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1.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 
テイストとして庵野監督の過去作をベースにリメイクした感じではあるものの、基本的な筋は初代ウルトラマンと一緒なので難しいことは少なく、子供でも十分に理解できる内容。 巨大フジ隊員。怪獣扱いされたチーム女性隊員のリメイクはウルトラQの1/8計画の再来ともいえるメフィラス星人回のひとつの見せ場ではあるが、「そこか」と思うようなピックアップで意表を突かれた。 しかもただの再現にとどまらない。人間が巨大化するという物理的にはありえない事象をなるべく科学文明の世界観で成立させるために、物語の根幹であるウルトラマンの超大能力をも含めた人類未到達のテクノロジーを登場させた。 茶番にさせない工夫が構成に繋がっている。モノづくりに於ける連続的な発想の面白さがある。非公開の裏設定としないところが子供にもわかりやすいところといえる。 それによって今回登場の怪獣は超獣だし、メフィラスはヤプールみたいで、いわゆる後期とラベルの貼られたウルトラシリーズのほうにも挨拶さながらにオマージュを捧げているとみた。 リメイク=オマージュに見えるのは奇妙な話だが、作り手が変わっての経年リメイクだと単純な焼き直しには見えない利点がある。 ウルトラ以外のヒーローものへのオマージュもそこかしこにあった。 他方で後の世代から見るとマニアでも知らないようなゾーフィの扱いとか本当解説付きじゃないと批判につながりかねない冒険もしていて、 自分の好き嫌いでいえば、マニアックじゃないほうが好きだ。だから、本作はちょっとウルトラとかヒーローとかの予備知識が鑑賞の補強でもあり邪魔にもなって鼻についてしまった。 隊員がウルトラマンの人間体の正体を知り、協力し合う関係性は時代の流れか。平成末期のウルトラマンメビウスでもそうだったが、当世孤独のライトヒーローはもう許されないようだ。 自分はリメイクという行為そのものがあまり好きではない。でも、本作はいい作品だと思う。 あらためてスタッフの力はすごいなと思った。 八つ裂き後輪でゼットンに攻撃してる図が「えいえいおこった?」にしか見えない。というか絶対狙ってる。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-12-04 10:55:19)
2.  新・兵隊やくざ 火線 《ネタバレ》 
昔、休日の昼間にテレビで観た記憶。軍隊物で卑怯で暴力的な上官に虐められながら反骨している小太りの中年男が主役の映画。 なんとなく勝新の兵隊やくざというタイトルと設定的なところに該当する気がして第一作を鑑賞するも、自分の記憶にある展開がない。 かつて自分が観たのは、肥溜めに沈められて虐待され、恋人を目の前で寝取られて失意の中、逆襲する際にお返しとばかりに 上官の腹心を肥溜めに沈めてから連行しつつ殴り込み、最後は上官の女にさせられていたかつての恋人がとどめに小銃を上官に撃ち込んで復讐を遂げていた。 兵隊やくざでないならなんなのかと思って、軍隊モノ、肥溜め、虐待のようなキーワードで探してアタリをつけた「陸軍残虐物語」というのも見てみたが、違った。 そんな回り道をしながらそれと思しきタイトルにたどり着いたるはシリーズ最終作となった本作。シリーズでカラーはこれしかない。 確かに、白黒ではなかった気がする。地上波放映という観点で考えればおのずとわかりそうなものだが。 だが、本作は当初はソフト化されておらず、観ること叶わず。ようやく近年になってDVD化され、鑑賞できました。 記憶はほとんどあっていたけれど、最初に肥溜めに沈められるという虐待は、なかった。アレ?お返しじゃなくてオリジナルの嫌がらせだったんだっけ? そんなことで少しモヤモヤしてしまったが、確認作業は面白かった。中国大陸が舞台で肥溜めに憎い同胞を沈める展開だと「人間の條件」はどうしても脳裏をよぎる。 一作目と同じ監督さんで、鑑賞後感も同じ。しかしこの内容でシリーズを何本も続けるってロングランしがちな任侠モノだと勘違いした人が見に来たのかしら。
[DVD(邦画)] 5点(2021-02-13 22:23:55)
3.  昭和枯れすすき
