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onomichiさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 404
性別 男性
ホームページ http://onomichi.exblog.jp/
年齢 55歳
自己紹介 作品を観ることは個人的な体験ですが、それをレビューし、文章にすることには普遍さを求めようと思っています。但し、作品を悪し様にすることはしません。作品に対しては、その恣意性の中から多様性を汲み取るようにし、常に中立であり、素直でありたいと思っています。

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21.  男はつらいよ 寅次郎夢枕 《ネタバレ》 
マドンナは八千草薫。  彼女が演じるお千代さん。いいね。寅さんの幼馴染ということで、いつものように寅さんがマドンナにのぼせ上がる代わりにインテリ助教授(米倉斉加年)にその役回りをさせるという。お千代さんと寅さんは、結構相性がよかったのではないかな。珍しく寅さんがマドンナを振ってしまうというパターンでした。
[DVD(邦画)] 9点(2012-04-28 23:03:54)
22.  男はつらいよ 柴又慕情 《ネタバレ》 
マドンナは吉永小百合。  清楚で可憐。そして美しい。寅さんでなくても惚れちゃうね。その結婚相手がひげ面のデブ男というのには少しがっかり。それなら寅さんの方がいいのになぁと思うのだけど、最初から寅さんはアウトオブ眼中なのね。吉永小百合と宮口精二の親子はこれといった大きな軋轢もないまま最後に仲違いしてしまう。その辺りの経緯は少々物足りないが、その後の展開も含めて、続編となる『恋やつれ』に期待かなという感じ。  それにしても、この頃のハツラツとした寅さんは最高に面白いね。おいちゃんが本作から松村達雄に代わるが、寅さんとの絡みはなかなか派手で(多少暴力的なのだが)息の合ったところを見せている。
[DVD(邦画)] 9点(2012-04-28 23:03:50)(良:1票)
23.  男はつらいよ 望郷篇 《ネタバレ》 
マドンナは長山藍子。  彼女はテレビシリーズでさくらを演じていた。その彼氏が同じくテレビシリーズで博役だった井川比佐志。寅さんが井川のことを博に似てると何度も言うのだけど、そりゃそうだ。同じ山田作品『家族』『故郷』でも井川比佐志と前田吟は兄弟だったな。その時は井川が倍賞千恵子の旦那だったというところも錯綜していて面白い。  真面目になろうとする寅さんが語る「額に汗して、油にまみれて働く、、、」というのがさくらの寅さんに対する説教の受け売りだというのが笑える。
[DVD(邦画)] 9点(2012-04-28 22:56:00)(良:1票)
24.  男はつらいよ 寅次郎紅の花 《ネタバレ》 
男はつらいよのシリーズ最終作である。最後を飾るマドンナはリリーこと浅丘ルリ子。  元々49作で満男と泉が結婚するストーリーが予定されていたというから、いみじくも最後となってしまった作品と言った方がいいのだろう。リリーと寅さんはいつもと違って、とらや(くるまや)でのケンカ別れもなく、2人連れ立って奄美大島のリリーの家に向かうのだが、結局のところ最後に別れてしまうので、シリーズとしては未完なのだ。 渥美清本人の病状がかなり悪化していたこともあり、寅さんの体の衰えぶりが目に付いて仕方がなかった。呆けたような表情、かろうじて演技しているといった体。仕方がないとは言え、その姿が痛々しく、観ていて辛いものがあった。  ゴクミシリーズ、満男と泉の久々の共演。満男の行動は少し過激ですごく無様だったけど、最後にお互いの気持ちが通じ合うことができてよかった。二人が清々しく、爽やかでよかった。  ということで、『男はつらいよ』もこの辺でお開きということに。。。
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-30 23:44:16)
25.  男はつらいよ 寅次郎の青春 《ネタバレ》 
ゴクミシリーズの第4作目。  渥美清の病状が悪化したこともあり(肝臓がんの発覚)、寅さんの表情が硬く、声が掠れ、動きも鈍い。その分、満男が活躍し、ゴクミとの新幹線の別れのシーンなど、なかなか魅せるのだけど、やっぱり寅さんに元気がないのが気にかかってしょうがなかった。初期作と続けて観た為にその衰えぶりが否応なく目についてしまう。寅さんのマドンナ役、風吹ジュンとの恋愛模様にリアリティがなかったのも致し方ない。  満男のシーンに流れる徳永英明の音楽が妙に印象的だったな。
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-30 23:44:08)
26.  男はつらいよ 寅次郎の告白 《ネタバレ》 
