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タケノコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 575
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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1.  福耳 《ネタバレ》 
これは掘り出し物。 山田洋次監督作品の常連組が多いからだろうか、平成の真っ只中に製作された映画でありながら、まるで昭和の映画を観ているような、よい意味での懐かしい空気がありました。ドタバタコントのような演出の数々も、いかにも「昭和」って感じ。 しかし、本作を平成の映画としてハッキリと認識させてくれるのが、やはりクドカンさんの存在。名脚本家として名を馳せる以前に、こんなハートウォーミングな映画に出ていたのですねえ、、。 そして偉大なる名脇役、田中邦衛さん。かつてない幽霊役に果敢に挑み、慣れないパソコンで株を注視しつつ、あの世から愛する人をストーカーするお姿は、実にあなたらしくなかったけど (笑) 、その数多い出演作の中でも、私にとって一際心に残る役どころでございました。 思えば、北海道は羅臼の海で彼の遺灰を撒くという脚本は、「北の国から」の名優に対する制作者たちの心遣いを感じさせるものでした。 その名優もお亡くなりになって早や二年、、きっと今頃、相棒の高倉健さんと天国で酒でも飲んでおることでしょう。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-02-25 22:44:55)
2.  福福荘の福ちゃん
私見ですが、これは「性同一性障害」がテーマではありませんか。 もちろん、ストーリー上は全くそういう話ではありません。しかし、そうでも考えなければ、男らしい外見の女性が男の役を演じる、という、このキャスティングの意味を他に説明できない。つまり本作は、自身の性別に強い違和感を感じている女性にむけて、「こういう生き方もありだよ」という映画であり、この "隠しメッセージ" に気づかなければ、ただの話題性重視のおバカコメディで終わってしまう。 大島さん、この仕事をよく引き受けたと思います。きっと、あなたの姿に勇気づけられた方、大勢いらっしゃいますよ。 ※なお、大島さんが「性同一性障害」と言っているわけではありません。そこはご理解いただきたく、お願いいたします。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-01-13 21:35:50)
3.  冬の華
音楽がクロード・チアリやチャイコフスキーという、とても芸術志向が強い異色の任侠映画でした。やっぱり、有名画家の絵画とかも出てきて。「シャーガルあるか!?」「シャガールだ、シャガール」 このやり取りには笑いましたねぇ。藤田進さん演じる親分が言った、「切った張っただけのヤクザはもう古いよ」という台詞がとても印象的。私の記憶では、どの時代のヤクザ映画を観ても、俺たちのようなヤクザはもう古い、と言ってる。一体、いつから古くてどこから新しいのか、新旧ヤクザの定義づけはできないものか。でもそういう時代遅れのヤクザ、健さんはとてもよく似合います。そしてやはり出てきた、"北海道" というキーワード。どうして監督たちはみんな、健さんを北へ北へと導こうとするのか? (笑) 私にとって高倉健さんは、強くて優しい昭和時代の俳優の代名詞です。その時代もとうとう平成が過ぎ去り令和になりました。今や映像技術の進歩はめざましい。何しろ歌謡界や映画界では故人がAIやCGによって現代に蘇る時代です。海外ではCGによるジェームズ・ディーンで新作映画を撮る計画が進んでいるとか。私はと言えば、ストーリー半ばにしてメインキャストの急逝など特例的な場合を除いては、CGによる故人の再現は反対です。それがジェームズ・ディーンで新作映画ですよ? 映画ファンは本当に喜びますか? 道義的にも大丈夫ですか? 日本の映画界は、このへんで歯止めをかけましょう。だって、健さんのCG映画とか僕は絶対に観たくないっす! ・・・私は本気で心配している今日この頃です。