自分は野村芳太郎監督作品大好きな人間ですが、タイトルの「昭和枯れすすき」という同有名歌謡に対する音楽的抵抗感プラス こういうヒット曲の映画化作品というものは「刺さらない」ジンクスがあると認識しておりますので観るのは後回しにしてきました。 その部分では、「歌謡映画は刺さらない」とする、予断イメージは今回もやはり払拭はできなかったのですが 野村監督作品の映像はやっぱり好きだなあと思う、 観る前と後、自分の中でなにも評価の針が動かないという残念な結果になってしまいました (というかもう私の頭が凝り固まってしまっているだけなのかもしれません)。 お話は・・兄と妹のインモラルまでまだ少し距離アリという関係がバックグラウンドで効果を醸しながら刑事(業種)モノが展開されていきます。 刑事であるにもかかわらず作品を通して一つの大きな事件を追うことが無い、この構成は乏しいと言わざるを得ません。 兄から妹への愛情と過保護の境界線で揺れる感じはこれまではどちらかというとヤクザ映画で目にした設定ですが (勝新の[やくざ絶唱]やTVドラマ[とんぼ]など)私個人の感想ではいささかそれも描写が薄味で(長ったらしいけど)、今一つです。 刑事か兄妹愛か(できたら両方)もっと力強いドラマが欲しかったかなと思うのですが、ラストに複合技がありますのでそこの為の設定かしら。 別な見どころとしては、なつかしい動く青ガエル(電車)やネオンサインなどの映像で昭和を耽溺できる部分はあります。多分・・ お約束のお祭りシーンも回想で出ます(影の車とおんなじような映像でしたが・・・)。 全体を通して歌の雰囲気とはかなり印象が異なります。貧しいったっていっそ死のうかというレベルでは全然ないです。 途中で言い訳がましく入る「家賃値上げに反対の署名」とか、貧しさの描写が少なすぎて可笑しい。笑いました。 歌のヒットにあやかって放つ映画の、不本意(だと思う)な大人の事情の処理の仕方として嫌いではないです。 尺は余っちゃったのかなー。犯人さんの告白あんなに事細かいなら台詞ではなく再現Vでいいんじゃねーのと思いましたです。
[ブルーレイ(邦画)] 4点(2018-12-23 23:15:41)
4.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
現代日本に本当に未知の大怪獣が現れたら政府はどうするのか まるでシミュレーションのような序盤の構成が無理なく映画に集中させてくれる 大怪獣であるゴジラの魅力を引き出すのにはソレが一番だ なにももう一体あり得ないような生物を登場させて戦わせる必要はそもそもない 政府対ゴジラ…ニッポン対ゴジラのコピーが指し示すその構図はありがちかとは思ったが 今までは意外と市井の人か、マスコミ、研究者などが主人公だったことを考えると 自然なカタチにようやく成ったともいえる (軍人が主役にならないのは自衛隊という組織の微妙な立場を慮ってだろう)  ゴジラの設定をかなりアレンジしたことで ゴジラとはこういうものだと知っている我々の予想を逆手にとって 退屈させないつくりになっていた そういうアプローチもあるのかなるほど 意外にも設定アレンジにガッカリしない 庵野さんが監督だから、そういう目になった これはシン・ゴジラだからいいんだよとなった  一部コメディーリリーフのようなポイントに立つ人物がいて (構成上の、であってその人は設定上ギャグのつもりはないはずが) 失笑を買うタイプが本当にネタでいってるように見えたのが残念 その都度、まさに劇を見させられている感覚に陥り、ムードが台無しになることがあった 引っかかることを自然の内に見せる演技力が不足してますね  主要人物にもっと事態に対する緊迫感が欲しい 会議室/作戦室の中にいる面々にそれを望むのはフィクションに過ぎるかもしれないし、 努めて冷静にふるまってるのだろうということはわかる だが、語気を荒げて緊迫感を煽るベタなノリこそ、この映画には足りない やっているかもしれないが、あまり伝わってこなかった 発狂するかのように怒鳴って凍りつかせる”監督のいつもの”演出をして欲しいわけではない 普段は温度低めで、ハイテンションポイントを絞って効果を挙げるやりかたは怪獣映画とは合わないので。 怪獣映画はしょっちゅうドキドキしているほうが良い 画面で起こっている凄い出来事に比例する熱さをキャスト(とりわけ主要人物)に求めたい なぜ全員セリフ棒読みなのか?演技の向上を強く望む  しかし今日日、劇映画で一部であろうがドキドキできただけでもたいしたものだと思ってる自分もある キャストは淡々として見えてても、こちらが緊張していることでできた結果の温度差ならいいじゃないかと 惰性のように続いたゴジラのシリーズとは一線を画しているし 特撮愛好者が作った超豪華なファンムービーという匂いが 鉄板の商用映画とは良くも悪くも異なる印象を放ってもの珍しかったといえる
[ブルーレイ(邦画)] 5点(2017-04-22 05:41:43)(良:1票)
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