ゴクミシリーズの第3作目。  今回の舞台は鳥取倉吉。ゴクミシリーズの満男の奮闘ぶりはなかなか面白い。以前はしっかりものという印象の満男であったが、ゴクミシリーズ以後はダメダメぶりがすっかり定着。さくらや博をやきもきさせて、ちゃんと寅さんの代役を務めております。恋をする人間は何故無様なのか? 恋愛はみっともなく、時に悲しい。そのことに気付き、寅さんの生き様を理解する満男。彼の最後の独白が胸を衝きます。  時代はバブルも後半(というか実際はもう弾けているのだが)。ついにとらや(くるまや)にもバブルの余波が。。人手不足を嘆くタコ社長や寅さんの姿に時代を感じるなぁ。あと、寅さんのマドンナ役には吉田日出子。甘い声が魅力的でした。
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-30 23:30:53)
27.  男はつらいよ 寅次郎の休日 《ネタバレ》 
ゴクミシリーズの第2作目。  前作同様に寅さんと主役を分け合うのは満男と泉である。40作前後の寅さんの低迷ぶりを思えば、上り調子の満男を中心とした展開もシリーズとしてアリなのかなと思う。今回のテーマは泉の父親探し。大分の日田にいる父親を探す旅に出る泉。それを追う満男。このパターンが以後のゴクミシリーズの定番となる。  そして、最後に満男の独白。幸せとは何か? 妻子を捨て新しい人生を生きる泉の父親は幸せなのか? 皆から能天気と思われている寅さんは本当に幸せなのか? そんな寅さんを心配し続けるさくらは? 成長しつつ大人になりきれない満男がそんな大人たちの姿を理解しようと思いあぐねる様子が心痛い。  ちなみに今回の寅さんのマドンナ役は夏木マリ、、、なのかな?
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-30 23:30:50)
28.  男はつらいよ 幸福の青い鳥 《ネタバレ》 
マドンナは志穂美悦子。  思い出します『女必殺剣』w そして『家族ゲーム』。そこで共演していた長渕剛がその相手役。映画同様に、現実にも結婚することになる2人である。長渕のキャラクターはなかなか存在感があった。当時、元気がなくなってきた寅さんに代わり、コミカルでアクティブな動きがとても印象的で、予想外に山田作品にフィットしていたように思う。  寅さんにとって、今回のマドンナ志穂美悦子は娘みたいな存在で最初から恋愛対象外(最初に寅さんも宣言している通り)なのであるが、そもそも、彼女は旅一座の看板女優、大空小百合の成長した姿である。大空小百合と言えば、第8作で初登場し、その後何回か寅さんやマイケル・ジョーダンと旅先で交流して、『車せんせい~』という台詞が印象的な女の子。大空小百合=岡本茉利=田舎娘の印象が強くて、どうもしっくりこない。志穂美悦子では顔やスタイルが違い(良す)ぎるw 何故、彼女が大空小百合じゃなければならなかったのか??
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-29 23:38:16)(良:1票)
29.  男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 《ネタバレ》 
マドンナは3回目の浅丘ルリ子。  リリー3作目である。毎度パターンの沖縄編という感じかな。ラストシーンも前回の変奏故に寅さんとリリー、とらやの面々も僕らも、予想通りのお約束なラストにがっかりというよりもひと安心か。。。寅さんの「所帯を持つ」というセリフも現実感が乏しく、正に夏の夜の夢の如き一篇でした。
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-29 23:18:28)
30.  男はつらいよ 寅次郎春の夢 《ネタバレ》 
マドンナは香川京子。  しかし、この回の主役はアメリカの寅さんとでもいうべきマイケル(ハーブ・エデルマン)なので、彼が慕うさくらこそ、本作のマドンナと言うべきだろう。実際のところ、香川京子のマドンナとしての存在感は薄い。個人的には香川京子の大ファンなので、もう少し出番があって欲しいとも思うが、この回の主役がマイケルとさくらであることを考えれば仕方がないことだったろう。  マイケルの本名はマイケル・ジョーダン。彼が冗談を言いながら、「マイケル・ジョーダンです」と言い放つところで、僕らは後のNBAスターの顔を思い出しながら、これも冗談なのかなと思ったり。マイケルの妄想の中でさくらが蝶々夫人のアリア『ある晴れた日に』を歌うシーンがあるのだが、その歌声が素晴らしく、とても印象に残った。 さすがは元SKD、養成所の首席、歌手として何枚もアルバムを出しているだけある。(実際の舞台では、一座の看板 大空小百合が蝶々夫人を演じるが、かなり残念な感じ。格の違いか。。)
