1. ちはやふる 上の句
原作が漫画だから、漫画に合う奇抜なキャラ・エピソードがある。普通はこれをそのまま実写版にすると 無理があってシラケるので、それなりの脚本・演出をする。しかし本作の場合 広瀬すずというドンピシャなキャスティングと、それにきっちり応えている演技で、無理やりクリアしちゃってる感あり。何を演じても「広瀬すず」になっちゃうので 万能型とは言えないけど、若手の中ではとても印象に残る稀有な女優さん。トリッキーな演技系だと、上野樹里さんとかのんさんとかいるけど、若干行方不明気味。広瀬さんには是非、幅を広げて生き残ってもらいたいです。 まあそれが故に、他のキャラは逆に無理さが目立っちゃうって印象も拭えません。大江奏なんかは吉高由里子的な浮世離れ感が必要な気がしますが、上白石萌音さんでは ちょっと表現出来てないかな。教師の松田美由紀に至っては、全カットでも影響ないんじゃね?的な薄さ。 [地上波(邦画)] 7点(2019-03-24 17:36:11) |
2. チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜
《ネタバレ》 こういうジャンルで実話モノ、副題で盛大にネタバレしちゃってる。で、思った通りの展開。その割には楽しめました。 まあ私が広瀬すず・天海祐希が好きだからってところが大きいので、目当ての俳優が出てなかったら、まず観ない。 そしてダンスも違和感ないぐらい踊れているのがすごい。ダンスが苦手でない若手の女優さんを集めたんだろうけど、それにしてもかなり練習しないと、あそこまで動けないのではと思われる。 それにしても、すずちゃんは輝いてる。で、周りが霞むので、共演を嫌がる人までいそうだと思っちゃうぐらい。 [地上波(邦画)] 6点(2020-05-22 23:15:46) |
3. ちはやふる 結び
《ネタバレ》 ここでの評価が高かったこともあり 期待していたんですが、それ程 楽しめませんでした。 原作未読ですが、クイーン戦を全く描かず ナレーションだけで説明するのは拍子抜け。この映画のクライマックスが4人同時勝ちってのは盛り上がりに欠ける。 下の句でも そうだったが、スローモーション多用し過ぎ。それで肝心のストーリーが説明不足じゃ、ますます疑問。 3部作通して、「広瀬すずが ちはやを好演」というのが出落ちになってて、尻すぼみって印象。 この監督はこの漫画自体がすごく好きなんだろうと思う。だから漫画の再現を目指しちゃってて、それが原因で色々無理が出てる気がする。私は原作と映画は別物であり、映画ならこう変えるべきというポリシーが欲しい。違う監督・脚本家で観てみたかったなあと思っちゃいました。 [ビデオ(邦画)] 6点(2019-04-01 11:48:46) |
4. ちはやふる 下の句
皆さんご指摘の通り、クイーンがいい演技で目立ってたと思います。容姿も演技も松嶋菜々子に似ている感じ。 太一は残念演技、特に笑い出すところなんか、監督よくこれにOK出したなあってレベル。クイーンと千早の対決の裏で、太一とドS君も戦っていたのだが、結果さえ描いてもらえない可哀相な扱い。監督がキャスティングに納得いってなかったりして… スローモーションは一番盛り上げたいところで使うなら効果的だと思うけど、あれだけ多用しちゃうと飽きる。 3部作の真ん中なので 中々盛り上げづらい、つなぎの説明っぽくなりがち。で、やはりそうなってるって印象。でも酷すぎて、観るの止めたくなる って程でもない。 [地上波(邦画)] 6点(2019-03-26 23:40:02) |
5. 沈黙 ーサイレンスー(2016)
キリスト教徒が原作者なのだから 当たり前だが、キリスト教徒を美化し 弾圧側は極悪非道に描かれている。 キリスト教徒が異教徒を残虐に殺したことなんて 数え切れぬ程ある訳だし、宗教というのはどっちにしても害悪でしかないという印象を強めることにしかならない。 加えて日本・日本人を蔑んでいるような描写まであって、辟易する。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-28 23:25:51) |