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1.  ディストラクション・ベイビーズ
序盤の30分、ひたすら意味もわからず柳楽優弥君がケンカし続ける様が映し出される。BGMも効果音っぽい音もなく、ひたすら拳が何かにぶつかる鈍い音とうめき声だけのシーン。変な加工をくわえず、純粋な暴力なるものをレアで差し出された感じ(もちろん、本当に「痛い」「醜い」部分は巧みに隠されていて、これ自体は「加工」されているわけだが)。このまま居心地が悪いシーンがあと1時間以上も続くのか思ったあたりで、菅田君演じる裕也が絡んでくることで暴力が「ゲーム」化して意味を持ったので、観客も少しほっとしたと思う。この後の話は、どちらかといえば、菅田君演じる今風のダメ高校生と小松菜奈さん演じるキャバ嬢という2人の「よくいる人たち」の変貌がメインになって、それはそれで見所も多かったけど、冒頭の不気味さからは解放されて、エンタメ感のある異色ロードムービーになったと思う。菅田君と小松さんのエピソードが秀逸だった分、弟やその友人たちのエピソードは本編への絡み方がやや中途半端で、あの夏の田舎の感じとか、でんでん演じる工場のおっさんとの関係とか、こっちでもう少し主人公の側の物語が掘り下げられて絡んでくれば、けっこう凄い映画になっていたと思う。「暴力」の新しい描き手として、この監督さん要注目です。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2018-07-14 15:19:09)
2.  ディア・ドクター 《ネタバレ》 
主人公の伊野は、技術の面でも知識の面でも名医でもなんでもなく、おそらく単に「なりゆき」でやってるうちに僻地の診療所から抜け出せなくなってしまった中年男。この映画では、彼がそうせざるを得なくなってしままった状況が、若い研修医の目を通して描かれる。しかしその研修医すら彼を追い詰め、集合的な嘘を作り上げる側にまわってしまう。その共犯意識ゆえに、みな失踪後は彼を突き放す。西川監督は、前作『ゆれる』同様、個々人の思い込みとフィクションが作り上げる「共同体」を描くのが、本当にうまい。そして、賛否あるラストは、最後の最後に主人公が獲得した「自由」を描いたという点では、それなりに意味がある(そのために、彼自身、自分の「親」の呪縛からも解き放たれなくてはならなかった)。ただ、やはり説明過多な印象。刑事さん、それは言わなくても、ちゃんと映像が語ってるよ、っていうシーンがちらほらありました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-02-11 16:32:58)(良:1票)
3.  テルマエ・ロマエ
前半で笑い、後半で「うーん」。多くの方の感想とまったく同感です。結局のところ、これは「劇場映画」にするべき素材だったのかどうか。前半の個々のエピソードは「濃い」キャスティングの妙もあって本当に楽しく、コミックの映像化としてはかなり成功した部類だと思う。そうすると問題は、後半のように物語を動かし、それなりに盛り上げてて、最後は収束させる必然性だ。今日の商業映画のドラマトゥルギーでいえば、後半のような展開は、素材が「海猿」だろうが「こち亀」だろうが、なぜか必要だということになっている。だけど、この映画に関していえば完全に蛇足になってしまっており、前半の軽快さもどこへやら、中途半端な歴史ドラマになって何だかなあという思いで終幕を迎える羽目になってしまう。そこが、単に制作側の力不足の問題なのか、そういうドラマトゥルギーにこの作品が向いてないということなのか。原作未読なんですが、ぼくは後者だったんじゃないのかなあと感じました。
[映画館(邦画)] 5点(2012-09-01 21:55:43)(良:1票)
4.  天国の本屋~恋火 《ネタバレ》 
この作品の設定では、「死」というものと深く関わってくるわけですが、この映画では、ほとんどのエピソードがいい話に回収されてしまって、その「苦み」のようなものがほとんど描かれず、ぼんやりとした印象です。公開当時は『黄泉がえり』や『いま会いにゆきます』とか、いい話路線の映画が多かった(あ、全部竹内結子だ)ので、これもそっちを狙ってたということでしょうか。ラストの花火とピアノのコラボだけは見る価値あるかなと思いましたが、そこにいたる過程がとにかく(姪役の竹内結子ばりに)強引なので魅力も半減でした。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-10-18 06:33:31)
5.  天然コケッコー 《ネタバレ》 
東京から来た転校生大沢君をはじめ、設定はあまりにもベタでしたが、一つ一つのエピソードがとても丁寧に描かれていて、ゆったりとした気持ちのいい映画でした。ただ、正直いえば、本筋の「そよと大沢君」のエピソードには、あまり惹かれるものがなく、むしろ7人と先生たちの学校生活の描写のほうにグッときました。とくに、さっちゃんの膀胱炎とお祭りのシーン。幼なじみの子どもどうしのちょっとした気持ちのすれ違いとその顛末を、叙情豊かに描いていたと思います。ラストの二つの対照的なキスシーンには妙に納得。10代特有のぎこちない恋愛と、そよの学校に対するストレートな愛情の両方が伝わってとてもよかったと思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-05-19 01:39:59)(良:1票)
6.  天国と地獄 《ネタバレ》 
冒頭の勘違い誘拐から物語にぐいぐい引き込まれました。緊迫したシーンが続いた前半と比べると、後半は主役の三船敏郎の出番は激減しテンポもダウンしますが、そのぶん「天国」に対する犯人の歪んだ感情がずっしりと重くのしかかります。今見ても、黄金町のシーンは衝撃的です。高度経済成長に取り残された人々の怨念が若い医師を狂わせたのかなと勝手に解釈しています。一級の娯楽作でありながら、日本が「豊かさ」を知り始めた時代の「天国と地獄」を見事に切り取った傑作だと思います。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2009-02-13 23:49:10)(良:1票)
7.  電車男
男の妄想ファンタジーの見事な映像化。でも、最後のおまけ映像や定期券入れのエピソードはちょっと謎でした。あと、テレビドラマ版を見たときにも思ったのですけど、掲示板の住人は、電車男とかかわることによって、何か変化が起きないといけないのでしょうか? やっぱり「掲示板の世界」は偽の世界であって「現実世界に戻ってこい」というメッセージなのかな。掲示板住人の「終わりのない日常」と電車男の暴走気味ファンタジーの対比が、まとめサイトや原作本の魅力だったなあと思ったので、無理矢理そこから教訓めいたものを見つけ出さなくてもよかったのに。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-07-18 08:24:23)
8.  DISTANCE/ディスタンス
うーん。新興宗教とか加害者家族とか、けっこう社会派ど真ん中なテーマを是枝監督がどんなふうに扱うのか楽しみに見ましたが、正直期待外れだったかな。いつもの技法(自然光、アドリブなど)が、いまいち重めのテーマ性と絡んでなくて、ちぐはぐな印象がありました。あんまりそういうテーマ性みたいなのを念頭におかずに「是枝映画」としてみれば、それなりに世界観が存在していて満足できました。
7点(2004-03-20 03:55:23)
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