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-29 23:09:53)
31.  男はつらいよ 翔んでる寅次郎 《ネタバレ》 
マドンナは桃井かおり。  彼女の個性がちゃんと効いていて、寅さんとの絡みもなかなか面白かった。湯原正幸もいい味を出していたな。ラストの結婚披露宴という流れは第1作と同じ。志村喬のスピーチに対抗するのが布施明の歌だけど、比べちゃうとやっぱり重みのある志村喬のスピーチだよなぁ。でも、ちゃんと感動したよ。
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-29 23:09:50)
32.  男はつらいよ 噂の寅次郎 《ネタバレ》 
マドンナは大原麗子。  とらやで働く大原麗子、思いのほか違和感はない。彼女の甘い声はとても魅力的で、タコ社長じゃないけど、「いい女だな~」って感心してしまう。そんな女性から「好きよ」と言われて舞い上がってしまう寅さん。この「好き」の意味合いが完全に恋愛感情からずれているのが『男はつらいよ』初期からの王道パターンである。(本当に恋愛感情を抱かれる場合もあるが、その場合、逆に寅さんの方が引いてしまう)   この回で博の父親役の志村喬が最後の出演となる。旅先で寅さんを諭すセリフにはやはり重みがあって、寅さんでなくても生き方を反省してしまうのだ。ただ、志村喬も本当は寅さんのことが羨ましいということが垣間見えて面白い。
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-29 23:09:47)
33.  男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく 《ネタバレ》 
マドンナは木の実ナナ。  舞台は松竹歌劇団(SKD)である。さくらこと倍賞千恵子が実はSKD出身で、松竹音楽舞踊学校を首席で卒業したことは有名な話である。さくらの柔らかい身のこなし、芯の強さを感じさせる凛とした姿勢はそんなところから来ているのだろう。スタイルも良いし、頼りがいのある母性と知性を彷彿とさせる。今回も熊本の温泉宿で文無しとなった寅さんを迎えにわざわざ東京から迎えにいくのだが、寅さん曰く、「うん、あれはねぇ、ちょっと目を離したらすぐ来るんだよ。口うるさいやつでね」 自分で呼んでおいて、それはないだろw さくらこそは寅さんの庇護者であり、生き方が正反対であるが故に共依存の関係にあり、振られ続ける寅さんのこころの拠り所であり、永遠の女性なのだ。  木の実ナナは多少キャラがリリーとかぶるけど、元気があってよい。お相手のゴリさんが意外や肉体派であることに少し驚いた。  話自体はパターン化された安定感に尽きる。冒頭で騒動を起こし、とらやを飛び出すわがままな寅さんと地方では人徳者となる寅さんの対比。いつもながらであるが面白い。
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-29 23:09:44)
34.  男はつらいよ 寅次郎と殿様 《ネタバレ》 
マドンナは真野響子。  冒頭のこいのぼり騒動は、これまでのメロンやピアノと同じだが、ここを堪える寅さんには成長の跡が。。。しかし、犬の名前騒動が併発して、いつものパターンに。  殿様役の嵐寛壽郎とのやりとり、三木のり平とのからみは最高に面白かった。真野響子はとても綺麗でよかったけど、寅さんとアラカンが二人ともあっさりフラれてしまうのは少しタンパクな感じだったかなぁ。
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-28 23:31:37)
35.  男はつらいよ 寅次郎純情詩集 《ネタバレ》 
マドンナは京マチ子。  冒頭、帰郷早々に満男の家庭訪問の件で騒動を起こし、旅に舞い戻る寅さん。いつものパターンである。旅先の別所温泉で出会うのは懐かしの旅芸人一座。大空小百合の再登場である。(実は彼女は寅さんシリーズではいろんな役をこなす常連さん) 「車せんせい~」と煽てられ、調子に乗って、一座との宴席を持ち、勘定を自分持ちとしてしまったが為に無銭飲食で警察に捕まるという展開。いつもは金がすっからかんで終わりというパターンだが、今回は犯罪に発展かw。大空小百合が大人っぽくなっていたのが印象的。  今回のマドンナは珍しく最後に死んでしまう。そういう別れ(振られ)のパターンもありか。
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-28 23:31:34)
36.  男はつらいよ 葛飾立志篇 《ネタバレ》 
