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53羽の孔雀さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 245
性別 男性
自己紹介  映画史や映像技術には全く詳しくないので、単純に面白いと感じた度合いで点数をつけさせていただきます。
 よろしくお願いします。

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1.  ハッピーフライト(2008) 《ネタバレ》 
「普段我々が乗っている飛行機は、どのようにして飛んでいるのか」という映画。 一機の飛行機を飛ばすために、どれだけの人間が関わり、裏ではどのようなことが起こっているのか、がメイン。  よって男女の主人公がそれぞれいるものの、主人公のエピソードの掘り下げや成長物語という観点では全くない。 機長、CA、整備士、管制塔、そして客など、全てに均等に焦点が当てられるため、群像劇といった方が近い。  映画なので当然誇張はあるにしても、映画的なエンターテインメント性とかそういうことではなく、「へ~こうなってたんだ」というのを知れる、という意味で非常に面白い作品でした。  惜しいと思った点としては、最終盤。もっとそれこそ洋画のように盛り上げていいし、もっとキャラクターのエピソードを入れてもいいと思った。なんというか、非常にあっさりしている。  各人にエピソードを散りばめたんだから、綾瀬はるかはもうちょっと活躍して良いしその結果褒められる描写があって良いし、整備士の兄ちゃんとオッサンのくだりももうちょっと掘り下げて良いし、うぜぇ客と担当CAさんの間にもう一言欲しいし、空港に残ったCAさん2人それぞれに「もうちょっと頑張るか」「ふーんやるじゃん」みたいな描写があって良いし、マネージャーを見返す描写があっても良いし、社会科見学に来た退屈そうだったキッズに「わーすげえ」と言わせて良いし、修学旅行生のフラグは投げっぱなしだし、飛行機恐怖症のカップル二人はトイレのくだりで終了ならそれ以降出す必要ないし。  元々ド素人ながらに空港と飛行機というあの雰囲気が好きな自分にとって刺さる作品ではあったが、映画的エンターテインメントとして最終盤の盛り上がりやエピソードの回収がもうちょっとあれば・・・という感想となる本作でした。
[インターネット(邦画)] 8点(2023-11-28 21:37:26)
2.  花とアリス殺人事件
 原作や前後作の存在を全く知らず、ネットで高評価だったから、という理由のみで視聴。その通り、高評価です。  花とアリス「殺人事件」と言うくらいだから、日常の中に突如として訪れる事件、殺人事件。それを女の子2人が解決していくミステリ系映画かな、とか思いましたが、全く違う。断じてミステリ映画ではなく、というかミステリ要素などなく、「中学生(なんなら小学生)時代の自分にしかわからない思い出」を描いた作品です。   中学2年生時代に自分が見えていた目線、見えていた世界、その中でも特に記憶に残った出来事をものすごく丁寧に、共感できるように描いた、という感じの本作。大人になると当然大人目線の見方ができるようになるわけですが、この映画は当時の感覚を思い起こさせられる。いつも通りの日常の中に、ちょっとだけ違ったものが紛れ込む。それは転校生だったり、いつも空いていた机だったり、何考えてんのかわからない同級生だったり。  その「ちょっとだけ違ったもの」について、それに入り込むか、よくわかんないけどスルーしてなんとなく時が流れるか。その「ちょっとだけ違ったものに入り込んだ」のが本作の主人公です。中学生の時に「ちょっとだけ違ったもの」は大人の目線からしてみれば「ああそういうことね」となってしまうようなこと。だから、当時の記憶に没入して、主人公の視点に入り込めればぶっ刺さる、ものすごく良い映画だ、ということになります。   今ならわかる「周りの大人たちの優しさ」「中学生だからこそ感じたワクワクドキドキ」「中学生だったからこその無鉄砲さと自己中心さ」「解決したこともあれば、結局あれはなんだったんだろうと思いながら過ごす日々」、そこに共感させられざるを得ない。  じっとりしっくり、良い映画だと思わせられるのが本作。  360度シーン、鳥肌です。
