさを感じさせました。これがなければプラス1点。 北乃れいは全盛期の坂井真紀を感じさせる崩れそうな可愛さがある。 この映画は微妙な表情・話し方が上手いなと思っていたら、監督は、かの名作TVドラマ「結婚できない男」 の演出をしていた人だったんですね。この映画では「おぅ」、TVでは「それじゃ」が男女の心を通わせる口癖キーワードです。相合い傘など、小物もくすぐります。 [試写会(邦画)] 7点(2007-01-30 20:30:15) |
2. ゴジラ FINAL WARS
期待しないで臨んだのですが。これはいいんでない?やっと平成ゴジラの扉が開いたみたい。この路線を引っ張りつつ、一方で初代ゴジラ崇拝路線を煮詰める。初代は超リアリズムに走れば良いと思う。製作者サイドは、超娯楽 ばーさす 超現実の2極路線で。相変わらず北村一輝は迫力あります。題名も「ゴジラ対北村一輝」で良かったのでは。あっ、役名は違うか。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-25 19:50:34) |
3. 殺し屋1
コミックを読んである程度のグロは覚悟していたが・・・気持ち悪~い。不快感満載。やはり平和が良いなと思った。原作での1は落ち付いている時と泣き顔のギャップが良かったが、映画では何時もおどおどしてて暗い感じだけでした。キャラでコミックより良かったのは浅野、その子分のごつい人、ヤクザ側のアジア系の女、です。 5点(2003-10-06 03:04:44) |
4. ゴジラ×メガギラス G消滅作戦
最近のゴジラ映画は、ウルトラマンもしくは戦隊シリーズになっていたのか~~と思ってみればまあ良いか。しかし今の日本の特撮のレベルってこれ?。予算の問題もあるのかな?ゴジラから哲学や悲壮さが消えていく。 4点(2003-08-27 00:22:54) |
5. 獄門島(1977)
シリーズの中では、海を写してるせいか青色の印象が強く華やかな感じでした。殺される三人娘も派手でアッパラパー(死語?)だし。横溝の世界は、リアリズムを求めると矛盾が多いのですが、殺人というものをからめた伝統芸能ですね。ジャイアント馬場のキックに皆あたるような。当時、佐分利信の声が聞きにくくて不思議だった。「キ~〇〇ガイじゃが仕方がない」「妄念じゃ!」。 7点(2003-05-28 10:10:44) |
6. 五条霊戦記//GOJOE
どうも作品に重みがないな、と思っていたら登場人物たちの話し方に迫力がないのです。腹の底から出してないというかドスがきいてないというか。カメラは本当に動き過ぎで、位置関係がわかりづらくなるほどの落ち着きのなさ。殺陣の下手さ(スターウォーズでなく黒沢明!そうそう!)もあいまって、これも作品を軽くしてる。船木だけが重厚だった。 5点(2002-06-03 14:51:26) |
7. GO(2001・行定勲監督作品)
良く出来た脚本と演出に、久しぶりに集中して見ました。主人公がベタに強かったり、ベタな恋愛(拒絶から仲直りのあたり)をしたのは気になりましたが、とにかく楽しいセリフが多くて筋運びがうまい。在日問題に対しても突っ込み過ぎず、生きのいいあんちゃんの叫びとして描いてる所が逆にリアルでした。ジョンイル君みたいな子を主人公にして描いても面白いものが出きるのでは。 9点(2002-05-14 00:40:45) |
8. GODZILLA ゴジラ(1998)
ゴジラとして見なければ面白いのですが。あれはゴジラではない。トカゲ(イグアナ)のオバケだ。ゴジラはミサイルなんかで死なないでくれ。でも、特撮はさすがハリウッド。重量感ありますね~。 6点(2001-11-20 01:43:06) |