マドンナは樫山文枝。  彼女が大学助手役故に今回は学問を志す寅さんのお話。よって茶の間談義も「学問とは?」「己を知るとは?」である。そこでまたしても博が理屈っぽい意見を披露するのであるが、今回は少し中途半端であった。「自分が何故生きているのかを考えなければ、ただ金儲けだけで一生を送ってしまうことになる」という博の見解に対し、タコ社長が「それで悪いのかい?」と答えて話の腰を折ってしまうからだが、実は、社長の素朴なつぶやきの方が印象に残ったりする。「明日に道を聞かば夕べに死すとも可なり」 学問の道は遠いなぁ。
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-28 23:22:04)
37.  男はつらいよ 寅次郎子守唄 《ネタバレ》 
マドンナは十朱幸代。  前半、春川ますみが子供を引き取りにとらやにやってくるシーンが良かった。この回より、おいちゃんが下條正巳に変わって、とらやでのドタバタがかなり抑えられることになる。(ドタバタするのはタコ社長と寅さんくらいかな)下條のおいちゃんは前二人と違って至極真面目。それを察したのか、おばちゃんがところどころでお笑い担当となる。彼女の「あの、何てったっけ、ひげ中顔だらけの、ほら」というセリフは、森川信の「まくら、さくら」を思い起こさせた。  十朱幸代は可愛らしいけど、この頃になると寅さんもあまり入れあげなくなって、あっさりと社会の服部先生(『金八先生』)に譲ってしまうのである。
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-28 23:21:57)(良:1票)
38.  男はつらいよ 私の寅さん 《ネタバレ》 
マドンナは岸恵子。  初期シリーズとしては、珍しく寅さんが冒頭にケンカ別れしてとらやを飛び出すこともなく、ずっと柴又に逗留する。その代わり、寅さん以外のとらや一家が九州に旅行、寅さんが留守番となる。九州旅行から帰ってきた家族を迎える寅さん。長旅から疲れて帰ってきた家族をいかに暖かく迎えるかを源公やタコ社長に言って聞かせながら、いつものようにシミュレートするうちに胸があつくなり、実際に帰ってきた一同の「うちが一番だ」との言葉に感涙しつつ、それを必死に見せまいとする。とてもいいシーンである。  岸恵子との絡みはとくに印象的なところもなかったかな。いつもながら前言撤回で手のひらをさっと返す寅さんのいい加減さは笑いを誘うけど、振り回されるさくらたちが気の毒だなぁと。。
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-28 23:04:04)
39.  男はつらいよ 純情篇 《ネタバレ》 
マドンナは若尾文子。  あいかわらず綺麗かつ妖艶である。艶めかしすぎて、とらやに全くマッチしていないw この違和感は致し方ないかな。とらやではハチャメチャな寅さんも、地方に出向くとすごくいい人。人情に篤く、気配りの効いた人徳者となる。宮本信子が若い。森繁じいとの絡みをもっと見たかったな。
[DVD(邦画)] 8点(2012-04-28 22:56:07)
40.  おくりびと 《ネタバレ》 
死とは非日常である。『おくりびと』を語る時、僕らは必然的に「死」というものを手元に引き寄せて、その輪郭を凝視することを強いられる。 死とは穢れである。故に古より、死は死穢を伴うものであり、日常から隠されてきた。  映画は「死」を美化しているように捉えられる。実際はそんなことはないと思うが、事実として、この映画を観て納棺師を志す人が増えたというニュースを聞けば、この映画がある種のイメージを喚起していることは否めない。もちろん、死者は「隠されるが故に美化される」というのが本来正しいだろう。死を衣装することにより、日常の中で隠蔽する技術こそが納棺師の仕業というものなのだと思うから。但し、この映画の中で納棺師は「おくりびと」というイメージを以て僕らに伝えられる。  医者、葬儀人、屠者、皮革加工者、料理人、刑吏、警吏、狩猟者、清掃人、等、死に纏わる職能者は、その存在そのものが死を喚起する為に古来より忌み嫌われていたと言われる。その中には医者や料理人のように現在では全く差別の対象ではない職能も含まれる。それは新しい知識とその蓄積、資格の敷居の高さによって克服されてきた。果たして納棺師はどうであろうか。  ハレやケという考え方は、日本人の心情の由来として説明されることが多いが、それは今でも有効なのだろうか? ファストフードやリサイクルの考え方、幾多の映像や情報が席巻する現代の世の中で、それらは既に新しい物語に組み込まれることが必要なのかもしれない。古からの伝統と心情を現代の日本にマッチさせる為の新しいイメージ。そういうものが可能なら、『おくりびと』は、良くも悪くもその先駆けなのかなと思った。 
[映画館(邦画)] 8点(2009-03-29 20:44:21)
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