[DVD(邦画)] 7点(2020-01-05 13:55:02)
4.  淵に立つ 《ネタバレ》 
黒沢清監督の映画で感じる死(あの世)のにおい、デヴィッド・リンチの映画にあるような理屈の通じない不条理さ、をこの映画に感じます。オルガンの音色、はためく白いカーテン、四人で並んで収まる写真。本来ならば心地良さを感じさせるはずの"それ"は、むしろ不気味で不安や緊張を煽ります。終始、神経質な眼光の古舘寛治もよかったが、やはり登場した時から不吉そのもので、あの世の使いを連想させる浅野忠信の八坂がよい。タイトルと同じ色使いの彼の服装、それは白を基調にしていて、時折本性の"赤"が顔を出す時、不吉な何かが起きる。四人は、やがて八坂に導かれるように川へ。その川は三途の川、八坂はその水先案内人。ここは生と死のはざま、あの世とこの世の境目、四人(死人)でその淵に立つ。
[映画館(邦画)] 8点(2017-06-17 23:08:19)
5.  腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 《ネタバレ》 
これは一見家族の崩壊を描いているようでもあるが、まあシュールなブラックコメディと思って楽しみましょう。てんで歯車のかみ合っていない三兄妹よりは、道化を装っているが実はただ一人真っ当な待子さんがよろしい。この人、我慢強いし空気読めるし本心顔に出さないし、きっと女優目指したら澄伽より大成するだろうね。漫画家志望の妹さんにしてもしかり、二人は例えるなら"能ある鷹は爪を隠す"人たち。もちろん澄伽は"能なし犬の高吠え"、お兄さんは差し当たって"負け犬の遠吠え"か。それはさておき、この映画はキャスティングこそ監督の真のメッセージが込められているように思えます。グラドル出身の佐藤江梨子とアイドル出身の永作博美。彼女たちに共通しているのは、"外見"が最優先である職業の出身者ということ。でも映画の女優となればそれだけでは当然いきません。それは演技ができなければ生き残れない厳しい世界。劇中の小森監督と澄伽の関係。これはそのまま、映画に便乗して吉田監督が突きつけた"映画監督"たる権力誇示のようでもあり、同時に、映画の女優という世界の門戸を叩いた彼女たちに対する厳しい激励のようにも感じました。
[DVD(邦画)] 6点(2016-04-05 23:42:33)
6.  舟を編む 《ネタバレ》 
原作は未読です。松田龍平さんの演技が作りすぎ、といった意見もあるが、私は彼が役者として新境地に挑戦したとしてここは好意的に受け取りたい。95年頃と言えば、パソコンが飛躍的に普及する直前の時代。まだ多くの人が辞書を手に取って言葉を探したあの時代です。今となっては、言葉を検索するならパソコンの方が圧倒的に早くて便利なのだが、辞書には確かに存在した手作りの温かみはそこには一つも感じられません。利便性を最優先して何から何まで機械化、自動化も結構ですが、手作業で辞書を作るような、それこそ大海原に舟を編むような気の遠くなる作業に誠心誠意励む、こういった日本人が誇れる文化を後世に残していくことも大切なことではないか、と思います。今回、"大渡海"作成に携わった人たちを見ているうちに、なぜだか自分が日本人であることが心から嬉しくなりました。鑑賞後に、本棚にある辞書を改めて手に取ってみました。ずしり、と重たい。一冊の辞書が完成に至るまでの時間や労力を知った今では、それが歴史の重みのようにも感じられてひときわ感慨深いものがありました。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-05-24 19:45:40)(良:5票)
7.  ブラウン・バニー
主演が別の俳優であればもう少し評価が上がったと思います。この内容で監督、脚本、主演が同じだと何だかナルシストの自作プロモーションビデオにしか見えない。ちなみに、公開当時に私はある女の子との初デートでこの映画を観に行きました。 悲惨でした。映画館出たあと気まずくて仕方なかった。心に傷を負った彼女とはこれ以降会っていない。このトラウマも含めて0点になります。
[映画館(字幕)] 0点(2013-08-16 21:06:35)
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