1. ダブルフェイス 偽装警察編<TVM>
後編も緊張感持って楽しく見ることができた。香川さんが設定の割りにちょっと見かけが年取りすぎている感がしないでもない。演者は皆熱演。西島さんはカッコいいなあ。彼の表現に関しては、スーパースタートニーレオンディカプリオに決してひけを取ってないようにみえるな。犬探しに焦点が当てられているけど、香川さん側は警視正の携帯を抑えているんだから簡単に見つけることができるのになあとずっと考えてさせてしまっていること自体は突っ込みどころっていうことかな。 [地上波(邦画)] 8点(2015-11-12 17:12:34) |
2. ダブルフェイス 潜入捜査編<TVM>
《ネタバレ》 インファナルアフェア、ディパーテッド見てるので、展開は把握している。なのでサプライズはないけど、それをふまえて設定の説明や導入の巧みさは評価できる。双方の犬探しのゆるさ、西島香川が簡単に外されてしまう過程が描かれてないんで突っ込まれても仕方ない面もある。でも伊藤君の存在を上手に使ったこと、そしてなんといっても西島秀俊の表現はとても素晴らしいものがあった。彼の演技だけでも2点は上がる。角野さんも良かったです。これがオリジナルだったらとんでもない高評価できたんだが、リメイクだし。大元のインファナルアフェアはとんでもなく優秀ということの証明。 [地上波(邦画)] 7点(2015-10-20 10:33:07) |
3. 大日本人
最初見始めた時はなんという凡作、松本さんのひとりよがりかなと思ったけど、段々日本における日本的な風景をシュールな目で切り取る作品なんだなあと好意的に思えるようになった。とは言え、一般受けは全くしないだろうし、そもそもこの手の作品は超ミニシアターからじわっと上に上がっていくもので、いきなりの大公開では観客も戸惑うだろう。解かる人にだけ解かればいいというスタンスで作っているんだろうから、理解できない人を責めてはいけない。ダリの「記憶の固執」的な感じかなあ。松本さんの監督処女作、もっと解り易いかたちで天才松本を表現してもらいたかった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-11-07 12:54:37) |
4. 大誘拐 RAINBOW KIDS
なんと言っても北林谷栄に素晴しさに尽きる。風間西川のあまりにもお粗末な演技を補ってあまりある。ストーリートリックにはツコッミどころ満載だけどこの際いい。龍神村のお山の美しさ。このロケーションも選んだセンスもいい。龍神村心に刻まれている。一度行ってみたい場所のひとつになったくらい。北林のキャラにはこちらまで引き込まれそうなそして受け入れてくれそうなやさしさにあふれている。ラストの北林緒方の対話以降のくだりはお気に入り。演出音楽はかなり古臭さを感じるけど、心があったかくなるかなり好きな映画の部類に入ります。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-11-29 18:29:31) |
5. 太陽を盗んだ男
20年ぶりに鑑賞。結構良かったイメージを持っていた。改めて観て見ると粗いけどいい雰囲気もっている。とくに沢田の演技はいい。巧いとかじゃなくオーラが。キムタクに通じるような。後半は70年代の何でもあり的なアクションでいまではちょっとだけど少し笑えるけどまあよし。ノスタルジーにも浸れる快作。 現代の基準なら?作かもしれないけど、30年前の作品というのも考慮に入れてこの点数。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-05-18 21:34:00) |