[インターネット(邦画)] 8点(2021-02-07 18:30:52)
3.  ハーモニー(2015) 《ネタバレ》 
 面白~い、と普通に思いました。好みだったのは設定とテーマ。ただ、とにかく最初から最後まで設定&テーマがゴリッゴリに前面に押し出された作品のため、そのテーマ(というか作者の主張?)に共感できるかできないか、そいういった作風自体を好きか嫌いかでモロに好みがわかれる作品であるとは思います。また、原作未読ですがおそらく小説の方が面白いと思います。なぜなら全体的に「別にそんなに動きないし映像無くても良くね?」と思えるし、キャラクターや映像美、アクションなどで魅せる作品ではなく設定とそれを活かして主張されるテーマに重点が置かれまくった作品のため、より深く描写でき、外付けできる小説の方が明らかに利があると思われるからです。   テーマについてですが、これがどうにもモヤッとするというか、図太い一本の線をテーマとして描く、というよりも様々なテーマを入れ込みつつまとめる、という感じを受け、あれ、話の論点変わってね?と思ってしまったりもしました。  序盤、自分の身体データ全てを半強制的に管理されるのは嫌じゃない?アルコール無しは嫌じゃない?という作中では少数派だがおそらく多くの現代人に理解される主張を投げかけつつ、管理され平均化された皆同じ顔をした人間、「どいつもこいつも一緒」を批判。個性が無く、大多数に合わせ、利他的に生き、どこの誰とも知らない人が死んだ時に本気で涙する、それは気持ち悪くないかい、と。私にはこれは作者が「半強制管理システム(つまり設定)」を盾としつつ、「現代の日本人気持ち悪い」と言ってるようにしか聞こえませんでした。作中何度か「日本は」最悪、みたいなことが強調されることがあります。まあわからなくはないですが。  で、主人公トァンとミァハは「少数派」として描かれ、システムによって管理された皆同じ顔した圧倒的多数派を批判、利己的に生きたって良いじゃないか!欲望の何が悪い!本来人間とはそういうものじゃないか!というようなテーマを押し出しつつ閉幕・・・かと思ったら、どうも違う。といより、大多数に所属しない人の何が悪い、というのも一つのテーマとして入れ込みつつ、更に次へ進む。  「1週間以内に自分以外の誰か1人以上を殺せ。できなければお前を殺す」。なるほど上手い、と思いました。「全員が利他的、公共的に生きることにより、自分の身は脅かされない。自分は幸せである。故に、利他的、公共的に生きるべきである。」というゲーム理論的な本システムの理念を矛盾させる理屈。もし誰かを殺せば、利他的、公共的に生きていない(利己的であることを認めることになる)ことになり破綻、かといって誰も殺さなければ自分が死ぬので幸せもクソもなく元も子も無い、矛盾により自我崩壊して自殺したらしたで社会が崩壊するので提案者側としてはOK、と。要はここでは「利己的であるという本質を偽って利他的に生きても結局無意味やで?」という主張。  更に、じゃあ幸せとは何ぞや。システム的に何をどうしても幸せな状況を作れないなら幸せとは何ぞや。という投げかけ的幸福論。  加えて、人類の発展のためにはより上のステージへ、「選択」という既存人類の持つ概念そのものを取り払い、意識を払拭した存在へ、という進化論。  物語の結末は、昔のあなたが好きだからあなたを変化させない、という「利己的な愛」。   うんいやもう、結局何が言いたいのかわけわかんないっすwただこういう正解の出ないであろうテーマをわかりやすく主張する系の作品は嫌いじゃないです。わかりにくく主張する系の作品は「どうとでも取れる」感が相対的に強くなるのであまり好きじゃない。設定とそれを活かしたストーリー展開の上手さ、そして私の好みという点をプラス要素、詰込みすぎ感、別に映画じゃなくても良かった感をマイナス要素として、7点とさせていただきます。
[DVD(邦画)] 7点(2018-03-12 01:32:38)
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